がん保険は終身型と定期型の違いを比較!どっちがおすすめ?

がん保険は終身型と定期型の二つがありますが、どっちがおすすめなのでしょうか?それぞれ特徴やメリット・デメリットをよく検討して選びましょう。また、終身型なら掛け捨て型がおすすめです。ここでは終身型と定期型がん保険のそれぞれの違い、どちらがおすすめか解説します。

がん保険は終身型と定期型、どちらがおすすめなのか


がんへの備えとして近年注目を集めているのが、がんの治療費への保障に特化したがん保険です。


医療保険よりも保険料が安く、しっかりと備えられるようになっています。


そんながん保険ですが、終身型と定期型のどちらにするかで悩むことがあることでしょう。


保険料が安い定期タイプにするか、高い保険料を支払って生涯の安心を得るための終身タイプにするかは、悩ましいところです。


実は、若い世代には定期型、シニア世代には終身型がおすすめなのです。


これは、保険料や保障内容に差があり、それぞれのライフプランによって変わってくるためです。


そこで、この記事では「終身型と定期型、どちらがおすすめなのか」について、

  • 終身型と定期型の違い
  • がん保険の終身タイプのメリットとデメリット
  • がん保険の定期タイプのメリットとデメリット
  • 年齢別でのおすすめのがん保険のタイプ

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読んでいただければ、がん保険の保険期間のタイプで悩んでいる人にとって、その違いやどちらが良いのかを検討するのに役立てていただけます。


是非最後までご覧ください。

がん保険の終身型と定期型、それぞれの違いとは

では、終身型と定期型のそれぞれの違いについて解説していきます。


終身型の特徴

終身型は契約期間中は終身にわたってがん保険の保障が続くことが特徴です。


定期型の特徴

定期型は、10年、20年...と保障期間が決まっているがん保険です。しかし、保障期間が終わっても、保険会社が定める年齢になるまでは自動更新となり、更新の際に健康告知や審査は不要となっています。


終身型も定期型も保障内容は保険会社によって違う部分もありますが、どちらのタイプも診断給付金入院給付金通院給付金などがついているものがほとんどです。

終身型がん保険の3つのメリット

がん保険には様々な金銭的サポートがあり、入院すれば入院給付金、手術をすれば手術給付金、医師からがんと診断確定されれば一時金を受け取ることができます。


また、放射線治療や抗がん剤治療を行った場合、これらの治療に給付金を設けているがん保険もあります。がんという限定的な保障範囲に限られますが、入院・治療に手厚い保障が約束される保険と言えます。


このがん保険の中でも終身タイプのがん保険は、長期的にこれらの給付金・一時金等の保障を希望する加入者にとって、非常に頼りになる保険といえます。

以下では、終身タイプのがん保険のメリットを取り上げます。



1. 一生の保障期間で一生の保証が手に入る

終身タイプのがん保険に加入してしまえば、加入時の保険料のまま継続して支払うことになり、ご自分が保険契約の解約をすることや、亡くならない限り一生涯にわたってがんが保障されます。


そのため、比較的保険料の安い時期に終身タイプに加入すれば、安い保険料のままで保障を継続でき、高齢になってがんの発症率が高まる時期にも、金銭的サポートが受けられることになります。


こちらでは、がん保険で保障されている主な給付金・一時金の種類を紹介します。終身タイプに加入すれば、これらのサポートが一生涯受けられます。


がん保険の保障内容
入院給付金がんで入院すれば、日額で約5,000円~30,000円が受け取れます。尚、給付金の受け取り回数は無制限となる場合が多いです。
診断給付金がんと医師から診断された場合、一時金として約50万円~300万円が受け取れます。保険会社のプランによって、一時金はがんと初めて診断された時に受け取れる場合や、がんと診断されれば何度も受け取れる等、支給条件は異なります。
手術給付金がん治療のため手術をすれば、約10万円~100万円が受け取れます。尚、給付金の受け取り回数は無制限となる場合が多いです。
放射線治療給付金放射線治療を受けた場合、治療を受けた月ごとに約10万円~60万円が受け取れます。給付金の受け取り回数は無制限となる場合が多いです。保険プランによっては主契約で設定されている場合もあれば、特約として付加できる場合もあります。
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた場合、入院または通院し、投与・処方を受けた月ごとに10万円~60万円が受け取れます。初期のがんも保障に含まれます。給付金の受け取り回数は無制限となる場合が多いです。保険プランによっては主契約で設定されている場合もあれば、特約として付加できる場合もあります。



2. 終身型がん保険は払い込み方法によっては保険料が安くなる

終身タイプのがん保険では、保険料が一定であり、更新が無いため保険料は上がることも無く、計画的に保険料を払い続けることができます。 


終身タイプのがん保険の場合、保険料を短期払いや60歳払い等にすれば、決められた期間に保険料を支払い終えると、その後は保険料を払う必要も無く、生涯にわたって保障が約束されることになります。


つまり、定期タイプを更新し続けて保険料が高くなっていくよりも、加入時から保険料が上がらない終身タイプに加入している方が、長期的に見て安く収まる場合もあるのです。

3. がん保険に払込免除特約がついているとお得

保険料払込免除特約は“がんと診断されたら以後の保険料はいりません”という特約です。この特約は保険料が発生するため、付加するとその分保険料は高くなります。

しかし、この特約があるとがんと診断されたら保険料の払い込みは終わります。その後の保険料は加入している保険会社が負担してくれます。


払込免除特約で保険料が高くなってしまうデメリットもありますが、がんにかかったときに高い保険料がなくなることによって、経済的・精神的負担を軽減することができるのです。

終身型がん保険の知っておきたい3つのデメリット

終身タイプのがん保険は、一生涯保障という加入者にとって魅力的な保障内容ですが、やはりデメリットも存在します。

終身タイプは、保障期間が一生であるためにがんを発症する確率が高くなり、給付金・一時金を保険会社が支払わなければならない確率も高くなります。そのため、保険料は割高になります。


また、終身タイプは保障期間が限られている定期タイプより保険の見直しが難しい面があります。

以下では、終身タイプに加入する場合のデメリットを取り上げます。

1. 終身型がん保険は契約から一定期間、保険料が割高

終身タイプのがん保険は、20代・30代の若い年齢で加入した場合、毎月の支払保険料は2,000円~4,000円程度となります。

一方、定期タイプのがん保険では、同じ20代・30代の若い年齢で加入した場合、900円~1,500円程度となります。


同じ年齢でも、終身タイプの方が割高と言えます。前述したように保険料を短期払いや60歳払い等にすれば、契約時から支払う保険料は更に高くなってしまいます。


若い世代の方で、収入がそれほど多くない方にとっては、加入できても毎月の金銭的負担が重くなってしまう場合があります。


ただし、終身タイプには終身払いという支払方法もあり、こちらは文字通り、加入者が解約するか亡くなるまで保険料を支払い続けることになります。


この支払方法であれば、毎月の支払方法は比較的安くなりますが、長生きすればするほど多くの保険料を支払わなければならなくなります。

2. 解約返戻金のある保険は限られている

解約返戻金とは、解約すれば戻るお金のことです。この仕組みは生命保険や医療保険にありますが、がん保険にもあります。


解約返戻金のあるがん保険は、「積立型」のがん保険とも言われています。加入した内容や保険料の支払い期間、返戻率によっては解約した場合に、実際に支払った保険料を上回るお金を受け取ることが期待できます。 

返戻率とは、支払った保険料総額と解約返戻金として受け取るお金の割合のことです。支払った保険料より受け取るお金の方が高ければ、加入者がそれだけ得をすることになります。 


支払った保険料総額を100%とするならばこの割合を少しでも超えれば、加入者の得になったと言えます。 


例えば、支払った保険料総額を100万円とすると、受け取る解約返戻金が120万円であるなら20万円得をしたことになります。この得をした金額が多ければ多いほど「返戻率が高い」と呼ばれます。 


一方、支払った保険料総額が100万円であっても、実際に受け取るお金が100万円を下回ることがあります。このように、支払った保険料より受け取るお金が少なければ損をしたことになります。 

解約返戻金のある終身タイプのがん保険の場合、保険各社とも毎月の支払保険料を高く設定していること、返戻率が100%を超えていないと得をしないこと、短期間で解約すると戻るお金が少ないというデメリットがあります。


なお、最近では終身タイプのがん保険でも掛け捨て型の商品が多くなりました。解約返戻金を設けていないかわりに、がんの保障を厚くし、終身タイプであっても支払保険料を抑えることに各生命保険会社は力を入れています。


実際、解約返戻金の無い終身タイプのがん保険が加入者に人気となり、現在では解約返戻金の無いがん保険が主流となっています。 


積立型と掛け捨て型についてはこちらで解説していますので、ぜひ読んでみてください。

3. がん保険は見直しができるかどうかも重要なポイント

年齢だけではなく、結婚・出産・老後などライフスタイルの変化に応じて生命保険や医療保険は見直しをしていくものです。同じようにがん保険も見直しが必要となってきます。

日本人の死因として常に上位にあるがんは、行政や医療機関の努力で、がん治療に関する技術はどんどん進化していきます。同じようにがん保険もやはり進化しています。


定期的にご自分が加入しているがん保険を見直しすれば、現在の医療事情をしっかりと抑えることができて、新しいがん治療を受ける場合に金銭的サポートが受けられます。


この見直しが容易なのは、保障期間が設定されている定期タイプのがん保険です。更新を機会に見直しを選択することができます。


一方、終身タイプのがん保険の場合は更新がないため、これを機会に保険を見直すと言うことが難しい一面があります。


同じ終身タイプのがん保険へかなり長期に加入する場合、がん治療の進歩に加入しているがん保険がついて行けなくなり、新しい治療法を受けた際に、加入中のがん保険では保障の対象外になってしまうおそれがあります。

定期型がん保険の2つのメリット 

定期型がん保険は、終身型と違い保障期間が決まっており、更新をしていくという特徴がありますが、他にも2つのメリットがあります。


定期型がん保険の2つのメリットとは

  • 定期型がん保険は保険料が安い
  • 定期型がん保険は見直ししやすい
です。

これら2点について下記で詳しく解説していきますので、参考にしてください。

定期型がん保険は保険料が安い

定期型がん保険は終身型とは違い、保険料を安く抑えることができるのです。そのため、一定期間のみ保険料を安くしたいと考える若い世代は、定期型をおすすめします。


がん保険の保障が一定期間になるので、その分の保険料は終身型に比べると安くなるのです。ある一定期間のみ保障を手厚くし、終身までの保障は不要だと考えている方には最適の保険です。


また、子育て世代の若い夫婦は、教育費や養育費など何かとお金が必要な時期だと思います。そのため、子供がある程度成長するまでは保険料を抑えておきたいという方にも向いている保険になります。

定期型がん保険は見直ししやすい

定期型がん保険は、更新期間が10年、20年、30年と区切られているので、保険の見直しをしやすいこともメリットです。


若い時に加入したがん保険も、年齢を重ねるごとに不要な物や必要な物に入っていなかったりすることがあります。また、加入した当時と比べてライフスタイルが変わっていく場合もあります。例えば、結婚、出産、定年です。


独身の時に必要ではなかった補償内容でも、家庭を持つと必要に感じることもあると思います。定期型がん保険の場合、保険を見直す機会があるので、ライフスタイルに合った保険へ加入することができるのです。

定期型がん保険の知っておきたいデメリット

上記では、定期型がん保険のメリットを紹介していきましたが、次にデメリットも併せて紹介していきます。


定期型がん保険は若い世代の場合は保険料が安いのですが、年齢が上がるにつれて保険料も上がっていきます。特に定年を迎えるあたりにはかなりの高額の保険料を支払わなければなりません。


定年退職後の更新で、保険料が上がってしまった場合に本当に支払い続けることができるのかも充分に考えなければいけません。


また、定期型がん保険は、終身型と違い契約期間が終了してしまう年齢が決まっています。最長契約期間が過ぎてしまった場合、その後の保険をどうするのかを考えておく必要があります。

がん保険は終身型、定期型どっちを選ぶべき?おすすめは?

がん保険は終身タイプであっても、定期タイプであっても、保障される内容自体は異なりませんが、保障期間により加入者にメリットになる面があれば、デメリットになってしまう面もあります。


終身タイプのがん保険に20代・30代の若いうちから加入した場合、一生涯保障されるものの、加入後に新しく登場したがんの治療法が、加入中のがん保険では保障されない可能性もあります。


また定期タイプのがん保険では、加入当初は保険料が安いものの、何度も更新を繰り返せば保険料はドンドン高くなっていきます。


以下ではこの2つのタイプのがん保険を考慮に入れて加入を検討していきます。

”40代〜50代”の人はがん保険の終身型がおすすめ

終身タイプのがん保険に加入する場合に、おすすめの年代は40代~50代の方です。確かに40代~50代で終身タイプのがん保険に加入すれば保険料は割高となります。 


しかし、部位を問わずに、がんの発症率は40代から増えていきます。また、40代~50代の場合、特にサラリーマンのように事業所に勤務する従業員であるなら、昇進等もあって経済的にも安定し、子のいるご家庭であれば子供の世話からも解放され、ご自分を取り巻く生活環境が落ち着きはじめている頃でしょう。 


そんな時に終身タイプのがん保険に加入することで、高齢になった場合のがん保障も視野に入れた備えを持つことは、長期的に見て非常に有効な方法と言えます。 


40代から加入し、60歳または65歳くらいに保険料の払いこみが終わる終身タイプであれば、老後の保険料を支払う不安も取り除くことができます。


一方、定期タイプのがん保険の場合は、更新する度に保険料が上がっていく中で、何度も何度も保険を見直すことは経済的負担になりかねません。 

”20代〜30代”の人はがん保険の定期型がおすすめ

20代〜30代でがんを発症する方はゼロとはいえませんが、年齢的に若く健康で体力もあります。

この世代では、がんを発症するリスクは非常に低いと言えます。その上、まだまだ就職したばかりで比較的年収も低い状況と言えますので、毎月の保険料を支払うことが負担になるかもしれません。


ただし、若い段階でがんを発症した場合のことを考えて、安い定期タイプのがん保険に入ることをおすすめします。


保険会社のプランによっては、毎月の支払保険料が1,000円未満の商品もあります。だからといって、保険内容は終身タイプのがん保険よりも著しく劣っているわけではありません。


がんを発症した場合、一時金や給付金を受け取ることのできるオーソドックスな内容の商品がほとんどです。


まずは、若い時に保険内容がオーソドックスな定期タイプのがん保険に加入し、当面の備えとしておきます。


そして、年齢が40代に近づいたり、結婚をして妻と子を養う必要がでてきたりした場合に、より保障が手厚い終身タイプのがん保険に加入し、万全の備えとするという方法も、有効な保険選びと言えます。

がん保険、定期型か終身型か迷ったらFPに無料保険相談してみよう

定期型と終身型のがん保険のメリットとデメリットをそれぞれご紹介してきましたが、今現在の自分にはどちらのタイプの保険に加入するのか決めかねている方もいるのではないでしょうか。


どちらのタイプの保険に加入するのか迷っているのでしたら、保険のプロに任せてみてはいかがでしょうか。FPに相談することで、自分が今加入すべき保険タイプがどちらなのかを知ることができますよ。


下記のサイトでは、がん保険に詳しい保険のプロが無料で保険相談をしてくれますので、ぜひお試しください。

参考:終身型がん保険なら掛け捨て型を選ぼう

終身型のがん保険に加入するなら掛け捨てを選ぶ方がおすすめです。その理由は2つあります。


掛け捨てがおすすめな理由

  • 貯蓄型より保険料が安い
  • 保険の診直しをしやすい

貯蓄型とは違い掛け捨て型は、保険料を安く抑えることができるということが最大のメリットです。また、加入後に条件のいい保険商品が出てきた場合に切り替えをしやすく、見直しが手軽にできるのでおすすめです。

では、アクサダイレクト生命での保険料を参考にしてみてください。

【具体例】
  • 32歳男性
  • がん終身保険【掛け捨て型】

基本保障
保険期間・払込期間終身
がん入院給付金1日に月1万円
がん診断給付金1回のみ100万円
保険料月々1,850円
※その他のオプションは付加していません。

まとめ:終身型と定期型、自分に合ったがん保険を選ぼう

終身型と定期型、どちらがおすすめなのかについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • 終身タイプは一生涯の保険が割安で手に入り、万一の払込免除の際は得
  • 終身タイプの保険は契約直後が割高だが、全期間での保険料合計は安い
  • 定期タイプは保険料を抑えられるので若い世代にはおすすめ
  • 定期タイプは保険期間が決まっているので見直しがしやすい
  • 終身型にするなら掛け捨てがおすすめ

です。


がんは若い世代では発症率が低く、60代以降の年代で急激に発症率が上がる病気です。この年代に保障が無いとあまりがん保険としての意味がありませんので、終身タイプの保険がおすすめなのです。


また、若い世代は発症率が低いとはいえ、万が一罹患したときの経済的ダメージや精神的ダメージは計り知れません。


こういったリスクに対応するためにも、がん保険は検討する価値がありますので、自分のライフスタイルに合うがん保険タイプへ加入しましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

がん保険の選び方が知りたい方はこちらの記事もご覧ください

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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