テスラは任意保険の加入が難しい?テスラの自動車保険について解説

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自動運転車で話題のテスラですが、日本の任意保険への加入が難しいことをご存知でしょうか?この記事では、そんなテスラの車が任意保険に引き受けてもらえにくい理由を解説すると共に、テスラの自動車保険料の見積もり比較、加入できる保険の口コミなどについても紹介します。

テスラの自動車保険について保険料など徹底解説!

進化を続ける自動運転で話題のテスラですが、購入後の任意保険加入をどうするか悩んでいる方も少なくありません。


実のところ、テスラは日本で任意保険への加入が難しいと言われています。


保険料の安さで人気のネット保険は、特に加入し難いことがあるのです。しかし、すべての保険で加入できないわけではありません。安心してください。


どのような保険なら加入できるのか、知りたい方も多いのではないでしょうか。


そこで今回のこの記事では、「テスラの任意保険加入と注意点」について、

  • ネット見積もりができるモデルとできないモデル
  • 加入可能な任意保険の見積もり比較
  • ネット保険に加入できないモデルの任意保険加入方法

以上のことを中心に説明します。


この記事を読んでいただけたら、テスラの自動車保険の選び方が分かります。ぜひ最後までご覧ください。

自動運転車で話題のテスラ車はネット見積もりができない?

まず気になるのは、テスラ車はネット見積もりができないのか?という点です。


すべてのテスラ車の見積もりが、ネットで出来ないということはありません。しかし、ネット見積もりのできるモデルが限定されていることは確かです。


そもそも、なぜ、ネット見積もりができるモデルと、ネット見積もりのできないモデルがあるのか、とても気になりますよね。


ここでは、

  • ネット見積もりができるモデルとできないモデルの違い
  • テスラ車でネット見積もりができるモデルはどのモデル?
  • テスラで任意保険に加入が難しい保険会社とは

について、解説します。

保険料をネット見積もりができるのは型式が登録されている車のみ

ネット見積もりができるモデルとできないモデルの違いはなんでしょう?主に次のネット保険の特性やテスラ車の現状があります。


見積もりをできない2つの理由

見積りできないのは主に次の理由があげられます。

  • 保険会社が登録していない型式だから
  • 国土交通省から型式指定を受けていない

特に保険会社が登録していない型式の場合、そもそも見積もりを取る作業の段階で型式選択ができません。そのため、ネットで見積もりができないということになります。


また、国土交通省から型式指定を受けていなければ、そもそも型式が存在しないため、見積もりできません。


テスラ車はネット保険に向いていない?

テスラ車は、現時点で、日本ではあまりメジャーとは言えない車です。そのため、車種として登録されていません。よって、ネット見積ものできないケースが多いと言えます。


これには、ネット保険の性質が絡んでいます。ネット保険の保険料は、人的作業の手間・コストがかからないことで割安にできる仕組みです。そのため、メジャーではない車の場合、通常、個別に対応することはまずありません。


つまり、一般的な車で一般的な契約をしたい場合に向いているのがネット保険です。そのため、テスラ車はネット保険に向いている車と言えないのです。

テスラで型式指定を受けているのは「モデル3」のみ

前述の通り、テスラ車が一般的な車ではないため、ネット見積もりのできないケースが多いとお伝えしました。


しかし、テスラ車のすべての車がネット見積もりできないのかというと、そうではありません。


ネット見積もりは、

  1. 国土交通省から型式指定を受け
  2. 保険会社で型式が登録されれば可能となります。


こちらでは、そもそも型式とは何か?国土交通省から型式指定を受けているテスラについて解説します。


そもそも型式とは?

型式とは国土交通省が指定するもので、「構造・装置・性能」等の同一の自動車が一つの型として認定される分類指標です。


基準は道路運送車両法に基づいて車体の形状、エンジンの種類、排気量、駆動形式等で分類されます。(参考:国土交通省「自動車の型式認定制度について」


ネット見積もりの設定は分類指標を基に作成されます。そのため、型式指定を受けていないと通常はネット見積もりができないことになります。


ご自分が所有する車両の型式は、車検証の「型式」欄に記載されているのでチェックしていみましょう。


テスラ車の型式指定

テスラ車のうち、国土交通省から型式指定を受けているのは「モデル3」だけです。この指定を基に、「モデル3」について保険会社で型式の登録がなされていれば、ネット見積もりを出せます。


テスラ車には「モデル3」の他「モデルS」・「モデルX」があるものの、これらはそもそも国土交通省から認定された型式がなく、通常のネット保険で見積もりは出せないことに注意しましょう。


 型式登録がない車種でも、見積り・申込可能なのは、テスラオーナー向け保険「InsureMyTesla」となります。こちらについては後述します。

テスラでは任意保険に加入できない会社もある

ここまで、ネット見積もりができるかどうかを中心にお伝えしました。しかし、実際に任意保険へ加入する方法ならばネット保険だけに限りません。


ネットで見積もりを無理に出さなくても、直接保険会社へ連絡をして契約をする方法もあります。とはいえ、型式が指定されていなくても、直接契約ならば可能なのでしょうか?


型式未設定車の扱い

型式指定を受けていない「型式未設定車」の場合は、各保険会社によって取り扱いが異なり、任意保険へ加入できないこともある点に注意が必要です。


テスラ車では、「モデルS」「モデルX」が型式未設定車のため、任意保険へ加入できない可能性があります。


実際に契約できるかどうか、保険会社のカスタマーセンターへ直接問い合わせて確認してみましょう。


自動車保険のみで加入できるケース

任意保険に加入できなくても自賠責保険へ加入しているなら、公道を問題なく走行することができます。


しかし、万一の自動車事故では、任意保険が自賠責保険の賠償限度額を賄う有効な方法となります。なるべく任意保険へ加入することが大切です。


中には車両保険は付帯できないものの、自動車保険(対人対物保険)のみに加入できるケースがあります。このケースは主に次の3つがあげられます。

  1. 初度登録年月から一定年数経過
  2. 車両料率クラスの数字が大きい
  3. 車両保険金額が1000万円超える
  4. 保険金を何度も請求している
「1」の場合は、初度登録年月から15年~20年経過している古い車が該当します。

「2」に関しては、保険金支払いのリスクが高い車は車両料率クラスの数字が大きくなります。17クラス(2020年1月1日以降)に近いと車両保険への加入はかなり難しいことでしょう。

「3」に関しては、いわゆる高級車の場合が該当します。事故時に修理費用も高額化してしまうのが理由です。

「4」に関しては、車両保険であれ自動車保険であれ、何度も保険金を請求したら、保険会社から安全運転へ問題がある人と疑われ、保険加入が難しくなります。

この「1」~「3」へ該当し車両保険は無理でも、「4」に該当しなければ自動車保険のみに加入できる可能性はあります。

参考:SBI損保が取り扱っているテスラ専用のダイレクト型保険

これまでご紹介したようにテスラ車では、ネット保険への加入が難しいことは事実です。その一方で、テスラ専用のダイレクト型ネット保険が販売されています。


それがテスラ車のオーナー向け保険「InsureMyTesla」(インシュア・マイ・テスラ)です。インターネット上でテスラ車の保険料の見積もり・契約が行えます。


こちらの保険では前述したモデル3の他にモデルS・モデルXも補償対象となります。対人賠償・対物賠償保険はもちろん、人身傷害補償保険や搭乗者傷害保険、車両保険も付帯できます。


ただし、引き受け会社が個人契約と法人契約の場合で異なります。

  • 個人契約:SBI損保
  • 法人契約:損保ジャパン

契約の際はお間違えの無いように確認の上で申込ましょう。

テスラモデル3の見積もり保険料や口コミを紹介

ここまでテスラ車にある程度の制約があるものの、ネット見積もりのできる可能性があることを述べました。


そこで気になるのは、テスラ車のネット見積もりができる保険会社はどこなのか?という点ではないでしょうか。


ネット見積もりができる保険会社には、SBI損保の「InsureMyTesla」、チューリッヒ、損保ジャパン等があります。


ここでは、テスラ・モデル3について、

  • 3社の見積もりを比較してみる
  • 3社の評判口コミ

についてご紹介します。

モデル3の見積もり保険料比較

ここでは、テスラモデル3の見積もりをご紹介します。条件は以下の通りです。

  • 型式:ZAA-3L13
  • 年齢:40歳
  • 等級:20等級
  • 免許証の色:ゴールド
  • 車両保険金額:650万円
  • 対人・対物保険金額:無制限
  • 運転者限定特約:本人限定
  • 人身傷害補償:5,000万円

それぞれ次のような保険料となります。

保険会社「保険商品名」年間保険料
SBI損保「InsureMyTesla」42,060円
損保ジャパン「THE クルマの保険」74,060円

SBI損保「InsureMyTesla」は専用であるためか、非常に安く保険料が抑えられています。

各保険会社の評判や口コミを紹介!

こちらでは、各保険会社の口コミをご紹介します。


SBI損保への口コミ

SBI損保の利用者の感想は次の通りです。

  • 補償と金額でバランスがいいですね。継続して加入したいです。(40代女性)
  • 補償内容と価格とのバランスが良いと思う。ただし、走行距離の関係で来年は契約を変更するかもしれません。(30代男性)
  • 数年にわたり一括見積で選択していますが、料金と補償のバランスで結局SBIを選びます。一度保険を使うことがあった時、丁寧な対応で好感がもてました。(40代女性)
保険料が安い割にバランスの良い補償内容に、利用者の方々は満足されているようです。


損保ジャパンへの口コミ

損保ジャパンの利用者の感想は次の通りです。

  • 値段はそれほど安くない。しかし、細かいオプション設定が充実している。オンラインで更新できるので便利だ。(50代男性)
  • 長い付き合いのある代理店で加入している保険です。更新時期で改めて保険内容見直して、思いのほか価格も下がって満足です。(60代女性)
  • 保険料は正直高い、でも24時間の事故初動対応や、ドライブレコーダーのユニークなサービスがあって安心。(60代男性)
保険料は割高ですが保障の豊富さや、ドライブレコーダーのサポートサービス「DRIVING!」の利用が好評のようです。

参考:モデルSやモデルXの場合はネットでの加入が難しい

テスラの珍しいモデル(モデルS・モデルX)で任意保険へ加入したい場合、ネット保険での契約するならば方法がかなり限られてしまいます。

任意保険をもっと幅広く選びたいときは、代理店や「ほけんの窓口」のような保険紹介業に相談することがおすすめです。

こうした個別に対応できる窓口で、担当者と相談して加入する方法が一般的と言えます。

ただし、代理店のような窓口で申し込む保険では、外国の珍しい車でも加入できる可能性があるものの、人件費や手数料が保険料へ上乗せされてしまいます。

人件費や手数料のあまりかからないネット保険と比較すると、保険料はどうしても高くなります。

保険を窓口で申し込む方法は、テスラの自動車保険を検討するときの、ひとつの選択肢として考えておきましょう。

テスラの自動車保険についてのまとめ

テスラの任意保険加入と注意点について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • テスラは自動車保険に加入し難い
  • ネット保険で見積もりできるのはモデル3がほとんど
  • 国土交通省から認定された型式がないと、通常のネット保険で見積もりは出せない
  • 型式登録がない車種でも、見積り・申込可能なのは、テスラオーナー向け保険「InsureMyTesla」
  • 任意保険をもっと幅広く選びたいときは、代理店や「ほけんの窓口」のような保険紹介業に相談する

でした。


珍しい車種の場合は、任意保険の加入手続きが少し手間です。しかし、加入できる保険は用意されているので安心してください。


ご自分に合う自動車保険を見つけて、快適なカーライフを楽しみましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。

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