何が違うの?ダイハツのディーラーで加入できる任意保険について解説

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ダイハツのディーラーでは、任意保険に加入することができます。車の購入と一緒に契約できるため便利ですが、デメリットがないか心配ではありませんか?この記事では、そんなダイハツのディーラーで加入できる任意保険について、一般の保険との違いや、メリット・デメリットなどについて解説します。

ダイハツのディーラーで加入できる任意保険について解説


日本を代表する軽自動車メーカーのダイハツ2018年度の国内軽自動車新車販売台数では2位のスズキの国内シェア30.9%を上回る、31.7%のシェアを獲得する大人気メーカーです。


ダイハツで車を購入する際に任意保険に加入することができますが、実際のところデメリットはないのか気になる方も多くいらっしゃると思います。


そこで今回は、

  • ダイハツのディーラー保険と通常保険の違いは?
  • ディーラー保険のメリット・デメリットは?
  • 通販型の場合ダイハツ車種の保険料はいくら?
以上について、詳しく解説していきます。
 

この記事を読んでいただけたら、ダイハツディーラーの保険と通常保険の違いについて理解することができるため、車購入時の自動車保険加入の検討材料になるかと思います。
ぜひ最後までご覧ください。

ダイハツのディーラーで加入できる任意保険と通常の任意保険との違い

任意自動車保険は「自動車購入時」に加入することが多いですが、多くの方はディーラーで自動車購入時に保険加入される方が多い傾向にあります。


ダイハツのディーラーで新車を購入した際には、ディーラーでのみ加入できる任意保険がある一方、保険代理店等で加入できる任意保険に加入することもできます。


ディーラーで加入する任意保険と通常の任意保険には違いがあるのか、ディーラー加入の任意保険の特徴を説明しながら解説していきます。

ダイハツのディーラーで加入できる任意保険は大きく分けて2種類

ダイハツのディーラーで加入できる任意保険は大きく分けて「提携保険会社の任意保険」と「クレジット一体型保険(クレイチ)」の2種類に分けられます。


まずクレイチですが、ダイハツ自動車が提供する任意保険サービスで自動車ローンと保険料をセットで加入できるものです。任意保険はダイハツが提携している保険会社が組成したオリジナル保険に加入し、万が一の相談窓口をダイハツディーラーに一本化できるというメリットのあるサービスです。


もう一つの「提携保険会社の任意保険」は、ディーラーが提携している損保会社の任意保険を各々の状況に合わせて加入することができるもので、通常の保険代理店で加入する任意保険と加入する形は一緒です。


尚、ダイハツの提携している損保会社は、「東京海上日動三井住友海上あいおいニッセイ同和損保」となっており、それぞれの条件に合わせた自動車保険に加入することができます。


中にはディーラー独自のサポートが設けられているなど、万が一の際にすぐに相談できるディーラーが保険代理店として加入するものとなります。

代理店型保険や通販型保険との違い

一般的に自動車任意保険には「代理店型保険」と「通販型保険」の2種類ありますが、ディーラーで加入する保険は「代理店型保険」となります。


代理店型保険とは別名「窓口型保険」と言われており、保険の代理店を窓口に専門の担当者が保険契約のサポートを行い、万が一の際には担当者が親身に対応してくれるという特徴があります。


自動車ディーラーで任意保険を加入すると、自動車ディーラーが保険代理店としてお客様をサポートするため、万が一の故障や事故の際にはディーラーに連絡することで速やかに対応してもらえます


近年、通販型保険が増えてきていますが、代理店型保険であればアドバイスをもらいながら、ご自身にあった任意保険に加入することできるのは、ご自身で好きなものを選ぶ通販型保険との違いです。

ダイハツのディーラーで任意保険に加入するメリットとデメリット


ダイハツのディーラーで加入する自動車保険は「代理店型保険」であることはご理解頂いたと思います。


ここからは、ダイハツのディーラーで任意保険を加入することによるメリットとデメリットはどのようなものがあるのか以下でまとめていきます。


メリット・デメリットをそれぞれの観点から検証し、保険加入の参考にしてもらえると嬉しいです。


通販型保険に加入する方が増えている中、ディーラーで加入する任意保険のメリットがなければ加入する意味がありませんので、ここでは詳細に見ていきたいと思います。

メリット①:新車購入と一緒に契約ができる

ダイハツのディーラーで任意保険に加入する一番のメリットは「新車購入時に一緒に契約ができる点」でしょう。


任意保険の加入に当たっては、自動車の車検証など必要資料が必要になりますが、新車購入においてはディーラーで全て資料がそろっているため、購入手続きとついでに加入することができます。


特に、ディーラーの担当者とは長く付き合っていく可能性が高いため、親身になって保険契約に向けた相談をすることができる点は、新車購入を検討している方にとっては一番の安心ではないでしょうか。


ディーラーで保険加入をすることで、万が一の事故や故障の場合は、ディーラーや提携整備工場で修理等見てもらえるため、安心して保険の加入ができるという点ではメリットといえます。

メリット②:事故などの連絡窓口をディーラーに統一できる

他ディーラーで任意保険に加入するメリットとしては、万が一の連絡をダイハツのディーラーに一本化することができる点です。


事故を起こしてしまった場合、少なからずバタバタしてしまう恐れがありますが、それと同時に警察と保険会社に連絡する必要があります。しかし、直接保険会社に連絡しても迅速に対応してもらえない可能性があります。


一方で、ディーラーが連絡窓口となってくれるので、担当者等に連絡すると速やかに事故処理や代車の手配、保険会社への連絡などを行ってもらえるため、非常に安心です。


また、保険会社との交渉も代理店であるディーラーに任せることができるので、一番不安になる事故後の対応についてはディーラーで任意保険を加入するメリットが大きいと言えます。

メリット③:3年間の長期契約ができる

自動車の任意保険の場合、1年契約の商品が多いですが、3年契約といった長期契約の商品もあります。


長期契約の場合、インターネット等のダイレクト型保険では取り使っておらず、代理店型保険でのみ取り扱っています。ディーラーでの任意保険加入は「代理店型保険」となるため、3年間の長期契約を申し込むことができます


長期契約の場合、期間中の保険料は変わらず、等級も3年間変わりません。1年契約であれば無事故の場合1等級ずつ上がるので保険料が安くなると思われる方も多いと思いますが、長期契約の場合、事故を起こしてしまった場合に有利に働くことがあります。


例えば期間内で事故を起こした場合、1年契約であれば翌年の保険等級が3等級ダウンしてしまいますが、長期契約であれば等級が変わりません。従って、期間中の保険料の変動が1年契約に比べて発生しないという特徴があります。


ただし、最終的には長期契約終了後に期間分の等級を計算した上で次回以降の等級が決められるため、1年契約の場合でも3年契約の場合でも4年後には同じ等級となりますので、長期契約は一長一短あります。

デメリット①:保険料が高い

ディーラーで任意保険を加入する場合の一番のデメリットは「保険料が高い」という点です。ディーラーが取り扱う任意保険は代理店型保険となるため、ダイレクト型保険に比べても、運営にかかる人件費等のコストが嵩み高くなります。


実際、自動車の購入時に保険加入する方が手間がかからず楽ですし、万が一の時は担当者に連絡すれば対応してくれるという点では、ディーラーで申し込むメリットがありますが、その分保険料が割高となる点は認識しておく必要があるでしょう。


また、自動車保険加入には車検証や現在加入している自動車保険証書が必要になりますが、基本的に車に備えていることが多いので、ディーラーの担当者からの提案で思わず加入せざるを得ない状況になり、保険料が高い代理店型保険に加入してしまうことも多々あるようです。


代理店型保険におけるメリットはあるものの、保険料を抑えたいと考えるのであればダイレクト型保険を選ぶ方が有利になりますが、ディーラーでの自動車購入を考えると保険加入は致し方ないこともあるため難しいところです。

デメリット②:他社の保険との比較がしづらい

ディーラーで取り扱っている任意保険は商品ラインナップが決まっていることが多く、ディーラーで保険を検討する際にダイレクト型保険のように他社との横比較を行うことが難しいです。


実際、ディーラーで扱う代理店型保険の場合、他社商品との差別化があまり起きてしまうことがないよう、ほぼ同条件の保険を揃えていることが多いです。


そのため、ユーザーとしては他社比較することが難しく、最終的にあまり考えずに保険契約をしてしまうことが多いようです。


本来であれば冷静に横比較することによって、必要な付帯サービスを選ぶ方が望ましいのですが、ディーラーでの任意保険加入において、他社の保険との比較がしづらい点はデメリットとして挙げられるでしょう。

通販型の保険料がどのくらいになるのか紹介


ここまでダイハツのディーラー加入の任意保険についてご説明し、メリット・デメリットについてお話させていただきました。


ダイレクト型保険に比べ、万が一の際に問い合わせやすい点や、手続きを自動車購入時にできるというメリットがある反面、保険料が割高であったり、保険の種類が少ないといったデメリットがあることはお分かりいただけたと思います。


ただ実際、ダイハツ車をダイレクト型保険で加入した場合の保険料がいくらになるのか気になると思います。そこで以下でダイレクト型保険の見積もりの上、どれくらいの保険料になるのか見ていきたいと思います。


こちらを参考にして、ディーラー保険と見比べると良いのではないでしょうか。

ダイハツ4車種の保険料をインターネットで見積もり

今回はダイレクト型保険の中から「東京海上日動」「SBI損保」「ソニー損保」の3社の保険料を比較していきます。

対象の車種はダイハツの「キャスト」「タント」「ミライース」「ロッキー」の4車種をそれぞれで見ていきます。

尚、対象となる見積もり条件ですが以下の通りです。
  • 年齢 30歳(1990年(平成2年)1月1日)
  • 対人対物賠償 無制限
  • 人身傷害 乗車中のみ(保険金額3,000万円)
  • 搭乗者傷害 なし
  • 車両保険 なし
  • ノンフリート等級 6等級
  • 保険適用日 2020年(令和2年3月29日)

それでは見ていきましょう。


キャスト

保険会社保険料(年)
東京海上日動54,570円
SBI損保35,380円
ソニー損保42,570円

タント

保険会社保険料(年)
東京海上日動55,150円
SBI損保36,120円
ソニー損保43,040円

ミライース

保険会社保険料(年)
東京海上日動55,380円
SBI損保35,470円
ソニー損保42,650円

ロッキー

保険会社保険料(年)
東京海上日動要確認
SBI損保33,610円
ソニー損保42,630円
以上のようになりました。損保各社HP上で見積もりをとることができるようになっていますので気になる方はチェックしてみましょう。

その他にも車両保険を付加したり免許証の色によって保険料は異なるので、色々シミュレーションしてみると良いですね。

保険会社によって保険料は大きく異る

今回は保険会社3社を使って、4車種の保険料を比較してみました。こちらで分かったことは「同じ条件でも保険会社によって保険料が変わる」ということです。


自動車保険に加入する際は、ディーラーで加入するということはもちろんですが、本当にご自身の使い方に合った保険なのかを確認する必要があります。


特にインターネット見積もりであれば数分でリスクなく見積もりを取ることができるため、ぜひ任意保険加入前に見積もりを取ることをおすすめします。


また、保険料が安いという理由だけで保険を加入してしまい、万が一が発生した場合に十分な補償を受けられないということもよくあることです。


保険会社によって商品に標準設定されている特約やオプションが異なるため、これらを踏まえ見積もりを取ることで最適な保険にたどり着ける可能性が高いでしょう。

ダイハツのディーラーで加入できる任意保険についてのまとめ

いかがでしたでしょうか。 


ダイハツのディーラーで任意保険を加入することによって、フォロー体制を取ってもらえるというメリットがある反面、保険料が割高で保険の選択肢が限られるというデメリットもあります。


ぜひインターネット見積もりを行って、本当にご自身にあった保険選択をすることをおすすめします。 


今回のポイントは、

  • ディーラー加入の保険は代理店型保険と同様
  • ディーラーでの加入はサポートが受けられる反面、保険料が割高
  • 保険会社・車種によって保険料は異なる
  • インターネット見積もりを活用し、他社保険の比較が良策

以上となります。


これまでは代理店型保険が主流でしたが、近年はダイレクト型保険の商品力が高まってきており、お客様にとって有利な条件になってきています。ぜひ比較の上保険加入をすることがよいでしょう。


ほけんROOMでは他にも自動車保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

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