日産・リーフの電気自動車「S」の年間維持費は19万円程です!

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EVなのにスポーツカーのような走りをする日産・リーフですが、あなたがリーフを購入したら維持費がいくらになるかか知っていますか?30歳で年間6,000km走行する人は年間19万円程かかります。この記事では、リーフ「S」の税金や性能等から年間維持費を解説します。

日産・リーフ「S」の年間維持費は19万円程です

電気自動車で有名なリーフに興味のある方々は、その維持費がどれくらいか知りたいことでしょう。    


環境に優しいリーフ、維持費が低く抑えられればうれしいですよね。


しかし、リーフを維持する諸費用はどれくらいか、購入したい皆さんはおわかりですか。


リーフの維持費は年間の電気代、車検の費用、加入する保険の料金等、いろいろと存在します。


リーフは電気自動車なので、他の自家用車とは違う維持費の軽減措置があるかもしれませんね。


そこで今回は「日産・リーフの維持費と、その諸費用」について

  • リーフの年間維持費はどの位?    
  • リーフの維持費の内訳    
  • リーフの新車・中古費用 

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読めば、日産・リーフの維持費に関する基本的知識がよくわかるはずです


ぜひ、最後までご覧ください。


リーフにかかる主な4つの年間維持費の内訳を徹底シミュレーション!

リーフの年間維持費について、購入を希望する皆さんなら興味があることでしょう。      


電気自動車だけに、維持費はローコストになることが期待できますよね。


こちらでは

  • リーフの電気代はいくらか?
  • リーフの自動車税はどれ位?
  • リーフの車検の値段
  • リーフの任意保険料とは

について解説します。

リーフの電気代:年間走行距離6,0000kmの場合、年間1.5万円です

リーフは前述した通り電気自動車なので、非常に燃費の良いことが期待できますよね。


リーフの充電方法は、電気自動車以外の自動車にはみられないユニークな方法で行います。


充電方法は次の2種類です。

  • 充電スポットで充電:「経路充電」ともいわれる。日産販売店、高速道路のSA/PA、道の駅、コンビニ等に設置が進む。急速充電器は全国で6,800基以上。
  • 自宅等で充電:「普通充電」ともいわれる。戸建ての場合は簡単な工事で自宅充電が可能。その他、商業施設・宿泊施設等で設置が進む。普通充電器は全国で16,000基以上。

こちらでは走行距離によって、年間の電気代がどれ位になるのか算出してみましょう。


参考にエコカーで有名なトヨタ・プリウス(ZVW51)と比較してみます

走行距離/車種(実燃費)リーフプリウス((25.35km/l)
3000㎞~5000㎞以下7,500円~12,500円13,728円~22,880円
5000km~10000km以下12,500円~25,000円22,880円~45,759円
10000km~15000km以下25,000円~37,500円45,759円~68,639円

※電気量;1km=2.5円で算出、ガソリンの値段116円/lと仮定


年間走行距離15000kmでも、年間の電気代は37,500円にしかなりません。


プリウスの年間ガソリン代の1/2近くまで抑えられていますね。


月に直せば電気代が3,125円程度しか、かからないということになります。

リーフの自動車税:年間29,500円です

リーフはいかに電気自動車と言っても、自動車税自動車重量税は課税されてしまいます。


ただし、環境性能に優れた自動車である以上、お得な優遇措置もありますよ。


こちらでは、リーフに課税される自動車税と自動車重量税を解説します。


自動車税の場合

自動車税は、各所有者の登録自動車に都道府県が課税する普通税です。     


当然、納税義務がある以上、「お金がもったいない。」と納税拒否はできませんよね。


ドライバーのみなさんは誠実に自動車税を納付しましょう。


リーフは電気で動くので排気量は0ですが、自動車税の金額は29,500円になります。


ただし、エコカー減税対象車を新車登録したならば、税制上の優遇措置が2年目に受けられます。


このエコカー減税とは、環境性能に優れた自動車を対象に、税金が軽減される制度のことです。


リーフの場合は、2年目に自動車税が22,000円割引され7,500円となります。


非常にお得な減税措置ではありますが、2019年4月30日までに登録する必要があるので注意も必要です。


自動車重量税の場合

一方、自動車重量税とは、車両重量0.5トンごとに4,100円ずつ課税される税金です。


こちらは車検時に税金を支払うこととなります。


前述したエコカー減税対象車ならば、自動車重量税も税制上の優遇措置を受けられます。


下表では、エコカー減税が適用される場合、されない場合を比較してみます。

初年度エコカー減税ありエコカー減税なし 
自動車税29,500円29,500円
重量税0円12,300円
合計29,500円41,800円

エコカー減税対象車ならば初年度から重量税は0円になります。

2年目エコカー減税ありエコカー減税なし
自動車税7,500円29,500円
重量税0円12,300円
合計7,500円41,800円

エコカー減税対象車ならば、2年目は自動車税も税額が軽減されます。

リーフの車検費用

リーフでも一定期間に車検を受ける必要があります。


車検には法定費用車検基本料(点検整備費用)があります。


こちらでは、それぞれの費用を解説してきます。


法定費用の場合

車検の法定費用では前述した自動車重量税、自賠責保険料、印紙代を支払う必要があります。

自賠責保険は、保険料がもったいなくても必ず加入する保険となります。

ご自分が交通事故を起こした時に補償を受ける保険ですので、しっかり保険料を納めましょう。


こちらでは事例を上げ、この法定費用を計算してみましょう。

  • エコカー減税:あり  
  • 自賠責保険期間:24ヶ月   

法定費用金額
自動車重量税0円
自賠責保険料25,830円
印紙代1,200円
合計27,030円
法定費用は、法律等に則った基準で算定されています。

そうはいっても例えば、
  • エコカー減税の有無
  • 指定整備工場またはそれ以外で検査する場合の印紙代(検査登録手数料)
によって、若干の費用の違いはあります。

ただし、各車検業者で自由に設定できる費用ではありません。

車検基本料の場合

一方、車検の基本料金・整備費用について、各車検業者で大きな金額の開きがあります。

およそ1万円~10万円程度となっています。

どんな車検業者が高額になってしまうのか、不安なドライバーも多いのではないでしょうか。

一般的にディーラー車検は費用が高くなり、車検センターでの車検は安いと言われています。

ドライバーが初心者か、経験・知識を積んだドライバーかで、車検を受ける業者を選んだ方が賢明です。

ディーラー車検の場合

こちらでは、まずディーラー車検で請求される点検費用を事例で上げてみましょう。

下表を参考にしてください。
ディーラー車検費用
基本料金
※保安確認検査料、
点検料、検査代行費
45,400円
バッテリー交換22,000円
オイル交換9,000円
ブレーキオイル交換5,600円
ブレーキメンテ3,500円
エアコンフィルタ交換4,800円
ワイパーラバー交換2,400円
下回り洗浄・錆止め20,000円
合計112,700円
ドライバーからしてみれば、基本料金の45,400円はやむをえないと思うことでしょう。

一方、部品交換等の費用内訳をみてみると、少々納得できない項目もありますよね。

例えば、エアコンフィルタの交換をしなくても運転に支障はありません。

また、ワイパーラバーの交換はドライバー自身でもできそうです。

一見すると「車検の基本・点検整備費用に112,700円もかける必要があるのか。」と疑問が残ります。

ディーラー車検の場合、細心のチェックが実施され、将来危険と判断された部品は交換してくれます。

このようなサービスは、自動車の知識や部品交換等の経験のあるドライバーには不要と言えます。

しかし、初心者ドライバーにとっては、未然の車両トラブルを防ぐことができ安心ですね。

ディーラー車検は、自動車の知識が豊富とは言えないドライバー向きの車検といえます。

車検センターの場合

車検センターは車検専門業者で、必要最低限の点検・整備しか基本的に行いません。

車検基本料(点検整備費用)は、10,000円程度で済みます。

前述したディーラー車検費用の1/10ですね。

確かに大変安上がりで、ドライバーにとっては助かります。

しかし、車検後に「あれ?走行中に何か違和感を感じる。」ということがあるかもしれませんね。

もちろん、車検専門業者は手抜きはしません。

ですが、車検で必要最低限の措置しか行わない以上、ご自分でその違和感を突き止める必要があります。

その場合には、ドライバー自身で部品を交換する等の対策が必要となります。

つまり、業者の部品交換等のサービスをあてにできない分、ご自分の責任でメンテしなければいけません。

車検センターでの車検は安いものの、自動車の知識が豊富なドライバー向きの車検といえますよね。

リーフの任意保険:30歳・15等級・ゴールドの相場は年間4.5万円程です

任意保険は強制加入の自賠責保険と異なり、加入は各ドライバーの判断次第と言えます。


一見、必ずしも年間維持費に該当する、とは言い難い印象を受けるかもしれませんね。


しかし、自賠責保険には対物賠償・搭乗者に関する補償が設定されていません。


そのため、万が一の事態に手厚い補償を受けるため、任意保険への加入が事実上必要です。


こちらでは事例をあげて、任意保険(自動車保険)の年間保険料を算出してみます。


年代(等級)別の年間保険料

年代(等級)別の年間保険料は次の通りです。

(例)
  • 免許証の色:ゴールド
  • 運転者限定:本人限定
  • 対人賠償:無制限
  • 対物賠償:無制限
  • 車両保険:あり
  • 年間走行距離:5000㎞

年代(等級)年間保険料
20代(8等級)117,500円
30代(15等級)45,100円
40代(20等級)32,510円
50代(20等級)34,130円
60代(20等級)34,130円
やはり、年齢(等級)が低いほど年間保険料は高額化します。

表で最も保険料が高い20代(8等級)と、最も保険料が安い40代(20等級)では、84,990円の差があります。


走行距離別の年間保険料

年間走行距離によっても保険料は大きく異なります。

(例)
  • ドライバー:年齢37歳
  • 等級:15等級
  • 免許証の色:ゴールド 
  • 運転者限定:本人限定 
  • 対人賠償:無制限 
  • 対物賠償:無制限 
  • 車両保険:あり

年間走行距離年間保険料
3000km42,700円
5000km45,100円
7000km47,100円
9000km51,000円
11000km53,200円
16000km62,300円
無制限64,900円
年間走行距離3000km・保険料42,700円と、無制限・保険料64,900円との差は約2万円以上となります。

まとめ:リーフの年間維持費について

こちらではこれまで述べてきた諸費用を合算して、年代別に年間維持費を算出してみます。

(設定例)
  • 初年度
  • 年間走行距離:5000㎞
  • エコカー減税:あり
  • 自賠責保険:24ヶ月
  • 車検:車検センター利用
年代(等級)諸費用合算年間維持費
20代(8等級)(電気代)12,500円+(自動車税)29,500円+(車検費用)37,030円+(任意保険料)117,500円196,530円
30代(15等級)(電気代)12,500円+(自動車税)29,500円+(車検費用)37,030円+(任意保険料)45,100円124,130円
40代(20等級)(電気代)12,500円+(自動車税)29,500円+(車検費用)37,030円+(任意保険料)32,510円111,540円
50代(20等級)(電気代)12,500円+(自動車税)29,500円+(車検費用)37,030円+(任意保険料)34,130円113,160円
60代(20等級)(電気代)12,500円+(自動車税)29,500円+(車検費用)37,030円+(任意保険料)34,130円113,160円
なお、エコカー減税適用外、ディーラー車検の利用や走行距離が長いと、その分維持費は多くなります。

また、駐車場代が必要となる場合は、更に表の年間維持費に費用が上乗せされますよね。

月極駐車場の全国平均相場は8,000円程度で、年間96,000円が目安です。

でも、駐車場代を入れて年間の維持費が20万円~30万円程度は、非常にローコストですね。

しかし、問題はリーフの購入費用です。

電気自動車だけに、高額なのではないかと心配な方々も多いことでしょう。

こちらについては後述します。

日産・リーフ「S」・「e+ X」・「G」の新車価格を比較!

こちらでは日産・リーフのグレードごとに新車価格を比較してみましょう。

グレード新車価格
S3,243,240円
X3,661,200円
G3,999,240円
NISMO4,032,720円
e+X4,162,320円
e+G4,729,320円

さすがにグレードが上がるごとに、新車価格は約320万円~約470万円と高額になりますね。


維持費は安いですが、やはり新車価格はなかなかの金額です。


しかし、中古車の購入費用は新車価格より、ずっとリーズナブルになるはずです。


次は、中古リーフの費用とその性能について解説します。

中古のリーフは安いけど性能は良いの?それとも悪い?

こちらでは、中古リーフの購入費用そして性能について解説します。


中古リーフの購入費用はどの位?


中古リーフは新車価格より2/3~1/2程度のお値段のものが多いようです。


一例をあげましょう。

グレード中古価格
S約130万円
X約55万円
G約198万円
NISMO約319万円

中には約55万円という中古価格になっているものもありますね。


リーフは中古車の歴史は浅い


リーフは2010年から販売を開始した電気自動車であり、まだまだ中古車として歴史は浅い車両です。


そのため、初期のリーフであっても、性能が大幅に劣るということはあまり考えられません。


ただし表のように、新車価格の1/8まで低下した金額の車両には注意が必要ですね。


このような際立って低価格の車両を購入したい場合は、販売店にその経緯を必ず確認しましょう。


担当者となぜ低価格なのか、トラブルの有無を質問して、ご自分が納得の上で決めた方が賢明です。

軽自動車と比較して維持費はどっちが安い?

日産・リーフの維持費と、その諸費用について解説してきましたが、いかがでしたか。       

今回の記事のポイントは

  • リーフは電気自動車なので非常に燃費が良い
  • リーフは電気自動車と言っても、自動車税と自動車重量税は課税されてしまう
  • エコカー減税対象車を新車登録したならば、税制上の優遇措置が受けられる
  • 車検費用は車検基本料(点検整備費用)で業者ごとに大幅な差がある
  • ディーラー車検は高いが初心者ドライバー向き
  • 車検センターでの車検は安いが経験豊富なドライバー向き
  • 任意保険は、ドライバーの年齢(等級)・走行距離で大きく保険料が異なる
  • リーフの年間維持費は、駐車場代を入れて20万円~30万円程度
  • 維持費は安いものの、新車購入費は約320万円~約470万円と高額
  • 中古リーフの価格は際立って安い車両もあるが、購入は慎重に
でした。

維持費の安さでいえば軽自動車も該当しますよね。

軽自動車の場合は、年間維持費は駐車場代も入れて年間20万円~30万円程度となります。

ほぼ、リーフの維持費と同じになります。

ただし、リーフは新車価格が高いので、どうしても購入したい人は中古車を検討しましょう。

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