日産・180SXのタイプSの月・年間維持費は○○円!条件別に徹底解説!

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ドリフトマシンとして現在も人気がある日産・180SXのタイプSの月・年間維持費を徹底解説!本記事は、燃費や自動車税、任意保険等々の固定費から180SX・タイプSの維持費を徹底シミュレーション・解説します。180SX・タイプSは学生でも保有できるのでしょうか。

日産・180SXのタイプSの月・年間維持費は?

ドリフトマシンとして未だに多くの方から人気の絶えない日産・180SXタイプS。


昔から乗りたかった憧れの180SXタイプSの、購入後の維持費が気になる方も多いと思います。


そこで今回のこの記事では

  • 180SXタイプSの年間の維持費の全体像
  • 180SXタイプSの維持費は4つ
  • 180SXタイプSの維持費を抑えるポイント
以上のことを中心に説明します。

ぜひ最後までごらんください。

日産・180SXのタイプSの年間維持費は○○円です

まずは180SXタイプSの平均的な年間維持費の全体像を確認しましょう。


表にまとめてみましたので御覧ください。

維持費の項目金額
ガソリン代137,795円
自動車税45,425円
車検費用
48,090円
任意保険72,000円
合計303,310円

詳しくは次の項で解説します!

180SX・タイプSにかかる4つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!

ここからは上記の表の維持費の項目4つ、その内訳を徹底的にシュミレーションしていきます。

  • ガソリン代
  • 自動車税
  • 車検費用
  • 任意保険

ちょっとしたことでも維持費の金額は変わってきますので一つ一つ丁寧にみていきましょう!

日産・180SXの維持費①:ガソリン代

まずガソリン代をシュミレーションしてみましょう!


ガソリン代は燃費走行距離、ガソリン自体の単価によって決まります。180SXタイプSはレギュラーガソリン使用です。ここではガソリン代を1リッターあたり140円とします。


実燃費は10,16km/Lということですので走行距離ごとに計算してみましょう。

年間のガソリン代=(年間走行距離÷10,16km/L)×140円

月間のガソリン代=(年間走行距離÷10,16km/L)×140円÷12

年間走行距離ガソリン代(年間)ガソリン代(月間)
3,000km
41,339円3,445円 
5,000km68,898円5,741円
10,000km 137,795円11,483円
15,000km206,693円17,224円

自家用車の年間走行距離の平均は10,575kmです。仮に年間の走行距離を10,000kmと考えると年間で約130,000円かかります。


ハイブリッドカーに比べると高いように見えてしまいますが、スポーツカーでこの金額ならばそれ程燃費は悪くないとも言えます。  


しかし180SXタイプSに乗る方は、「車はどこかへ行くための移動手段ではなく、その運転自体を楽しむもの」という考え方を持っている方が多いです。


そのために通常のファミリカーと呼ばれるような車に比べると年間の走行距離は多くなる傾向があります。もちろん走行距離は住んでいる場所や、通勤通学でも使用するかなどの使用目的によって変わります。


ガソリン代はその他の維持費に比べると、自分の裁量により減らすことができる部分が多い維持費です。ご自身で毎月のガソリン代の予算を決めるなどして、上手に走行距離を調整していきましょう。


参照 e燃費


日産・180SXの維持費②:自動車税

自動車税は自動車を所有している方に課税される道府県税です。


毎年4月1日現在の所有者宛に自分の住んでいる都道府県から5月初旬に金額が通知され、5月末までに納付するのが普通です。


車種や自家用・営業用の違いによって税金の金額は異なりますが、180SXタイプSのように乗用車で自家用の場合は500CCごと税額が決められています。

排気量税額(年間)
1リットル以下29,500
1リットル超~1.5リットル以下 34,500
1.5リットル超~2リットル以下 39,500
2リットル超~2.5リットル以下45,000
2.5リットル超~3リットル以下 51,000
3リットル超~3.5リットル以下 58,000
3.5リットル超~4リットル以下66,500
4リットル超~4.5リットル以下76,500
4.5リットル超~6リットル以下 88,000
6リットル超88,000

参照 東京都主税局


上記の表をみると180SXタイプSは2000CCですので39,500円となります。


また自動車税のグリーン化(環境配慮型税制)といい、「排出ガス性能」や「燃費性能」が基準を満たした環境負荷の少ない自動車の自動車税は軽減されています。


それとは反対に、新車新規登録から一定期間(ガソリン車なら13年)を経過した自動車などは環境負荷が大きいということで概ね15%、自動車税は増えています。


180SXのタイプSは1996年発売ですので15%の割増があります。ですから正確な自動車税額は45,425円となります。


この環境配慮型税制については180SXタイプSは発売から年月が経っているためにどうしようもないところがあるので、180SXタイプSのオーナーとしては、その独自のデザインやフィーリングを楽しむための費用として考えるしかなさそうですね。

日産・180SXのの維持費③:車検代

すべての車は車検を受けなければなりません、車検費用はどうしてもかかる費用です。


車検の費用には主に以下の4つがあります。

  1. 重量税
  2. 自賠責保険
  3. 印紙代
  4. 車検基本料

金額に変動が少ない法定費用の金額をまとめると以下のようになります。(180SXタイプSの車検は2年に1回ですので、年間の維持費は表に記載の金額の半額です}

法定費用金額
重量税 37,800
自賠責26,680
印紙1,700
合計66,180

①重量税

重量税は「重い自動車が公共の道路を走る時の劣化や瑕疵を補填するための税」という意味合いがあり、重量0.5トンごとに税額が設けられています。


納付先は自動車税のように道府県に収めるのではなく、国に収めます。納付時期は新車購入時とその後の車検時です。


180SXタイプSの重量は1,2トンで、新車登録後18年を経過しているので37,800円となります。(エコカー減税などには該当しません)


参照 国土交通省

②自賠責保険

自賠責保険は強制保険とも言われ、車の所有者には加入が義務付けられている保険です。自賠責保険は「物」に対しての保証はなく、「人」に対してのみの保証となっています。

保証額は最高で4,000万円(後遺障害)、死亡時で3,000万円です。人への保証ではありますがこれは「相手方の人」であり、ご自身の怪我や死亡は対象になりません。

自賠責保険は取り扱う保険会社により保険料が異なることはありませんが、加入期間によって保険料が異なってきます。加入期間がながければ長いほど1月あたりの保険料は安くなります。

加入期間ごとの自賠責保険料(自家用乗用自動車)

加入期間自賠責保険料
12ヶ月15,520
13ヶ月16,380
24ヶ月25,830
25ヶ月26,680
36ヶ月35,950
37ヶ月36,780

自賠責保険は車検の期間に合わせて加入期間を設定するのが一般的で、新車時は3年その後の車検時は2年というように加入します。


車検を通すには自賠責保険加入が必須であるため、整備不良など不測の事態に備えて新車時は37ヶ月、その後の車検時は25ヶ月というように1月ずらして加入します。


③印紙代

車検時には印紙代がかかります。印紙代は「車検の検査手数料」です。

車を検査する工場は地方運輸帳の認証を得ることを前提として、検査ラインを持っているかいないのかの2つに別れます。
  • 認証工場(検査ラインなし)
  • 指定工場(検査ラインあり)
この違いにより費用に差が出てきます。

印紙代
4・5ナンバー3ナンバー
認証工場1,700円1,800円
指定工場1,100円1,100円

④車検基本料

車検基本料とは自動車の検査を行う工場での検査代金です。ディーラーだと5万円程度、その他だと3万円程度が相場と言われています。

この料金は人件費や事務手数料などが含まれるためどの工場で車検を行うかで大きく異なってきます。

また検査後に不備のあったパーツなどを交換する際はその部品代はもちろんですが、交換作業の工賃などもかかります。車検に出せるところはディーラーや町の修理工場、カーショップやガソリンスタンドなど多岐にわたります。

車検に出す際は見積もりを数箇所みてそれぞれを比較してみましょう。

日産・180SXの維持費④:任意保険

任意保険の保険料は加入内容によって様々です。しかし「年齢と等級」「走行距離」によって保険料は大きく異なってきます。


180SXタイプSの任意保険料の平均は72,000円となっています。


加入者全体からみた平均的な任意保険料

等級(年代)年間保険料
7F等級(20代)257.410円 
12等級(30代)73.050円
15等級(40代)65.770円
20等級(50代) 48.540円
20等級(60代)54.660円
基本的には等級が上がれば保険料は安くなります。

では「走行距離」が変わることによって保険料はどのように変化するのでしょうか?

事例を上げて見てみましょう。

  • 運転者年齢:30歳以上
  • 等級:15等級
  • 運転者限定:なし
  • 運転者の年齢制限:なし
  • 対人・対物保障:無制限
  • 車両保険:なし

走行距離保険料
3,000km70,000円
5,000km73,900円
7,000km77,200円
9,000km83,500円
11,000km87,200円
16,000km102,100円
やはりこちらも走行距離が増えるほど保険料があがることがわかります。

そんな任意保険料を安くするには

年間の維持費のなかで多くを占める任意保険料ですが、実は最大で5万円程度安くなる方法があるんです!

それは
  • 運転者の年齢条件 
  • 運転者限定特約
この2つの条件をしっかりと確認することです。

運転者の年齢条件とは、その車を運転する方の年齢が20歳以下、21歳以上、26歳以上、30歳以上など一定の年齢以上・未満という形で区分されています。大学生でも21歳以上の方は保険更新時にしっかりと年齢条件を確認しましょう。

また運転者限定特約ですが、本人限定、配偶者限定、家族限定などと選ぶことができます。ほとんど自分しか乗らない場合は本人限定特約を付加することにより、お幅な保険料ダウンが見込めます。

年に1・2回程度友人や家族が自分の車を運転する可能性はあるでしょう。その時が事前にわかっていれば、保険会社に連絡し一定期間だけ運転者制限なしとすることもできます。

その際は保険料を期日までに支払いますが、特約を変更する期間に対応する分だけの保険料になりますので、数百円から千円程度といったところです。

先程の走行距離と保険料の表の事例でこの2つの特約を
  • 運転者の年齢条件:無制限→21歳以上
  • 運転者限定特約:無制限→本人限定
と変更したのが下の表です。先ほどとは違いとても安い保険料になっているのがお分かりいただけると思います。
走行距離保険料
3,000km32,100円
5,000km33,900円
7,000km35,400円
9,000km38,300円
11,000km40,000円
16,000km46,800円
これだけ安い保険料になれば大学生の方が購入するのも現実的になってくるのではないでしょうか。

まとめ:日産・180SXのタイプSの年間維持費

180SXのタイプSの維持費について説明してきましたがいかがだったでしょうか?


今回の記事のポイントは

  • 維持費の中身をチェック
  • 車検では税金以外の費用なら安くなるかも
  • 任意保険は要チェック!最大で5万円安くなるポイント!
でした。

任意保険をしっかりチェックすることで学生の方でも180SXタイプSを維持していくことは可能です。

自動車保険のチェックは怠らないようにしましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧下さい。 

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