トヨタ・ヴォクシーの月・年間維持費は?ハイブリッドの維持費を解説

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優れたデザイン性と広大な室内空間を持つトヨタ・ヴォクシーはファミリー層に人気がありますが、その維持費はいくらなのでしょう?この記事では、ヴォクシーハイブリッドの燃費や任意保険等、6つ固定費からヴォクシーの維持費をシミュレーション。あなたの維持費はいくら?

トヨタ・ヴォクシーの維持費は月間3万円~4万円です

スタイリッシュでクールなイメージを持つトヨタ・ヴォクシーは、そのデザインと室内空間の広さとで、若い世代からファミリー層まで幅広い年代の支持を集めています。


そのヴォクシーの中でも人気のハイブリッド車は、いったいどれくらいの維持費を必要とするのでしょうか?


そこで今回ここではトヨタ・ヴォクシーについて

  • ヴォクシー・アルファード・ヴェルファイアの月間・年間維持費
  • ヴォクシーにかかる6つの年間維持費
  • ミニバンとアルファード・ヴェルファイアの維持費等の比較
以上のことを中心に解説していきます。

早速、ヴォクシーの維持費を見てみましょう!

トヨタ・ヴォクシーの月間・年間維持費
月間年間
ガソリン代4,902円58,824円
自動車税3,292円39,500円
車検4,137円49,640円
任意保険料6,200円72,300円
合計18,531円220,264円
※ガソリン代は140円/L・年間1万km走行での計算、任意保険料は30歳以上のゴールド免許限定で、車両保険を付帯

上記はあくまで基本になる維持費で、任意保険料は20歳と30歳では違いますし、これにタイヤ交換やオイル交換などの諸経費も入ってきます。

場合によっては駐車場代や高速料金代などもかかってきますので、実際には年間30~40万円ほどになるでしょう。

ヴォクシーにかかる6つの年間維持費の内訳を徹底計算!

ヴォクシーにかかる年間維持費は、ガソリン代自動車税重量税車検代自賠責保任意保険と主に6つあります。


ではここから、それぞれの下記6つの維持費について紹介していきます。

  1. ガソリン代
  2. 自動車税
  3. 重量税
  4. 車検代
  5. 自賠責保険
  6. 任意保険
以上の事について解説していきます。

ヴォクシーのガソリン代:ハイブリッド車、年間走行距離10,000kmの場合、年間8万円

まず最初にガソリン代について見て行きましょう。カタログ上での燃費は23.8㎞/Lで、実際に走ると燃費は17.8㎞/L程度になります。


この燃費から算出し、走行距離ごとに目安の金額を出してみました。


レギュラーガソリン140円/Lでの計算になります。

走行距離燃費23.8㎞/L実燃費17.11㎞/L
3000㎞~5000㎞以下17,647円~29,412円24,547円~40,912円
5000km~10000km以下29,412円~58,824円40,912円~81,823円
10000~15000km以下58,824円~88,235円81,823~122,735円

ガソリンの料金はいつも同じではありません。運転の仕方や路面状況によっても燃費にも差が出てくるでしょう。


おおよその目安として、車を購入する際の参考にしてください。

ヴォクシーの自動車税:年間4万円~7万円

次に自動車税について見て行きます。自動車税は、毎年4月1日現在の自動車の車検証の所有者にかかる税です


自動車にかかる主な税金のひとつで、納付期限が決められていて毎年5月末までに納付しなければなりません。


自動車税は自動車の排気量によって金額が決まっています。


トヨタ・ヴォクシーHYBRID ZSの排気量は1800ccなので39,500円になります。


しかし、トヨタ・ヴォクシーHYBRID ZSは、国土交通省が定める燃費基準をクリアしたエコカー減税対象車になるため、2019年3月31日までの新車購入なら翌年の自動車税が安くなっていて、新車購入初年度は39,500円、2年目が10,000円、3年目以降は39,500円です。


購入の翌年度のみが安くなります。

ヴォクシーの重量税:年間0円~25,200円

では、自動車にかかるもうひとつの税金、重量税について見てみましょう。


自動車重量税は車両重量ごとに決められていて、通常は0.5トンごとに4,100円ずつ加算されます。


ただ、2019年4月30日までエコカー減税対象車を新車登録した場合については、0.5トンごとの金額が2,500円になります。


ヴォクシーHYBRID ZSの車両重量は1610~1620kgで、車両重量税の金額は、エコカー減税対象だと1年あたり1万円、対象外だと1.64万円となります。


さらにヴォクシーHYBRID ZSのエコカー減税は免税となりますので、対象車であれば新車購入の時に支払う3年分の重量税は免税で0円となります。


エコカー減税あり

自動車税重量税
初年度39,500円0円
2年目10,000円0円
3年目39,500円0円
4年目~39,500円10,000円

エコカー減税なし

自動車税重量税
初年度~13年目39,500円16,400円
14~18年目39,500円22,800円
19年目~39,500円25,200円

ヴォクシーの車検:法定費用3万円~5万円+点検整備費用

車検にかかる費用には、法定費用点検整備費用があります。


法定費用


法定費用とは車検の際に発生する費用のことで、自動車重量税・自賠責保険・検査手数料(印紙・証紙代)を合計したものです。

車種ごとに決められていて、どこで車検を受けても金額は変わりません。

ヴォクシーHYBRID ZSの法定費用

重量税(エコカー減税あり)0~10,000円
(エコカー減税なし)16,400~25,200円
自賠責保険27,840円(2年分)
検査手数料1,800円(印紙400円・証紙1,400円)
合計29,640円~54,840円

点検整備費用


車検では自動車の状態を点検していきますが、その時に確認された不具合の状態から部品などを交換しますよね。

エンジンオイルやブレーキパッドの交換などが当てはまりますが、その整備や部品交換にかかる費用点検整備費用です。

こちらは法定費用と違い、どこに整備を頼むかによって費用も変わってきます。この法定費用と点検整備費用の合計金額が、一回の車検代ということになります。

そのため、この点検整備費用をなるべく抑えるようにすることで、車の維持費の節約にも繋がってきます。

このあとのトピックで詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧下さい。

ヴォクシーの自賠責保険:年間13,920円

強制保険とも呼ばれている自賠責保険は、車の所有者に必ず加入するよう義務付けられている保険です。自賠責保険に入っていないと車検が通らず、また一般道を走ることも出来ません。


自賠責保険は通常車検時に加入しますが、通常車検満了日よりも1ヶ月ほど長く加入します。


これは保険の期間に余裕を持たせることによって、期限切れのリスクを減らすためです。


自賠責保険の保険料一覧表(普通車)

保険期間保険料
12ヶ月15,520円
13ヶ月16,380円
24ヶ月25,830円
25ヶ月26,680円
36ヶ月35,950円
37ヶ月36,780円

このように、契約期間が長いほど保険料は安くなります。


ただし自賠責保険はあくまで対人保険であり、自分がケガをしたり物を壊したりした場合は補償されません。


自賠責保険だけではすべてを補償できませんので、もしもの時の備えとして、任意保険も合わせて加入するようにしましょう。

ヴォクシーの任意保険:30歳・15等級・ゴールドの場合、年間9万円

自賠責保険では補いきれない部分をカバーするために加入する任意保険ですが、こちらは強制ではありません。


また、多くの保険会社が販売しており、金額もそれぞれ違い、契約者の年齢や車の走行距離によっても保険料が変わってきます。


20歳の免許取り立ての初心者と、30歳、40歳のゴールド免許保持者とでは、保険のプランも料金も違ってくるということです。


自分にあったプランを選ぶようにしましょう。


保険会社別保険料(40代男性の場合)

保険会社保険料(一括)保険料(分割)
セゾン自動車火災48,020円4,250円
ソニー損保55,880円4,900円
三井住友海上82,230円7,190円

保険会社によって差があるのがわかるかと思います。


年代・等級別保険料

年代・等級保険料(一括)保険料(分割)
20代・8等級129,000円11,320円
30代・11等級66,010円5,810円
40代・14等級48,530円4,290円
50代・20等級37,240円3,300円
60代・20等級40,100円3,550円

等級が上がるにつれて保険料が下がってきています。


走行距離別保険料

走行距離保険料
300014,160円
500014,930円
700015,580円
900016,820円
1100017,550円
1600020,480円

走行距離が長くなるほど保険料が上がっています。


上記3つの表から見てもわかるように、任意保険は選ぶ保険会社、年代、等級や走行距離など条件で保険料が変わってきます。


どこかひとつの保険会社だけで検討するのではなく、いろいろな会社で条件を提示し、シミュレーションをすることで、任意保険料を最大5万円ほどまで安く出来るでしょう。


ヴォクシーの維持費を下げるには

  • 車検の点検整備費用を抑える
法定費用は変えられませんが、点検整備費用は下げることができます。

そのひとつが、自分自身で運輸局で車検を受けるユーザー車検です。

ユーザー車検だと法定費用しかかからないので、費用を大幅に下げることができます。

ただ注意しておきたいのが、自分では車の整備が出来ませんので、あとで不具合が生じる可能性があるということです。心配ならば避けた方がいいでしょう。

また、正規ディーラーだけでなく、民間の整備会社やスタンドで受けてみるのもひとつの方法です。いくつか見積もりを出してもらって検討してみるといいかもしれません。

任意保険の検討・見直し


任意保険を選ぶとき、保険会社まかせにしてはいけません。自分に今必要な保険は何か、どういったプランがいいかを考えた上で、何社からか見積もりを出して比較してみましょう。

また切り替えが来た時には必ず見直すようにすることで、保障の条件など変えられるところに気が付くようになります。

任意保険は条件次第で保険料も違いますから、見直しをすることで維持費の節約になってきます。

また、思いのほか高いお金がかかるのが駐車場代です。

自宅に駐車場がなく、近くに契約駐車場を借りてる方もいるかと思います。駐車場は今は満車でも、いつ空きが出るかわかりません。

借りっぱなしにするのではなく、管理会社に声をかけたりこまめにいろいろ見て回ることで、条件のいい駐車場に巡り合う可能性が広がります。

こういったことに気を配ることで、年間維持費の削減ができるでしょう。

ミニバンの維持費は?アルファード・ヴェルファイアの維持費等を比較!

それでは同じトヨタのミニバン、アルファードとヴェルファイアの維持費について見てみましょう。


最初に記載しておきましたが、比較しやすいようにヴォクシーHYBRID ZSの月間・年間維持費も再度載せておきます。


3種ともハイブリッド車でガソリン代は140円/L・年間1万km走行での計算、任意保険料は30歳以上のゴールド免許限定、車両保険付きの場合です。


トヨタ・ヴォクシーHYBRID ZSの月間・年間維持費

月間年間
ガソリン代4,902円58,824円
自動車税3,292円39,500円
車検4,137円49,640円
任意保険料6,200円72,300円
合計18,531円220,264円

トヨタ・アルファードの月間・年間維持費

月間年間
ガソリン代6,341円76,087円
自動車税4,250円51,000円
車検7,061円84,730円
任意保険料12,450円149,400円
合計30,102円361,217円

トヨタ・ヴェルファイアの月間・年間維持費

月間年間
ガソリン代6,341円76,087円
自動車税3,750円45,000円
車検6,533円78,390円
任意保険料7,648円91,780円
合計24,272円291,257円

維持費は表を見てもわかるように、ヴォクシーと比べてアルファードやヴェルファイアの方が若干高いようです。


車の大きさによる自動車税や車検代に差がありますし、燃費の違いからガソリン代にも差が出ています。


ただ燃費やガソリン代は、走行距離やその時の路面の状態などでも変わってきますので、あくまで目安としてください。維持費ではヴォクシーにかなわないアルファードやヴェルファイアですが、室内空間の広さと大きさゆえの安心感はまた違ってきます。


何を重視して購入を決定するのか考える上での参考にしてください。


まとめ:ヴォクシーの月・年間の維持費について

トヨタ・ヴォクシーHYBRID ZSの維持費について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?


今回この記事のポイントは


  • ヴォクシーHYBRID ZSの年間維持費は30万~40万円
  • ヴォクシーにかかる維持費の内訳は、ガソリン代・車検代など合計6つ
  • 年間維持費はやり方次第で下げられる
  • 同じトヨタのアルファード・ヴェルファイアとの維持費の違い

でした。


維持費は少しだけ気を配ることで大幅に減らせます。


ガソリン代など目に見えるものだとわかりやすいのですが、任意保険など普段あまり気にしていないところに目を向けるだけでも違います。


年に一度切り替えの時には、今自分が加入している保険について見なおしてみましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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