マツダロードスターの維持費はいくら?NA~ND系までの維持費を解説!

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国産スポーツカーの中でも走りに定評のあるマツダ・ロードスターその維持費は安い?NA・NB・NC・ND系の維持費を徹底シミュレーション!維持費が安いから学生や10代、20代にもおすすめ?購入費用や中古車購入の際の注意点、維持費を抑える方法についても解説します!

マツダ・ロードスターの維持費はいくらかかる?学生におすすめ?維持費を下げる方法も解説!

世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカーとしてギネス記録をもつマツダ・ロードスター


ユーノスロードスターの誕生以来4代に渡り愛され続けた名車であるロードスターを所有しドライブを楽しみたい方も多いと思います。


自動車本体の価格や状態なども所有するとなると気になるところですが、その維持費がいくらかかるのか?そんな疑問やロードスターを所有する上で知っておきたい情報を初代NAロードスターからロードスターRFまでの全維持費と情報を解説します。


ロードスターを維持する諸費用はどれ位かかるか、皆さん具体的におわかりでしょうか。
 


維持費といっても年間の燃料代や、税金、自動車保険料等さまざまな費用が存在します。 


ロードスターはオープンタイプの小型スポーツカーなので、特別な維持費がかかるかもしれませんね。
 


そこで今回は「マツダ・ロードスターの維持費と、費用削減方法」について 

  • ロードスターの年間維持費はどの位? 
  • ロードスターの維持費の内訳 
  • ロードスターの維持費の削減方法 

以上のことを中心に解説していきます。               
 


この記事を読めば、ロードスターの維持費に関する基本的知識がよくわかるはずです。     
 

ぜひ、最後までご覧ください。





マツダ・ロードスターNA~ND系の平均的な維持費は?

ロードスターの年間維持費はどの位なの?この車を購入したい皆さんなら気になることでしょう。


こちらでは、平均的なロードスターの年間・月間維持費を取り上げます。
 


下表をご覧ください。

年間月間
NAロードスター221,730円18,477円
NBロードスター265,000円22,083円
NCロードスター252,070円21,005円
NDロードスター241,900円20,158円
ロードスターRF267,000円22,250円


ただし、ロードスターを購入すれば維持費が上表と同額になるわけではありません。  


例えば、ロードスターの維持費の一つである「任意保険」は、等級が設定されています。 


このドライバーの等級がどれ位かでも、維持費はかなり変わってきます。


また、車両の状態によっては修理代にかなりの金額が必要になります。  


そのため、ご自分の払う維持費が、表の維持費より高い場合もあれば安く収まる場合もあるのです。

マツダ・ロードスターにかかる7つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!

ロードスターを維持するための費用にどんなものがあるのか?関心のある方々も多いことでしょう。
 


ロードスターの諸費用は次の7つとなります。 

  • ガソリン代 
  • 自動車税 
  • 重量税 
  • 車検費用
  • 自賠責保険料 
  • 任意保険料 
  • メンテナンス・修理費用
ロードスターの安全走行へ必要な費用もあれば、交通事故に備えた保険料もありますね。 

こちらでは、この7つの維持費用について解説していきます。

マツダ・ロードスターの維持費①:ガソリン代

ロードスターで使用される年間のガソリン代はどれ位になるのか?
 


ロードスターの型式・燃費を比較しつつ、年間のガソリン代について解説します。


型式と実燃費(参照:e燃費)


型式実燃費
NA6CE10.63km/l
NB6C12.70km/l
NCEC 11.60km/l
ND5RC16,48km/l
NDERC14.93km/l


年間走行距離8,000km

ここでは、年間走行距離を8,000kmとしたときの年間に必要な燃料代を計算します。

  • 年間走行距離÷燃費=1年間の消費ガソリン量(ℓ)
  • 1年間の消費ガソリン量(ℓ)×ガソリン代=年間ガソリン代

NAロードスター (8000÷10.63)×140=105,362円

NBロードスター (8000÷12.70km/l)×140=88,188円

NCロードスター (8000÷11.60km/l)×150=103,448円

NDロードスター (8000÷16.48km/l)×150=72,815円

ロードスターRF (8000÷14.93km/l)×150=80,375

※レギュラー140円、ハイオク150円で計算 1.5Lモデル


いずれのロードスターも年間走行距離によって、ガソリン代に大きな差が出ますね。
 


ロードスターの購入を検討している方はご自身の予想年間走行距離をもとに一度年間に必要な燃料代を計算してみてはいかがでしょう?

マツダ・ロードスターの維持費②:自動車税

自動車税はドライバーの登録自動車へ、都道府県が課す普通税であることはご存知のことでしょう。  


当然、各ドライバーは税金をしっかり支払う義務がありますよね。


このような税金もロードスターの維持費となります。 


この自動車税の金額は、登録自動車の排気量によって異なります。

区分税額
1000cc以下29,500円
1000cc~1500cc34,500円
1500cc~2000cc39,500円
2000cc~2500cc45,000円
2500cc~3000cc
51,000円
3000cc~3500cc58,000円
3500cc~4000cc66,500円
4000cc~4500cc76,500円
4500cc~6000cc88,000円
6000cc~111,000円


(参照:東京都主税局)※沖縄や離島は税額が変わります


ロードスターは排気量が1500㏄、1600㏄、1800㏄、2000㏄の4種類です。


総排気量1500ccのロードスターは年間税額34,5000円


総排気量1500㏄超2000cc以下のロードスターなら、年間税額39,500円です。


なお、新車登録から13年が経過した場合、自動車税は15%割増となることにも注意しましょう。


マツダ・ロードスターの維持費③:重量税

税金は、前述した自動車税の他「自動車重量税」も納める必要があります。
 


この自動車重量税は車両重量ごとに税額が決定され、0.5トンにつき4,100円ずつ増加します。 


こちらでは、ロードスターを車両重量で区分し、重量税を含めた年間にかかる税金を比較しましょう。


下表をご覧ください(登録自動車:初年度〜13年目)。

年間税額/重量別0.5トン超1トン以下1トン超1.5トン以下
重量税8,200円12,300円


なお、この重量税も一定の年数が経過すると、次のように課税額が増えてしまいます。

年数/重量別0.5トン超1トン以下1トン超1.5トン以下
初年度〜13年目8,200円12,300円
13年経過11,400円17,100円
18年経過12,600円18,900円

重量税は車両の重さだけに気を付ければ良いわけではないので、年数もしっかり考慮しましょう。

マツダ・ロードスターの維持費④:自賠責保険

自賠責保険は、自動車を運転する人が加入する必要のある保険です(強制加入)
 


こちらもロードスターの維持に必要な費用となります。


この保険は一定の時期に行う車両の車検に合わせ、加入することになります。
 


契約期間が長期間ならその分保険料も安くなります。


こちらでは、自家用乗用自動車の自賠責保険料一覧表をあげています(2019年4月以降対象)。
 

期間自賠責保険料
12ヶ月15,520円
13ヶ月16,380円
24ヶ月25,830円
25ヶ月26,680円
36ヶ月35,950円
37ヶ月36,780円

自賠責保険は、ドライバーが交通事故を起こしたとき、被害者の救済のため補償が下ります。 


忘れずに自賠責保険へ加入し、万が一の事態へ備えなければいけませんね。

マツダ・ロードスターの維持費⑤:車検

ロードスターの場合も例外なく車検を受る必要があります。
 


車検には法定費用として、前述した重量税、自賠責保険料・印紙代がかかります。
 


法定費用はどの位かかる? 


こちらでは事例を上げ、車検の法定費用を比較してみましょう。

  • ロードスター:0.5トン超1トン以下
  • 自賠責保険期間:24ヶ月

法定費用金額
重量税16,400円(8,200円×2)
自賠責保険料25,830円
印紙代1,200円
合計59,830円
法定費用は各車検業者で全て同一なので、業者によって金額が異なるという事態はありません。


点検整備費用について

法定費用とは異なり、車検基本料金・整備費用は各業者によってバラバラです。
 

点検整備費用がどれ位かかるのか、心配な皆さんもいらっしゃることでしょう。
 

車検基本料金・整備費用は1万円~10万円と大きな開きがあります。

大概ディーラー車検は高く、車検専門業者である「車検センター」なら比較的安い傾向があります。
 

詳細は下の「マツダ・ロードスターの維持費を抑える方法について解説!」にて解説します。

マツダ・ロードスターの維持費⑥:任意保険

任意保険(自動車保険)は、前述した自賠責保険と異なり強制加入ではありません。


つまり、加入するか否かは各ドライバーの判断次第です。
 


しかし、自賠責保険を補完し、手厚い補償を受けるため有益な商品となります。


自賠責保険では対物賠償や搭乗者に関する補償が無く、その補償には任意保険加入が不可欠ですよね。


ロードスターを契約車両とした場合の、平均的な年間保険料を解説しましょう。


ロードスター(型式ND5RC)、ロードスターRF(型式NDERC)を取り上げます。

年齢(等級)/型式ND5RCNDERC
20歳(8等級)151,100円161,040円
30歳(17等級)35,740円37,750円
40歳(20等級)29,940円31,630円
50歳(20等級)31,450円33,240円
60歳(20等級)31,450円33,240円

表を見れば、20歳のドライバーは運転をはじめて日が浅く等級も低いので、年間保険料は高いですね。


一方、20等級ともなれば、20歳(8等級)よりも、保険料は1/5程度に軽減されます。


「等級が低いからしょうがない。」とは思っても、金銭的負担はできるだけ抑えたいですよね。


実は、任意保険料を最大で5万円安く下げられる方法もあります。


この任意保険の見直し方法については後述致します。

マツダ・ロードスターの維持費⑦:メンテナンス・修理費用

ロードスターの走行中に故障や事故を起こさないために、次のような費用も必要になります。


メンテナンスの費用について

一定期間に次のようなオイル交換やクリーニングを行い、運転に支障が生じることを防ぎましょう。

  • エンジンオイル交換:6,000円~8,000円程度
  • MTオイル交換:6,000円~8,000円程度
  • デフオイル交換:3,000円~4,000円程度
  • オイルエレメント交換:1,200円+工賃500円
  • エアコンガス・クリーニング:9,800円
  • エンジンクリーニング:12,000円

修理費用について

こちらでは、ロードスターで主に発生するトラブルの修理費用を解説します。

まず、ロードスターの燃料ポンプは、負担が大きいため寿命の短くなることを指摘されています。

修理には燃料ポンプの交換が必要となります。

燃料ポンプ自体は新品で23500円で、同時交換する燃料フィルターは5000円程度です。

エンジンのかからない事態につながるので、エンジンが不調だと感じたら速やかに交換しましょう。

また、冷却水のトラブルにも注意が必要です。

冷却水トラブルは、電動ファン用モーターの故障が原因です。

冷却水の漏れを放置していると、エンジンに水漏れが回り白煙を立てる事態となります。

これでは大事故につながってしまいますよね。

この場合の修理は、ファンドライブ一式交換することになります。

修理費用は、部品代約28000円および工賃約3万円で、6万円近い出費となります。

マツダ・ロードスターは学生や10代20代におすすめ?

ロードスターの維持費をみて「スポーツカーの割に維持費が安い!」と感じた人がいるかもしれません。


大学生や20代の若い方々でも、ロードスターを購入して長く利用できそうですね。
 


こちらでは、ロードスターの新車価格と中古車の相場価格を解説します。

比較的維持費の安いロードスターは学生や10代20代におすすめ?

前述した維持費だったら毎月の負担も大丈夫、と安心している購入希望者も多いことでしょう。


気になる新車価格は次の通りです。

グレード価格(税込)
S2,554,200円
Special Package2,759,400円~2,872,800円
S Leather Package3,094,200円~3,207,600円
RS3,256,200円

新車だけに約255万円~約325万円、結構なお値段になっていますよね。


でも、中古車で購入するならグッとお求めやすくなります。


次項では中古車の相場を取り上げます。

マツダ・ロードスターの価格について

こちらでは、ロードスターの中古車相場を見てみます。


概ね中古車価格は、新車価格の2/3~1/3程度となっている場合が多いです。
 


一例をあげるので、下表を参考に新車価格と比較してみましょう。

グレード中古価格(諸費用込み)
S約200万円
Special Package約199万円
S Leather Package約199万円
RS約35万円

グレードや年式、車体を大事に使ったかどうかでも、中古車の値段は大きく異なります。


中には中古価格35万円という、新車と比較すれば1/10近くになっている中古車もありますね。

マツダ・ロードスターを中古で購入する際の注意点

前述した通り中古車の値段には、車両の状態等により大きい差が生まれます。


皆さんの中には「ロードスターならどれでもいい!」と、お考えの方々もいることでしょう。


ご自分の予算に合わせて購入することも大切ですが、最優先すべきは“乗って安全か”という点です。


「マツダ・ロードスターの維持費⑦」でも解説した通り、トラブルの起きやすい箇所は確かに存在します。


中古車ならば余計、故障やトラブルのリスクは大きくなります。


販売店の担当者に、何故このような値段になったのかを確認し、十分リスク等の説明を受けましょう。


そして、ご自分の納得した上で購入することが賢明です。

マツダ・ロードスターの維持費を抑える方法について解説!

ご家庭に金銭的な影響が出ないよう、ロードスターの維持費をより軽減したい方々も多いことでしょう。
 


その場合には、車検費用、任意保険等の見直しによって費用の削減も期待できます。


こちらでは、ロードスターの維持費の削減方法を解説します。

維持費を下げる方法①:車検費用を安くする

前述したように、各車検業者で点検整備費用は1万円~10万円と大きな開きがあります。 


車検をディーラーに依頼すると、10万円程度の費用のかかるケースが多いです。


ただし、ディーラーでは整備に細心のチェックが行われ、車検後は安心して車を動かせます。


一方、車検専門業者「車検センター」の場合は、必要最低限の点検・整備しか行いません。
 


ただし、プロが行う以上、手抜き作業になることはまずないでしょう。


点検整備費用もディーラーの場合の1/10、10,000円程度となります


ただし、日ごろ乗り慣れたドライバーの感覚から、点検してもらっても違和感が残る場合もあります。


例えば、車検センターでみてもらったものの、ブレーキの効きが緩い等の微妙な感覚があげられます、


このような場合、「専門家にみてもらったんだから大丈夫。」と決めつけることは賢明と言えません。


ドライバー自身で日ごろのメンテナンスに努め、早期の部品交換等を行っておくことが大切です。

維持費を下げる方法②:任意保険の見直し

ロードスターの維持費を下げるには、できるだけ支払う保険料を抑えることも必要です。


自動車保険には、仲介手数料・紹介料が保険料に組み込まれている代理店型の保険があります。


しかし、保険会社と直接契約するネット型自動車保険も盛んに販売されてます。 


それぞれの自動車保険を比較、検討してご自身にあった保険を選択することで、自動車保険料を抑える事や、万が一の時に安心な保険に加入する事ができます。


ですが、保険会社は全部で30社以上もあり、その中から一つの保険を選ぶのは時間的にも難しいですし、何よりも面倒ですよね。 


 しかし、自動車保険の一括見積サービスを利用すれば、スマホやPCで簡単5分で自動保険見積もりができ、その中から自分に最も適した自動車保険を選ぶことができるんです。


ちなみに利用料は無料、見積もりだけでもOK!多くの方々が利用し自分の車に合わせて、最大で5万円もお得に自動車保険を利用しています。

まとめ:ロードスターNA~ND系の維持費と、維持費を抑える方法について!

マツダ・ロードスターの維持費と、費用削減方法について解説してきましたが、いかがでしたか。    


今回の記事のポイントは

  • マツダ・ロードスターの維持費は比較的安い
  • 運転する自動車の年数が増えれば、自動車に関する税金も増加してしまう
  • 任意保険(自動車保険)に加入する場合は、等級が大きく影響する
  • 車検費用は、車検業者によって大きな差があるので注意
  • 中古車選びは、価格の安さだけではなく安全性も必ず検討する
  • 安い自動車保険を選ぶには「一括見積サービス」が便利
ロードスターの維持費は比較的ローコストですが、更なる工夫で費用軽減ができます。
 

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

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