ラシーンの維持費はいくら?維持費の削減法やラシーンの選び方を解説

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優れたデザイン性で販売終了から20年近く経過するも未だ強い人気を誇るの車、日産・ラシーン。その維持費は一体いくらなのでしょう?この記事では詳しい維持費内訳と維持費を下げる方法や、ラシーンを購入する際に知っておきたい中古車選びの注意点などを解説します!

日産・ラシーンの月間・年間維持費は?維持費削減のポイントや選び方を紹介!

クラシックでお洒落なフォルムでとても人気がある、日産・ラシーン


販売終了から20年も経っていますが、他にはないレトロなデザインは未だに人気が高く、時折街中でも見かけますよね。


そんなラシーンについて「いいなと思うけれど維持費が気になる」という方も多いのではないでしょうか?


そこでこの記事では、

  • ラシーンの具体的な維持費
  • ラシーンの維持費の内訳
  • ラシーンを購入する時の注意点
  • ラシーンの維持費を下げるのに有効な方法

以上について解説していきます。


この記事を読めば、ラシーンの維持費や購入時のことなどが詳しくわかるので、ご検討される際の一つの参考になるかと思います


ぜひ最後までご覧ください。

日産・ラシーンの維持費は年間32.1万円!比較的高い…

ラシーン(RKNB14)年間維持費の内訳は以下の通りです。

月間年間
ガソリン代10,416円125,000円
自動車税3,783円45,400円
車検代25,000円50,000円
任意保険料1,160円13,920円

※ガソリン代:120円/L・年間1万kmで計算

※任意保険料:・本人のみ保証・車両保険なしで計算


上記に加えて、場合により駐車場代・高速代などが掛かり、平均としては年間32.1万円ほどになります。やはりレトロカーの為、ガソリン代は現在発売中の車種より少し高いですね。


ラシーンの燃費はおよそ10km/Lと言われていますが、運転次第でもっと良くすることもできます


例えば街中のみの走行であれば、そこまで悪い燃費ではないでしょう。


また中古車での購入なので、思わぬメンテナンス代がかかる場合もあります。


ラシーンご購入の際には、より長く乗れる一台を選んでくださいね。

日産・ラシーンにかかる6つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!

ラシーンを所有する上でかかる維持費は、

  • ガソリン代
  • 自動車税
  • 重量税
  • 車検
  • 自賠責保険
  • 任意保険

主に以上の6つです。


ここでは上記それぞれについて、毎月(毎年)どのくらい掛かるのか、詳しく解説していきます。


日産・ラシーンの維持費①:ガソリン代

ラシーン(RKNB14)の平均的な実燃費は9.60km/Lなので、これを元に走行距離別のガソリン代を見てきましょう。


なお、ガソリン代は120円/Lで計算しています。

走行距離ガソリン代
3,000km~5000㎞37,500円〜62,500円
5,000km~10000km以下62,500円〜125,000円
10,000km~15000km以下125,000円〜187,500円

ラシーンはレトロカーでありながら、そこまで燃費は悪くないと言われています。


またラシーンは街乗りを想定して制作されており、無理に悪路を走らなければこの燃費をある程度維持できるようです。


ランニングコストを減らすには、少しでも優しい運転を心がけることが大切ですね。

日産・ラシーンの維持費②:自動車税

自動車を所有する際にかかる2つの税金のうち、1つが自動車税です。


自動車税の金額は排気量ごとに決められており、ラシーン(RKNB14)は2000ccなので、その場合39,500円となります。


ちなみにラシーンには1500ccや1800ccの型式もあり、1500ccの場合の自動車税は39,600円です。


また自動車税は毎年5月末までに納める必要があります


自動車税の納付を証明する「納税証明書」は車検を受ける際に必要なので、必ず保管しておいてください。

日産・ラシーンの維持費③:重量税

自動車を所有するのにかかるもう1つの税金が重量税です。


重量税の金額は車両重量ごとに決められており、ラシーン(RKNB14)は1290kgの普通車なので、24,600円です。


しかし重量税は、その車の初年度登録年月からの経過年数が長ければ、その分金額が高くなってしまいます。


ラシーンは平成9年(1997年) に販売が開始されており、最大で約20年以上経過している為、大抵の場合は先ほどの金額より高くなります。


経過年数ごとの重量税は以下の通りです。

重量税自動車税+重量税
初年度~13年目24,600円64,100円
14~18年目32,400円71,900円
19年目~37,800円77,300円

このように、経過年数によって大きく維持費が変わってきます


経過年数は車検証に記載があるので、ご購入の際は必ず確認してくださいね。

日産・ラシーンの維持費④:自賠責保険

自賠責保険とは、万が一事故が起こった際の被害者救済を目的として、自動車を所有する場合は必ず加入しなければならない保険です。


車検の際に、次の車検までの期間分をまとめて納付するのが一般的となっています。


ちなみに自賠責保険の保険料はこちらです。

12ヶ月13ヶ月24ヶ月
16,350円 17,310円 27,840円
25ヶ月36ヶ月37ヶ月
28,780円 39,120円 40,040円

自賠責保険は、最長で次の車検までの期間加入します。


理由は、保険期間が長いほど保険料が安いからです。


1ヶ月単位の短い契約もできますが、その場合の保険料は割高になるので、よほどの理由がない場合以外はあまりオススメできません。

日産・ラシーンの維持費⑤:車検

車検費用の内訳は大きく3つに分けられ、「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」があります。


1.法定費用

法定費用は法律で定められている部分であり、先ほどあった重量税や、自賠責保険検査手数料がこれに入ります。


また、法定費用はどこで車検を受けても金額の変動はありません


法定費用の内訳は以下の通りです。

重量税24,600円〜37,800円
自賠責保険料28,780円(25ヶ月)
検査手数料1,700円
合計55,080円〜68,280円


2.車検基本費用

車検基本費用は24カ月定期点検料・測定検査料・車検代行手数料の合計金額で、車検費用の中で一番金額が変わる部分です。


ちなみに金額が高めなのがディーラーですが、その分技術に定評があり安心して任せることができます。


一方で費用を節約するには、車検専門店などに依頼すると比較的安価で済みます。


またこの記事の後半では、このように車検基本費用を抑えるなど、他にも維持費を安くするための方法をいくつかご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。


3.部品交換費用

部品交換費用は車検で判明したパーツの劣化・損傷などを整備するために掛かる費用です。


経過年数や走行距離などにより損傷具合は違いますが、ラシーンの場合は中古車なので、新車よりはこの部分に費用が掛かることが多いようです。

日産・ラシーンの維持費⑥:任意保険

自動車を所有する際には自賠責保険とは別に、通常は任意保険にも加入します。


任意保険は自賠責で保証される以外の範囲を保証するので、強制ではありませんが万が一のことを思って入っておいたほうが安心です。


任意保険料は多くの保険会社が販売しており、また契約者の年齢などで金額がかなり違ってきます。


一つの参考にしていただけるよう、ここでは3つのテーマ別に平均的な保険料を比較しました。


1.保険会社別 ※20代で計算

保険会社保険料(一括)保険料(分割)
SBI損保58,400円4,866円
ソニー損保78,340円6,528円
損保ジャパン97,840円8,153円

保険会社によって大きく開きがあり、特に通販系の会社はとても安くなっています


2.年代・等級別

年代・等級保険料(一括)保険料(分割)
20代・7F等級126,300円10,700円
30代・12等級24,300円2,200円
40代・15等級20,400円1,800円
50代・20等級17,300円1,500円
60代・20等級17,300円1,500円

20代は保険金支払い事由が多いので、その分保険料が高くなっています。


3.走行距離別   ※21歳以上で計算

走行距離保険料
3000km194,300円
5000km205,100円
7000km214,300円
9000km231,900円
11000km242,100円
16000km283,600円


このように、保険会社・年齢や等級・年間走行距離など様々な要因で大きく金額が変わるのが、任意保険の特徴です。


そしてこの記事の後半では、この任意保険料を最大5万円も安く抑える方法をご紹介しています


ぜひ最後まで読んでみてくださいね。


(補足)維持費⑦:駐車場代

ラシーンに掛かる主な維持費の中で、場合によっては大きな出費となるのが駐車場代です。

ご自宅に駐車場があれば別ですが、そうでなければ月極駐車場を契約することになるかと思います。

はじめに契約するとき、近くの1番安い駐車場がすでに満車だった場合は、維持費がかさむことになりますよね。

そんなときは是非、定期的に近くの駐車場の空き状況をチェックしてみてください。一度駐車場を契約した後はあまり変更しないものですが、ある日満車だった駐車場にも空きが出ている可能性がありますよ。

今より良い条件の駐車場が契約できれば、大きな節約になるかもしれません。

日産・ラシーンの購入の際の注意点を解説!

ラシーンを購入する際、発売から20年以上経っているので中古での検討になると思います。


せっかく好きな車を買うので、なるべく良い一台を選択したいですよね。


中古車の選び方を考える際に、注意したいのが「年式」と「走行距離」です。


中古車は単純に年式が新しいほど、走行距離が短いほど新車に近いので、そのような車はその分高い金額が付きます。


しかし、初期費用がかかる分メンテナンス代などのランニングコストが安く抑えられる場合が多いので、なるべく新しい車をオススメします


また中古車の場合、すでにオプション付きのものが多く出回っており、その有無によっても価格が変わります。なるべく不要なオプション・装備がない一台を選んで、無駄のないようにしたいですね。


また中古車をネットで検索する場合はとても多いと思いますが、ラシーンは大変人気の車種なので、ネット上に情報が出る前に店頭で売れてしまうこともあるようです


価格の相場を知るならネットで十分ですが、実際に探す場合は直接お近くの店舗に問い合わせた方が、チャンスを逃さずに済むかもしれません。


日産・ラシーンの維持費を下げるには?最大15万円も節約?!

ここからは、すでにご紹介したラシーンの維持費の中で、節約できる「コツ」を2つご紹介します。

これらのコツを合計することで、最大で年間15万円も維持費削減することができます。

これまでの内容で、「ちょっと維持費が高いな」と思われる方は、是非読んでみてください。

またこちらの内容はラシーンに限らず全ての自動車に当てはまるので、現在お持ちの自動車の維持費を節約したい方にも、読んでいただけると幸いです。

日産・ラシーンの維持費を下げる方法①:車検費用を安くする

車検費用が思っていたより高くついてしまった経験はありませんか?


車検は依頼先によって金額が大幅に変わり、中には相場より大分高くついたケースもあります。


原因としては、万全を期して様々なパーツを取り替えることにあります。


もちろん悪いことではありませんが、車の知識があまりないために勧められるまま交換してしまうと、気づいたら非常に金額がかさむ場合があるため気を付けたいですね。


そこで、車検費用を抑えるためには

  1. ラシーンの車検費用相場を確認する
  2. 知り合いに良い車検依頼先を紹介してもらう
  3. 複数の会社から見積もりを取り、金額を比べる
  4. ユーザー車検をする

この辺りがポイントになります。


4番目にあるユーザー車検ですが、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?


ユーザー車検とは「自分自身で車検をすること」で、各種手数料や不必要な交換費用を節約することができます。


車検費用を抑えることができる上に、ご自分の車の状態がよくわかるので、メリットが大きいですよね。


またご自分で車の整備ができる場合はさらに安くできるので、そのような方にはとてもオススメできます。


しかし手続きが面倒だったり、もし不備があった場合のデメリットがあるので、あまり車に詳しくない場合は少しでも安い業者に任せた方が安全です。

日産・ラシーンの維持費を下げる方法②:任意保険の見直し

車検費用と並び、維持費が多く削減できるポイントとして「任意保険料」があります。


自動車保険の種類は時代のニーズによって変化しているので、ずいぶん昔に加入した保険を見直すことで、大幅に保険料を削減できるケースが大変多いです。


実際には、保険の見直しで平均3万5千円、最大5万円の維持費削減ができるので、維持費削減を考える際に欠かせない項目といえます。


また時代だけでなく、走行距離の変化などでも保険料が変わるので、是非一度は任意保険の見直しをしてみてください。


昔より安い保険料で、昔より内容の良いものがきっと見つかるはずです。

まとめ:日産・ラシーンの維持費とお得に乗るための方法について

主にラシーンの維持費について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?


今回の記事のポイントは、

  • ラシーンの年間維持費は約32.1万円
  • ラシーンにかかる主な維持費はガソリン代や任意保険料など6種類
  • ラシーンは中古で購入することになるため、走行距離や年式に注意
  • ラシーンの維持費は、車検代・任意保険料で大幅に下げることができる

以上のことでした。


少し高めの維持費が掛かるラシーンでしたが、特に任意保険の見直しは無料で簡単にできるのでとてもオススメです


また見直しをすることによって、現在ご加入の保険内容を思い出せる良い機会になるかと思います。この機会に是非、試してみてくださいね。


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