86の維持費はいくら必要?様々な条件事にあなたの維持費を徹底計算!

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トヨタブランドのスポーツカー86、その維持費は一体いくらなのでしょう?学生や20代でも所有できる?この記事では、86の月間・年間維持費を徹底計算!また、フェアレディZの維持費とも比較!さらに、維持費を削減する方法や86の中古車を選ぶコツも紹介!

86の月間・年間維持費はいくら?維持費を下げる方法や学生へのおすすめポイントも紹介!

トヨタが2012年に発売を開始し、AE86トレノ・レビンの再来として一躍人気となったスポーツカー「86」。


メーカーが積極的にチューニングを推奨していることもあり、アフターパーツも数多く販売され、自分だけの86を作れるとあって、広い世代から支持されています。


現在新車で購入できる数少ないスポーツカーということもあり、興味のある方も多いのでしょうか?


初期のモデルは中古価格も下がってきており、購入を考えている若い方も多いかもしれません。


そんな86に、これから乗ってみたいという方が気になるのは維持費ですよね。


そこで、この記事では、トヨタ・86の維持費と節約について

  • 86にかかる維持費はいくら?
  • 大学生が86に乗るためのポイント
  • 86の維持費を節約する為には?

以上のことを中心に説明していきます。

トヨタ・86の年間維持費は31.5万円!比較的安い!フェアレディZとも比較!

まずは、同じく人気のスポーツカーである日産のフェアレディZとの年間維持費を比較してみましょう。


表にまとめたものを、ご覧ください。

維持費/車種86フェアレディZ
ガソリン代
10万円20万円
自動車税3.9万円6.7万円
重量税1.2万円1.6万円
車検費用2.1万円2.1万円
自賠責1.3万円1.3万円
任意保険12.0万円14.0万円
合計31.5万円45.7万円

燃費や自動車税、任意保険といった部分が、86と比較するとフェアレディZは大幅に高額であることがわかります。


対象の年齢層や車の性格が違うという事もありますが、86の方が維持しやすいと言えるでしょう。

トヨタ・86にかかる6つの維持費を徹底計算!


上記の表に登場する6つの項目、こちらが必ずかかってくる維持費用になります。上から順番に説明していきましょう。

  • ガソリン代
  • 自動車税
  • 重量税
  • 車検費用
  • 自賠責
  • 任意保険

それでは、ここからはこの6つの維持費について一つずつ詳しく見ていきましょう。

トヨタ・86の維持費①:ガソリン代

ガソリン代は、燃費と走行距離、ガソリン代によって左右されてきます。


86の使用ガソリンはハイオクです。ハイオク価格はここでは150円とします。


また、実燃費は11.37km/Lということですので、ここから年間走行距離によってのガソリン代を見ていきましょう。

走行距離/形式・実燃費ZN6(86)・11.37km/L
3,000km(3,000km÷11,37km/l)×140円=36,939円
5,000km(5,000km÷11,37km/l)×140=61,565円
10,000km(10,000km÷11,37km/l)×140=123,131円
15,000km(15,000km÷11,37km/l)×140=184,696円
86を買うとなると、走ることが好きな方が多いかと思います。

年間10,000km走ると考えると、年間約130,000円がガソリン代ということになります。

ハイブリッドカーと比べてしまうと燃費が悪いように感じますが、スポーツカーで燃費運転する人が少ないことを考えると、むしろ燃費は悪くないと言えるでしょう。

こちらは、あくまでも平均ですので、人によって大きく差があるところだと思います。自分の経済状況に合わせて、走行距離をうまく調整しましょう。


また、同じように駐車場代もお住まいの地域によって大きく変化します。


全国平均は8,000円と言われていますが、ご自分の経済状況や利便性などを総合的に考えて契約することをオススメします。


(参照:e燃費)

トヨタ・86の維持費②:自動車税


自動車税は、毎年5月初旬にお住まいの都道府県から金額が通知され、5月中に納付するのが基本です。


金額についてはエンジンの排気量によって、500cc毎に区切られ設定されています。


また、新車登録から13年を超過した車は、税額が15%割増になる仕組みになっています。86は一番古い車でも7年なので、まだまだ心配する必要はないでしょう。


86は2,000ccのエンジンなので、1,500cc超~2,000cc以下の金額になります。


詳しい金額については、次の重量税の項目で表にまとめていますので、そちらをご覧ください。


(参照:東京都主税局)

トヨタ・86の維持費③:重量税

重量税は、車検の際に二年分まとめて払わなければならない税金です。


重い車ほど、道路へのダメージを与えるという考え方から、車両重量500kg毎に区切られ、重量が重い車ほど税金が高くなっていきます。


自動車税と同じく、新車からの登録年数によって割増があり、13年超過、18年超過で税額が上がる仕組みになっています。


また、国の定めた燃費基準を満たしている場合、その達成具合によって半額や全額免除されるエコカー減税といった制度も用意されています。


残念ながら、やはりスポーツカーである86はエコカー減税対象外ですので、重量税は満額ということになります。


86の重量は1,200kg台の車ですので、1,000kg超~1,500kg以下の税額になります。


では、自動車税、重量税(1年あたり)を表にしてまとめましたので、ご覧ください。

登録年数/税種自動車税重量税
~13年目39,500円12,300円
14年~18年目45,400円17,100円
19年目~45,400円18,980円
86の場合は13年目までの税額になりますので、1年あたり51,800円にという事になります。

トヨタ・86の維持費④:車検

車検にかかる費用には、必ず支払わなければならない法定費用と、車検方法や車の状態で費用が変わってくる点検整備費用の二種類があります。


車検における法定費用とは、前項目でご説明した重量税、次項目でご説明する自賠責保険、そして印紙代の合計額になります。印紙代は書類等の費用の事です。


法定費用をまとめると以下表のようになります。

法定費用金額
重量税24,600円
自賠責26,680円
印紙1,800円
合計53,020円

合計で53,080円。こちらは必ずかかる費用になり、これとは別に点検整備費用がかかることになります。


点検整備費用は、自動車の状態や車検を任せるお店によって大きく変わってきますが、86くらいの年式の車であれば、4万円程度になるでしょう。


点検費用を節約する方法についてはページ後半で紹介しています。是非最後までご覧ください。

トヨタ・86の維持費⑤:自賠責保険

自賠責保険とは、法律で加入が定められている保険です。1ヶ月単位の加入もできますが、車検期間、つまり、2年単位での加入が基本になります。

 

自賠責保険が切れた状態でその車を動かすと、一年以下の懲役または50万円以下の罰金が与えられる上に、免停にもなります。そうならない為にも、車検期間での加入を推奨します。 


自賠責保険の加入期間と金額は以下のようになります。
 

保険期間保険料
12ヶ月15,520円
13ヶ月 16,380円
24ヶ月25,830円
25ヶ月26,680円 
36ヶ月35,950円
37ヶ月35,950円

(参照:自賠責保険ポータルサイト)


長い期間で加入するほど一月あたりの料金は安くなっていることがわかります。


また、25ヶ月や37ヶ月といった、余分に1ヶ月分の期間があるのは、車検は満了日の24時まで有効なのに対して、自賠責保険は正午までが期限になっているため、うっかり無保険にならない為の仕組みです。


また、車検切れの際に、1ヶ月以内であれば仮ナンバーを取得するだけで車検を取りに行けるので、25ヶ月で加入しておく方がいいでしょう。

トヨタ・86の維持費⑥:任意保険

任意保険とは、自賠責保険では補償されない物損事故や、自賠責の補償額を超えた際のカバーをしてくれる保険です。任意ではありますが、いざというときのために必ず加入しておきましょう。


また、任意保険は等級と呼ばれる基準で価格が変化します。無事故で年数を経過する毎に等級が上がっていき、6等級からスタートし最大で20等級になります。


こちらは、等級・年齢でどれだけ保険料が変わるかを示した表になります。
年代・等級/保険料保険料(一括)保険料(分割)
20代・7F等級82,000円88,000円
30代・12等級34,000円37,000円
40代・15等級25,000円26,000円
50代・20等級18,000円19,000円
60代・20等級22,000円24,000円
50代までは年齢・等級が上がるほど料金が安くなっていくことが分かります。

事故率が高く等級が低い20代、事故率の高い60代は少々保険料が高くなっていますね。

次に走行距離による保険料の違いを見ていきましょう。
走行距離保険料
3,000km39,000円
5,000km45,000円
7,000km47,000円
9,000km47,000円
11,000km52,000円
16,000km56,000円
走行距離が多いほど保険料は高くなることが分かります。

走行距離が増えるほど、事故の確率が高くなるので、その分保険料が高くなるということですね。

今度は、保険会社による保険料の違いを見てみましょう。
比較条件は
  • 現在の等級:6等級
  • 初度登録年月:2014年5月
  • 車種:トヨタ・86 ZN6
  • 年間走行距離:10,000km以下
  • ドライバー年齢:30歳
  • 対人・対物補償限度:無制限
  • 人身傷害保険限度:3,000万円
  • 車両保険:なし
こちらになります。それでは表にまとめたものを見てみましょう。
保険会社/保険料保険料(一括)保険料(分割)
A社160,000円195,000円
B社118,000円128,500円
C社128、700円139,900円

A社が2社と比べて高いですが、基本的には月1万円という計算になります。

高い!と思ったかもしれません。事故を起こさないから入らなくていいやと考えた方もいるのではないでしょうか。しかしそれは大変危険な選択です。

実は、ここから保険料をお安くする方法があるんです!最大で五万円近く安くなることも。

ページ後半でその方法をご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

維持費の安いトヨタ・86は学生や若者におすすめ?

ここからは、大学生や若い方にも大人気の86が維持できるのか見ていきましょう。


ここまでの項目で見ていただいた通り、86の維持費は他の車と比べて特段高いということはありません。新しい車なので部品も豊富にあり、車の情報も沢山あるので、安いからといって古い車を買うよりも初心者向けと言えるのではないでしょうか。


また、MTモデルも豊富にありますので、せっかくMT免許を取ったんだからMT車に乗りたい!という人にもおススメです。

トヨタ・86は学生や20代におすすめ?18歳でも所有可能?

さて、では実際に大学生が86を買うとしたらどれくらいのお金が必要なのでしょうか。


まず、車両価格は現在の中古市場ですと、150万円前後が相場と言えるでしょう。どのような選び方をすればいいかについては、この後の項でご紹介します。


また、先程までは30代の方と想定して6つの維持費を算出してきましたが、この中で年齢によって変わる維持費は、任意保険だけです。


任意保険は上手に契約することで、大きく節約することが出来ます。その方法はこの後ご説明しますが、月々6,000円以下にすることも可能なんです!


車体を買ってさえしまえば、バイトをすれば大学生でも維持出来てしまう金額ではないでしょうか?21歳以上から保険料が安くなる事を考えると、2年間貯金をし、21歳になる3年生になって購入するのが良いかもしれませんね。

トヨタ・86の中古車購入のコツ!

86を購入するにあたって、当然、新車か中古車がの選択肢がありますよね。新車であれば何も問題はありませんが、中古車の場合は何を選べばいいのか難しいですよね。


そこで、86の中古車を購入する際のポイントを紹介します。

  • グレード
  • 走行距離
  • 修復歴の有無
  • 整備記録の有無
  • 使用地域
グレードが違うと、トランスミッションやホイールサイズ、快適装備などに違いが出てきます。自分が欲しいグレードが何か事前に確認しておきましょう。 

走行距離は、当然多ければ多いほど各部へのガタや劣化が多くなりますが、反比例して価格は下がります。長く乗るつもりであれば、走行距離が少ないものを、逆であれば多いものを選ぶといいかもしれません。

修復歴の有無、こちらは過去に事故などでの修理があるかどうかを示します。当然有る場合は安くなります。バンパーやドアなどの外装部品のキズ直しは修復歴にはなりません。

フレームと言われる、車の骨格部分を直すような、重大な修理をした場合に修復歴が付くことになります。

修復歴があってもキチンと直されていれば問題ありませんが、そこを見分けるのは中々難しいです。詳しい人に一緒に見てもらうか、そうでなければ避けるのが無難でしょう。

使用地域、気にされない方が多いですが、実はこちらは車体の錆に大きな影響があります。

海沿いの地域で使われていた車は潮風の、雪の降る地域では融雪剤の影響で、車体裏面が通常より錆びやすくなっています。

長く乗るつもりであれば、避けた方がいいでしょう。他にも見るべき点を挙げるとキリがありませんが、主にこの5点をチェックすれば良いでしょう。

トヨタ・86の維持費を下げる方法!最大で年間15万円も節約?


では、ここからは維持費を下げる方法をご紹介していきましょう。


車検の点検費用、そして任意保険。この2つは上手に節約することが可能なんです!


その具体的な方法とは一体何か?


しっかり解説していきますので、ぜひご覧ください。

トヨタ・86の維持費を下げる方法①:車検費用の節約

車検費用でも少し触れたように、金額が決まっている法定費用とは別に、点検費用というものがあります。名前の通り、点検にかかる費用の事で、ディーラーや修理工場に車検をお願いする際に、部品の交換や修理、作業の工賃などを指します。


この点検費用、もちろん必要な物ではありますが、交換の必要のない部品を交換されたり、使う必要のない添加剤を入れられたり、必要以上の請求をされたという事例もあるようです。


事前に作業の見積もり内容を説明して貰い、追加で作業が必要になった場合にもキチンと説明をするお店に預けるようにしましょう。それだけで余分な出費が減るはずです。


車に詳しい人であれば、ユーザー車検もおススメです。ユーザー車検は、通常であればお店が代行してくれる検査を、自分で検査場まで持ち込み行うというものです。


ある程度の下調べと準備が必要になり、行えるのも平日のみになりますが、車検に適合している車であれば、法定費用のみで済ませることが出来ます。

トヨタ・86の維持費を下げる方法②:任意保険の見直し

さて、それでは任意保険をお安くする方法をここでご紹介しましょう!


年間に平均3万円、最大5万円近くの節約になれば、ガソリン代や車検代に充てる事も可能です。では、その為のポイントをご紹介しましょう。

  • 年齢条件
  • 運転者限定特約
年齢条件とは、先程も記載しましたが、全年齢対象から、21歳以上、26歳以上など、ある年齢以上の運転者のみを補償する事で保険代が安くなる制度です。

21歳以上の場合、全年齢対象と比較すると3~4万円近く保険料が下がるんです!大学三年生であれば、この条件を満たすことが出来ますね。

運転者限定特約とは、保険対象の車を運転する全員に保険を適応するのか、契約者本人だけにするのか、運転者を限定することで保険代が安くなる制度です。

本人限定にすると、ご友人が車を運転する際には保険が適応されないという事にはなりますが、その際は別個に1日保険などに加入してもらえば問題ありません。

この特約を使うことで、1万円近くの保険料が下がります!

この2つを組み合わせることで、最大5万円近くの節約をすることが出来るんです。
では、適応した場合の保険料をまとめたので、表をご覧ください。

保険会社/保険料保険料(一括)保険料(分割)
A社88,000円95,000円
B社66,000円72,000円
C社68,000円73,000円
いかがでしょうか?おおよそ月6000円になるので、毎月4000円近く安くなることになります。

このように、契約内容で保険料は大きく変化します。今から加入を考えている方だけでなく、既に保険に加入済みの方も、今一度ご自身の契約内容を確認してみる事をお勧めします。

しかし、30社以上ある自動車保険会社から自分に合った保険を選ぶのは時間的にも難しいですし、何よりも面倒ですよね。

ですが、自動車保険の一括見積サービスを利用すれば、スマホやPCで簡単に5分で自動保険見積もりができ、その中から自分に最も適した自動車保険を選ぶことができるんです!

ちなみに利用料は無料、見積もりだけでもOK!多くの方々が利用し自分の車に合わせてお得に自動車保険を利用しています。

まとめ:トヨタ・86の維持費とお得に乗るための方法について

86の維持費についてご説明してきましたが、いかがだったでしょうか?


今回の記事のポイントは

  • 86の維持費は高くない
  • 車検費用を抑えるならユーザー車検
  • 任意保険は契約内容で5万円近く節約が可能

以上の点です。


車検費用と任意保険次第で、大きく維持費は変わります。そして、任意保険は契約内容を見直すだけど5万円~も節約することが可能なんです!


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧下さい。

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