中断していた自動車保険を再開するには?方法や注意点を紹介!

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何らかの事情で自動車保険をいったん中断し、再開したい方は多いと思います。再開する際どのようなものが必要なのか、条件は何なのか、他社で再開できるのかどうかなど気になる点がたくさんありますよね。この記事では中断していた自動車保険を再開する際のあれこれを解説します。

中断していた自動車保険を再開する方法は?

自動車保険を中断していたが、再開するにはどうすれば良いか調べているという方いらしゃいませんか?


かつて中断証明書を入手していた方であれば、中断証明書を使う方法があります。


実は自動車保険を再度開始するのは、何点か注意すれば難しくありません。


ここでは、

  • 自動車保険を再開する方法
  • 中断証明書を使うときの注意点
  • 他社でも再開できる

以上にそって解説します。


何年も経ってから再び保険に加入するときには、保険内容も見直したいですよね。


保険内容の見直しに十分な時間をかけられるよう、この記事を読んで再開手続きについて理解を深めましょう。


ぜひ、最後まで読んで下さい。

早速加入している保険会社に連絡しよう!

自動車保険に再び加入したいときは、中断証明書をもって発行元に連絡すれば簡単に加入できます。

手続き方法には、
  • 代理店か保険会社に電話をして書類を送ってもらう
  • 代理店の窓口にて行う
  • 保険会社のホームページにアクセスする
の3通りがあります。

まず、電話の場合書類を送ってもらったら、必要事項を記入して必要書類を同封して送付します。

次に、必要書類をもって代理店窓口に行く場合は、担当者が対面で説明してくれますので安心です。

最後に、ホームページにアクセスして自動車保険の手続きをするときは、必要書類は別途送付することになります。

中断証明書には、国内特則と海外特則があり、それについて解説します。

まず国内特則による中断証明書とは、国内転勤などで一時車を手放す時に自動車保険も解約する場合に発行してもらうものです。この場合は車を譲渡、廃車などで手放しておく必要があります。

海外特則をによる中断証明書の場合は、長期に海外赴任するためその間車の運転をせず自動車保険を解約するさいに発行してもらうものです。

この場合は、車を譲渡、廃車などにする必要はありませんが、自賠責保険は継続になりますので、保険料を払い続けなければなりません。

中断していた自動車保険を再開するのに必要なものは何?

国内特則の中断証明書で保険を再開するとき、

  • 中断証明書の原本
  • 今度加入する車の車検証等のコピー

が必要です。


また、海外特則を利用して中断していた自動車保険を再開するとき、

  • 中断証明書の原本
  • 今度加入する車の車検証等のコピー
  • 出国、帰国したことが分かるパスポートのコピー
が必要です。

自動車保険を再開するためには条件がある?

中断証明書により再開するには、次の条件を満たしている必要があります。


まず国内特則による場合は、

  • 新規の車を取得してから1年以内に手続きする
  • 新旧の車がともに自家用8車種である
  • 中断証明書は発行から10年以内
  • 新規の車の所有者が前の保険と同じか同居の親族
  • 新規の記名被保険者が前の保険と同じか同居の親族
が条件となります。

一方、海外特則による場合は、
  • 帰国してから1年以内
  • 中断証明書は発行から10年以内
  • 新規の自動車の所有者が前の保険と同じか同居の親族 
  • 新規の自動車の記名被保険者が前の保険と同じか同居の親族

が条件となります。


自家用8車種バイクとでは別種の中断証明書になります。


つまり、新旧の保険がともに自家用8車種か、ともにバイクの場合に中断証明書が利用することができます。

自動車保険の中断証明書に関する留意点

種々の事情で一時的に車を譲渡、破棄することや、手放さないまでも海外出張で一時車を運転しないという場合もあるでしょう。


その場合、自動車保険も解約もしくは中断するのが経済的ですが、将来使用するしないに関わらず、中断証明書を発行してもらっておくのが得策です。


中断証明書を入手できるのは

  • 等級が7級以上であること
  • 車を譲渡廃車などしていること(海外赴任の場合は除く)
  • 自動車保険の満期日、解約日から基本的に13か月以内に手続きをすること
  • 自家用8車種であること

です。


一方、中断証明書を使うに際しても留意点があり、以下にそれを解説します。

等級と事故あり係数が引き継がれる

自動車保険を中断する際に中断証明書を取得するのは、自動車保険に再度加入するときに利用価値があるためです。


中断証明書を使って自動車保険を再開すると、

  • 従前の7等級以上の等級が引き継がれる
  • 従前の事故有係数適用期間が引き継がれる

です。


ただし、事故有係数適用期間がある場合は、中断証明書を利用しないで再加入した方が有利なときもあるので、慎重に検討しましょう。

中断証明書をなくした場合再発行が可能

自動車保険を中断し、再開するまで相当の期間を経ることもあるので、中断証明書をなくしてしまったときはどうなるのでしょうか。


発行元の保険会社に言えば再発行できます。


そのとき必要になる情報は、中断証明書発行当時の

  • 契約者名
  • 記名被保険者名
  • 自動車保険の証券番号
  • 車両の登録番号
  • 車両の所有者名

などの中断証明書に記載されているもののいくつかが分かれば良いです。


再発行を申し込み後、中断証明書は2週間ほどで手元に届きます。

中断した自動車保険を他社で再開することはできる?

長く保険を中断していて、その保険を再開するときには、そのときの状況に合わせて契約内容を一から見直すことになるでしょう。


その結果、他社の保険に乗り換えた方が良いと思うことは当然ありますが、従前の等級をを引き継いで他社の保険に切り換えることはできるのか。


さらに、損害保険会社から共済へ、共済から損害保険会社への切り換えも可能なのかも気になるところです。


他社で再開することは可能!

自動車保険会社間では、自動車保険に係る契約内容事故状況、保険金の請求内容等に関する個人情報について情報を共有しています。


したがって保険金の2重取りはできないようになっています。情報共有しているので、保険を切り替える時に保険会社が違っても等級や事故有係数適用期間も引き継がれます。


つまり、中断していた自動車保険は他社で再開することもできるのです。


また、自動車保険会社同士だけではなく、全労災JA共済など一部の共済への乗り換えや、共済から自動車保険会社への切り替えもできます。


ただし、保険会社によって乗り換えられる共済に違いがある場合があるので、その場合は事前に保険会社に確認を取りましょう。


保険を再開するときは、ぜひ保険内容を一から見直して、必要であれば別の保険会社に加入することも検討しましょう。

インターネット割引が使えない可能性がある

自動車保険をインターネットで契約すれば、人件費や事務経費が節約できるために、割引制度を設けている会社があります。


自動車保険の再開手続きをインターネットでするときも割引されるのか気になりますね。


この場合、保険会社によって、

  • 他社からの切り換えでもインターネット割引が使える会社
  • 中断証明書の発行が自社の場合のみ、インターネット割引が使える会社
  • インターネット割引はない会社

の3つのケースに分かれています。


インターネット割引は保険会社によって違いますが、年間保険料が数千円から1万円ほどと安くなります。


自動車保険を再開する際は、インターネット割引を優先するか、保険料を優先するか、保障内容を優先するかを総合的に考えましょう。

まとめ:中断証明書を使って自動車保険を再開しよう!

中断していた自動車保険を再開することについて解説しましたがいかがでしたか。


今回の記事のポイントは

  • 保険の再開には中断証明書と車検証があればよい
  • 再開できるのは10年以内
  • 新旧の車の所有者と記名被保険者が本人か同居の親族であること
  • 中断証明書の再発行は可能
  • 他社で再開することも可能

でした。


中断証明書で自動車保険を再開するには、保険会社に連絡をしたあとは流れにそって手続きをするだけです。


従前の自動車保険で等級が7級以上だった方は、忘れずに中断証明書を利用しましょう。


ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

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