更新日:2020/09/23
自動車保険の解約証明書とは?中断証明書が代用書類になる!?
自動車保険の解約証明書って発行されるの?自動車保険で解約証明書なんて聞いたことない!そんな疑問にお答えする記事です。自動車保険における解約の方法やお得で便利な中断証明書の説明まで、幅広い知識を紹介します。自動車保険の解約時にご活用ください。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自動車保険の解約にあたり、解約証明書はあるの?
例えば、会社で要求された場合など「解約したという証拠が欲しい!」
そのような時、解約証明書を発行してもらえるのか気になりますよね。
もし、解約証明書がないとした場合、代わりになる書類はあるのでしょうか。
この記事では、「解約した際の証明書」について、
- 解約証明書のは存在するか
- 解約証明書の代用書類は何か
- 自動車保険の解約時にぜひ利用したい書類
以上のことを中心にご紹介いたします。
自動車保険の解約時のお得な情報を盛り込んでいますので、参考になるかと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
自動車保険の解約証明書はないが、それに代わる重要な書類がある
これでは、解約した証拠がありませんよね。
しかし、解約した証明が必要だった場合、代用できる重要な書類があるんです!
その書類は解約をしようとしている人にとって、とても役立てる心強い書類です。
そして、この書類を活用するとお得感いっぱいです。
解約時に申し込んでもいいし、期限はあるものの少し考えてからでもいい優しい制度です。
その名は、「中断証明書」といいます。
中断証明書は解約証明書のただ代用になるというだけでなく非常に重要な存在となります。
それでは、解約時に必要な「解約申し込み書」と、解約証明書の代用になる重要な書類「中断証明書」をご紹介いたします。
自動車保険の”解約申し込み書”
すると解約申し込み書等を提出することになります。
保険会社によって多少違いはありますが、郵送で書類が届きます。
ここで注意ですが、自動車保険を解約する際は先に自動車を手放してからにしましょう。
もし、後で処分すると自動車保険を解約してから自動車を処分する日までの間、補償がない状態になるからです。
ここは、うっかりしがちなので気をつけてくださいね。
状況によっては異なる場合がありますが、以下のように解約手続きをすすめます。
- 保険会社に解約申込書を依頼する
- 手放す自動車を廃車または譲渡やリースの返還等をする
- 保険会社に記入捺印した解約申し込み書等を送る
- 解約が成立する
- 解約証明書はないので、中断証明書を発行してもらう
自動車保険の”中断証明書”
完全解約すると、
- 次に加入する際、新規の等級で契約しなければならない
- 保険料が高くなる可能性がある
などのデメリットがあります。
完全に解約した場合とは反対に中断証明書は逆の効果があるんです。
解約して中断証明を発行した場合、
- 解約当時の等級を引き継ぐことができる
- 上記の関連で保険料を抑えることができる可能性がある
解約証明書の代用と言っても中断証明書はとても優秀ですね。
そして、中断証明書は重要な書類ですので、後ほど詳しくご紹介いたしますね。
参考:加入義務がある”自賠責保険”の解約も確認が必要
例えば、廃車にした場合、自賠責保険は自動的に解約されません。
ですので、自分で手続きをしましょう。
残りの保険期間により違いますが、解約返戻金(かいやくへんれいきん)といって保険料が少し返ってくる可能性があります。
尚、自賠責保険の解約には下記のような書類が必要となります。
- 登録事項証明書または、一時抹消証明書の写し
- 自動車損害賠償責任保険証明書の原本
- 契約書の捺印
- 解約返戻金を受け取る銀行の口座番号
自動車保険の解約において、特に重要なものが”中断証明書”
そもそも中断証明書は、解約後13ヶ月以内に発行できる一時的に自動車保険を中断しているという証拠になる書類です。
そして、大きな特徴は先述にもお伝えした、解約時の等級が引き継ぐことができるというメリットです。
例え、解約証明書があったとしても、同じ解約時に発行される書類としては、魅力があるのは中断証明書ですね。
ところで、先ほどから「等級」という言葉が出てきましたが、自動車保険の「等級」を知っていますか?
まず、基本である等級の説明後に中断証明書を掘り下げて見ていきましょう。
自動車保険の契約者にはそれぞれ”等級”があり、保険料額が決められる
無事故の時や事故があった時なども等級は変動します。
事故など保険を利用しない場合、等級は上へ積上がっていきます。
逆に事故等で保険を利用した場合、等級が下がります。
新規で加入すると6等級から始まります。
そして順調にいけば最大20等級まで上がり、その割引率は63%となります。
とてもお得ですね。
お店などでもメンバーズカードでランクによって割引率が変わる制度を導入しているところもありますが、同じように自動車保険では、段々等級を積み上げて割り引かれたいものですね。
等級は自動車保険を解約しても中断証明書の利用により”引き継げる”
- 解約当時の等級を引き継ぐことができる(保険料を抑えることができる可能性大)
- 等級は最長10年保存できる(最長で10年先に再開しても同等級でOK)
- 契約者の配偶者や同居の親族でも引き継いで再開できる
中断証明書は発行するのに条件があります。
- 自動車を保有したままではなく、完全に手放していること(廃車・譲渡など)
- 車検証の有効期間が切れていて車検を受けていないこと
- 一時抹消していること(道路運送車両法第16条)
- 解約時が7等級以上であること
条件はあるものの、自動車保険の解約時には中断証明書を取っておくことが得策ですね。
コラム:解約後の自動車保険、どうする?
自動車保険を解約した場合、車の運転を続ける方は万が一に備えてまた新たな自動車保険に備えると思います。
加入するとしたらロードサービスや万一の時の対応力等を見た上で保険料が安い自動車保険に入ろうと思っているのではないでしょうか?
しかし、全ての保険会社で見積もりをしようと思うと大変面倒です。
そんな時に役に立つのが自動車保険の一括見積もりサービスです。
何と無料で、20社近くもの自動車保険を一度に比較することができます。
自動車保険の一括比較を無料で行いたい方は、下のボタンからどうぞ!
まとめ:解約証明書はないが、重要なものがたくさんあるので確認を
今回のポイントは、
- 解約証明書はないが、中断証明書があり特典が多い書類である
- 中断証明書は、解約時の等級を保存されるので再開する時その等級から始められる
- 再開する時、配偶者や同居の親族でも引き継ぐことができる
- 中断証明書には車を手放しておくなどの条件がある
- 中断証明書は重要なものなので保険会社に確認した方が良い
この中断証明書は条件付きでも非常に魅力的で、自動車保険を解約するのであればぜひ中断証明書を発行してもらってくださいね。
将来きっと節約術として役に立つことでしょう。
また、このほけんROOMには、保険のお役立ち情報が盛りだくさんあります。
ぜひ、ご覧になって参考にしてくださいね。