更新日:2019/03/27
自動車保険の保険証券を不発行にすることで保険料が安くなる?
通販(ネット)型の自動車保険には、証券不発行割引というものがあります。これは自動車保険の保険証券を発行しないというもので、その分保険料を安くすることができる特典がありますが、不発行によるデメリットもある為、今回詳しくご紹介したいと思います。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自動車保険の証券が不発行だと割引!?デメリットはあるの?
自動車保険の証券が不発行だと、自動車保険の契約が本当に結ばれているのか不安になられる方もいらっしゃると思います。
しかし、自動車保険の保険料を安くするには、自動車保険の証券を不発行にすることが有効な手段なのです。
そこで、この記事では、自動車保険の不発行にした場合の内容として、
- 自動車保険の証券を不発行とした場合のデメリット
- 証券を不発行にした場合の割引額
- 契約情報が必要になった場合の対処方
をお伝えします。
この記事を読んでいただければ、自動車保険の不発行が保険料を安くする有効な方法であることが理解していただけると思います。
私自身はとても有効な方法だと考えていますが、最終的にはご自身で考え、不発行にするかどうか判断されることが重要です。
その為に是非最後までご覧下さい。
自動車保険の証券を不発行にすると保険料がお得!?
証券不発行割引を採用している会社であれば、それを使用することで、保険料が500円から600円割引されます。
この仕組みの理由として、契約者が通販(ネット)型の自動車保険に申し込むことにより、間に入る代理店に支払う報酬を削減することができます。
だから代理店で契約する自動車保険より割安で保険に加入することができるのです。
そしてその内の証券不発行割引は、保険証券の発行をしないことで、保険証券の製作費や輸送費などの経費を削減することができるので、その削減分を自動車保険料で割引するという制度です。
e証券割引・eサービス割引とは?保険料が500円〜600円割引される!
上記の通り、e証券割引(eサービス割引)とは、自動車保険の保険証券を不発行にすることで、紙代、印刷代、輸送費などを削減でき、その分、被保険者の保険料を割引する制度のことです。
「紙の証券がなかったら、どうやって保険の内容を確認するの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
e証券とはパソコンなど、インターネット上で確認ができる電子証券のことをさします。
つまり、従来の紙証券と同じくいつでも保険内容の確認は可能です!
またメリットとして、物理的に形があるものではないので、紛失・盗難といったトラブルが起こることもありません。
大抵の保険会社ではこの「e証券」がスタンダードになってきています。安く済ませたい方、紛失・盗難が不安な方は是非活用しましょう!
自動車保険の証券を不発行に関する不安を解消!
自動車保険の証券が不発行だと、自動車保険の契約が本当に結ばれているのか不安になられる方もいらっしゃると思います。
しかし、実際は契約の締結後、自動車保険会社からは「契約手続き完了の案内」が自宅に送られますので、心配はないと思います。
その他に、自動車保険が不発行だと自分が勤めている会社から社用車利用の為、保険証券の提出が求められることがあります。
その際は、契約した保険会社のホームページからログイン後、マイページから自分の契約内容を印刷し、それを提出することで問題はありません。
また、自動車保険の証券が不発行であるために、保険の内容を忘れてしまう恐れもありますが、これも保険会社のホームページにログインすることで、契約内容を確認できます。
万一、事故に遭った場合ですが、保険証券がなくても、契約した保険会社のホームページからログインすれば、マイページで自分の補償額や補償範囲などの契約情報を確認することができます。
またこれをプリントアウトして車のダッシュボードに入れておき、事故の際提示すれば、補償・ロードサービスも問題なく受けることができます。
以上デメリットを見てきましたが、これらとは逆に証券不発行のメリットとして、保険料が割安になる他に、書類がかさばらないことがありますので、お部屋の整理整頓を心がけたい方には証券不発行も良いのではないでしょうか。
証券は不発行でも重要通知は郵送されます
「e証券は通知がないから怖い。」と考えている方もいらっしゃると思います。
しかし、自動車保険の証券不発行を適用すると、契約手続き完了や契約内容の変更、満期日と更新の案内などの通知(重要通知)は郵送されてきます。
その為、この重要通知により、正しく自動車保険に加入できたかどうかを確かめることができます。
e証券といえど重要なところはちゃんと通知はくるので安心ですね。
証券の内容はネットから確認・印刷できます
契約した保険会社のホームページからログインし、マイページを開けば、自分の契約情報を確認でき、印刷できます。
例えば、交通事故の際、保険会社のホームページにアクセスしても、混乱して証券内容を確かめるのが難しいと思いますので、契約情報や連絡先などを印刷して残しておくのも良いのではないでしょうか。
証券が必要になったらいつでも発行可能!
しかし一度、e証券にしたものの、やっぱり手元で証券を確認できないのは不安、と思う方も少なくなしはずです。
ですが万が一、保険証券が必要になった場合、発行手数料を払えばいつでも発行してくれます。
契約終了までは変更できないといったことは一切ございませんのでご安心ください。
なお、発行手数料は500円位が相場のようですが、保険会社によって異なる場合がありますので、確認が必要です。
証券番号や保険会社の電話番号だけは確認しておこう
「事故を起こしたけれど、保険証券がないから電話番号もわからない!」といった事態を不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、証券番号は保険会社のホームページにログイン後、マイページ内の契約情報に記載されていますので、ご安心下さい。
また、定期的に郵送されてくる「契約内容の確認」のご案内にも証券番号が書かれていますので、確認してみて下さい。
保険会社の電話番号も同様に、保険会社のホームページや郵送されてくる「契約内容の確認」のご案内でも確認できます。
不安に思う方は、e証券をコピーするなどして、保険番号、電話番号を控えておくようにしましょう。
1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?
皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?
もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。
- 加入してから一度も自動車保険を見直していない
- 車を購入する代理店で加入した
- 会社の団体割引で自動車保険に加入している
が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。
心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!
まとめ
保険証券を不発行にした場合のデメリットとして、
- 契約が本当に結ばれたのか不安
- 保険証券の提出が求められている場合
- 保険の内容を把握しずらく、忘れがちになること
がありますが、すべて対処方法がありますので、問題はありません。
保険証券を不発行にした場合、保険料は500円から600円割引になり、書類もかさばらなくて済みます。
保険証券を不発行にしても、契約手続き完了や契約内容の変更、満期日と更新の案内などの通知は郵送されてきます。
もし、保険証券が必要になった場合、発行手数料(約500円)を払えばいつでも発行してくれます。
ただ、保険証券不発行の割引額はそれほど大きな額ではないことは、ご理解下さい。
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