更新日:2022/07/18
自動車保険料の2ヵ月滞納は強制解約?未払いの対処法・ブラックリスト有無
残高不足で自動車保険料の口座引き落としがされず、保険料が未払いになってしまったら、保険はすぐに解約に?この記事では保険料の滞納により自動車保険が強制的に解約になってしまう場合について説明します。2ヶ月滞納してしまった方は大変注意してください!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 自動車保険料の滞納は2ヶ月までなら強制解約はされない
- 自動車保険料を2ヶ月以上滞納したときに発生する3つの注意点
- 注意点①:保険料払込を3ヶ月滞納したら強制解約になる
- 注意点②:2ヶ月未払いだと翌月に一括請求される
- 注意点③:補償が失効しても1ヶ月以内に支払えば復活する
- 強制解約による2つのデメリット
- デメリット①:新規契約までの期間は運転リスクが高くなる
- デメリット②:積み上げてきた等級が消滅する
- 強制解約後に未払いのまま他社で再契約するときの注意点
- 注意点①:他社で契約する際に強制解除経験の告知義務がある
- 注意点②:前の会社の保険料の支払い義務はなくならない
- 未払いによる強制解約を防ぐ方法5選|保険料を払えない人必見
- 方法①:保険料を抑えられる「通販型」自動車保険を選ぶ
- 方法②:銀行のカードローンを利用し、保険料の未払いを避ける
- 方法③:不要な補償・特約の解約忘れを確認する
- 自動車保険を滞納したらブラックリスト入りはある?信用情報は?
- 自動車保険に加入するなら一括見積りサービスを利用しよう!
- コラム:解約後の自動車保険、どうする?
- まとめ:自動車保険の保険料を滞納するとどうなる?
目次
自動車保険料の滞納は2ヶ月までなら強制解約はされない
自動車保険は2ヶ月目までであれば、強制解約はされません。2ヶ月連続で滞納した場合は、それまでの滞納分が一括で請求されます。そのため、コンビニなどで、滞納分をまとめて支払えば、強制解約にはならないのです。
ただし、2ヶ月滞納しても、強制解約にはなりませんが、自動車保険の契約は一時的に補償が効かないため、注意が必要です。
そこで今回は、自動車保険料を滞納した際のリスクや強制解約のデメリットについて以下の手順で解説します。
- 自動車保険料を2か月以上滞納したときに発生する3つの注意点
- 強制解約により2つのデメリット
- 強制契約後に未払いのまま他社で再契約するときの注意点
- 未払いによる強制解約を防ぐ5つの方法
- 自動車保険を滞納したらブラックリスト入りする?
自動車保険料を2ヶ月以上滞納したときに発生する3つの注意点
自動車保険を2ヶ月以上滞納したときに、いくつか問題が発生します。
以下が、2ヶ月以上自動車保険を滞納したときに起きる3つの注意点です。
- 保険料払込を3ヶ月滞納したら強制解約になる
- 2ヶ月未払いだと翌月に一括請求される
- 補償が失効しても1ヶ月以内に支払えば復活する
注意点①:保険料払込を3ヶ月滞納したら強制解約になる
自動車保険料を3ヶ月滞納した場合は、強制解約になります。自動車保険料を滞納しても、契約が継続できるのは、2ヶ月目までです。
2ヶ月の滞納までであれば、保険会社も支払いを忘れていると、判断してくれます。しかし、3ヶ月続けての滞納は、故意に未払いをしていると判断され、強制解約になってしまうのです。
強制解約になると、人身事故が起きても補償は受けられません。滞納をしている場合は、できる限り早くコンビニなどで支払いを済ませましょう。
注意点②:2ヶ月未払いだと翌月に一括請求される
月末までにコンビニ等で払い込めば自動車保険はそのまま有効となり、その翌月からはまた口座振替の引き落としが再開します。
しかし払込票での支払いを忘れてしまうと、その時点で自動車保険は強制的に解約(=契約解除)となってしまいます。保険会社によっては2か月連続の未払いが保険期間内で一度目であれば、翌月に請求される保険料は3か月分だけ、というところもあります。
しかし2度目以降はやはり残りの期間の保険料が一括で請求されます。
注意点③:補償が失効しても1ヶ月以内に支払えば復活する
しかしそれから一か月以内に保険会社より請求されている保険料を支払えば、効力は復活します。
保険料未払いの期間もさかのぼって復活しますので、その間に事故があっても保険金は支払われるのです。
強制解約による2つのデメリット
自動車保険を強制解約になると、補償がなくなるため、もちろんデメリットがあります。
その中でもとくに、知っておくべき大きなデメリットが以下の2つです。
- 新規契約までの期間は運転リスクが高くなる
- 積み上げてきた等級が消滅する
デメリット①:新規契約までの期間は運転リスクが高くなる
強制解約になった場合は、新規契約ができるまで、自動車保険の補償が一切受けられなくなるため、運転するリスクが高くなります。
自動車保険に入っていない期間に、人身事故を起こしてしまった場合、高額な損害賠償額を、自分で払わなければいけません。
そのため、強制解約になり、保険に入っていない状態での運転はできる限り避けるべきでしょう。
デメリット②:積み上げてきた等級が消滅する
1年間無事故で保険をつかわないと等級が一つあがり、等級があがるにしたがって割引率があがっていくという仕組みです。
強制解約になると、これまで積み上げてきた等級数が消滅してしまいます。
自動車保険の最高等級は20等級ですが、強制解約後新たに自動車保険に再加入する時には、6等級からの再スタートとなってしまうのです。
強制解約後に未払いのまま他社で再契約するときの注意点
強制解約になり、未払いのまま他社と再契約するとき、以下のような問題が発生します。
- 他社で契約する際に強制解除経験の告知義務がある
- 前の会社の保険料の支払い義務はなくならない
注意点①:他社で契約する際に強制解除経験の告知義務がある
他社で新たに契約する際に、強制解約の経験があることを、告知する必要があります。実は、過去に契約解除になった情報は、保険会社の間で共有されています。
新たな契約の際に、契約解除の事実をいわなければ、そのときは問題なく契約ができるでしょう。しかし、保険会社の間で、情報は共有されているため、遅かれ早かれ、ウソをついていることがばれる可能性があるのです。
ウソがばれてしまった場合、再び契約解除になるリスクがあります。そのため、新たな会社と契約をする場合は、必ず契約解除の事実を告知しましょう。
注意点②:前の会社の保険料の支払い義務はなくならない
前の会社と契約が解除になったからといって、支払いの義務がなくなるわけではありません。
新しい保険会社と契約したとしても、以前の保険料が残っていれば、滞納分の保険料を支払う必要があります。そのため、新たな会社と契約した場合、以前の会社の支払いが残っていると、保険料を支払う負担が増えてしまうのです。
以前の保険料を滞納している人は、新たに契約した保険会社に加え、以前の会社の支払いも必要であることは、知っておかなければいけません。
未払いによる強制解約を防ぐ方法5選|保険料を払えない人必見
個人的な経済状況は様々な事情で変わることがありえます。本来払えるはずだった保険料が払えなくなることもあるかもしれません。
保険料の滞納による強制解約を防ぐ方法を、二つご紹介します。
一つはあらかじめ月々の保険料を低くして、残高不足を起こしにくくする方法です。
もう一つは滞納が続いてしまい強制解約の一歩手前までいってしまった緊急時も対処できる方法です。
方法①:保険料を抑えられる「通販型」自動車保険を選ぶ
保険代理店等の中間コストをはぶいており、一般的に保険料は安く抑えられますので、残高不足による保険料の未払いのリスクも低くなります。インターネット上での手続きだけでなく、オペレーターとのやりとりで手続きも可能ですので、パソコンが苦手な方でも、契約は可能です。
ある程度補償の内容をご自分で判断できる方は、検討してみてよいかもしれません。
方法②:銀行のカードローンを利用し、保険料の未払いを避ける
一時的な個人の経済状況の悪化等への対応はどうしたらよいでしょう?
そんな時には、銀行のカードローンの利用も検討してみましょう。銀行のカードローンは、月々の返済額が決まっていないので、自分のペースでの支払いが可能です。
未払いによる保険料の一括請求への対応が可能なので、無保険での運転や等級の消滅等のリスクもなくなります。また、自動車保険の保険料を分割払いではなく、銀行のカードローンを利用して初めから一括で支払うというやり方も考えられます。
方法③:不要な補償・特約の解約忘れを確認する
保険料を抑え、未払いのリスクを減らすためにも、余計な補償や特約は解除することが大切です。現在、契約している自動車保険は加入時のままだと、余計な特約が付いている可能性があります。
たとえば、下記のような特約はあくまでプラス要素であるため、必要を感じていなければ、解除しましょう。
- ファミリーバイク特約
- 身の回り品特約
- レンタカー特約
- ロードサービス特約
保険料を安くし、強制解除のリスクを下げるためにも、不要な補償や特約の見直しは重要なのです。
自動車保険を滞納したらブラックリスト入りはある?信用情報は?
クレジットカードなどではカード代金の滞納が続くとブラックリストに入ってしまう、という話をよく聞くと思います。では、自動車保険の保険料を滞納してしまうと、ブラックリストに入ってしまう事はあるのでしょうか?
自動車保険の保険料を滞納してしまっても、クレジットカードなどとは違い、個人信用情報機関のブラックリストに載ってしまうということはないようです。自動車保険の保険料の滞納が原因で、ローンが組めなくなってしまう、クレジットカードが作れない、というようなことはありません。
しかし、保険会社共通の悪質な加入者を共有するブラックリストのようなものは存在するでしょう。契約解除されてしまい、新しく他車の自動車保険に加入しようとしても、新しく加入する保険会社の方にも保険料を滞納していた、というデータは来ています。
あまりにも悪質な場合、他社の自動車保険にも加入できなくなってしまう可能性もあります。保険料は滞納せずに、しっかりと支払うようにしましょう。
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コラム:解約後の自動車保険、どうする?
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まとめ:自動車保険の保険料を滞納するとどうなる?
いかがでしたか?ここでは自動車保険の保険料の滞納ついてご紹介しました。
ここでご紹介したことは、
- 保険料が残高不足で引き落としされなくても、翌月に一緒に払えば大丈夫
- 保険料の滞納が3か月続いてしまうと、強制解約になってしまう
- 自動車保険が強制解約になると等級が戻ってしまう
- 保険料の滞納を防ぐためにも、通販型で保険料を安くするのがおすすめ
- 保険料の未払いを避ける方法として、銀行のカードローンを利用するのも一つの手段
- 保険料を滞納してもブラックリストには入らないが、悪質な場合は自動車保険に加入できなくなる可能性もある
になります。
自動車保険の保険料を滞納してしまった場合、1か月だけならば翌月の保険料と一緒に引き落としされますが、2か月滞納してしまうと払込票が郵送され、保険料を支払うことになります。
3か月滞納してしまうと自動車保険が強制解約となってしまい、等級も6等級からとなってしまうため、保険料はしっかりと払うようにしましょう。
ほけんROOMでは他にも自動車に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。