更新日:2020/03/23
トヨタ・ヴェルファイアの保険料は6万円が相場!他のミニバンより高い?
トヨタのヴェルファイアはフラッグシップのミニバンです。人気のある車種なのでいろいろな車両保険や自動車保険がリリースされています。ヴェルファイアに最適な車両保険や自動車保険を選ぶことによって、コストを抑え、安心して運転することができるでしょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険にはいろいろなタイプがある
- トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険の相場金額を様々な条件ごとに紹介
- トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険料を年齢と等級ごとに紹介
- トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険料は高い?他のミニバンと比較
- トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険料は型式事に違いはあるの?
- トヨタ・ヴェルファイアに車両保険は必要?
- トヨタ・ヴェルファイアの車両保険の必要性とは
- トヨタ・ヴェルファイアの車両保険の有無で自動車保険料はどう変わる?
- トヨタのディーラーで勧められる保険はぶっちゃけどうなの?
- トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険料を抑えて手厚い保険に加入するコツ
- ダイレクト型自動車保険へ加入する
- 自動車保険の一括比較見積もりサービスを利用する
- まとめ
目次
トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険にはいろいろなタイプがある
トヨタのフラッグシップミニバンであるヴェルファイアは、「力強さ」や「先進性」をコンセプトとした、広く豪華な内装が特徴のLサイズミニバンです。
人気のある車種なので、保険についても豊富な選択肢がありますが、違いが分かりづらく、結局「何を選んでよいのか分からない」ことになりやすいデメリットがあります。
そこで今回は、そんなデメリットが少しでも解消されることを目指し、「ヴェルファイアの保険料」について、以下の点に注目して解説をしていきます。
- ヴェルファイアの自動車保険料を条件ごとに比較
- ヴェルファイアに車両保険は必要なのか?
- トヨタのディーラーで薦められる保険のメリット・デメリット
- より安く、より手厚い内容の自動車保険に入るコツ
なお30歳でのヴェルファイアの自動車保険料の相場は、大体5~7万円となります。
その根拠となる各種条件での保険料比較もしていますので、ぜひこの記事を参考にしてニーズに合った商品を見つけ出してください。
トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険の相場金額を様々な条件ごとに紹介
ヴェルファイアの自動車保険について、相場となる金額はどのくらいなのかを確認するために、さまざまな条件ごとの保険料を見ていきましょう。
今回は東京海上日動の自動車保険「トータルアシスト自動車保険」にて、複数のパターンを条件に見積もりを行いました。
各パターン共通となる見積もりの条件は、以下通りです。
- 等級:15等級(無事故を前提として、自動的に1等級上で計算される)
- 免許証:ブルー、またはグリーン
- 補償範囲:記名被保険者と、その配偶者に限定
- 使用目的:日常・レジャー
- 車両保険や特約はナシ
なお生年月日については、条件がない限り「1989年1月1日(30歳)」としています。
トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険料を年齢と等級ごとに紹介
まずは、年齢や等級の違いによって、ヴェルファイアの保険料にどれだけの違いが出るのかを見てみましょう。
まずは20代~60代について、15等級の金額を比較します。
年代 | 年間保険料 | 月払 |
---|---|---|
20代 | 63,400円 | 5,560円 |
30代 | 51,490円 | 4,510円 |
40代 | 46,020円 | 4,030円 |
50代 | 45,750円 | 4,010円 |
60代 | 47,490円 | 4,160円 |
20代がもっとも保険料が高く、50代でもっとも安くなり、60代で微増となりました。
20代と30代では1万円以上の差がありますが、それ以降は下がり幅がどんどん小さくなっているのが分かります。
続いて30代の6S等級、10等級、13等級、17等級、20等級を比較してみましょう。
等級 | 年間保険料 | 月払 |
---|---|---|
6S等級 | 70,850円 | 6,210円 |
10等級 | 55,880円 | 4,910円 |
13等級 | 53,240円 | 4,670円 |
17等級 | 49,720円 | 4,360円 |
20等級 | 41,790円 | 3,670円 |
加入したての6S等級がもっとも高く約7万円ですが、20等級では約4万円まで下がっています。
等級による保険料の割引は、かなり大きいことがわかります。
トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険料は高い?他のミニバンと比較
続いて、ヴェルファイアの自動車保険料が他のミニバンと比べて高いのか確認してみましょう。
比較対象はアルファード、ヴォクシー、エルグランドの3車種とします。
車種 | 年間保険料 | 月払 |
---|---|---|
ヴェルファイア | 52,570円 | 4,620円 |
アルファード | 52,570円 | 4,620円 |
ヴォクシー | 50,370円 | 4,430円 |
エルグランド | 48,100円 | 4,210円 |
ヴェルファイアとは兄弟関係にあるアルフォードの保険料がまったく同じで、ヴォクシーは約2,000円、エルグランドは約4,000円安い金額となりました。
このように、ヴェルファイアの保険料がとりたてて高いということはなく、保険料に大きな違いは見られません。
月払い金額になおすと、わずかに数百円の差があるのみとなっています。
トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険料は型式事に違いはあるの?
最後に、ヴェルファイアの型式ごとの保険料に、どれだけの違いがあるのか見てみましょう。
比較対象はGGH35W、GGH30W、AGH35W、AGH30Wの、4つの型式とします。
型式 | 年間保険料 | 月払 |
---|---|---|
GGH35W | 48,100円 | 4,210円 |
GGH30W | 56,650円 | 4,960円 |
AGH35W | 49,750円 | 4,360円 |
AGH30W | 51,490円 | 4,510円 |
GGH35W(3.5Z G、FF)の48,100円に対して、GGH30W(3.5Z G、フルタイム4WD)が56,650円と、実に8,000円以上の差がつきました。
またAGH35W(2.5X、FF)とAGH30W(2.5X、フルタイム4WD)についても、2,000円程度の差がついています。
このように、型式が違うだけでも保険料に違いが出る場合があります。
性能や装備だけでなく、こういった保険料の違いについても頭の片隅に入れておくと、節約できるかもしれません。
トヨタ・ヴェルファイアに車両保険は必要?
今まで比較してきた保険料には、車両保険を付けていませんでした。
しかしいざというときのために、車両保険を付けるかどうか悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか?
車両保険について簡単に説明をしておくと、事故や災害などによって車両の修理が必要になった際に、修理などの費用を補償してくれるという保険です。
それを踏まえてここからは、ヴェルファイアの自動車保険に車両保険を付ける必要性や、車両保険の有無で保険料がどう変わるのかについて見ていきましょう。
トヨタ・ヴェルファイアの車両保険の必要性とは
ヴェルファイアは高級ミニバンの中でも、アルファードと並んで人気の車種となっています。
事故や災害は必ず付いて回るものですが、人気の車種には、盗難やいたずらに遭う可能性も高くなるリスクがあります。
また車の修理には、大きな金額が必要になります。
支払える余裕があればよいのですが、未来のことは誰にも分かりません。
いざ修理が必要になったときに、たまたま大きな支出が重なってしまう可能性もあります。
特に新車の場合、ローンで購入している状態で全損事故などに遭ってしまうと、ローンだけが残ることになってしまいます。
そんなときは、車両保険の保険金が役立つでしょう。
このように、車両保険は自分の車に対するリスクへの対処方法の一種です。
車両保険に頼らなくてもリスクに対処できるのであれば、無理に加入する必要はありません。
しかしそれが難しい場合には、車両保険を付けることでリスクへの不安を軽減させることができます。
トヨタ・ヴェルファイアの車両保険の有無で自動車保険料はどう変わる?
車両保険を付ければ、保険料は値上がります。
しかし具体的に、どのくらいの違いになるのかが分からないと、判断が難しいのではないでしょうか。
そこで今度は、ヴェルファイアの自動車保険に420万円の車両保険を付けた場合と、付けない場合の保険料を比較してみましょう。
ヴェルファイア(型式:AGH35W)
車両保険なし:49,750円(月払4,360円)
車両保険付き:111,660円(月払10,900円)
車両保険の有無で、6万円以上の違いになりました。
この6万円という金額は、ヴェルファイアの型式別料率クラスによって変わってきます。
型式別料率クラスとは、車の型式ごとに設定されているリスクを表す1~9のクラスで、過去の実績などから毎年評価されています。
クラス9がもっともリスクが高く(保険料が高い)、クラス1がもっともリスクが低い(保険料が安い)という意味です。
損害保険料率算出機構によるヴェルファイア「AGH35W」の型式別料率クラス(車両保険)は「5」で、標準的なクラスであると評価されています(2019年12月31日まで)。
この料率クラスは型式ごとに設定されているため、同じ車種でも型式が違えば料率クラスが違うことがあります。
例えばヴェルファイアの別の型式である「AYH30W」(ハイブリッド車)は、車両保険の型式別料率クラスがひとつ上の「6」となっています(2019年12月31日まで)。
車両保険をつけることを考える場合、型式の料率クラスも考慮することで、より保険料を抑えることができる場合があります。
トヨタのディーラーで勧められる保険はぶっちゃけどうなの?
トヨタで車を購入する際、「クレジット一体型保険」と呼ばれる保険を勧められるかと思います。
この保険は、トヨタ系列の金融サービスを展開する会社「トヨタファイナンス」により提供されている、いわゆる「オートローン」とセットになったタイプの保険商品です。
今回はトヨタの人気車種であるヴェルファイアの自動車保険に関する記事なので、このトヨタのクレジット一体型保険についても、簡単にではありますが、メリットとデメリットを紹介しておこうと思います。
以下が、トヨタの保険の主なメリットです。
- 車を買う際に、その場で契約が可能
- 手続きがカンタン(ディーラーに任せられる)
- 車と保険、どちらもディーラーが窓口になる
- ローンと保険料の支払日が同じになる
- ローン期間中の更新手続きが不要(ローン支払期間=保険契約期間)
- 事故の有無や料率クラス、等級に関係なく、期間中は保険料が変わらない
対する主なデメリットは、以下の通りです。
- トヨタのオートローンで車を購入しないと加入できない
- ディーラーのオートローンは一般的に金利が高い(銀行の場合は1~2%台が多い一方、トヨタファイナンスは7%前後といわれている)
- ローン返済まで、購入した車の所有権はトヨタファイナンスが持つことになる(自由に売却や名義変更ができない)
- ローン期間中に保険を解約すると、違約金が発生する
- 通販型自動車保険よりも高い(ディーラーに中間マージンが発生するため)
このように、加入や支払い、問い合わせや連絡などの利便性にメリットがある一方、ローン途中での保険の解約や、車を売るなどの自由が制限されるといったデメリットがあります。
「クレジット一体型保険」に限った話ではありませんが、薦められるがまま、安易に契約をしてしまうと後悔してしまうことになりかねません。
しっかりとメリットとデメリットを確認した上で、加入するかどうかを決めるようにしましょう。
トヨタ・ヴェルファイアの自動車保険料を抑えて手厚い保険に加入するコツ
トヨタの「クレジット一体型保険」に入らない場合、数多くの保険会社が用意している商品の中から、加入する自動車保険を探す必要があります。
もちろん加入するなら、安くて手厚い補償内容の保険がいいですよね?
実は料金を抑えてより良い保険に加入する、以下のようなコツがあるのです。
- ダイレクト型自動車保険に加入して保険料を抑える
- 自動車保険一括見積もりサービスを利用して比較検討する
ここからは、上記のコツについて詳しく解説していきます。
ダイレクト型自動車保険へ加入する
最近耳にすることが多くなった「ダイレクト型自動車保険」(「通販型」や「ネット型」とも呼ばれています)ですが、これらを利用すればカンタンに保険料を安くできます。
自動車保険への加入方法は、代理店を訪れて(ディーラーが兼業している場合もある)、担当者と話をしながら時間をかけて契約をする「代理店型」と、ネットや電話から加入を申し込む「ダイレクト型」があります。
上の図は、代理店型とダイレクト型の保険料の構成を表したものです。
どちらも純保険料の上に、付加保険料が乗っているのが分かると思います。
この付加保険料とは、利益や経費、手数料といったビジネスに必要なコストと、利益とが含まれるものです。
つまり代理店型の保険料には、代理店手数料などが含まれます。
一方ダイレクト型は代理店を通さないので、代理店手数料や各種経費など、代理店に関する費用がなくなります。
そのため、代理店型よりも料金が安くなるのです。
自動車保険の一括比較見積もりサービスを利用する
自動車保険の保険料には、同じ車種でも保険会社によってかなりの違いがあるのをご存知でしょうか?
基本的に、保険会社は独自のリスク評価によって保険料を決めていて、視点や評価方法に違いが保険料に表れています。
そのため少しでも保険料を抑えようと考える場合は、複数の保険会社の見積もりを比較する必要があるのです。
しかしたくさんの見積もりを取るだけでも、手間と時間がかかります。
そこで役に立つのが、「自動車保険一括見積もり」と呼ばれるサービスです。
自動車保険一括見積もりは、複数の保険会社に対して一括して見積もりを依頼できる無料のサービスです。
車種や条件を1回入力するだけで、複数社の見積もりがメールやハガキで受け取れるので、かなり楽に比較ができます。
もちろん、一括見積もりにもメリットとデメリットが存在します。
主なメリットは以下の通りです。
- 短い時間で複数社への見積もり依頼が可能
- 電話勧誘がほとんどない(ごくまれにはあります)
- 見積もり条件が設定できる(必要な補償や特約なども)
- 見積もりが届くのが早い
対するデメリットは以下の通りです。
- 比較対象外の会社については比較できない(比較したい場合は、自分で見積もり請求する必要がある)
- 見積もり条件が完全に同じだとは限らない
- 見積もりサイトや保険会社からのメールマガジンが送られてくるようになる
一括見積もりは、うまく使えば非常に便利なサービスです。
利用の際にはメリットだけでなく、デメリットもしっかりと把握した上で、お得な保険を見つけるために役立ててください。
まとめ
今回はトヨタのヴェルファイアにテーマを絞って、保険料だけでなく、車両保険の必要性や、トヨタの「クレジット一体型保険」のメリットとデメリット、安くて良い保険に加入するコツについてもお伝えしました。
この記事を参考することで、皆さんがより良いヴェルファイアの保険にめぐりあえることができたら幸いです。
最後に、今回のポイントをまとめて終わりにしたいと思います。
- ヴェルファイアの保険料の相場は、大体5~7万円
- ヴェルファイアに車両保険を付けると、保険料が約6万円上がる(型式別料率クラスで増減)
- トヨタの「クレジット一体型保険」への加入は、メリットとデメリットを把握した上で決める
- 自動車保険料を抑えるコツは、ダイレクト型自動車保険と自動車保険一括比較見積もりサービスの利用
- 自動車保険一括比較見積もりサービスは、メリットとデメリットを把握した上で利用する
ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。