自動車保険をディーラーで加入する?メリット・デメリットを解説!

自動車を買う際にディーラーで自動車保険の加入を勧められた方はたくさんいらっしゃると思います。ディーラーで加入すると保険料が高いイメージがありますが、メリットも存在しています。この記事では自動車保険にディーラーで加入するメリットや注意点を解説します。

自動車保険にディーラーで入るメリット・デメリットは?

ディーラーで自動車を購入すると、ディーラー経由で代理店型の自動車保険(任意保険)をすすめられ加入する方が多いのではないでしょうか?


ただ何も考えずに加入すると、保険料が高かったり、必要な補償がなかったりすることがあります。


車の購入をする前に、ディーラーで入る自動車保険のことについて詳しく知っておく必要があります。


そこで今回は、

  • ディーラーで自動車保険に入るメリット・デメリットは?
  • ディーラーで自動車保険に契約した場合の注意点は?
  • ディーラーの自動車保険とダイレクト型の自動車保険の違いは?
以上のことを中心に解説していきます。

記事をご覧いただければ、ディーラーで自動車保険に加入するメリットやデメリットについて知ることができるはずです。

ぜひ最後までご覧ください。

自動車保険にディーラーで入るメリット・デメリットを解説!


車を購入した時に、担当者に自動車保険をすすめられ加入したけど、ディーラーの自動車保険は保険料が高いと聞いたことがありませんか?


確かに保険料は高くなります。


しかし、そのような悪いことだけではなくメリットもあります。


ここでは、自動車保険をディーラー経由で申し込む際のメリットとデメリットについてご紹介します。

自動車保険にディーラーで加入するメリット

自動車保険をディーラーで加入するメリットは

  • 親身になってくれる
  • メーカーのオリジナルサポートが受けられる
  • 事故した時にうまく活用できる
の3つがあります。

親身になってくれる

ディーラーが保険の加入時や事故対応時に親身になって相談にのってくれます。

ダイレクト型の自動車保険では、自分で契約や手続きなどをしなければなりません。

ディーラー経由で保険に加入すれば、契約や手続きだけでなく、事故対応の連絡や見直し変更のときの相談もディーラーが面倒みてくれます。

また、事故を起こした時は、ディーラーに連絡するだけで、修理から保険適用まで、ひとまとめにしてディーラーが代行してくれるので、修理が必要になった時でも安心して利用することができます。

メーカーのオリジナルサポートが受けられる
自動車メーカーによって独自のサポートが受けられます

例えば、いたずらなどによる軽度の損傷の修理、パンク修理、落書き修理など年1回無料で行ってくれます。

このような修理をした場合、ダイレクト型の自動車保険だと基本的には等級が下がってしまい翌年保険料が高くなります。

ディーラーのサポートを使えば、等級や保険料はそのままで修理できます。

事故した時にうまく活用できる

例えば、代車費用が無料になったり、保険範囲内で上手く修理してくれたりなど、車を購入したディーラーで車検や点検をしていると、事故を起こした時に融通をきかせてもらうことができます。

自動車保険にディーラーで加入するデメリット

自動車保険をディーラーで加入するデメリットは、

  • 保険料が高い
  • 担当者の保険知識が浅い
  • 担当者が変わることがある
  • 車の乗り換えや保険の変更時気まずくなる
の4つです。

保険料が高い

一番のデメリットは保険料が高いことです

ディーラーの自動車保険は、代理店型の大手損保が多いので通販型の比べると30%~40%ほど高くなります。

担当者の保険知識が浅い
ディーラー営業マンは、保険の知識がほとんどありません。

少しは自動車保険について研修を受けているはずですが、保険会社のようにプロの育成はうけておらず、全ての自動車保険の内容については把握していません。

また、すすめてくる保険は保険会社が作ったパック型なので、自分で契約したい補償内容で加入することは難しいです。

無駄な特約が付いた商品を契約させられることもあります。

担当者が変わることがある

ディーラーの担当者は、長期契約していると移動などで頻繁に変わります。

そうなると、自分の情報が引き継がれていなかったりすることがあります。

また、事故対応の途中であれば、また新しい担当者にはじめから説明しなくてはなりません。

自動車保険はライフプランに関わってくるので、担当者が頻繁に変わってしまうと困りますよね。

車の乗り換えや保険の変更時気まずくなる

車を乗り換える時、同じメーカの車なら良いのですが、他のメーカーに乗り換える時はちょっと気まずいですよね。

もちろん、代理店や車の持ち込み先を変更すればよいのですが、そのようなことを言い出しにくい方もいるかと思います。

相手の気持ちを考えてしまう性格の方は悩む可能性があります。

また車の乗り換え時、等級引継ぎのためには車両入替という手続きが必要なことに注意して下さい。車両入替については以下の記事で詳しく解説しておりますので是非ご覧下さい。

自動車保険の等級は車を買い替えた際も引継ぎできる?

ディーラーで自動車保険を契約した場合の注意点は?

ディーラーで自動車保険の加入をした場合のメリットやデメリットについて解説してきましたが、他にも疑問点があるのではないでしょうか?


例えば、

  • 解約した場合どうなるのか
  • 途中で代理店の変更は可能なのか
このような疑問を抱いたことがあるでしょう。

それらについての解説と注意点についてみていきましょう。

解約するとどうなる?等級引継ぎや解約返戻金について

ディーラーで自動車保険に加入した場合、「事故した時の修理などが楽になる」「ディーラーで加入しなければ、万が一の際に満足な修理をしてもらえない」と思う方が多いでしょう。


解約したとしても、ディーラーの質が悪くなるということもなく、違約金も請求されないので安心してください。


しかし、途中で解約した場合は以下の点に注意しなければなりません。

  • 解約返戻金が返金される場合、短期率によっていくらか減額される
  • 乗り換える自動車保険の保険料を調べておくこと
  • 自動車保険の等級が引き継がれるかどうか確認しておくこと

保険料を一括で支払っている場合に限り、解約返戻金を受け取るができますが、すでに払い込んだ保険料の総額の7割ほどしか戻ってきません。

また、乗り換えようとしている保険会社の保険料や等級が引き継がれるかの確認も必要です。

ディーラーでの自動車保険の加入は保険料が高いというデメリットがあります。

しかし、乗り換えようとしている保険会社によっては保険料が半額になる場合がありお得になります。

また、等級に関しては、基本的には等級を引き継ぐことができますが、引き継ぎのルールの条件によっては等級が上がる場合もあります。

そうなると、保険料が以前よりも高くなってしまうということもあるので注意が必要です。

代理店の変更は可能!解約日と始期日に注意!

保険会社を変えずに代理店だけの変更は可能で、電話だけで変更できます。


しかし、契約途中で代理店の変更を渋ることがあり、「満期にならないと解約できない」「手続きが大変なので変更しない方が良い」と言われることがあります。


そう言われると、手続きがスムーズにできず時間がかかってしまいます。


また、現在の契約を担当している代理店が変更に応じてくれないということもあります。


そのような場合は、問い合わせセンターや変更先の代理店に相談するとよいでしょう。


また、代理店を途中で変更する場合は、現在の契約解約日と新しい契約の開始日を同じにしなければなりません。


空白期間ができてしまうと、万が一その時に事故を起こしてしまった時は補償が受けられません。

保険料を抑えたいならダイレクト型自動車保険がおすすめ!

ディーラーで自動車保険の一番のデメリットは、保険料が高いことです。


ネット型のダイレクト型自動車保険なら保険料を抑えられます。なぜ保険料が抑えられるのか気になるのではないでしょうか?


次は、なぜ保険料を抑えられるのかを知った上で、実際にどのくらい安くなれのか解説します。

ダイレクト型自動車保険が安い理由

ダイレクト型の自動車保険は、保険会社との間に仲介が入らないため、直接保険会社と契約することができます。


契約するにあたって代理店は入ると、保険会社の人件費や利益がプラスされ、さらに手続きなどを代理店がやってくれるので仲介手数料として代理店手数料が加算されます。


ダイレクト自動車保険だと、人件費や手数料などがかからないため保険料が安くなります。

ダイレクト型と代理店型の保険料の比較

同条件でダイレクト型と代理店型の保険料を比較してみましょう。


一般車両の保険付の平均保険料

使用目的ダイレクト型
自動車保険保険料
代理店型
自動車保険保険料
日常生活・レジャー35,000円59,000円
通勤通学48,000円63,000円
業務使用57,000円66,000円

です。


やはり、ダイレクト型自動車保険の方が保険料はかなり安くなりますね。


ダイレクト型自動車保険の場合、自動車保険の選択から契約まで自分で手続きしなければなりませんが、これを除けば、保険料が安いです。


自動車保険の知識がある程度あって、自分で商品を比較して検討したい、補償内容を自分で決めたいという方は、ネット型のダイレクト型自動車保険への切り替えも検討すると良いでしょう。

まとめ:自動車保険をディーラーで加入する?

ディーラーで自動車保険に加入したらどんなメリットやデメリットがあるのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回のこの記事のポイントは、
  • ディーラーの自動車保険に加入すると、親身になってくれたり、独自のサポートが受けられる
  •  ディーラーの自動車保険に加入すると、保険料が高く、解約しにくいときがある
でした。

自動車保険に詳しくない人であれば、親身になってくれるディーラーの自動車保険がおすすめですが、ある程度知っていて保険料を抑えたいと思っている方は、ダイレクト型の自動車保険がおすすめです。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。

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