更新日:2019/12/09
ダイハツ・初代コペンの平均維持費は26万円!様々な条件ごとに解説!
小さく、レトロな見た目をしているダイハツの初代コペンの月・年間維持費を徹底解説!この記事では、燃費や自動車税や任意保険等々の固定費からダイハツ・初代コペンの維持費を徹底シミュレーション・解説します。コペンは普通車と比べて維持費が安いため大学生にも人気です!
目次を使って気になるところから読みましょう!
ダイハツ・初代コペンの月・年間維持費は?
ダイハツ初代コペン(L880K)は、一般的な軽自動車とは異なるコンセプトで開発された、軽スポーツカーです。
せっかく乗るなら人と違う車、運転して楽しい車に乗りたい方もいるでしょう。
そして一般的に軽自動車は維持費が安いという印象だと思います。
さらに初代コペンは軽自動車特有の安いだけではない特徴を備えています。
実はダイハツ・初代コペンは維持費の面からみても大学生などの若い方にもオススメできるスポーツカーなんです。
今回はダイハツ・初代コペンについて
- 維持費がどのくらいかかるのか
- 競合車種と比較して安いのか
- 維持費の内訳は?
- 維持費を安くするためのコツは?
と言った点についてご紹介していきます。
最後までぜひご覧ください。
ダイハツ・初代コペンの年間維持費は○○円です
初代コペンの年間維持費は平均で年間26.2万円です。
月に換算すると約21,850円という事になります。
比較対象としてよく競合車種として挙げられる、スズキ・カプチーノとスイフトスポーツ、マツダ・ロードスター、ホンダ・s660があります。
それらの年間維持費と合わせて表にまとめるとこのようになります。
車種名 | 年間維持費 |
---|---|
ダイハツ・初代コペン | 26.2万円 |
スズキ・カプチーノ | 32.5万円 |
スズキ・スイフトスポーツ | 30.9万円 |
マツダ・ロードスター | 34.5万円 |
ホンダ・s660 | 28.5万円 |
このように普通車のマツダ・ロードスターやスズキ・スイフトスポーツよりも安い維持費となっています。
これは、税金や車検代が影響しています。
維持費の内訳についてはこの次で詳しくご紹介していきます。
また同じ軽スポーツカーのスズキ・カプチーノとホンダ・s660と比べても安い維持費となっています。
これはスズキ・カプチーノは平成初期の車で、コペン開発当時より燃費などが気にされなかった時代の車種です。
それにより燃費が悪くガソリン代がかかったり、古い車の為部品代などが高くなる傾向があります。
ホンダ・s660はダイハツ・初代コペンよりも新しい車種ですが、実用性よりも走行性能に特化しています。
また、エンジンも意図的に特殊なものを搭載しているため、整備費用も高くなりがちです。
このことからコペンは維持費の面で見ても所有しやすい車であるといえます。
コペンにかかる4つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!
先ほどダイハツ・初代コペンの年間、月間維持費について競合の普通車、軽自動車との比較を交えながらご紹介しました。
その上で気になるのが、何がどのくらいかかるのか?だと思います。
そこでここからは初代コペンの維持費の内訳についてご紹介していきます。
自動車の維持費の内訳とは、
- ガソリン代
- 自動車税
- 車検代
- 任意保険料
を指します。
ここを細かく見ていくことで、維持費を安くするヒントが見えてきますので、詳しくご紹介していきます。
コペンのガソリン代:年間10,000km走行で102,040円
維持費を構成する要因1つ目はガソリン代です。
これは維持費の中でも比較的目につきやすい部分だと思います。
ダイハツ・初代コペンは全グレードハイオクガソリンが指定されています。
そこで重要なのが平均燃費になってきます。
初代コペンユーザーの報告を調べてみると、平均燃費は14.7km/Lとなりました。
これは、スポーツカーとしてみるとかなり燃費が良い部類になります。
ここで走行距離毎のガソリン代を表にまとめてみました。
なお、ガソリン代はハイオクガソリン1L当たり150円として計算してあります。
ガソリン代は地域、時期により変動しますので、あらかじめご了承ください。
走行距離 | ガソリン代 |
---|---|
3,000~5,000km | 30,612円~51,020円 |
5,000~7,000km | 51,020円~71,428円 |
7,000~10,000km | 71,428円~102,040円 |
10,000~15,000km | 102,040円~153,061円 |
このくらいで済むのかという方もいれば、こんなにかかるのかという方もいると思います。
しかし、このガソリン代も安くする事が可能です。
1つは近くのガソリンスタンドが行っている、特売日や会員カードなどの割引情報を活用することです。
ガソリンスタンドは価格競争が激しい業種ですので、頻繁にガソリン1L当たり2~3円引きの特売なども行っています。
メール会員になるとさらに限定割引なども用意しているところも多いです。
2つ目は燃費の悪くなるような運転をしないことです。
一般的に「急」の付く運転(急ハンドル、急発信、急ブレーキ)は燃費を悪化させます。
また不要なエアコン使用も燃費にはマイナスになります。
それらを減らすことでスムーズな運転、ひいてはスムーズなエンジン回転になり平均燃費が向上します。
そうすることでガソリン給油回数が減り、ガソリン代が抑えられます。
一見すると地味な節約のコツですが、コツコツと行うことで年間にするとまとまった節約が可能になります。
コペンの自動車税:10,800円
維持費を構成する2つ目の要因は自動車税です。
下に自動車税を初度登録からの経過年数ごとにまとめました。
初度登録からの期間 | 軽自動車税額 |
---|---|
初年度 | 7,200円 |
2~13年目 | 7,200円/年 |
13年目~17年目 | 10,800円 |
18年目以降 | 10,800円 |
(参照:東京都主税局)
初代コペンは初度登録(=生産)が平成29年よりの車種の為、13年目までの軽自動車税は旧税率となっています。
また、初度登録から13年経過すると今の税率に切り替わる事になっていますので、3,600円増の10,800円となります。
しかし、引き上げ後の税額を見てもスイフトスポーツやロードスターに課税される普通自動車の自動車税と比較すると圧倒的に安いことに変わりありません。
なお、スイフトスポーツやロードスターの自動車税は34,500円となっています。
これだけでも軽自動車が優遇されていて、軽自動車を選ぶことがそもそも自動車の維持費を安くする1つの手段だといえます。
コペンの車検法定費用:34,670円
維持費を構成する要素3つ目は車検代です。
2年に1回やってきて費用の捻出について頭が痛い部分でもあります。
実は車検代もいくつかの要素に分けることができます。
- 印紙代(検査手数料)
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 点検整備費用
これらの内、印紙代(検査手数料)、自動車重量税、自賠責保険料の3つは国で納付が義務付けられています。
そのことから法定費用と呼ばれています。
逆に点検整備費用は整備工場独自のものなので、法定外費用と呼ばれています。
まず印紙代(検査手数料)は以下の様になっています。
保安基準適合証の有無 | 印紙代(検査手数料) |
---|---|
あり | 1,100円 |
無し(持ち込み車検) | 1,400円 |
この表だとわかりにくい部分があると思いますので、もう少し詳しく説明すると整備工場は2種類に分けられます。
1つは指定整備工場と呼ばれ、その工場にて自動車検査員をいてその人が検査を行う事で、陸運支局に持ち込むのと同等の効力を持ちます。
当然、指定整備工場になるためには国の認可が必要で、一定以上の整備能力を持っている工場という事ができます。
車検証を後日郵送もしくは手渡しします、と謳っている整備工場は指定整備工場である場合が多いです。
その際には車のフロントガラスに保安基準適合証という仮の標章が貼られています。
これは陸運支局に持ち込んで検査していないが、自動車検査員が合格と判定しましたという証です。
陸運支局の手間が省略されているので、印紙代の安く設定されています。
自動車検査員を持たない整備工場や指定整備工場の認可が無い工場は認証工場と呼ばれ、これも国の認可となっています。
認証整備工場は自社で検査をすることができないので、基本的に陸運支局に車を持ち込んで検査してもらっています。
車検の際、特に大掛かりな整備もないのに数日間車を預かるという場合は認証整備工場の場合が多いです。
陸運支局で検査することには変わりないため、印紙代は少し高く設定されています。
次に自動車重量税ですが、これは初度登録からの年数で変わってきます。
表にまとめると以下の様になります。
初度登録からの期間 | 自動車重量税 |
---|---|
新車から13年未満 | 6,600円 |
13年経過 | 8,200円 |
18年経過 | 8,800円 |
(参照:国土交通省)
このように初度登録から年数が経てばたつほど重量税は上がりますが、税額そのものも上がり幅も普通車とは比べ物になりません。
これは軽自動車全体に言えるメリットでもあります。
次に自賠責保険料も見ていきましょう。
自賠責保険は国が法律で加入を義務付けているため、別名強制保険とも呼ばれています。
自賠責保険に加入しないで車検は通ることがありません。
(合格基準に自賠責保険加入が入っています。)
自賠責保険は加入期間が長いほど保険料が安くはなりますが、自分で加入期間を決めることはありません。
なぜなら車検時に整備工場にて加入期間を判断することがほとんどだからです。
参考までに加入期間ごとの自賠責保険料を表にまとめました。
保険期間 | 自賠責保険料 |
---|---|
12ヶ月 | 15,130円 |
13ヶ月 | 15,960円 |
24か月 | 25,070円 |
25ヶ月 | 25,880円 |
36ヶ月 | 34,820円 |
37か月 | 35,610円 |
(参照:国土交通省)
自賠責保険料も沖縄を除く全国一律で保険会社ごとに違いもありません。
最後の点検整備費用は整備工場の収益にかかる部分です。
ここでも節約するポイントはあります。
それは
- 不要不急の整備を行わない
- 自分でできる整備は自分で行う
という事です。
たまに整備に出したら予想外に高額な請求になったとの話があります。
明細を見てみると、必要性に疑問のある整備内容が含まれていることが多いです。
また、オイル交換などは自分でできるケースの多い部分です。
最近は整備前にきちんと打ち合わせを行ってくれる整備工場、かつ今回整備を行わない場合の寿命などについてアドバイスしてくれる工場もあります。
そういった整備工場を見つけることで、不要な支出は押さえることができます。
またコペンは比較的新しい軽スポーツカーなので極端な老朽化などは考えにくく、大掛かりな整備も起きにくい為、点検整備費用が高くなりづらい傾向があります。
コペンの任意保険料:30歳15等級で81,990円
維持費を構成する要素4つ目は任意保険料です。
定期的に出ていく支出の為、気になっている方も多いと思います。
実はここが最も高い節約効果を出す可能性を秘めています。
任意保険料は年齢と等級によってかなり変動する部分ですので、下にダイハツ・初代コペンの年齢と等級ごとの年間任意保険料をシミュレーションしてみました。
前提として
- 車種:2012年式コペン(L880K)
- 使用目的:日常レジャー使用
- 対人対物無制限
- 対物超過特約付帯
- 人身傷害3000万円
- 車両保険:120万円、一般条件、車両免責5-10万円
- 本人配偶者限定
- 免許は18~20歳のみグリーン免許、21歳以上はブルー免許で、各等級は事故有係数適用期間0年
等級 | 18~20歳 | 21~25歳 |
---|---|---|
6(S)等級 | 334,600円 | 198,830円 |
7(S)等級 | 215,950円 | 129,790円 |
7(F)等級 | 228,420円 | 137,050円 |
8等級 | 197,200円 | 118,880円 |
9等級 | 187,840円 | 113,420円 |
10等級 | 181,590円 | 109,800円 |
11等級 | 175,360円 | 106,160円 |
12等級 | 172,230円 | 104,350円 |
13等級 | 169,120円 | 102,520円 |
14等級 | 165,990円 | 100,710円 |
15等級 | 162,860円 | 98,900円 |
16等級 | 159,740円 | 97,080円 |
17等級 | 156,620円 | 95,260円 |
18等級 | 153,500円 | 93,450円 |
19等級 | 150,360円 | 91,620円 |
20等級 | 125,380円 | 77,080円 |
等級 | 26~34歳 | 35~39歳 |
---|---|---|
6(S)等級 | 162,970円 | 135,950円 |
7(S)等級 | 107,020円 | 89,880円 |
7(F)等級 | 112,920円 | 94,730円 |
8等級 | 98,190円 | 82,600円 |
9等級 | 93,770円 | 78,970円 |
10等級 | 90,830円 | 76,530円 |
11等級 | 87,880円 | 74,120円 |
12等級 | 86,410円 | 72,890円 |
13等級 | 84,940円 | 71,690円 |
14等級 | 83,460円 | 70,480円 |
15等級 | 81,990円 | 69,260円 |
16等級 | 80,520円 | 68,060円 |
17等級 | 79,060円 | 66,840円 |
18等級 | 77,570円 | 65,620円 |
19等級 | 76,100円 | 64,410円 |
20等級 | 64,310円 | 54,710円 |
等級 | 40代 | 50代 |
---|---|---|
6(S)等級 | 131,790円 | 130,380円 |
7(S)等級 | 87,250円 | 86,340円 |
7(F)等級 | 91,940円 | 90,960円 |
8等級 | 80,200円 | 79,380円 |
9等級 | 76,690円 | 75,910円 |
10等級 | 74,350円 | 73,580円 |
11等級 | 72,000円 | 71,280円 |
12等級 | 70,820円 | 70,100円 |
13等級 | 69,660円 | 68,950円 |
14等級 | 68,490円 | 67,790円 |
15等級 | 67,330円 | 66,630円 |
16等級 | 66,150円 | 65,490円 |
17等級 | 64,970円 | 64,320円 |
18等級 | 63,790円 | 63,160円 |
19等級 | 62,620円 | 62,010円 |
20等級 | 53,240円 | 52,720円 |
この表はコペンを購入した販売店でそのまま任意保険に加入したとしたらこの内容になるだろうという仮定でシミュレーションしました。
表を見てわかるのは年齢が若い方が任意保険料が高くなり、特に免許取りたての18~20歳が最も高くなっています。
これは保険会社の統計でも免許取り立ての18~20歳で事故が多いというデータがあるためです。
一見すると高く見える任意保険料ですが、最初にお伝えしたように節約できる可能性を多く秘めています。
上手に見直しすると5万円以上の節約になる場合もあるのです。
ポイントは
- 不要な特約を外す
- 加入する保険会社を変える
です。
1つ目は不要な特約を外すことです。
自動車販売店で加入した場合、実は余計な保障内容が多く混ざっています。
例えば、事故でケガをして入院した場合の個室ベッド代や治療費の上乗せなどが織り込まれているケースが大半です。
生命保険に加入している場合、これらの内容は不要である場合が多かったりします。
2つ目は加入する保険会社を変えることです。
実は任意保険料の保険料設定は保険会社ごとにクセがあります。
若者の設定を安くしている会社、働き盛りの30~50代を優遇している会社、年配に方に優しい設定をしている会社を異なります。
しかし、30社以上ある自動車保険会社から自分に合った保険を選ぶのは時間的にも難しいですし、何よりも面倒ですよね。
ですが、自動車保険の一括見積サービスを利用すれば、スマホやPCで簡単に5分で自動保険見積もりができ、その中から自分に最も適した自動車保険を選ぶことができるんです!
ちなみに利用料は無料、見積もりだけでもOK!多くの方々が利用し自分の車に合わせて最大5万円もお得に自動車保険を利用しています。
まとめ:ダイハツ・初代コペンの月・年間維持費について
今回はダイハツ・初代コペンの維持費についてご紹介してきました。
ポイントをまとめてみると、
- コペンの維持費は年間26.2万円、月間で21,850円程度
- ガソリン代は燃費が悪くないので、思ったよりかかりにくい
- 自動車税は軽自動車のメリットを受けることができる
- 車検代も普通車より安い費用で済む
- 任意保険料は見直しで5万円の節約ができる可能性がある
コラム:コペンは維持費が安いから、大学生に人気?
今までダイハツ・初代コペンの維持費についてご紹介してきました。
コペンは車への興味が高い大学生の方にオススメできる車種だと思います。
理由としては、
- 軽自動車なので普通車よりも税金面などで優遇されているので維持費負担が少ない
- ハイオクガソリン指定だが、維持費の節約でガソリン代捻出が可能
- 任意保険を賢く加入することで、維持費全体を圧縮できる
- コペンは20代でかつ独身でないと所有しにくい
ほけんROOMではこの他にも、多くの保険、自動車に関する記事があります。
ぜひご覧になってみてください。