更新日:2019/09/14
トヨタ・センチュリーの年間維持費は?様々な条件で徹底解説!
後席に乗る人に最高の移動空間を提供するために作られたトヨタ・センチュリーの年間維持費を徹底解説!本記事では、燃費や自動車税や任意保険等々の固定費からトヨタ・センチュリーの維持費を徹底シミュレーション・解説します。また、センチュリーの中古の相場も紹介します!
目次を使って気になるところから読みましょう!
トヨタ・センチュリーの年間維持費は○○円です
トヨタの最高級乗用車センチュリー、この自動車を購入したい方々も多いことでしょう。
しかし、センチュリーを維持する諸費用について、購入予定の皆さんは良くおわかりでしょうか。
センチュリーの購入費用はもとより、維持費である年間の燃料費、税金、車検費用等が必要です。
そこで今回は「センチュリーの年間維持費と、その内訳」について
- センチュリーの維持費の諸費用
- センチュリーのメンテンナンス費
- センチュリーの年間維持費はどの位?
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読めば、センチュリーの維持費に関する基本的なことがよくわかるはずです。
センチュリーにかかる4つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!
重厚で堂々とした車体のセンチュリー、走行にも風格が漂いますよね。
しかし、センチュリーを購入したい皆さんは、その維持費も気になることでしょう。
この維持費は、ドライバーの等級や走行距離、任意保険の内容等でも差が出てきます。
センチュリーの維持費は
- センチュリーの燃料代
- センチュリーに関する税金
- センチュリーの車検費用
- センチュリーの任意保険料
の諸費用に分かれます。
こちらでは、センチュリーの諸費用について解説していきます。
センチュリーの維持費①:ガソリン
センチュリーで距離を長く走りたい方々は、燃料代がどれ位かかるか気になりますよね。
こちらでは、走行距離ごとの燃料費を比較してみます。
下表をご覧ください。
年間走行距離/燃料費 | センチュリー(燃費7.0km/l) |
---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 64.286円~107.143円 |
5000km~10000km以下 | 107.143円~214.286円 |
10000km~15000km以下 | 214.286円~321.429円 |
※ハイオクの値段150円/lと仮定
年間走行距離3000㎞と15000kmでは、25万円以上の燃料費の差が出ていますね。
センチュリーで長距離を走りたい方々は、それなりに燃料代がかかってしまいます。
センチュリーの維持費②:自動車税
センチュリーの維持費には、国に納める税金もあります。
納める税金は次の2種類があります。
- 自動車税
- 自動車重量税
こちらでは、センチュリーにかかる各税金を解説しましょう。
センチュリーの自動車税
自動車税は、車の所有者ならどなたにも課税される都道府県の普通税です。
センチュリーは排気量5000cc以下なので、自動車税額88,000円になります。自動車の中でも排気量は多い方なので、年間9万円近く税金がかかってしまいますね。
なお、自動車税は毎年欠かさず納税することになります。
センチュリーの自動車重量税
自動車重量税は、自動車の重量で課税額が決定される税金を言います。
センチュリーの車両重量は1,990~2,070kgなので、1年につき重量税額16,400円~20,500円となります。
センチュリーの自動車税額・重量税で、1年間に必要な税額は下表の通りです(2,070kgの場合)。
初年度 | 税額 |
---|---|
自動車税 | 88,000円 |
自動車重量税 | 20,500円 |
合計 | 108,500円 |
排気量も多く、それなりの重量もあるので年間の税額は10万円を超えてしまいますね。
センチュリーの維持費③:車検
車検とは、公道を愛車で安全に走行するのため、義務付けられた自動車の検査のことです。車検費用には、法定費用と車検基本料があり、こちらもセンチュリーの維持費となります。
なお、法定費用の内訳は次の通りです。
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 印紙代
こちらでは法定費用の諸費用と、車検基本料を解説しましょう。
法定費用(自動車重量税)
既に述べた通り、法律の基準に基づいて納めるのが自動車重量税です。この重量税は車検の際、2年分を納付しなければいけません。
センチュリーが2,070kgの場合は次の通りです。
20,500円×2年=41,000円
なお、重量税は皆さんが自動車を所有してきた経過年数によって、税額も変わるので注意しましょう。法定費用(自賠責保険料)
ドライバーの必ず加入する保険が、この自賠責保険です。ご自分が万一、交通事故を起こしたならば、被害者救済のため自賠責保険が適用されます。
そのため、未加入で公道を走行することは認められません。自賠責保険の保険期間が切れないよう、更新を継続することが大切ですよね。
一般的に、車検の時期に合わせて自賠責保険期間が設定されます。
自賠責保険料は下表の通りです。
保険期間 | 保険料 |
---|---|
12ヶ月 | 15,520円 |
13ヶ月 | 16,380円 |
24ヶ月 | 25,830円 |
36ヶ月 | 35,950円 |
37ヶ月 | 36,780円 |
保険期間を長く設定して保険料を支払えば、各月の保険料はその分軽減されます。
しかし、車検に合わせ保険期間を設定した方が、加入を忘れることもないでしょう。
法定費用(印紙代)
印紙代とは車検時、他の費用と共に納付する検査手数料です。
印紙代は車両区分・登録条件で費用が違ってきて、約1,000円~1,800円とやや費用に幅があります。
なお、後述する事例では指定工場の料金(1,200円)で、車検費用を算定してみましょう。
法定費用を合計すると
こちらでは、「自動車重量税+自賠責保険料+印紙代」の合計金額を出してみます。
(例)
- センチュリー:2,070kg
- 自賠責保険:24ヶ月
- 車検場:指定工場
法定費用 | 金額 |
---|---|
自動車重量税 | 41,000円 |
自賠責保険料 | 25,830円 |
印紙代 | 1,200円 |
合計 | 68,030円 |
センチュリーの費用は法定費用だけでも7万円近くかかってしまいますよね。
車検基本料は厄介?
車検基本料とは、自動車の検査員が点検・整備を行うときの費用です。各車検業者で費用に大きく差が出ると言われているのは、皆さんご存知かと思います。車検業者でも、ディーラー車検は最も高いと言われており、車検基本料が50,000円程度となります。
しかし、センチュリーを購入したお店から、そこを通して車検が行われるので安心ではあります。
また、一般の整備工場で行う民間車検の場合なら、基本料金は18,000円程度です。
ディーラー車検と民間車検比較
こちらではディーラー車検と、民間車検費用を比較してみましょう。なお、法定費用は前述した合計金額を利用します。
車検費用 | ディーラー車検 | 民間車検 |
---|---|---|
法定費用 | 68,030円 | 68,030円 |
車検基本料 | 50,000円 | 18,000円 |
合計 | 118,030円 | 86,030円 |
比較表を見れば民間車検の方が3万円程度安いですが、双方ともなかなか車検費用は高いですね。
もっと安く車検を受けたいなら
センチュリーの維持費④:任意保険
任意保険は、単に自動車保険とも呼ばれています。ご自分が交通事故を起こした場合、既に述べた自賠責保険の対人賠償を補完します。
また、自賠責保険には無い対物賠償、搭乗者補償も備えた保険です。
任意である以上強制的に加入する義務はありませんが、交通事故で億単位の請求をされることもあるので、ドライバーならかならず入っておきたい保険です。
任意保険は、ドライバーの年齢(等級)や年間走行距離で、年間保険料は大きく違ってきます。
こちらでは、ケースごとの年間保険料を解説します。
センチュリーの年齢(等級)別年間保険料
ドライバーの年齢(等級)別の年間保険料は、下表をご覧ください。
(例)
- 運転免許:ゴールド
- 年間走行距離:5000km
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
年齢(等級) | 年間保険料 |
---|---|
20歳(9等級) | 250,000円 |
30歳(15等級) | 72,950円 |
40歳(20等級) | 54,680円 |
50歳(20等級) | 56,490円 |
- ドライバー:30歳(15等級)
- 運転免許:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
走行距離 | 年間保険料 |
---|---|
3000km | 67,430円 |
5000km | 72,950円 |
11000km | 91,110円 |
16000km | 108,440円 |
補足:メンテンナンス費について
最高級車センチュリーと言えど、まめに部品・オイル交換をしないとトラブルが起きるかもしれません。
主なメンテナンス費は次の通りです。
- バッテリー交換:3万円~4万円
- オイル交換:1万円
- ブレーキオイル交換:6,000円
- キズ・へこみ直し:8万円
トヨタ・センチュリーの年間維持費について
こちらでは前述した諸費用をまとめて、センチュリーの年間維持費を算出します。
(例)
- センチュリー:2,070kg
- ドライバー:30歳(15等級)
- 運転免許:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
- 自賠責保険:24ヶ月
- 車検場:民間車検
- 年間走行距離:5000km
年間維持費 | 金額 |
---|---|
燃料費 | 107.143円 |
自動車税 | 88,000円 |
車検費用 | 68,030円 |
任意保険料 | 72,950円 |
合計 | 336,123円 |
年間維持費は33万円程度(毎月27,500円程度)となります。
ただし、駐車場代が必要なドライバーもいるはずです。その場合、月極駐車場代は8,000円が全国平均と言われています。
年間ならば96,000円程度かかることでしょう。
また、前述したセンチュリーの部品・オイル交換等も行うと、年間50万円近くの維持費が予想されます。この維持費が家計へ重い負担となるかどうかも考えて、センチュリーを購入しましょう。
センチュリーの維持費まとめ
センチュリーの年間維持費と、その内訳について解説してきましたが、いかがでしたか。
今回の記事のポイントは
- センチュリーの維持費は主に燃料費・税金・車検費用・任意保険料がある
- センチュリーは排気量の多さ、重量もあるので税金の負担は重くなる
- センチュリーの車検費用はディーラー車検・民間車検で差がある
- 任意保険料は等級や走行距離で大幅に金額の差が開くこともある
- 任意保険を見直すなら、ネット型保険がおすすめ
- 任意保険選びには、自動車保険一括見積りサービスが役立つ
- メンテンナンス費や駐車場代も維持費として考慮しておく