更新日:2019/12/09
米国トヨタ・タンドラの年間維持費は安い?型式や条件毎に徹底解説!
重厚感のある外装や広々とした内装が特徴的な米国トヨタ・タンドラの年間維持費を徹底解説!この記事では、燃費や自動車税や任意保険等々の固定費から米国トヨタ・タンドラの維持費を徹底シミュレーション・解説します。また、メンテナンス等についても紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
米国トヨタ・タンドラの年間維持費は?
米国トヨタのタンドラは日本ではほとんど見かけないフルサイズのピックアップトラックです。
アメリカンなサイズとカッコいい見た目から、ぜひ乗ってみたいと思う方もいるのではないでしょうか。
タンドラを購入する前に「維持費」が気になる方も多くいると思います。
タンドラは排気量が大きく、車体自体もかなり大きなため、維持費が高いと思っている方も多いですよね。
では、実際タンドラの維持費は年間どれくらいかかるのでしょうか?
ここでは
- タンドラの年間維持費
- タンドラのガソリン代
- タンドラの自動車税
- タンドラの車検費用
- タンドラの任意保険
- タンドラのメンテナンス
についてご紹介します。
この記事をお読みいただければ、タンドラの維持費について詳しくお分かりになるかと思います。
ぜひ最後までお読みください。
米国トヨタ・タンドラの年間維持費は○○円です
タンドラにも色々と種類がありますが、ここでは排気量5,700㏄・4WDのタンドラ クルーマックス、ダブルキャブ、SR5EXロングベッドの3種類についてご紹介します。
この3種類は排気量と駆動方式が同じなため、維持費には差が無いと思われます。
タンドラの年間維持費は以下のようになります。
維持費名 | 年間 | 月間 |
---|---|---|
ガソリン代 | 350,000円 | 29,166円 |
自動車税 | 16,000円 | 1,333円 |
車検代 | 64,100円 | 5,341円 |
任意保険 | 80,000 | 6,666円 |
合計 | 510,100円 | 42,508円 |
やはり燃費が悪い分、ガソリン代がかなり高額になってしまうため、維持費も高くなってしまうようです。
しかし、自動車税や車検代はそこまで高いわけではないので、思っていたよりも維持費が安いと感じる方も多いかと思います。
これらの維持費の他にも、人によっては駐車場代などの維持費がかかります。
また、メンテナンスの費用もかかるということを覚えておきましょう。
タンドラにかかる4つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!
タンドラにかかる維持費を分けると、
- ガソリン代
- 自動車税
- 車検費用
- 任意保険
の4つに分けられます。
ガソリンはタンドラを走らせるためにはなくてはならないものですね。
その他、車にかかる税金や、安全に走らせるための費用、もしもの時の保険などがタンドラにかかる維持費になるようです。
それぞれ年間でどれくらいかかるのかを詳しくご紹介します。
ガソリン
ガソリン代を計算するうえで重要なのが燃費になります。
5,700㏄・4WDのタンドラの燃費は一般道5.9㎞/L、高速7.6㎞/Lになるようです。
こちらはカタログ燃費になり、実燃費だと4.0㎞/Lほどになるようです。
実燃費4.0㎞/L、ガソリン代をリッター140円で計算すると、以下のようになります。
走行距離 | ガソリン代 |
---|---|
3,000 ~5,000㎞ | 105,000 ~175,000円 |
5,000 ~10,000㎞ | 175,000 ~350,000円 |
10,000 ~15,000㎞ | 350,000 ~525,000円 |
排気量が大きいため、燃費が悪く、ガソリン代はかなりかかってしまうようです。
1年間の平均走行距離は10,000㎞ほどになるため、10,000㎞走行時のガソリン代を1か月換算すると、29,166円程になります。
自動車税
自動車税は車の排気量によって金額の変わる税金です。
タンドラの排気量は5,700㏄のため、総排気量4.5リットル超6リットル以下に区分され、自動車税は88,000円となります。
しかし、こちらは自家用乗用車として登録した場合の自動車税になります。
タンドラは1ナンバーの貨物車として登録することが可能な車種になります。
貨物車として登録した場合、排気量に関係なく、自動車税は一律16,000円となります。
タンドラはほとんどの方が1ナンバー登録しているようです。
タンドラを1ナンバーの貨物車として登録した場合と、普通に自家用自動車として登録した時にどのような差があるのか気になる方もいると思います。
貨物車登録と自家用乗用車登録で違いが出るのは主に
- 自動車税
- 重量税
- 自賠責保険
の3つになります。
それぞれ1年分の金額をご紹介すると以下のようになります。
費用名 | 自家用乗用車 | 貨物車 |
---|---|---|
自動車税 | 88,000円 | 16,000円 |
重量税 | 24,600円 | 16,400円 |
自賠責保険 | 12,915円 | 23,970円 |
合計 | 125,515円 | 56,370円 |
自賠責保険のみ貨物車登録の方が高くなってしまいますが、合計金額は貨物車として登録した場合、7万円近く安くなるようです。
ただし、貨物車登録をすると、毎年車検を行う必要があります。
また、高速道路の料金も普通車より1~2割ほど高くなってしまうということを覚えておいてください。
車検
車検は通常2年に1回ですが、貨物車として登録した場合、1年に1回となるので注意が必要です。
車検にかかる費用は大きく分けると
- 法定費用
- 車検基本料
の2つになります。
車検基本料は車検を頼む工場によって金額に差があります。
また、整備が必要な場合は金額が上乗せされます。
ここでは車検基本料を3万円として計算します。
法定費用は
- 重量税
- 自賠責保険
- 印紙代
の3つになります。
重量税は自動車の重さによって金額が変わってきます。
タンドラの場合、3トン以上になるので、貨物車登録した場合は16,400円に、自家用乗用車として登録した場合は24,600円となるようです。
自賠責保険はそれぞれ以下のようになります。
保険契約期間 | 自家用乗用車 | 貨物車 |
---|---|---|
12か月 | 15,520円 | 23,970円 |
13か月 | 16,380円 | 25,520円 |
24か月 | 25,830円 | 42,580円 |
25か月 | 26,680円 | 44,100円 |
36か月 | 35,950円 | - |
37か月 | 36,780円 | - |
印紙代は1,700円になるようです。
貨物車登録をした際の車検費用は以下のようになります。
費用名 | 金額 |
---|---|
重量税 | 16,400円 |
自賠責保険 | 23,970円 |
印紙代 | 1,700円 |
車検基本料 | 30,000円 |
合計 | 64,100円 |
先ほどもご紹介しましたが、車検基本料は車検を頼む工場によって料金が変わってきます。
もし車の整備などに関して詳しい場合、ユーザー車検を行うと、車検費用が節約できます。
ユーザー車検は自分で車を運輸局へ持ち込み、車検を行う方法です。
費用は法定費用のみで済むため、34,100円で済むと言う計算になります。
その代わり、自分で書類などを揃える必要があります。
少しでも維持費を節約したい方は、ユーザー車検にチャレンジするのもいいかもしれません。
また、工場によっては悪徳な工場もあるようで、かなり高額な車検費用の請求を受けることもあるようです。
それを防ぐためにも、車検を行う前に、いくつかの工場で見積もりを貰うなど、比較してから車検を受けることをおすすめします。
任意保険
任意保険は自賠責保険とは違い、必ず入らなければいけないと言うわけではありません。
しかし、自賠責保険だけでは、もしもの時に自分への補償が無いことになってしまうため、多くの方が任意保険に加入しています。
ここで注意したいのが、タンドラが日本で生産されていない車で、並行輸入車となってしまうと言う点です。
並行輸入車の場合、型式不明となってしまう事が多く、インターネットなどで保険を申し込むことができない場合がほとんどのようです。
タンドラの任意保険は代理店型の保険に加入することが多くなるようです。
また、任意保険に加入できても、車両保険を付けることは難しくなってしまうようです。
任意保険に加入した際の金額をいくつかご紹介するので、参考にしてください。
13等級、年齢制限30歳以上、フルサポート、車両保険460万円の条件で、年間156,000円程の保険料の例があります。
また、20等級で車両保険500万円の条件で、年間8万円強という例もありました。
任意保険は保険を契約する際の条件によって保険料が大きく変わってくる場合があります。
最大で5万円ほど保険料が安くなる場合もあるようです。
詳しくは下の「任意保険料を下げるコツ」をご覧ください。
任意保険料を下げるコツ
任意保険料を下げる簡単な方法としては、インターネットでの一括見積があります。
しかし、タンドラは型式不明となってしまう事が多く、インターネットでは見積もりや契約が行えないことがほとんどです。
「じゃあ、保険料下げられないじゃない」と思う方もいると思います。
任意保険の保険料を下げるもう一つの方法は、任意保険の見直しです。
任意保険は契約した際の条件で保険料が大きく変わることがあります。
特に、
- 年齢条件
- 運転者限定
が保険料に大きく影響するようです。
年齢条件は全年齢対象になっていると、保険料がかなり高くなってしまします。
年齢条件を運転する人の年齢、26歳以上や30歳以上とすることで、3~4万円ほど保険料を下げることができるようです。
また、運転者限定も本人限定にすることで、保険料が1万円ほど安くなるようです。
本人限定にした場合、友人などが運転する場合保険が使えなくなってしまうため、不安になるかもしれません。
しかし、このような場合、個別に1日保険などに加入することで不安が解消するのではないでしょうか。
任意保険料を抑えるためにも、一度任意保険の見直しをしてみるといいかもしれません。
その他の費用
タンドラにかかる費用をご紹介しましたが、ご紹介した以外にもかかる可能性のある費用が駐車場代になります。
自宅に駐車場がある場合、駐車場代は必要ありませんが、駐車場を借りる場合は駐車場代がかかります。
駐車場代は住んでいる地域によってかなり差のある費用になります。
全国平均では月8,000円程になるようですが、都内などでは月30,000円以上かかる場合もあるようです。
車の購入を考えていて、駐車場が無い場合は、事前に周辺の駐車場代を調べておくことをおすすめします。
補足:メンテナンスについて
タンドラはトヨタの車ですが、日本では生産していないため、メンテナンスにお金がかかってしまう事が多いようです。
タンドラに多い故障は
- エアポンプの故障
- ATの不具合
- エアコンの故障
などがあるようです。
エアポンプはアメリカではリコールがかかっているようで、特に故障しやすい箇所になるようです。
アメリカではリコール対象で修理してくれるかもしれませんが、日本へは並行輸入車として入ってくるため、リコールの対象にはならないそうです。
エアポンプは2個取り付けられていますが、1個でも故障するとチェックランプが点灯するため、修理が必要となります。
ATの不具合は、走り出しがぎこちなくなるなどの症状が出るようです。
エアコンは走行距離が増えると故障が起こりやすくなります。
新車ならば特に故障が起こることは少ないようです。
しかし、中古車の場合、タンドラはかなり走行距離が長いものが多いようなので、故障することが多くなるようです。
それぞれ修理すると
- エアポンプの交換 15万円ほど
- ATの交換 50万円以上
- エアコンプレッサーの交換 20万円以上
となるようです。
一般的な車よりも、修理代が高くなってしまう事がほとんどのようです。
新車を購入した場合、メンテナンスにそれほどお金がかかることはないようです。
しかし、中古車を購入した場合、車によっては故障が多く、メンテナンスにお金がかかってしまう事もあるようです。
また、オイル交換やエレメント交換も必要になります。
オイル交換は5,000㎞につき1回、エレメント交換はオイル交換2回につき1回を目安に行うといいようです。
オイル交換は7,000円程、オイルとエレメント交換は10,000円程になるようです。
タンドラは日本で生産していない車種になるため、メンテナンスをしてくれる整備工場も少なくなるようです。
トヨタのディーラーに行ってもメンテナンスを断られる場合もあるようです。
タンドラの購入を考えている場合、近くにタンドラのメンテナンスを行ってくれる工場があるかどうかもチェックするようにしましょう。
まとめ:米国トヨタ・タンドラの年間維持費について
いかがでしたか?
ここではタンドラの維持費についてご紹介しました。
ここでご紹介したことは
- タンドラの維持費は年間51万円ほど
- タンドラのガソリン代は年間35万円ほど
- タンドラの自動車税は16,000円
- タンドラの車検費用は64,100円程
- タンドラの任意保険は20等級で8万円ほど
- タンドラのメンテナンス費用は一般的な日本車よりも高くなる場合が多い
になります。
タンドラは排気量の大きな車種で、燃費が悪いため、かなり維持費が高く感じるかもしれません。
しかし、貨物車として登録することができるため、維持費は抑えられています。
かなり大型の車ですが、維持費は比較的安いのではないでしょうか。
また、車検費用や任意保険の見直しなどで、もう少し維持費を抑えることができるかもしれません。
ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。