ボクスターの年間維持費は?987と986の維持費や中古車の相場を紹介!

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新型車が発表されると噂のポルシェ・ボクスター、幅広い年代の人から人気がありますが、年間の維持費はいくらなのでしょう?この記事では、ボクスターの987と986の2つの型式の燃費や自動車税、任意保険等々の固定費から年間維持費を徹底シミュレーション・解説します。

ボクスターの987と986の年間維持費は年間50万円以上!

ポルシェのボクスターは、とてもかっこよくて大勢の方が憧れる自動車です。一度は乗ってみたいドイツの高級車となっております。


しかし、そんなボクスターの月間や年間の維持費がいくらになるのか分かりません。また、維持費にはどのようなものがあるのかも気になるところです。


そこで、この記事では

  • ボクスターの年間維持費はいくらか
  • ボクスターにかかる維持費の内訳とは
  • ボクスターの中古車の相場はいくらか

について解説していきます。


まずはボクスター987986の月間、年間維持費を表にまとめてみたのでご覧ください。


・ボクスター987

月間年間
ガソリン代14,588円175,050円
自動車税2,417円29,000円
車検代
8,333円100,000円
任意保険料6,274円75,290円
合計31,612円379,340円

・ボクスター986

月間年間
ガソリン代11,225円134,700円
自動車税2,125円25,500円
車検代8,333円100,000円
任意保険料8,960円107,520円
合計30,643円367,720円

※ガソリン代は年間走行距離10,000km、ハイオク150円/Lの場合の計算です。

※任意保険料は、15等級、30代、ゴールド免許の場合の計算です。


ボクスターは外国車なので、ボディの修理代などが高額になる場合があります。ボディをへこましてしまうと、100万、200万円は修理代がかかる可能性があり、少しの傷でも10万円以上は修理代がかかるでしょう。

また、上記以外の維持費でポルシェクラブというものがあります。ポルシェクラブとは、ポルシェを好きなオーナー同士の親睦を深めることを目的とした集まりになり、クラブ会員に向けたイベントなどを行なっています。

このポルシェクラブの会費やイベント費などで、最大で10万円ほどかかります。もしポルシェクラブの会員になっていると、ポルシェクラブにかかる費用も維持費に含めて計算しなければなりません。

目安の維持費もあるので正確な金額の算出はできませんが、これらを上記の表にまとめた維持費と合算すると、少なくともボクスターの維持費は年間50万円は超えてしまいます。

ボクスターの987でも、986でも、維持費は高いといえるでしょう。

ボクスターにかかる4つの年間維持費の内訳を徹底計算!

ボクスターにかかる

  • ガソリン代
  • 自動車税
  • 車検代
  • 任意保険料

以上の4つの年間維持費の内訳を計算してみます。


また、維持費の内訳の中でその維持費を抑える方法もご紹介しておりますので、ぜひご覧下さい。

ボクスターのガソリン代:年間走行距離5000kmの場合、年間8万円

ボクスターのガソリン代を計算してみましょう。

※ガソリン代はハイオク150円/Lで計算しています。


・ボクスター(型式987MA121、実燃費8.57km/L)

年間走行距離ガソリン代
3000㎞~5000㎞52,509円~87,515円
5000km~10000km87,515円~175,029円
10000km~15000km175,029円~262,544円
・ボクスター(型式98667、実燃費11.13km/L)
年間走行距離ガソリン代
3000㎞~5000㎞40,431円~67,385円
5000km~10000km67,385円~134,771円
10000km~15000km134,771円~202,156円
ボクスターはハイオク車なので、ガソリンの油種でも維持費は高いものになっております。ハイオクよりもレギュラーの方が安いです。また、レギュラーよりも軽油の方が安いため、燃費もそこまでよいとはいえず、ボクスターのガソリン代は維持費として高いといえます。

ガソリン代は、運転の仕方により抑えられる維持費の1つです。ガソリン代に関わってくるものが燃費ですが、燃費を少しでもよくするために、急発進、急ブレーキをしないような運転を心掛けましょう。

また、タイヤの空気圧を適正な数値にして走行することも、燃費をよくする方法の1つです。

ガソリンスタンドにもよりますが、クレジットカードでガソリン代を支払えばリッター3円引きなど、割引を得られるサービスもあります。よく給油しているガソリンスタンドがあるのであれば、そこでガソリン代の割引が得られるサービスがあるか聞いてみるのもいいかもしれません。

ボクスターの自動車税:年間5万円

自動車税は、自動車の排気量ごとに決められています。毎年5月頃に送られてくる納付書で納税します。自動車税は納付期限が定められていますので、期限を過ぎてしまうと延滞金がかかることもありますので、注意が必要です。


ボクスター987の場合の年間自動車税は

  • ベースモデルは51,000円
  • それ以外のグレードは58,000円

になります。


ボクスター986の場合の年間自動車税は

  • 2.7Lだと51,000円
  • 3.6Lだと58,000円

になります。


グレードにより、自動車税が7,000円もの差が出てしまうので、維持費を抑えたいのなら自動車税が安い方を選ぶこともすすめします。

ボクスターの車検:7万円程

重量税は、車両の重量により決められている税金です。重量税は1年ごとに発生しますが、車検時にまとめて納付します。


車検は2年に一度行われます。重量税は車検代に含まれ、車検で必ずかかる費用を法定費用といいます。また、点検整備費用というものもあり、自動車の消耗している部品を交換したり、運転に支障がないかを点検してもらう費用になります。


例えばオイル交換をする場合、1度のオイル交換で5万円ほどかかります。オイル交換を1年に1度行なったとして、年間維持費は5万円です。


この点検整備費用はボクスターの維持費を抑えられる部分で、詳しい節約方法をこの先のトピックで解説しておりますのでぜひご覧ください。


また、重量税と同じく車検代に含まれる自賠責保険は、強制保険といわれる保険です。自動車に乗るときや車検を通すときには、加入していなければなりません。
 


自賠責保険は、車検満了日よりも1日以上長く加入することが一般的であり、新車の場合は、1ヶ月以上長く契約期間を設定して加入します。
 


自賠責保険は契約期間が長いほど保険料が安くなります。


・自賠責保険料一覧表

12ヶ月13ヶ月24ヶ月
15,520円
16,380円
25,830円
25ヶ月36ヶ月37ヶ月
26,680円35,950円36,780円

・法定費用内訳

金額
重量税24,600円
自賠責保険料25,830円
印紙代1,800円
合計52,230円

ボクスターの車検基本料は15,000円ほどです。


車検の法定費用52,230円に15,000円を足すと

52,230+15,000=67,230

ボクスターの車検代は、約70,000円ほどになります。


もちろん、ボクスターの部品が消耗していたら、部品交換費用などはかかってしまいます。点検整備費用もかかる場合、固定費である車検代約70,000円より金額が大きく変動する可能性があります。


点検整備費用の出費を抑えたいのであれば、ボクスターの部品で自分で交換できるところは交換してしまうことです。


ワイパーのゴム、エンジンオイル、タイヤなどは自分でも交換できます。自分で交換できない場合でも、インターネットだとディーラーで購入するよりも部品を安く購入できるので、部品を自分で調達しディーラーに持っていけば、ディーラーで部品を購入する出費は抑えられます。

ボクスターの任意保険:30歳・15等級・ゴールドの場合、年間9万円程です

任意保険料は、自賠責保険とは違い強制保険ではありません。しかし、自賠責保険でカバーできない部分を保障してくれる大切な保険です。  


万が一のときに備えて、充実した保障で加入されることをおすすめします。また、ボクスターの年間維持費を抑えるために、任意保険料を最大で5万円安く下げられる方法があります。


ボクスターの維持費の1つに、駐車場代もあります。お住いの場所にもよりますが、月に2万円も駐車場代がかかるところもありますので、駐車場代も含めてボクスターの年間維持費を計算しなくてはなりません。 


・ボクスター(型式987MA120)※ゴールド免許の場合

年代・等級年払い月払い
20代・7F等級168,830円14,780円
30代・15等級75,290円6,590円
40代・18等級70,770円6,190円
50代・20等級59,000円5,170円
60代・20等級67,430円5,900円

・年間走行距離による保険料、ボクスター(型式987MA120)

※ゴールド免許、30代、20等級の場合

年間走行距離保険料
300049,740円
500053,640円
700057,150円
900062,660円
1100066,420円
1600078,610円

・ボクスター(型式981MA123)※ゴールド免許の場合

年代・等級年払い月払い
20代・7F等級242,360円21,210円
30代・15等級107,520円9,410円
40代・18等級101,210円8,860円
50代・20等級88,590円7,750円
60代・20等級103,570円9,070円

・年間走行距離による保険料、ボクスター(型式981MA123)

 ※ゴールド免許、30代、20等級の場合

年間走行距離保険料
300070,870円
500076,470円
700081,500円
900089,400円
1100094,800円
16000112.310円

ボクスターの987と986を比較してみると、986の方が任意保険料が高いことが分かります。


ボクスターに限らず、任意保険料は運転者の年齢、運転者の範囲、免許証の色、車両や身体の保障内容などによって保険料は大きく変わってきます。


現在の任意保険を見直してみれば、保障範囲を狭めたり、重複している保障を外したりすることもできるかもしれません。

ボクスターの986と987の中古車の相場は100万円~300万円程

ボクスターの987と986の中古車市場を、それぞれ比較して解説していきます。


ボクスターの平均価格ですが

  • ボクスター987の平均価格282.4万円
  • ボクスター986の平均価格282.4万円

どちらも同額です。


ボクスターの車両価格の範囲ですが

  • ボクスター987の価格範囲130万円~838万円
  • ボクスター986の価格範囲78万円~278万円 

ボクスター987の車両価格範囲の方が下限も上限も高い価格となっております。 


また、ボクスター全体での車両価格の範囲は78万円~1250万円です。


ボクスターの販売台数ですが

  • ボクスター987の販売台数約100台
  • ボクスター986の販売台数約90台

販売台数もボクスターの987と986で大差がありません。


ボクスター全体での販売台数は約250台です。一番多く販売しているボクスターのボディーカラーは、ホワイトとなっております。


中古車を選ぶときに気を付けたいのが、ボクスターの状態をきちんと確認することです。


車両価格や燃費も重要だと思いますが、購入したボクスターがすでに部品を消耗している状態だったり、見えにくいところに大きな傷がついていたりしたら、その部品の交換費用修理代が最初からかかってしまいます。


ただでさえ年間維持費が高額なボクスターです。出費を抑えるような中古車選びも大切です。また、せっかく中古車で気に入ったボクスターを購入したのに、すぐに整備のため手放すのも寂しい思いがします。


外装や部品だけでなく、内装もきちんと確認し、後悔しないボクスターの購入をしましょう。

まとめ:ボクスターの年間維持費や中古車の相場について

いかがでしたでしょうか


この記事のポイントは

  • ボクスターの年間維持費は約50万円以上
  • ボクスターの維持費は固定費と変動費がある
  • ボクスターの中古車価格は約100万円~

でした。


ポルシェのボクスターは、外国車で高級車です。日本の自動車でないので、内蔵されている部品やボディがあまり出回っていない分、修理や整備交換となると金額も高額になります。


それでも、かっこいいボクスターに乗りたいというファンの方はいますし、大勢の方を魅了するだけの、存在感溢れる自動車だと思います。


ボクスターの購入を検討されている方は、この記事で紹介した維持費を参考にし、収入と支出を吟味してから、焦らずに決断してください。


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