更新日:2020/02/18
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費はいくら?条件事に維持費を計算
トヨタがかつて販売していた大型SUVハイラックスサーフ、販売終了から10年が経過してもなお根強い人気がある車です。ベースがピックアップトラックということもあり、頑丈な設計で修理費用などの維持費は安いのか?それとも排気量や燃費などの維持費が高くつくのか?徹底計算してみました!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費はいくら?
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費をシミュレーション!
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費①:ガソリン代
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費②:自動車税
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費③:車検費用(法定費用)
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費③:車検費用(車検基本料)
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費④:任意保険
- トヨタ・ハイラックスサーフの年間維持費について
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費削減の方法を紹介!
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費削減法①:ナンバー変更
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費削減法②:車検費用節約
- トヨタ・ハイラックスサーフの維持費削減法③:任意保険の見直し
- まとめ:トヨタ・ハイラックスサーフの維持費と節約方法について
目次
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費はいくら?
大型のSUVであるトヨタ・ハイラックスサーフ、購入予定の方々も多いことでしょう。
しかし、ハイラックスサーフを維持する諸費用がどの位か、購入予定の皆さんはご存知ですか。
ハイラックスサーフの維持費は、年間のガソリン代から保険料までいろいろとかかります。
そこで今回は「ハイラックスサーフの維持費と、その削減方法」について
- ハイラックスサーフの年間維持費はどの位?
- ハイラックスサーフにかかる4つの維持費とは?
- ハイラックスサーフの維持費削減方法
以上のことを中心に解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費をシミュレーション!
ハイラックスサーフの年間維持費には、燃料代はもちろんですが、安全走行に必要な検査や税金もあります。
こちらでは、年間維持費の諸費用である
- ハイラックスサーフの燃料代
- ハイラックスサーフの自動車に関する税金
- ハイラックスサーフの車検費用
- ハイラックスサーフを契約車両とした場合の任意保険料
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費①:ガソリン代
ハイラックスサーフで、年間走行距離を長く走りたい方々はいるはずです。年間の燃料費がどれ位なのか非常に気になるのではないでしょうか。
こちらでは、ハイラックスサーフの「AT 4WD」「AT 4WD ターボ」の実燃費を比較してみます。
下表をご覧ください。
走行距離/実燃費 | AT 4WD(7.84km/l) | AT 4WD ターボ(9.36km/l) |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 53.571円~89.286円 | 38.462円~64.103円 |
5000km~10000km以下 | 89.286円~178.571円 | 64.103円~128.205円 |
10000km~15000km以下 | 178.571円~267.857円 | 128.205円~192.308円 |
燃料 | レギュラー | 軽油 |
※軽油120円/l・レギュラー140円/lで算定
年間走行距離が3000㎞と15000kmでは、約15万円~20万円の燃料代の違いとなります。
AT 4WDとAT 4WD ターボでは、燃料の違いでその費用に差が出ています。表の中で一番燃料代が高額なのはAT 4WDで、15000km走って267.857円です。
軽油を使用するAT 4WD ターボが同じ距離を走ったならば、年間7万円以上の差が出てしまいます。
実燃費が安く収まるのは、やはりAT 4WD ターボの方ですね。
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費②:自動車税
ハイラックスサーフを所有する以上、自動車にかかる税金も納付しなければいけません。自動車の税金は、自動車税と自動車重量税が該当します。
こちらでは、ハイラックスサーフに課税される、自動車税と自動車重量税を解説します。
ハイラックスサーフの自動車税額
自動車税は都道府県の普通税であり、登録自動車へ課税される税金となります。自家用車を所有している皆さんの場合、必ず納税しなければいけません。ハイラックスサーフはAT 4WDが排気量2700cc、AT 4WD ターボ排気量3000ccです。
2.5リットル超~3リットル以下に当たるので、税額は51,000円です。
ハイラックスサーフの自動車重量税
自動車重量税は、0.5トンで4,100円分が課税される税金です。
AT 4WDならば、重量が1,640~1,780kgなので1年につき16,400円の課税額となります。
一方、AT 4WD ターボは重量1,760~1,890kgなのでAT 4WDと同じ16,400円の課税額となります。
1年にかかる税金は、自動車税と合わせるせると次のようになります。
初年度 | 金額 |
---|---|
自動車税 | 51,000円 |
重量税 | 16,400円 |
合計 | 67,400円 |
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費③:車検費用(法定費用)
車検は、ご自分の自動車が安全な走行できるように、一定期間に受ける検査です。車検費用には、法定費用・車検基本料を支払う必要があります。
法定費用には、
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 印紙代
があります。
こちらでは、これらの費用の他、車検基本料を解説しましょう。
自動車重量税
自動車重量税の税額は前述した通り、法律の基準に従って課税されます。また、重量税は車検のときに2年分を納付する必要があります。
この重量税は、自動車を所有してきた経過年数でも税額は変化しますので、事前に確認しましょう。
自賠責保険料
自賠責保険は、自動車を所有し公道を運転する全ドライバーが必ず加入する保険で、交通事故を起こした場合、被害者救済のためにまずこの保障が下りることになります。
自賠責保険に未加入で、公道を運転することはできません。自賠責保険は保険期間が切れないように更新しましょう。
自賠責保険の保険期間は、車検に合わせ設定するのが一般的です。
自賠責保険料については、こちらの表を参考にしてください。
保険期間 | 保険料 |
---|---|
12ヶ月 | 15,520円 |
13ヶ月 | 16,380円 |
24ヶ月 | 25,830円 |
25ヶ月 | 26,680円 |
36ヶ月 | 35,950円 |
37ヶ月 | 36,780円 |
印紙代
印紙代とは、車検のとき国に納める検査手数料です。ただし、この金額は車検を受ける自動車全てが同じではないので注意しましょう。
車両区分・登録条件によっても支払う金額は様々で、約1,000円~1,800円です。
なお、後述する事例では指定工場(民間車検場)の料金1,200円で、車検費用の合計を算定します。
法定費用を合計額
説明した「自動車重量税+自賠責保険料+印紙代」で合計額を出してみましょう。
(例)
- 自賠責保険:24ヶ月
- 車検場:指定工場
法定費用 | 金額 |
---|---|
自動車重量税 | 32,800円(16,400円×2年) |
自賠責保険料 | 25,830円 |
印紙代 | 1,200円 |
合計 | 59,830円 |
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費③:車検費用(車検基本料)
次に、車検基本料について解説します。
車検基本料
車検基本料とは、検査員が検査を行い、車検に関する書類作成の代行手数料を指しており、各車検業者で費用に差がつくところです。一般にディーラー車検は高く、ディーラーで車検をした場合の車検基本料金は、40,000円程度と言われています。
一方、民間車検(一般的な整備工場)なら基本料金は18,000円程度です。
ディーラー車検と民間車検を比較
こちらでは、ディーラー車検・民間車検の車検費用を見てみます。なお、法定費用は前述の金額を使用しています。
車検費用 | ディーラー車検 | 民間車検 |
---|---|---|
法定費用 | 59,830円 | 59,830円 |
車検基本料金 | 40,000円 | 18,000円 |
合計 | 99,830円 | 77,830円 |
こう比較してみるとディーラー車検の方が2万円高いですね。
なお、この費用には自動車部品・オイル交換費用は含まれていません。
ご自分で十分メンテナンスをしていないと、これらの交換費用も請求される場合があります。
中には悪質車検業者も!
ディーラー車検ではあまり聞かれませんが、車検業者の中には法外な費用請求をする者もいるようです。
自動車や自動車部品等の知識があまりないドライバーが、このような被害にあっているようです。悪質業者は、自動車部品やオイルの交換の名目で、どんどん追加費用を積み上げるという手口です。ドライバーが50万円近くの費用請求を受けたケースもあります。
このような悪質な業者から、高額な費用請求を受けない方法は次の通りです。
- ドライバー自身が自動車・部品等に関する知識を身に着ける
- 常に自動車の状態を確認しメンテナンスを怠らない
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費④:任意保険
任意保険はそもそも強制されて加入する保険ではありません。加入するかどうかは各ドライバーの判断によります。
しかし、自賠責保険の補償をより手厚くするために必要な保険商品です。対人賠償・対物賠償を無制限で設定できるので、どんな高額な賠償責任を負っても補償されます。
ただ一方、任意保険は、年齢(等級)によっても走行距離によっても、保険料に大きな開きが生じます。
こちらでは、年齢(等級)・走行距離それぞれの保険料の差を解説します。
年齢(等級)ごとの保険料比較
ハイラックスサーフを契約車両とした場合の、年齢(等級)ごとの年間保険料は下表の通りです。
(例)
- 運転免許:ゴールド
- 年間走行距離:5000km
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
年齢(等級) | AT 4WD | AT 4WD ターボ |
---|---|---|
20歳(9等級) | 224,790円 | 193,110円 |
30歳(13等級) | 68,270円 | 58,750円 |
40歳(18等級) | 61,220円 | 52,500円 |
50歳(20等級) | 50,340円 | 42,930円 |
表だと、20歳(9等級)の人と50歳(20等級)の人では、非常に年間保険料の差が開いています。
AT 4WDでは17万円以上、AT 4WD ターボでは15万円以上の差が出てしまいます。
走行距離ごとの保険料比較
ハイラックスサーフを契約車両とした場合の、走行距離別に年間保険料を比較します。
(例)
- 運転者:30歳
- 等級:13等級
- 運転免許:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
年間走行距離 | AT 4WD | AT 4WD ターボ |
---|---|---|
3000km | 63,070円 | 54,270円 |
5000km | 68,270円 | 58,750円 |
11000km | 85,280円 | 73,430円 |
16000km | 101,510円 | 87,460円 |
走行距離によっても、表のように保険料の開きが出ますね。
走行距離3000kmと16000kmとで、AT 4WDは4万円近く、AT 4WD ターボは3万円以上の差が出ました。
任意保険料を削減する方法は後述します。今すぐ安くしたいという方は下のボタンから、最安の自動車保険を探すことができるのでぜひご利用ください。
トヨタ・ハイラックスサーフの年間維持費について
こちらでは、これまで説明してきた諸費用をまとめ、年間維持費を計算してみましょう。
(例)
- 運転者:30歳
- 等級:13等級
- 運転免許:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
- 自賠責保険:24ヶ月
- 車検場:民間車検
- 年間走行距離:5000km
年間維持費 | AT 4WD | AT 4WD ターボ |
---|---|---|
燃料代 | 89.286円 | 64.103円 |
自動車税 | 51,000円 | 51,000円 |
車検費用 | 77,830円 | 77,830円 |
任意保険料 | 68,270円 | 58,750円 |
合計 | 286,386円 | 251,683円 |
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費削減の方法を紹介!
年間維持費は、その他に駐車場代や部品・オイル交換費用も加えれば50万円程度はかかることでしょう。ご家庭では、その他にローンや生活費等の負担もあるはずです。
こちらでは、いろいろなハイラックサーフの維持費の削減方法について解説します。
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費削減法①:ナンバー変更
ハイラックスサーフは、5人乗りで3ナンバー(普通乗用車)が通常の設定です。このナンバー変更を行えば自動車税が安く済むと言われています。
しかし、ハイラックスサーフは、前述したように排気量が2000ccを超えています。そのため、小型貨物自動車の4ナンバー取得はできません。
一方、普通貨物自動車の条件には合致するので、1ナンバー取得への変更は可能です。
ただし、1ナンバーにすると1年車検となり、毎年車検費用がかかる等のデメリットもあります。
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費削減法②:車検費用節約
車検の費用を節約したいなら、車検専門業者が運営する「車検センター」で車検を受けましょう。
車検センターは確かに安い!
こちらでは必要最低限の点検・整備を行います。そのため、点検・整備の費用はかなり低く10,000円程度となります。
維持費の削減をしたいなら、車検センターの利用が最適です。車検をしてからしばらく経ってから、ドライバーが走行中に違和感を感じることもあるでしょう。
その時は、自動車部品の一部が寿命を迎えつつあることを考えた方が良いでしょう。当然、車検センターが手抜き検査を行ったと言うことは考えにくいです。
車検センターはベテラン・ドライバー向き
やはり、車検センターは最低限の検査を行うので、将来必要になるような部品交換はしません。
この場合には、ドライバー自身で自主的に部品交換等を行なければいけませんよね。そのため、ドライバーに豊富な経験知識がないと、安全な走行が保てなくなります。
車検センターは非常に安いですが、ベテランドライバー向きと言えますね。
トヨタ・ハイラックスサーフの維持費削減法③:任意保険の見直し
こちらでは、維持費削減が期待できる任意保険の見直しについて解説します。
通販型保険へ見直しを!
新車を購入後、任意保険に加入しあまり時間が経っていなければ、年間保険料はとても高いですよね。
等級をコツコツ上げる他に、保険料の削減を検討してみましょう。もしも、加入している保険が代理店型保険なら、紹介料・手数料が保険料へ含まれ割高となります。
その場合は、通販型保険へ見直しを行うことがおすすめです。通販型保険は、直接保険会社へ申し込むので、前述した紹介料・手数料は保険料へ含まれません。
つまり、割安な保険料で加入することができるわけです。
保険選びには一括見積サービスを!
ただし、通販型保険の難点は申込や保険料見積もりを、ご自分で行わなければならないということです。各通販型保険の保険料をいちいち見積もるのは面倒ですよね。
そんな時には、「一括見積サービス」を利用しましょう。このサービスなら、複数の保険会社の任意保険料を、一括して比較することが可能です。
このサービスを活用し、任意保険料を平均3万5千円、最大5万円も安くできた利用者がいまるそうです。
利用料は無料のため、お金もかからず効率的に保険の皆直しができます。
まとめ:トヨタ・ハイラックスサーフの維持費と節約方法について
ハイラックスサーフの維持費と、その削減方法について解説してきましたが、いかがでしたか。
今回の記事のポイントは
- 燃料は燃費や走行距離によって、費用に大きな差が出る
- 自動車税と自動車重量税は法定され基準に従って課税される
- 車検費用は法定費用は自動車重量税、自賠責保険料、印紙代がある
- ディーラー車検は最も高いが、民間車検は比較的リーズナブル
- 車検費用を安く抑えたいときは車検センターを利用する
- 年間維持費に駐車場代、部品交換代を加えれば50万円程度はかかる
- 任意保険の見直しをスムーズに行いたいときは、一括見積サービスを利用する