BRZの維持費を各項目事にシミュレーション！平均維持費は30.7万円

スバル・BRZ！カッコイイですよね。乗ってみたいけど、維持費はどれくらいかかるのかな？やっぱりスポーツカーって維持費は高いのかなと思われているかたも多いと思います。

なんと言っても２ドアクーペのスポーツカーです。駆動方式もFR（フロントエンジン・リアドライブ：後輪駆動）で素直な操縦性。低く構えたフォルムもミニバンとは対極にあります。

走りがいい車は、本体価格も維持費も高そうだな。。と思うのは、自然です。

はたして、実際はどうなのでしょう？

維持費には、ガソリン代、税金、車検費用、任意保険料などいろいろとあります。

スポーツカーには、なにか特別は維持費がかかるのかもしれません。

そこで今回は、

• スバル・BRZの月間・年間維持費の目安
• スバル・BRZの維持費の内訳
  
• スバル・BRZのライバル車との優劣
  
• スバル・BRZの維持費を節約する方法
  

について、詳しく説明していきます。

この記事を読めばスバル・BRZの維持費に関する知識を網羅できるはすです。 

ぜひ、最後までお読みください。

なお、86の維持費節約についてはこちらに記事があります。ぜひご覧ください。

では、ここからはそれぞれの維持費を詳細に分析していきましょう。



以下の６項目について考えます。 

下のトピックで順番に説明していきます。

1. ガソリン代
2. 自動車税
3. 重量税
4. 車検
5. 自賠責保険
6. 任意保険

まず、ガソリン代です。

BRZは、スポーツカーということで、高出力が得られるハイオクガソリン指定のエンジンとなっています。ハイオクガソリンはレギュラーガソリンよりも1リッター当たり10円～20円くらい高価格となります。

実際に所有したオーナーの実燃費データは8.7km/Lとうことですので、走行距離ごとのガソリン代の目安を示します。

金額はそれぞれの走行距離範囲の真ん中の距離での数値だと考えてください。

 ただし、ガソリン代は、使用状況、運転の仕方、地域などいろいろな要素で激しく変化します。

通勤に使用して、いつも渋滞に巻き込まれるような状況では、燃費が悪くなり、結果としてガソリン代が多くかかります。

また、スポーツ走行をして、早い加速を繰り返しているとこれまた燃費が悪化します。

逆に郊外での走行が中心で信号もほとんどないような恵まれた交通条件ならば、燃費は非常によくなります。

 さらに、ガソリンの単価自体も国際情勢によって突然高騰したりします。 

ですので、ガソリン代は変動要素が多いですので、あくまで目安とお考えください。

自動車税は4月1日時点での所有者が支払い義務のある税金です。排気量で税額が決まります。

BRZの排気量は1,998ccです。

税制上の区分としては、1.5リッター～2リッターですので、税額は年額39,500円となっています。 

また、平成27年5月より、新車登録から13年以上経過すると15％割り増しになる仕組みとなりました。 

BRZは2012年の販売開始ですので、まだまだ、心配ありませんが、大切に長く乗ろうとしているかたは、頭の片隅に置いておきましょう。

なお、BRZはエコカー減税の対象ではありません。 

詳しい金額については、次の重量税と一緒に表にしていますので、そちらをご覧ください。

重量税は車検のときに支払う税金です。

重い車ほど道路を痛めるという理由で、重量500kgごとに税額が区分されているものです。

当然、重いほど、税額も高くなります。

車両重量によって、BRZの重量は1,250kg程度ですので1001kg～1500kgの範囲となります。

平成27年5月より新車登録から13年以上・18年以上経過している車は、重量税割増制度が始まっています。

2012年の販売開始のBRZは、今はまだ、大丈夫ですが長く乗ろうと思っているかたは、自動車税とともに心にとどめておきましょう。

なお、税制として「エコカー減税」という仕組みがあります。

基準となる燃費性能を満たすと、半額とか全額とかの重量税免除が受けられる制度です。

ただ、残念ながら、BRZはスポーツカーですので、燃費よりパワーにエンジンの特性が振られていますから、燃費の基準をみたせず、エコカー減税は受けられません。

では、自動車税、重量税（1年あたり）の表を示します。 

現時点では、BRZは「～13年目」の範囲ですので、自動車税と重量税を合計は年間51,800円となります。

重量税計算ツールはこちらです。

自賠責保険（共済）は、国土交通省が管轄している保険です。

いわゆる強制保険といわれるものです。必ず加入しなければなりません。

自賠責保険に加入せずに車を運行すると道路交通法でマイナス6点、一発で免許停止となります。

罰則は、「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」となっています。

かなり、重い罪であることを認識しておきましょう。

 交通事故がおこった場合、その被害者となった人を救済するためには、お金が必要です。

でも、加害者に貯蓄がなければ、加害者はおおきな経済的な負担を背負うことになります。

自賠責保険は、この負担を保険で補てんすることで、被害者となった人への基本的な対人賠償を確保することを目的としている保険です。
 

自家用自動車の場合、保険料は1ヶ月～37ヶ月の任意の期間で支払うことができます。

契約期間が長いほど、割安になります。

代表的な契約期間での保険料を表にしてみます。

ちなみに契約期間が1ヶ月の場合は、5,870円となっています。

37ヶ月の1ヶ月分は994円ですから、大差となっています。

 一般的には車検の時期に合わせて契約期間を設定することになります。

そのほうが、自賠責保険が切れてしまうという危険を防げますし、なにより面倒がないですよね。 

 詳細は国土交通省のサイトを参照ください。 

車検には、費用がかかります。

でも、そもそもなぜ車検が必要なのでしょうか？

車は便利なものですが、大切な人の命を乗せているものですし、一方で、他者の命を奪う凶器にもなりえるものです。 

車を使用していると構成している部品は消耗します。

それに時間が経過すると、車を使用しなくても、ゴムや油脂類は劣化もします。



 

車検は、せめて2年に1回くらいは「車検」で徹底的チェックして整備しておくことで、安全で安心な車にしておこうという制度です。

でも一言で車検と言っていますが具体的にどのような費用が必要なのかをおさらいしてみましょう。

 まず、車検には、「法定費用」「車検基本料」「部品交換費用」が含まれます。

それぞれどんな費用なのかを順に説明していきます。

 法定費用は、全国どこで受けても、どの業者で受けても同じです。

国の法律で決まっている費用です。

この法定費用の中に自賠責保険料、重量税、印紙代（検査手数料）があります。

 印紙代は認証工場の場合は1,700円となります。

 次は車検基本料です。

この中には、定期点検料（24か月点検）、測定検査料（継続検査料）、代行手数料（検査代行料）が含まれます。

この部分は車検をどこで行うのかによって大きく変動します。

つまり、この費用は、節約できる可能性が「大」ということです。
 

下のトピックで詳しく取り上げます。 

 最後は部品交換費用です。

これは、オイルや、ブレーキパッド、タイヤ、ワイパーなどの消耗品の費用です。

また検査の結果、不具合があった部品を交換することになりますので、その交換費です。

これは、車の状況によって変わる費用です。 

任意保険は、自賠責保険とは別に、自分自身が自分の判断で加入する保険です。

実際のところ、事故を起こしてしまった場合、その補償金額は非常に高額になる傾向にあり、自賠責保険だけでは、まかないきれない状況となっています。

ですので、自分自身でも保険をかけておかないと非常に不安です。 

 任意保険料は車種によって変化します。

過去の統計データにより、事故率の高い車ほど保険料が高く設定されています。

まず、平均的な保険料を等級・年代ごとに表にしてみます。

保険料は等級が高くなるほど、安くなることがわかります。上限は20等級です。

年代では、運転に不慣れで、無茶をしやすい20代と運動能力が衰えてくる60代が保険料が高くなる傾向が読み取れます。

では、次に実際の保険料を表にしてみます。

見積条件は

• 6等級
• 2014年6月　初年度登録
• 走行距離　10,000km以下
• ドライバー年齢　28歳
• 対人対物無制限
• 人身傷害　3,000万円
• 車両保険なし

としています。

どうでしょう？

案外、安いと思われるのではないでしょうか？

BRZの任意保険料はスポーツカーとしては低く、プリウスなどと同じクラスとなっています。

保険料は非常にたくさん設定項目がありますが、うまく見直すと最大5万円安くなるような方法もあります。

下のトピックで維持費を下げるコツをご紹介します。 

そのほかの維持費としては、駐車場代もあります。

全国平均は8,000円と言われていますが、これは、人によって状況が様々なので、この記事では、触れておりません。

なんといっても「低く」構えた2ドアクーペのフォルムが大学生や若者を惹きつけてやまないスバル・BRZ。他に類を見ない水平対向エンジンも魅力的です。

それでは、BRZがどのくらいの維持費ですむのかを見ていきましょう。

ここでは、

• おすすめの理由
• 購入時のポイント 
• 維持費を下げる方法 

をご紹介します。

BRZの入手は新車でも可能ですし、中古車でも有りです。

新しい車ですので、もし、パーツ交換となっても、部品・情報がそろっていますから、不具合が起こっても修理は簡単でしょう。

その点で大学生や若者に多い初心者の人も安心です。
 

（安いという理由だけで、古い車を買うと交換部品が無くて困ることがあります）  

大学生や若者でスポーツマインドがある人は運転免許もMT車で取得されていることでしょう。

もちろんスバル・BRZには、6速MT車がありますよ。

安くスバル・BRZを入手しようとすると中古車は有力な候補です。

現在の中古車価格は84.8万円～350万円　平均172.2万円　（311台）となっています。

2回目の車検となるのは新車登録から5年ですから、この2回目の車検前に買い替えるオーナーも多くなります。つまりそれだけ販売される車の数が多いということです。

年式でいうと2014年型か2013年型です。この年式の価格帯は180万円～200万円となっています。

スポーツカーだからといって特に割高ということはなく、普通の車と変わりません。

ただ、特別仕様車とか、マニアックな改造を施された車は300万円くらいするものもありますから、上で示した価格帯をチェックポイントとして、ご自身のカースタイルに合うかどうか、よく検討しましょう。

さて、いよいよ維持費を下げる方法をご紹介します。 

 この3点について解説します。

• スポーツカー特有の維持費
• 車検費用 
• 任意保険

一般にスポーツカーの維持費は高くなる傾向にあります。

スポーツカーをスポーツカーらしく走らせるとなると次のような状況になります。

• オイル交換回数が増える
• 高回転を使う頻度が高いので燃費が悪い
• タイヤが大きく太い
• 燃料はハイオク指定

これらは、すべて費用が高くなるものばかりです。

スポーツカーは操縦すること自体を楽しむものですから、そこは納得しておられるのではないかなと思います。

逆にスポーツカーは、その人気の高さから、手放す際のリセールバリューが高いので、高く売ることができるというメリットがありますよね。

スポーツカーならではの、メリット・デメリットがあるということになります。

いくら車検費用を安くするといっても「車検を受けない」というのは論外です。

無車検車を運転すると重大な違反となります。 

車検費用のなかで法定費用は安くはできません。

しかし、車検基本料はどこに出すかによって価格が大きく変わります。 

一般にディーラーは高めとなっています。

ガソリンスタンドはディーラーより安いですが、あまり大差はありません。

大体15万円くらいのところが多くなっています。

 一方で、車検専用業者やカー用品店では、非常に安価なところがあります。

 1万円台というところもあります。

ただし、ある程度の車整備に対する知識が必要となります。  

BRZに乗る人は、車好きな方が多いでしょうから、このあたりの知識も持ち合わせておられると思います。

ここでの費用節約効果は大です。

 また、大技としては「ユーザー車検」といって自分で整備して、陸運局へ持ち込み自分で検査を受ける方法もあります。

この場合、車検基本料は、持ち込み検査の申請手数料1,400円のみとなります。

ただし、この費用はあくまで検査を受けるだけの費用です。

検査に合格するためには、消耗品や経年変化する油脂類は当然交換する必要があります。

部品・油脂代金だけは絶対に費用が必要ですし、交換工賃を節約するため自分で交換するとなると、整備士レベルの知識と技術が必要となるわけです。

それから車検場で検査を受けるためには、自分自身が車を操作しますから、その検査にかかる時間が取られることになります。

ですので、ユーザー車検は一般的とは言えません。 

任意保険は、一度契約すると、「前年の条件のまま継続」を繰り返して、なにも変更しないままになりがちです。

これはもったいない！！。

状況は刻々とかわっているはずです。

補償内容を見直せば、無駄な費用がカットできるかもしれません。

特に、若い人の場合、運転者年齢条件は要チェックです。

それは運転者が20歳までなのか21歳以上なのかで保険料が大きく変わるからです。

BRZの場合ですと5万円以上安くなります。

また、記名被保険者の対象範囲を「限定しない」から「家族限定」、「本人限定」というように範囲を限定するほど安くなります。

あと、年間走行距離が短いほうが保険料は安くなりますが、これは正しく申請しないと補償されない可能性があります。

引っ越しをした場合など、あるいは、通学・通勤方法が変わった場合などは、自動車通学・通勤の距離が変わった場合は、適正な距離に見直しましょう。 

そのほかにも見直す項目はあります。

保険の見直しを行うと平均3万５千円の削減ができ、最大５万円の削減ができた事例があります。 

 この機会にぜひ、任意保険の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

BRZの維持費について解説してきましたが、いかがでしたでしょう？

今回のポイントは

• スバル・BRZの維持費は高くはない
• 車検は車検専用業者やカー用品店で安くできる
• 任意保険の見直し（特に運転者年齢条件と記名被保険者の対象範囲）で激減の可能性あり

皆様もまずは一度、すぐにできる任意保険の見直しをされてはいかがでしょうか。

意外に保険料が安くなるかもしれませんね。

それでは、素敵なスバル・BRZライフを送られることを願っております。

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