セリカの維持費は?維持費の内訳や購入の際の注意点を詳しく解説!

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トヨタセリカは1970年に誕生し、それ以来2006年の販売終了までドライバーを魅了するスポーティなデザインと走行性能が世界中で親しまれていました。今回はトヨタセリカの維持費についてのシミュレーションや維持費を節約するための方法などについて詳しく解説します。

トヨタセリカの維持費はどのくらい?

トヨタが生み出した圧倒的人気のあるスポーツカーといえばセリカ。


初代の「ダルマ」から始まった多くのトヨタ製スポーツカーの源流とも言える車ですね。


販売終了となった今でも非常に人気のある車種です。


そんなトヨタセリカの年間維持費はいくらかかるのか、気になる方も多いと思います。


そこで今回のこの記事では

  • トヨタセリカの年間維持費はどれくらい?
  • トヨタセリカの維持費の内訳6つ
  • トヨタセリカの維持費を削減する方法
以上のことを中心に説明していきます。

この記事を読めばトヨタセリカの維持費について深く理解することができるはずです。

ぜひ最後までお読みください。

トヨタセリカの年間維持費は約40万円!RX-8の維持費とも比較!

まずはセリカの維持費を確認しつつ、マツダの人気スポーツカーのRXー8とも比較してみましょう!

セリカの維持費
月間年間
ガソリン代10,964円131,578円
自動車税3,783円45,000円
車検6,667円60,015円
任意保険料14,061円168,740円
合計35,475円425,733円
RXー8の維持費
月間年間
ガソリン代17,857円214,285円
自動車税3,291円39,500円
車検4,693円56,318円
任意保険料13,226円158,720円
合計39,067円468,823円
いかがでしょうか?

両車の違いで目立つところはガソリン代でしょうか。

これは両車の燃費のちがいによるところが大きく、同じスポーツカータイプであるにもかかわらずRXー8に比べてセリカは燃費の良さが際立ちます。

また任意保険料についてはあくまで一般的な例の金額ですので、一律に表と同額になるわけではありません。

任意保険には等級があります。

この等級が違うと保険料が大きく変わってきます。

また任意保険には様々な特約があります。

この特約の設定により保険料が大きく変わってきますので、その点については後ほどご説明します。

トヨタセリカにかかる6つの年間維持費の内訳をシミュレーション

トヨタセリカを維持する費用とは一体何でしょうか?


それは以下の6つを挙げることができます。

  1. 自動車税
  2. 自動車重量税
  3. 車検費用
  4. 自賠責保険料
  5. 任意保険
  6. ガソリン代
では一つずつ維持費を丁寧にみていきましょう。

トヨタセリカの維持費①:自動車税

自動車税は自動車を所有している方に課税される道府県税です。 


毎年4月1日現在の所有者宛に自分の住んでいる都道府県から5月初旬に金額が通知され、5月末までに納付するのが普通です。 


車種や自家用・営業用の違いによって税金の金額は異なりますが、トヨタセリカのように乗用車で自家用の場合は500CCごと税額が決められています。


排気量ごとの税額は以下の通りです。

排気量税額(年間)
1リットル以下29,500
1リットル超
~1.5リットル以下 
34,500
1.5リットル超
~2リットル以下 
39,500
2リットル超
~2.5リットル以下
45,000
2.5リットル超
~3リットル以下 
51,000
3リットル超
~3.5リットル以下 
58,000
3.5リットル超
~4リットル以下
66,500
4リットル超
~4.5リットル以下
76,500
4.5リットル超
~6リットル以下 
88,000
6リットル超88,000

トヨタセリカは1,794CCですので税額は45,000円となります。

トヨタセリカの維持費②:自動車重量税

自動車重量税は車検時に払う税金で、自動車の重量ごとにその税額が決められており国に納付します。


自動車重量0.5トンごとに税額が変わります。


自家用車の重量税(エコカー減税非該当)

車両重量金額(年間)
0.5トン以下4,100円
〜18,200円
〜1.512,300円
〜216,400円
〜2.520,500円
〜324,600円

セリカの重量は1,170kgですので、重量税額は12,300円となります。


ここで1点確認しなくてはならないポイントがあります。


それは「環境保護に適した車かどうか」という観点で設けられている、エコカー減税です。


「排出ガス性能」や「燃費性能」が基準を満たした環境負荷の少ない自動車の税額が軽減される仕組みとなっています。


エコカー減税は新車登録時の取得税と、その後の維持費である自動車税と重量税に対して設けられています。


また逆に新車新規登録から一定の期間が経過している車は、環境保護への配慮が最新の車に比べ劣っているということで税額が増額されます。


新規新車登録からの経過期間によってセリカの税額がどのように変化するのかが下記の表となります。

自動車税重量税
初年度~13年目
45,000円12,300円
14~18年目51,750円17,100円
19年目~51,750円18,900円

セリカの販売は2006年で終了となっています。


ですから同じ型式でも新車新規登録の時期によって税額が変わってきます。


購入時にはしっかりと登録年月をチェックするようにしたいですね。

トヨタセリカの維持費③:車検費用

車検費用はどのくらいかかるのでしょうか?


車検の費用には払わなければいけない金額がほぼ決定している法定費用(重量税・自賠責・印紙)、車検方法や車の状態によって変動する車検基本料があります。 


法定費用はどのくらい?

法定費用金額(年額)
重量税17,100円
自賠責13,340円
印紙1,100円
合計31,540円

点検整備費用は?


法定費用ではない車検基本料・点検整備費用はどれくらいでしょうか。

法定費用はどの業者で車検を行っても変わりませんが、車検基本料・点検整備費用については各社によってその金額は様々です。

値幅も2万円〜10万円と大きく差があります。

一般的にはディーラーは高く、最低限の整備のみの代行業者の場合は安くなります。

法定費用は各社によって変わりませんが、車検基本料・点検整備費用はどこで車検をするかによって大きく異なります。

ディーラーでの車検をやめて他での車検を検討することはもちろんですが、それ以外にも様々な車検基本料・点検整備費用の削減方法があります。

詳細は下の「トヨタセリカの維持費を下げるコツ②:車検費用を節約する」で解説します。

トヨタセリカの維持費④:自賠責保険料

自賠責保険は強制保険とも言われ、車の所有者には加入が義務付けられている保険です。
 


自賠責保険は「物」に対しての保証はなく、「人」に対してのみの保証となっています。
 


保証額は最高で4,000万円(後遺障害)、死亡時で3,000万円となっています。


人への保証ではありますがこれは「相手方の人」であり、ご自身の怪我や死亡は対象になりません。 


自賠責保険は取り扱う保険会社により保険料が異なることはありません。 


しかし加入期間によって保険料が異なってきます。


加入期間がながければ長いほど1月あたりの保険料は安くなります。


自賠責保険料

12ヶ月13ヶ月24ヶ月
15,520円16,380円25,830円
25ヶ月36ヶ月37ヶ月
26,680円25,950円36,780円

トヨタセリカの維持費⑤:任意保険

任意保険(自動車保険)は自賠責保険とは異なり強制加入ではありません。


しかし、自賠責保険では保険金額や保険の対象となる範囲も狭いです。


自賠責保険では相手方しか保障の対象になりませんが、任意保険なら運転をしているドライバー自身はもちろん、同情している方も保険の対象とすることができます。


また、車両保険など自分の車の損害を保険の対象として、修理費用をもらうこともできます。


もしもの時の安心のためにはやはり加入は不可欠です。


こちらでは平均的な任意保険料について説明します。

年代・等級保険料(一括)
20代・7F等級257.410円
30代・12等級73.050円
40代・15等級65.770円
50代・20等級48.540円
60代・20等級54.660円

年齢の違いはありますが、等級が上がれば上がるほど保険料は安くなります。


任意保険料についてはその加入の方法により、保険料を最大で5万円安くする方法があります。


詳細については「トヨタセリカの維持費を下げるコツ③:任意保険を見直す」で詳しく説明します。


駐車場代


駐車場代についても計算してみましょう。

駐車場代の全国平均は8,288円と言われています。

地域によってその金額は様々ですが、少し自宅から遠い場所の駐車場を検討に入れるだけでもそお金額は変わってきますので、しっかりとチェックしたいですね。

トヨタセリカの維持費⑥:ガソリン代

セリカで使用されるガソリン代はどのくらいでしょうか?


実燃費は12km/Lということですので走行距離ごとに計算してみましょう。


計算式は以下の通りとなります。

年間のガソリン代
=(年間走行距離÷12km/L)×150円  

月間のガソリン代
=(年間走行距離÷12km/L)×150円÷12  

セリカはハイオク仕様ですので、ガソリン単価を150円として計算してみましょう。


年間走行距離ごとの表です

走行距離
3,000km37,500円
5,000km62,499円
7,000km87,499円
9,000km112,500円
11,000km137,499円
16,000km199,999円

やはり走行距離によって大きな差が出ていますね。

トヨタセリカの維持費を下げる3つコツ

ここからはセリカの維持費を下げるコツを説明していきます。


ちょっとしたことで大きく維持費を下げることができるものもありますし、継続することにより大きな維持費の減額につながるものもあります。


是非とチェックしてみてください。

トヨタセリカの維持費を下げるコツ①:ガソリン代を節約する

車はガソリンがなくては走りませんので、ガソリン代はどうしてもかかってしまう維持費ではあります。


しかし少し意識をするだけで維持費を下げることは可能です。


まずはガソリン代自体を安くすることを意識してみましょう。


ガソリン比較サイトで1円でも安いところを探して給油してみてください。


長期的に見ると大きな維持費の節約に繋がります。


またガソリン代はその他の維持費に比べて自分でコントロールできる維持費です。


毎月のガソリン代の予算を決めてその予算内で収まるようにコントロールすることもできますね。

トヨタセリカの維持費を下げるコツ②:車検費用を節約する

車検費用の節約はどのようにすればよいでしょうか?


車検費用は2年毎に発生するものであり、この費用を削減できたら大きいですよね。


法定費用については節約できませんが、車検基本料・点検整備費用ならば節約可能です。


どこに車検を頼む?

車検基本料・点検整備費用とは自動車の検査を行う工場での検査代金です。
 


ディーラーだと5〜10万円程度、その他だと3万円程度が相場と言われています。 


この料金は人件費や事務手数料などが含まれるためどの工場で車検を行うかで大きく異なってきます。 


また検査後に不備のあったパーツなどを交換する際はその部品代はもちろんですが、交換作業の工賃などもかかります。
 


車検に出せるところはディーラーや町の修理工場、カーショップやガソリンスタンドなど多岐にわたります。 


車検に出す際は見積もりを数箇所みてそれぞれを比較してみましょう。


きっとお得なところが見つかるはずです。


早期予約割引

車検時期の半年程度前から予約をすることにより「早期予約割引」が受けられるところもあります。


車検直前ですと相手も足元をみて高い見積もりを出してくることもありますから、早めに各社に問い合わせをして早期割引が可能かどうか調べましょう。


ユーザー車検

自動車の所有者が自ら運輸支局等に自分の車をもちこんで、自分で検査することをユーザー車検といいます。

これにより点検整備費用と代行料のすべてが節約できます。

しかし検査基準に合格しないと再度持ち込むことになるので、事前の確認はしっかりとおこなっておきましょう。

トヨタセリカの維持費を下げるコツ③:任意保険を見直す

任意保険の見直しはちょっとした確認で一番効果が出やすい、つまり一番コスパのよい節約方法です。


一番のポイントは

  • 運転者の年齢条件 
  • 運転者限定特約
このふたつの特約をしっかりと確認することです。

これにより平均で35,000円、最大で50,000円の節約ができた例があります。

以下のような方は要チェックです。
  • 最初に入ってから保険を全く変えていない
  • なんとなくお世話になっているディーラーにまかせっぱなし
  • 車を運転する人間や人数に変化があった
  • 今までは通勤通学で使用していたが通勤通学では使わなくなった

まとめ:セリカの年間維持費と維持費節約について

トヨタセリカの年間維持費と維持費節約について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?


今回の記事のポイントは

  • スポーツカーなのにトヨタセリカの維持費は高くない
  • ガソリン代も節約可能
  • 車検代の様々な節約方法
  • 任意保険の節約が一番重要
でした。

トヨタセリカの年間維持費の節約は可能です。

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