全労済のマイカー共済の評判は?自動車保険と比較したデメリットを徹底解説

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全労済のマイカー共済の評判は、基本的な補償がしっかりしていて掛金も安いことが高い評価を得ています。一方で、事故対応をする担当者のレベルが低いという批判もあります。今回は、共済加入者の口コミを通して、全労済のマイカー共済の評判などについて解説します。

内容をまとめると

  1. 全労済のマイカー共済は一般的な自動車保険と補償内容や仕組みが違う
  2. マイカー共済のロードサービスや補償内容は、ソニー損保に引けを取らない補償内容となっており、評判もいい
  3. ただしマイカー共済は走行距離が関係ないため、年間走行距離が短いと保険料が高く感じるというデメリットがある
  4. 自動車保険一括見積もりサービスを利用して、様々な自動車保険を比較・検討するのがおすすめ
  5. 保険の窓口インズウェブの自動車保険一括見積もりサービスは、利用者全員にハーゲンダッツやケンタッキーが貰えるキャンペーンを実施中なので、ぜひ一度利用してみよう

掛け金が安いマイカー共済、加入者の評判は実際どうなのか

全労済(こくみん共済)が運営するマイカー共済の掛け金は、他の自動車保険と比較してもかなり安いことで有名です。実際、自分で見積もってみて安かった方も多いのではないでしょうか。


しかし、自動車保険・自動車共済は安さだけで決めることが難しいです。事故対応やロードサービス、デメリットも熟知した上で保険会社を選びたいですよね。


そこで、今回「ほけんROOM」では

  • マイカー共済とはそもそもどんな共済で、自動車保険と何が違うか
  • マイカー共済のデメリットは何か
  • マイカー共済の掛け金を見積もってみる
  • マイカー共済の評判・口コミ
の4つに注目して解説していきます。

今すぐ評判のみを読みたい、という方は目次の「マイカー共済の評判・口コミ」をクリックして先に飛んでみてください。

逆に、まだマイカー共済について詳しくないのでもう少し知っておきたいという方は、ぜひ最初から読んでみてくださると嬉しいです。

全労済のマイカー共済と他の自動車保険との違い


全労済(国民共済)のマイカー共済と一般的な自動車保険の違いには、どのようなことがあるのでしょうか?


全労済のマイカー共済と自動車保険の主な違いとしては、

  • 補償内容 
  • 組織の仕組み

が大きな違いとなります。


そもそも、全労済は保険会社と違い、「組合」と呼ばれる組織になります。一般的な保険会社は利益を出すために保険商品を売る、という仕組みになります。しかし、全労済の場合は「組合員同士が助け合う」という目的で、営利目的ではないため、保険料が安くなっているという特徴があります。


また、「保険料」という言葉も全労済のマイカー共済では使用せず、代わりに「掛け金」という言葉を使う違いもあります。


補償内容の違いとしては、全労済のマイカー共済は他の自動車保険に比べるとバリエーションが少なく、細かくカスタマイズすることができないといった違いがあります。


マイカー共済は一般的な自動車保険同様、等級によって管理されています。事故を起こして保険を利用すると、等級ダウンする、という仕組み自体は、一般的な自動車保険と変わりません。


しかし、等級の最大等級に違いがあり、普通の自動車保険は20等級までなのに対し、マイカー共済は22等級まであるのが大きな違いです。マイカー共済の20等級から22等級までの割引率は64%と、一律の割引率になっています。

マイカー共済の他にも自動車共済はある?

自動車共済には、全労済のマイカー共済の他にもいくつか種類があります。自動車共済をいくつかご紹介すると、以下のようになります。

  • 全労済    マイカー共済 
  • JA共済    クルマスター 
  • 教職員共済  自動車共済 

これらの規模の大きい共済の他に、中小企業協同組合が取り扱う自動車共済がいくつかあります。さらに国家公務員や地方公務員専用の自動車共済もあるようです。国民共済や県民共済や自治労共済から出ている自動車共済はありません。


全労済やJA共済のように、規模の大きな共済から出ている自動車共済は、ロードサービスなどもしっかりしており、かなり評判もいいようです。


JA共済は農業関係者しか加入できないのでは、と考える方もいるかと思いますが、全労済と同様に、「出資金」を支払うことで加入することができます。


一方教職員共済の自動車共済は、教職員共済というだけあって、教職員や特定の組合・協会等に勤務していることが条件となります。


公務員専用や教職員専用の自動車共済は保険料がかなり安いのでは、と思うかもしれません。ダイレクト型自動車保険が出るまでは、公務員専用や教職員専用の自動車共済の保険料はかなり安い部類だったようです。しかし、ダイレクト型自動車保険が出始めると、ダイレクト型自動車保険の保険料の方が、安くなってしまう例も多くあるようです。

マイカー共済と他の自動車保険の補償内容・ロードサービスを比較

では、マイカー共済の補償内容ロードサービスはどの様な感じなのでしょうか?気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは分かりやすいように、ソニー損保の補償内容やロードサービスと比較してみようと思います。

補償内容マイカー共済ソニー損保
人身傷害補償5,000万円3,000万円
対人賠償無制限無制限
対物賠償無制限無制限
ロードサービス24時間365日24時間365日
レッカー100㎞まで無料100㎞まで無料
脱輪・落輪引き上げ無料(一部有料)車輪1輪まで無料
30分以内のクイックサービス無料無料
燃料切れ10ℓまで無料10ℓまで無料(契約2年目以降)
宿泊費用サポート無し全額負担
帰宅費用サポート無し全額負担
ペット宿泊費サポート無し最大1万円負担
レンタカー費用サポート無し24時間まで負担

宿泊費用や帰宅費用のサポートはありませんが、それ以外はソニー損保に引けを取らない補償内容となっており、評判もいいようです。


足りない補償は特約を付けることで補うことができます。マイカー共済に付帯できる特約としては、 

  • 弁護士費用補償特約 
  • 自転車賠償責任補償特約 
  • 交通事故危険補償特約 
  • マイバイク特約 

などがあります。


一般的な自動車保険と比較すると少なく感じる方もいるかもしれませんが、十分な特約が揃っているのではないでしょうか。


また、マイカー共済は一般的な自動車保険と違い、特約などの割引が無いのではと思っている方もいるかもしれませんが、マイカー共済でも特約などで保険料を抑えることができます


マイカー共済で利用できる特約・割引は、 

  • 運転者本人・配偶者限定特約 
  • 衝突被害軽減ブレーキ(AEB)割引 
  • 新車割引 
  • 複数契約割引 
  • 子供特約 
  • ハイブリッド車割引 
  • セカンドカー割引 
  • 福祉車両割引 
  • 人身傷害の被共済自動車搭乗中のみ補償特約 

などになります。


一般的な自動車保険と違い、ゴールド免許割引は無いようですが、特約や割引を利用して保険料を抑えることは可能です。 

全労済のマイカー共済とソニー損保の保険料を比較してみる

ここで、大手ダイレクト型保険である、ソニー損保と比較してみましょう。果たして保険料はどちらの方が安いのでしょうか。


今回は、地方にお住いで通勤時に車を使っている方を想定し、以下のような条件で見積もってみました。

  • 車種:オデッセイ/ホンダ
  • 年齢条件:26歳以上
  • 現在の等級:14等級
  • 事故有係数なし
  • 家族限定:本人・配偶者のみ
  • 使用目的:家庭用
  • 走行距離:年間7,000km
  • 免許の色:ゴールド
  • 対人・対物補償:無制限
見積もり結果は以下の表になります。
※本来共済の場合は、保険料ではなく掛け金と呼びます。

車両保険ありマイカー共済ソニー損保
保険料69,290円48,930円

もし車両保険なしの場合、

車両保険なしマイカー共済ソニー損保
保険料37,720円22,370円


となります。ソニー損保の方が安いのは意外ですね。なぜこのような結果になったのかというと、今回の見積もり条件が関係しています。実は今回、ソニー損保の見積もりでは「ゴールド免許割引」と使用目的、インターネット割引、走行距離による割引が適用されています。

マイカー共済にはゴールド免許割引や走行距離による割引がありません。そのため、リスクが細分化されたダイレクト型自動車保険の方が安くなることも意外に多いのです。

  • 車に乗る頻度はそこまで多くない
  • ゴールド免許
のどちらか一方でも当てはまる方は、ぜひ一度ダイレクト型も含めて見積もってみたらいかがでしょうか。

以下のボタンから、自動車保険を一括で見積もることができます。

全労済のマイカー共済の特徴は何?デメリットについても解説

マイカー共済の特徴としては、先ほどもご紹介したように走行距離が保険料に関係ない、という点が挙げられます。


走行距離が関係ないということは、年間走行距離がかなり長距離になってしまう方にとってはメリットになりますが、車をそれほど運転しない、という方にとってはデメリットとなり、他の自動車保険を選んだ方が安く済む可能性があります。


このように、細かく条件を設定できない、また、補償内容も一般的な自動車保険よりも細かく設定することができず、不要な特約が付いてしまう、ということも大きなデメリットとなります。


また、自動車保険の割引で一般的なゴールド免許割引が無いので、車をあまり運転しない、ゴールド免許の方は損をする可能性が高くなります。


さらに、マイカー共済は利益を出すことを目的としていないため、稀に対応の悪い担当者もいるようです。対応の悪い担当者がいる、というのは他の保険会社でも聞く話なので、デメリットとまではいかないかもしれませんが、心に留めておいてもいいかもしれません。


一般的な自動車保険は、保険会社が経営破綻した場合、損害保険契約者保護機構というものがあり、しっかりと補償を受けることができます。しかし、共済の場合はこの仕組みが無いため、補償を受けられない、ということがデメリットになります。


全労済が経営破綻する可能性は限りなく0に近いとは思いますが、仮に全労済が経営破綻してしまうと、補償を受けれなくなってしまう、ということは覚えておきましょう。

全労済のマイカー共済の評判・口コミは?事故対応はどうなのか

全労済のマイカー保険を実際に利用している方が、どのように感じているのか、評判や口コミが気になる方も多いと思います。ロードサービスはきちんと受けられるのか、事故の際、補償をきちんと受けることができるのか、ロードサービスの評判など、いろいろ気になる方もいるのではないでしょうか。


マイカー共済の評判・口コミを調べてみると、いい口コミから悪い口コミまでたくさんありました。


Twitterでは、いい口コミを書く人が少ないためか、悪い口コミも目立ちました。


今回はいい口コミ、悪い口コミに分けて、それぞれご紹介します。

マイカー共済のいい評判・口コミ

全労済のマイカー共済の評判まとめ

いかがでしたか?ここでは全労済のマイカー共済の評判についてご紹介しました。ここでご紹介したことは、

  • 全労済のマイカー共済は一般的な自動車保険と補償内容や仕組みが違う
  • 全労済のマイカー共済の他に、JA共済のクルマスターや教職員共済の自動車共済などがある
  • 全労済のマイカー共済のロードサービスや補償内容は、ソニー損保に引けを取らない補償内容となっており、評判もいい
  • 全労済のマイカー共済とソニー損保の保険料を比較すると、条件によってはソニー損保の方が安い
  • 全労済のマイカー共済は走行距離が関係ないため、年間走行距離が短いと保険料が高く感じるというデメリットがある
  • 全労済のマイカー共済の評判・口コミは、基本的には良い評判・口コミが多いが、中には悪い評判・口コミもある

になります。


全労済のマイカー共済は、補償内容もしっかりしており、保険料も安く設定されているので、自動車保険を悩んでいる方は、一度見積もりを取ってみてもいいかもしれません。


評判や口コミを見て決めるのもいいですが、あまり評判や口コミに踊らされず、自分でしっかりと補償内容や保険料を比較して決めるようにしましょう。


ほけんROOMでは他にも自動車に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

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