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自分にあったサービスを見つけよう!介護保険サービス事業者とは

介護保険を利用して提供されるサービス事業者には色々な種類があり、内容も様々です。訪問、通所、居宅等等…どんなものがあるのか、出来るのかをまとめました。また、介護保険サービス事業者では提供できないサービス内容を提供する、介護保険外サービス事業者もご紹介します。

介護保険の介護保険サービス事業者のまとめ

加齢などで心身に何かしらの介護が必要になったとき、様々な介護保険サービスを提供する事業者を介護保険サービス事業者と呼びます。

介護保険のサービス事業者には、介護保険サービス事業者と介護保険外サービス事業者の2種類があります。

文字通り、介護保険を利用したサービスを提供する事業者と、介護保険を利用しない(出来ない)サービスを提供する事業者です。



介護保険のサービス事業者

介護保険のサービス事業者には以下のような事業者があります。
  • 指定居宅サービス事業者
  • 指定地域密着型サービス事業者
  • 指定居宅介護支援事業者
  • 介護保険施設
  • 指定介護予防サービス事業者
  • 指定地域密着型介護予防サービス事業者
  • 指定介護予防支援事業者

上記7種類に分けられていますが、そこからまた細かく分類されています。


今回は上記のうち、介護予防の事業者以外についてご紹介します。



居宅介護支援

居宅介護支援とは、ケアマネジメントのことです。

介護に必要なサービスを受けられるようにするためのあらゆる事柄の支援をしてもらえます。

  • 介護の相談
  • 介護保険、介護認定についての相談や申請手続き
  • ケアプランの作成(ケアマネージャーが作成)
  • 介護保険の事業者の選定や契約、連絡や調整など


訪問介護

「ホームヘルパー」と聞くとイメージしやすい介護保険サービスです。

介護サービスを必要としている利用者の方の家に訪問し、入浴、家事、洗濯など日常生活の介助を行うサービスです。

着衣の交換、日常生活動作の補助などその内容は多岐に渡ります。


注意すべきは「できないこと」です。

介護を受ける方以外の炊事・洗濯などは行えませんし、洗車やペットの散歩などもサービス外です。

また、服薬の補助も認められていません。




訪問入浴介護

介護職員あるいは看護師が3人1組でお宅に伺い、浴槽を提供し入浴を介助する介護保険サービスです。

家での浴槽が狭くて入浴が困難な場合や、浴槽が無い場合などに利用されます。


介護保険サービスを利用する方の自宅に簡易式の浴槽を展開し、入浴から着替えまでを介助してくれます。

もちろん、入浴前に血圧測定や体温測定などを行い、体調に問題が無いかを確認してから行います。

入浴方法には部分浴と全身浴があり、その日の体調や病状に合わせて行うことが可能です。


訪問看護

「訪問介護」とは違い、医学的な管理が必要な場合に受けられるサービスです。

訪問するのは看護職員です。医師の指示の下、必要なサービスを提供します。


「訪問介護」では行うことの出来ない「投薬」も可能です。

また、胃ろうからの投薬やチューブ洗浄も訪問看護の内容になります。その他、痰の吸引や口腔ケアなどを行います。


訪問リハビリテーション

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリの専門職が、ご自宅に訪問しリハビリを行う介護保険サービスです。


デイサービスや術後病院などで行うイメージが強いかもしれませんが、自宅に戻ってもリハビリは継続的に必要ですし、通所できない何らかの事情がある場合、自宅でのリハビリが必要である場合には効果的なサービスです。

また、訪問リハビリテーションの場合はマンツーマンでリハビリが行われるので、そういった面でも好まれるサービスです。


通所介護

「通所介護」とは、つまりデイサービスのことです。

送迎者で決まった場所へ行き、ある一定の時間、そこで過ごす介護保険サービスです。


心身の観察や、血圧測定、検温などをはじめとする基本的なバイタルチェックから、入浴、排泄、食事などの提供、介助を行います。

また、何かしらのイベント(ゲームやレクリエーション、談話など)の娯楽目的のものも含まれて居ます。

これは主に、外出の機会を増やすことで廃用症候群の防止や引きこもりの防止をかねています。

同じ環境の方が集まることで、気分転換も兼ねています。


また、自宅で介護をしている家族の方の負担の軽減も期待できます。


通所リハビリテーション

前項でご紹介した「通所介護」よりも、リハビリをメインとした介護保険サービスです。


通所介護では、レクリエーションを含めリハビリを兼ねていることが多いですが、こちらはただ「体を動かす」というよりも「自宅でも過ごしやすいように、日常生活動作を自立させるために行う」ことを目的としています。


本来は理学療法士や作業療法士が常在している、病院や老人保健施設などに併設されている場所で行うことが殆どでしたが、現在はリハビリ特化型デイサービスと言う、「通所介護」と「通所リハビリテーション」を併せた機能を持つデイサービスも増えています。



短期入所生活介護

いわゆる「ショートステイ」と呼ばれる介護保険サービスです。

自宅で介護している家族が、急用などで家を空けなければならない場合などに利用できるもので、1日~2週間程度まで入所することが出来ます。

受けられるサービスは食事・入浴・排泄などの日常生活全般となります。


こちらはあくまで「ショート」な「ステイ」であり、短期間の利用を前提としています。


長期間にわたる場合は、「老人保健施設」や「特別養護老人ホーム」など長期専用の施設への入居が必要です。


短期入所療養介護

こちらも同じく「ショートステイ」と呼ばれる介護保険サービスです。

前述の「短期入所生活介護」と異なる点は、「短期入所生活介護」が特別養護老人ホームなどの福祉施設に付随しているものに対し、こちらは「老人保健施設」など、主に病院に付随し医学的管理の下で入所するサービスとなります。


認知症だけで他に体の悪いところはない、というのであれば「短期入所生活介護」

病気があって、例えば毎回胃ろうからの栄養の投与が必要であるなどであれば「短期入所療養介護」のショートステイを利用するのが良いでしょう。


特定施設入所者生活介護

同じくこちらもショートステイのひとつですが、サービスを提供している事業者は有料老人ホームなどが行っているものを指します。

提供される介護サービスの内容は、日常生活から機能訓練など、他のショートステイと特に差はありません。


福祉用具貸与及び特定福祉用販売

その他の居宅サービスとして、福祉用具貸与及び特定福祉用具販売があります。

名の通り、必要な福祉用具をレンタルしたり購入したりする介護保険サービスを提供している事業者です。

介護保険を利用し、杖や車椅子、歩行器などの用具をレンタルしたり、ポータブルトイレや特殊尿器などを購入したりできます。



どの事業者でも良いわけではない

福祉用具を販売している事業者には、介護保険を利用できる事業者として指定を受けているものとそうでない事業者があります。


認可を受けていない事業者から福祉用具を購入しても、介護保険は利用できず全額自己負担となってしまいますので、購入する事業者が指定を受けている事業者かどうか確認してから利用を検討しましょう。

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介護保険の地域密着型サービス

その他、介護保険には地域密着型サービスと呼ばれる介護保険サービスがあります。

それに分類される介護保険サービスをご紹介します。


尚、「地域密着型」と呼ばれるサービスなだけあって、自分が住んでいる市町村内でしかサービスを受けられません。

他の介護保険サービスと違い、自分の住んでいる地域以外、たとえ隣町であっても利用できないので注意が必要です。


夜間対応型訪問介護

名の通り、夜間に訪問してくれる介護サービスです。これには「定期巡回」と「随時対応」があります。


定期巡回

定期的に夜間自宅に訪問し、おむつ交換や体位交換などのサービスを提供します。


随時対応

定期とは逆に、必要なときに訪問介護員を呼びサービスを受けるものです。

夜間突然具合が悪くなったなど突然の利用にも対応してくれます。


認知症対応型通所介護(認知症対応型デイサービス)

普通のデイサービスと違い、認知症の方のためのデイサービスです。

日常生活の介護ももちろん、体を動かしたり、ひきこもりを防ぐ目的があります。


小規模多機能型居宅介護

こちらはいわゆるホームヘルパー+デイサービス+ショートステイといった感じの介護保険サービスです。


時には自宅に訪問し日常生活の介助を行い、家族に用事が出来たらショートステイを利用し数日施設に宿泊する。たまにデイサービスのように施設に通い外出の機会を作る。

一人ひとりに合わせたサービスの提供が出来る、そんなことが出来る自由度の高い施設です。


メリットも多いがデメリットもある

こう聞くと万能なサービスに見えますが、もちろんデメリットもあります。


こちらの事業者に限り、専用のケアマネージャーが必要なため、今まで慣れ親しんだ担当のケアマネージャーに引き続き頼めない場合があります。


また、訪問(ホームヘルパー)、通所(デイサービス)、宿泊(ショートステイ)それぞれに定員があります。そのため、利用したい日に空きがない場合、必ずしも利用できるとは限りません。


そして、他の事業者の訪問・通所介護のサービスを受けることが出来ません。



メリットとデメリットを考えた上で利用を決めると良いですね。


認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

グループホームは近年増加しつつある施設のひとつです。


認知症のある方たちが少人数で一緒に暮らす施設で、アットホームであるのが最大のメリットです。「老人ホームに入る」というより、名の通り「みんなで共同生活を送る」ように日常を過ごします。

老人ホームとなると何十人という定員となりますが、グループホームは少人数であり、また各自に個室も用意されています。

出来る限り、自立した日常生活を送ることを目的としています。

ですので、利用者の方も介護職員と一緒に夜ご飯を作ってみんなで食べたり、時には散歩に出かけたりと自由に過ごすことができます。


定期巡回・随時対応型訪問介護看護

こちらのサービスには大きく分けて以下2つのサービスがあり、それを組み合わせて利用します。

定期巡回サービス

定期的に介護職員が巡回し介護サービスを提供します。

食事・入浴・排泄など日常生活全般を介助します。


訪問看護サービス

看護師がお宅に訪問し必要な看護を行います。



随時対応してくれるオペレーターに連絡をし、訪問の必要性を判断、そのときによって必要なサービスを組み合わせて提供してくれる形になります。


これらを、利用者に合わせて24時間365日、いつでも必要なときに利用することが出来るというのが、従来の巡回型介護サービスや通常の訪問看護サービスと異なる点です。


地域密着型介護老人福祉入所生活介護(地域密着型特別養護老人ホーム)

通常の特別養護老人ホームより、地域に密着した形の老人ホームで、アットホームな雰囲気を重視した30人未満の定員で構成される事業者です。


サービス内容としては、食事・入浴・排泄などの日常生活全般の介助と通常の特別養護老人ホームと変わりませんが、少人数(29人以下)であるのが大きな特徴です。


介護保険の介護保険外サービス事業者

介護保険を利用できる事業者についてご紹介しました。

一方、介護保険外の介護サービスを提供している事業者と言うものが存在します。

介護保険を利用することは出来ませんが、全額自己負担であれば利用できるサービスです。

それらのいくつかをご紹介します。


高齢者向け配食サービス

CMや折込チラシなどで見たことがある方も多いのではないでしょうか。


一人暮らしで料理が出来ない、面倒であったり、糖尿病・高血圧症などを煩い、食事療法が必要な方などにむけた、食事を配達してくれるサービスです。


少し割高になりますが、栄養士監修の下しっかりとバランスの取れた食生活を送ることが出来ます。

また、配達には配達員が訪問します。

一人暮らしの高齢者の方には、元気で変わりなく居るかどうかの確認にもなります。


そういった面でも安心ですね。


高齢者向けお散歩サービス

散歩に行きたいが一人で行くことに不安がある、といった方にお勧めの介護サービスです。

また、話し相手がほしいといったニーズにも対応しています。


訪問介護(ホームヘルパー)でやってもらえそう…と思いがちですが、これらは訪問介護では提供されないサービスです。

「通院の付き添いのため」などではなくただの散歩、ただの話し相手、そういったものは介護保険で提供されるサービスにはありません。


もし、そういったサービスを利用したいのならば介護保険外のサービスで提供している事業者がありますので、そちらから選ぶようにしましょう。


まとめ

介護保険を利用したサービスを提供している事業者は様々です。

たくさんあってドレが良いのかわからなくなったときは、担当のケアマネージャーに相談してみましょう。

豊富な知識と経験から、その方にあったおすすめの事業者を紹介してくれるでしょう。


また、介護保険を利用したサービスには色々な種類のサービスが提供されていますが、時には利用できないものもあります。


そんなときは介護保険外のサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。


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