全労済の火災保険「住まいる共済」は?特徴や他の共済との比較を紹介

火災保険を選ぶ際、保険料を安く抑えるために共済を選択肢に入れる方は多いでしょう。ここでは全労済の火災保険「住まいる共済」について、特徴やメリット・デメリット、他の火災共済との違いを紹介します。特徴をとらえ、全労済の火災保険が自分に合っているか検討してください。

全労済の火災保険「住まいる共済」はどのようなもの?

万が一、火災や風水害、地震などの被害にあった時のために火災保険に加入した方が安心ですね。けれども、保険料が高いと支払っていけるか不安……という人が多いのではないでしょうか?


災害時のことは不安だけどそうそう起きることじゃないし、月々の掛金を払うのは家計にもちょっと……そう思う人もいますよね。


しかし、火災共済なら安い掛金で加入でき、保障も充実しています。そんな火災共済には、全労災、県民共済、JA共済、コープ共済があります。


低負担でいざというときの補償を受けれるって、とても魅力的じゃないですか?


そこで今回は、数ある中からまずは全労済火災保険の「住まいる共済」について

  • 全労済の火災保険「住まいる共済」の補償内容や加入条件、掛金
  • 全労済の火災保険「住まいる共済」のメリット・デメリット
  • 他の火災共済との比較

以上のことを中心に解説していきます。


全労済の火災保険の内容をよく知ったうえで、さらに3つの共済火災保険についても解説していきます。


記事をご覧いただければ、全労済の火災保険「住まいる共済」について知ることができるはずです。


ぜひ最後までご覧ください。



全労済の火災保険「住まいる共済」を紹介

全労済の火災保険「住まいる共済」とは、火災や風水害などを保障する新火災共済と地震や盗難などを保障する新自然災害共済を合わせた共済の総称です。

全労済の住まいる共済を契約するときは、「住宅保障」「家財保障」「借家人賠償責任特約」の加入口数を設定します。加入口数により、保障限度額が設定されます。

火災共済の場合、加入口数1口あたりの最高保障限度額は10万円です。したがって、100口加入すると、最高保障限度額は1000万円になります。

そこでまずは、
  • 火災共済の保障内容について
  • 加入口数の基準の決め方
  • 月払いや年払いの掛金はいくらになるのか
について解説していきます。

火災共済の補償内容

火災保険の補償内容、火災のみに限定されているイメージがあるかもしれません。しかし、火災の他にも落雷や風水災などの自然災害、あるいは盗難、破損、爆発などによる被害も補償範囲に含まれています。


火災共済では、他人の住居からの水ぬれ、他人の車両の飛び込み、突発的な第三者の直接加害行為、建物外部からの物体の落下、飛来も補償されます。


その他には

  • 持ち出し家財共済金(家財契約の場合のみ対象)
  • 失火見舞費用共済金
  • 修理費用共済金(マンションのみ対象)
  • 漏水見舞費用共済金(マンションのみ対象)
  • 風呂の空だき見舞金
  • 住宅災害死亡共済金
  • バルコニー等修繕費用共済金 (マンション住宅契約のみ対象)
  • 水道管凍結修理費用共済金 (20口以上住宅契約の場合のみ対象)
  • 付属建物等風水害共済金 (20口以上住宅契約の場合のみ対象)

風水害共済では、地震、噴火、津波、暴風雨、突風、台風、高波などによって住宅や家財に損害が生じた時に補償されます。


その他には

  • 盗難共済金
  • 傷害費用共済金
  • 付属建物等特別共済金
  • 地震等特別共済金(20口以上契約の場合のみ対象)

です。

加入基準と掛金について

全労済火災保険の加入基準(必要保障額)は、住宅の構造や広さ、所在地や家族の人数、世帯主の年齢によって変わってきます。


住宅加入基準

住宅構造所在地1坪(3.3平方メートル)あたりの加入基準
木造構造
 東京、神奈川、京都、
大阪

宮城、福島、茨城、
栃木、群馬、埼玉、
千葉、新潟、長野、
山梨、静岡、富山、
石川、福井、愛知、
岐阜、三重、滋賀、
奈良、 和歌山、兵庫、
島根、 鳥取、岡山、
広島、山口、福岡、
沖縄

その他の道県
80万


70万



60万
鉄骨・耐火構造
マンション構造
東京・神奈川

埼玉、千葉、山梨、
静岡、 愛知、岐阜、
三重、滋賀、奈良、
京都、大阪、和歌山、
兵庫

その他の道県
90万

80万


70万

必要保障額=住宅の坪数×1坪あたりの加入基準

家財の加入基準(住宅延床面積が10坪以上の住宅 )

世帯主年齢30歳以上40歳未満40歳以上
1人600万700万
2人900万1300万
3人1000万1400万
4人1100万1500万

必要保障額=住宅の延床面積、世帯主の年齢、世帯人数から算出

掛金(保障額10万円(1口)あたり)

「火災共済」

住宅構造年払い月払い
木造構造70円6円
鉄骨・耐火構造40円3.5円
風水害保障なし30円3円

「自然災害共済」

住宅構造年払い月払い
木造構造110円9.5円
鉄骨・耐火構造70円6円
風水害保障なし60円5.5円

掛金金額=(火災共済1口単価×口数)+(自然災害共済1口単価×口数)

になります。

全労済「住まいる共済」のメリット・デメリットとは?


全労済の住まいる共済には、「保障が充実している」「保障プランが選べる」「掛金が安い」というメリットがあります。逆にデメリットは保障額が少ないということです。


それぞれのメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。

メリット①:自然災害への保障が充実している

火災以外にも自然災害にも保障が充実しています。

被害例
火災火災・落雷・破裂爆発・消火作業による冠水破壊など
風水害暴風雨・豪雨・長雨・突風・竜巻・高波高潮・洪水・雪崩・など
地震地震による損壊火災・噴火による損壊火災・津波による損壊など

このような被害を受けた時には、火災では最高保障額6000万円(600口加入の場合)、プラス15%の臨時費用共済金(限度額200万円)、風水害では、最高保障額300万円(600口加入の場合)
プラス15%の臨時費用共済金が支払われます。


さらに、特約をプラスすることで保障が充実します。


  • 類焼損害保障特約(自宅が火元で近隣の住宅や家財に損害が生じた時)支払限度額1億円

  • 盗難保障特約(家財の盗難による損害の保障)支払限度額300万円

  • 借家人賠償責任特約(貸主に対して損害賠償負った場合の保障)支払限度額4000万円

  • 個人賠償責任共済(本人や家族が賠償責任を負った場合の補償)支払限度額1億円


メリット②:ニーズに合わせて保障プランを選べる

持ち家でも賃貸でもニーズに合わせて保障対象や保障プランが選べます。


保障の対象が選べる

  • 住宅と家財(持ち家の方、住宅や家財の保障をしたい方)
  • 住宅のみ(貸家を持っている方、家財保障はいらない方)
  • 家財のみ(賃貸の方)

プランから選べる

  • ベースプラン
  • シンプルプラン
  • マンション専用プラン

ベースプラン(自然災害のしっかり備えたい方)シンプルプラン(手軽な掛け金で備えたい方)
火災
風水害
地震×
盗難×
マンション専用(風水害のリスクが少ない方)
火災
風水害×
地震
盗難


〇保障される △ベースプランと比べて保障額が少ない ×保証なし


エコ住宅専用プラン

太陽光発電、家庭用燃料電池、オール電化、電気給湯器、家庭用ガスコージェネレーションシステムなどのエコ設備を設置している住宅


全労済の火災保険保障額2000万円シンプルプランの場合、木造構造は年間400円、鉄骨耐火構造は200円引きになります。

メリット③:高い保険会社に比べ掛金がかなり安い

全労済の火災保険は、他の保険会社よりも手頃な掛金でかけられます。


火災保険の保障金額を1000万円にした場合、1年間で3000円~7200円です。


例をあげると、


マンション(シンプルプラン、風水害保障なし)

1年間で3000円最高保障額(火災・落雷1150万円)


持ち家一戸建て(シンプルプランの木造構造)

1年間で7200円最高保障額(火災・落雷1150万円、風水害345万円)


など、全労済の火災保険は家計にやさしい価格で掛けられ、住まいのリスクに備えられます。

デメリット:災害特約300万円は全損の場合のみ

全労済の火災保険に入っておけば、地震や台風などの被害を受けても安心と思うのは危険です。全損した場合(住宅の損壊率70%以上)でも最高300万しか支払われません。


ちなみに、住宅の損壊率70%以下の場合、

  • 半壊(住宅の損壊率20%以上70%未満)は、最高150万
  • 一部壊(住宅の損害額が10万円を超えた損壊)は、最高40万
  • 床上浸水(全床面50%以上)は、最高40万
  • 床上浸水(50%未満)は、最高30万

です。損害認定の基準が半壊以下の場合は、保障額が少なくなります。損保であれば、一部壊と認定されて補償を受けられたとしても、全労済では保障を受けられないということもあり得ます。

全労済の火災保険の口コミを紹介

では、実際に全労済の火災保険に加入されている人からの口コミを紹介します。


素晴らしい対応で安心しました

1人で住む母の家が台風により被災した時、帰省できなくて家の状態が気になっていたのですが、現場状況の報告や被災箇所の写真を送ってくださり安心できました。


掛金が他社よりも半分程度で助かっています

マンションに入る際に不動産会社が指定していた火災保険に加入しなければならなかったのですが、更新の機会に見直しをすることになり、全労済の火災保険に決めました。掛金は今までの半分程度になり、助かっています。


詳しく説明してもらえて、申し込みも簡単でした

家まで来てくださり丁寧に説明していただきました。さらにあまり記入する箇所もないので、手軽に申込みを済ませられました。万が一の時に自宅損壊に備えた補償額が選ぶことができ、保険料が年間3,000円台から選べるというのは驚きです。


といった口コミがありました。

他の火災共済との比較

全労済の火災保険「住まいる共済」について理解できたでしょうか。


次は、

  • 県民共済の火災共済
  • JA共済の火災保険
  • COOPの火災保険共済
について解説していきます。

県民共済の火災共済

県民共済の火災保険は、比較的安価な掛金で、割戻金があるのが大きな特徴です。

県民共済では、風水害などの見舞金は最高保障額600万円が上限です。

一部破損(10万円超の損害)があったときに一律5万円が支払われます。

JA共済の火災共済

JA共済の「建物更生共済むてき」は、積立型なので保障期間が満了したら満期保険金を受けとることができるというところが大きな特徴です。

途中で解約した場合には、解約返戻金をもらうこともできます。

火災事故や風水害の最高保障額2000万円まで保障されます。また別途契約しなくても地震や津波、噴火などの被害も1000万円までならカバーされるのが魅力的です。

補償の幅はとても広いJA共済ですが、その分掛金も共済にしては割高になるというデメリットもあります。

COOP共済の火災共済

コープ共済は全労済が引受先となっており「コープ火災共済」に自然災害共済を付帯できる形になっています。


補償内容は全労済とほとんど一緒です。


全労災と違う点は、全労災では個人賠償責任特約を付けることができますが、COOP共済ではそれができません。


600口加入した場合、火災などの時は最高保障額6000万円、風水害の場合は最高保障額300万円です。

全労済の火災保険が向いている人とは?

全労済の火災保険は、風水害の最高保障額は300万円です。風水害が多い地域に住んでおれば、被害にあう可能性は多くなり、被害にあった時に修繕しようと思っても300万円では足らない可能性も出てきます。


風水害が起こりにくい地域の方で、掛金が安い方が良い、とりあえずお守り代わりに火災保険をかけたいというお考えの方には向いています。


まとめ:全労済の火災保険の特徴を理解しましょう


全労済の火災保険「住まいる保険」の特徴と他の共済の違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


 今回のこの記事のポイントは、

  • 自然災害の補償が充実しており、ニーズに合わせたプランを選ぶことができ、掛金が安い
  • 全労済の火災保険の加入基準は、住宅の構造や広さ、所在地や家族の人数、世帯主の年齢によって変わる
  • 掛金は、加入口数によって変わる

でした。


全労済の火災保険は、火災や風水害にあったときは、ある程度まとまったお金がもらえるお見舞金的な利用の仕方であれば問題はありません。


しかし、今現在地震や風水害が多い世の中になってきており、本当にその保障で大丈夫なのかよく考える必要があるでしょう。

 

保険ROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

ランキング