更新日:2020/03/14
スズキ・スイフトスポーツの年間の維持費は高い?ZC31・ZC32Sと比較!
カジュアルでありながらスポーティーな魅力を持ったスズキ・スイフトスポーツの維持費をご存知でしょうか。走行性能重視の車は維持費が高いというイメージを持っている方が多い中で、スズキ・スイフトスポーツでも可能な限り維持費を安くできる、その方法について紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- スズキ・スイフトスポーツの維持費は高い?燃費はいくらかかるのか
- スズキ・スイフトスポーツの年間維持費まとめ!ZC31・ZC32Sや他車を比較
- スズキ・スイフトスポーツの維持費①:ガソリン代
- スズキ・スイフトスポーツの維持費②:自動車税
- スズキ・スイフトスポーツの維持費③:車検費用(法定費用)
- スズキ・スイフトスポーツの維持費④:車検費用(車検基本料)
- スズキ・スイフトスポーツの維持費⑤:任意保険
- スズキ・スイフトスポーツの維持費⑥:駐車場代・修理代
- スズキ・スイフトスポーツの維持費を安くする方法を2つ紹介
- スズキ・スイフトスポーツを安くする方法①:車検費用を安くする
- スズキ・スイフトスポーツを安くする方法②:任意保険の見直し
- スイフトスポーツは大学生も保有できる?20歳の維持費はいくらなのか
- ハイオク車にレギュラーを入れたらどうなる?
- まとめ
目次
スズキ・スイフトスポーツの維持費は高い?燃費はいくらかかるのか
この記事をご覧のあなたは、スズキの「スイフトスポーツ」という車の維持費や燃費について調べておられることでしょう。
多くの人に愛されるスズキの「スイフト」シリーズの中でも、より走行性能に重きを置いたのが「スイフトスポーツ」です。
走行性能が良い反面、維持費が高かったり、燃費もそこまで良くはないのでは?というイメージを持っている方もおられるかもしれません。
そこで今回は、
- スズキ・スイフトスポーツの維持費はどれくらい?
- スズキ・スイフトスポーツの維持費を安くする方法とは?
- スズキ・スイフトスポーツは学生でも維持が可能?
スズキ・スイフトスポーツの年間維持費まとめ!ZC31・ZC32Sや他車を比較
これからスズキ・スイフトスポーツの購入を考えている方は、実際に年間でどれくらいの維持費が掛かるのかが気になっていることでしょう。
維持費は購入代金より軽視されがちではありますが、車のローン返済が終わってもずっと支払っていくことを考えると、維持費は最も重要視すべきコストです。
維持費が安く抑えられるということは「燃費が良い」ということにもつながるので、スズキ・スイフトスポーツの燃費を知ることは、購入時の大きな目安となるでしょう。
そこでこれから、
- ZC31S(MT)
- ZC31S(AT)
- ZC32S(MT)
- ZC32S(CVT)
- ZC33S(MT)
- ZC33S(AT)
スズキ・スイフトスポーツの維持費①:ガソリン代
スズキ・スイフトスポーツを乗りこなすうえでまず考えなければならないのは、燃費似直接関わってくる「ガソリン代」です。
スイフトスポーツでは、どのくらいのガソリン代が掛かるのでしょうか。
まず、公称値ではスイフトスポーツの燃費は次のようになっています。
車種名 | 燃費 |
---|---|
ZC31S(MT) | 14.6km/L |
ZC31S(AT) | 13.6km/L |
ZC32S(MT) | 14.8km/L |
ZC32S(CVT) | 15.6km/L |
ZC33S(MT) | 16.4km/L |
ZC33S(AT) | 16.2km/L |
※燃費測定基準は「JC08」、ただしZC31Sは「10・15モード」
それぞれ走行した場合でシミュレーションしてみると、費用はおよそ次のようになります。
ZC31S(MT)14.6km/L
走行距離 | レギュラー | ハイオク |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 28,267~47,925 | 30,821~51,369 |
5000km~10000km以下 | 47,925~95,890 | 51,369~102,739 |
10000km~15000km以下 | 95,890~143,835 | 102,739~154,109 |
ZC31S(AT)13.6km/L
走行距離 | レギュラー | ハイオク |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 30,882~51,470 | 33,088~55,147 |
5000km~10000km以下 | 51,470~102,941 | 55,147~110,294 |
10000km~15000km以下 | 102,941~154,411 | 110,294~165,441 |
ZC32S(MT)14.8km/L
走行距離 | レギュラー | ハイオク |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 28,378~47,297 | 30,405~50,675 |
5000km~10000km以下 | 47,297~94,594 | 50,675~101,351 |
10000km~15000km以下 | 94,594~141,891 | 101,351~152,027 |
ZC32S(CVT)15.6km/L
走行距離 | レギュラー | ハイオク |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 26,923~44,871 | 28,846~48,076 |
5000km~10000km以下 | 44,871~89,743 | 48,076~96,153 |
10000km~15000km以下 | 89,743~134,615 | 96,153~144,230 |
ZC33S(MT)16.4km/L
走行距離 | レギュラー | ハイオク |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 25,609~42,682 | 27,439~45,731 |
5000km~10000km以下 | 42,682~85,365 | 45,731~91,463 |
10000km~15000km以下 | 85,365~128,048 | 91,463~137,195 |
ZC33S(AT)16.2km/L
走行距離 | レギュラー | ハイオク |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 25,925~43,209 | 27,777~46,296 |
5000km~10000km以下 | 43,209~86,419 | 46,296~92,592 |
10000km~15000km以下 | 86,419~129,629 | 92,592~138,888 |
※単位は全て「円」、小数点以下は切り捨て
※ガソリン代はレギュラーが140円/L、ハイオクが150円/Lとして計算した場合の費用
車種の中で最も燃費が高い「ZC33S(MT)」では、ハイオクで走行した際の1kmあたりのガソリン代が「9.146円」と安くなっており、非常に燃費が良いです。
この中では最も燃費が低い「ZC31S(AT)」でも「11.029円」となっており、こちらも「ZC33S(MT)」ほどではありませんが十分な燃費と言えるでしょう。
スズキ・スイフトスポーツは走行性能だけでなく、燃費も良いことが分かります。
スズキ・スイフトスポーツの維持費②:自動車税
いわゆる「自動車税」および「自動車重量税」は、すべての車両に掛かる税金です。
自動車税は車の重量によって決まりますが、スズキ・スイフトスポーツの場合、どれくらいの自動車税が掛かるのでしょうか。
次の表が車種ごとの「自動車税」および「自動車重量税」となります。
車種名 | 自動車税(円) | 自動車重量税(円) |
---|---|---|
ZC31S(MT) | 36,000 | 24,600 |
ZC31S(AT) | 36,000 | 24,600 |
ZC32S(MT) | 36,000 | 24,600 |
ZC32S(CVT) | 36,000 | 24,600 |
ZC33S(MT) | 34,500 | 16,400 |
ZC33S(AT) | 34,500 | 16,400 |
※これらは初年度において掛かる費用
ZC31SおよびZC32Sは掛かる自動車税が同じとなっており、ZC33Sは排気量および重量が下がっているため、自動車税および重量税も少し下がっています。
スズキ・スイフトスポーツの維持費③:車検費用(法定費用)
契約期間 | 保険料(円) 離島以外 | 保険料(円) 離島 | 保険料(円) 沖縄県 |
---|---|---|---|
1カ月 | 5,810 | 5,240 | 5,370 |
2カ月 | 6,500 | 5,370 | 5,620 |
6カ月 | 9,270 | 5,860 | 6,630 |
12カ月 | 13,410 | 6,610 | 8,150 |
24カ月 | 21,550 | 8,070 | 11,120 |
37カ月 | 30,170 | 9,620 | 14,270 |
スズキ・スイフトスポーツの維持費④:車検費用(車検基本料)
スズキ・スイフトスポーツを運用するに当たって、最も1回あたりの費用がかかるのがこの「車検基本料」です。
車検基本料は、言葉通り車の検査において必ず発生する費用であり、一つも修理が必要ないような状態でも、必ず発生する費用です。
車検基本料はディーラーで受けるのが一般的ですが、車検費用を抑えたいなら民間の修理工場、販売店やガソリンスタンド等に車検を依頼することにより、費用を節約することができます。
では、ディーラー車検と民間会社での車検では、どのくらい費用が違うのでしょうか。
あくまで目安ですが、
- ディーラー車検:40,000
- 民間車検:15,000
スズキ・スイフトスポーツの維持費⑤:任意保険
車にかかる費用において他の分野より後回しにされがちですが、実はかなり大事な部分と言えるのが、「任意保険」です。
そもそも、なぜ自賠責保険に加えて任意保険が必要なのでしょうか。
それは、自賠責保険で補償されるのが「対人補償のみ」だからであり、対物補償や車両補償をしてもらうためには任意保険に加入することが必須だからです。
重要なポイントとして、任意保険は保険会社によって補償内容や保険料が大きく異なります。
さらに、任意保険は自賠責保険のように定額ではなく、「等級」によって費用が大きく異なります。
以下のシミュレーション例を見てみましょう。
シミュレーションの条件は、
- 運転者:30歳
- 等級:13
- 免許種別:ゴールド
- 補償適用範囲:本人限定
- 年間走行距離:9000km以下
- 車両保険:あり
- 車種:スズキ・スイフトスポーツ「ZC33S」
- プラン名:標準
走行距離 | 年間保険料(円) |
---|---|
3000km以下 | 73,640 |
7000km以下 | 84,910 |
11000km以下 | 99,040 |
無制限 | 126,080 |
スズキ・スイフトスポーツの維持費⑥:駐車場代・修理代
スズキ・スイフトスポーツを乗るうえでその他に発生する費用としては、駐車場代や修理代が挙げられます。
駐車場代
マンションの駐車場や月極駐車場などを契約しておられる方は、毎月(または年額)で一定額を支払うことになります。
この部分はすでに決まった金額を支払っている方が多く、駐車する車両によって金額が大幅に変わることもほとんどないため、目に見えた節約をするのは難しい分野かもしれません。
修理代
ここで言う修理代とは、車検時に発生する費用のことではなく、突発的に修理が必要になって支払う必要が発生する費用のことです。
車の修理費用は、大部分が「どの部位を修理または交換するのか」という点に左右されます。
車両の塗装や傷を修理するのであれば、軽度であればほとんどの場合数万円以内に収まりますが、フレームや、エンジン等の内部修理が必要になった場合、50万円以上も修理代が掛かる場合があります。
スズキ・スイフトスポーツのようなターボ車は「ターボ」部位に故障が発生することもあり、その場合も数万円の出費が発生します。
車検以外でも、定期的な点検やオイル交換等を怠ることは、車の故障リスクを高めます。
修理代という突発的な費用を発生させないためのメンテナンスには確かにお金がかかりますが、それは高額になり得る修理費用と比べれば安いものです。
スズキ・スイフトスポーツの維持費を安くする方法を2つ紹介
ここまでは、スズキ・スイフトスポーツを乗るにあたってどのような費用がどのくらい発生するか、という点を取り上げてきました。
誰もが車の維持費は安いほうが良いと考えていますが、ガソリンの給油や定期的なメンテナンスを止めるわけにもいきません。
では、どのようなところで維持費を目に見えて節約することができるのでしょうか。
その手段をいくつか取り上げていきます。
スズキ・スイフトスポーツを安くする方法①:車検費用を安くする
まず誰でも行えるのが、車検費用の節約です。
車検費用は「ディーラー車検」と「民間車検」のどちらを選ぶかによって大幅に基本料金が変わるというのは、すでに取り上げた通りです。
しかし、車検において費用を安くするということは、そもそも車検において修理が必要となる項目を減らす、ということが重要です。
また修理や交換がどうしても必要となる場合でも、新品の部品ではなく中古の部品で交換してもらうことにより(一定のリスクはあります)、費用を抑えることは可能です。
何よりも、車検のときだけメンテナンスに力を入れるのではなく、日頃からマメなメンテナンスを心がけるようにして、できるだけ修理代を安くしましょう。
スズキ・スイフトスポーツを安くする方法②:任意保険の見直し
すでに取り上げたように、車検費用は補償内容や年間の走行距離等によって大きく変わります。
ですから、すでに任意保険に加入しているという方でも、補償内容をある程度簡易的にしたり同じ任意保険の中でも安いプランを選ぶなど「見直し」を行うことによって、保険料を抑えることができます。
また、補償の適用範囲を「本人限定」にしたり、自己判断で車両保険を付帯しないことにより、 いくらか保険料を抑えることができます。
当然ですが、保険料を安くするということは、「補償内容の充実」とのトレードとなりますから、家計から保険料に掛けられる予算を計算したうえで、バランスの取れた選択が必要です。
また、各保険会社が提供している公式サイト等での見積り金額を比較考慮したうえで、よりベストな保険に乗り換えることも選択肢の一つでしょう。
スイフトスポーツは大学生も保有できる?20歳の維持費はいくらなのか
これまで取り上げた金額をもとに、今度は実際に維持費がどれくらい掛かるのかを計算してみましょう。
シミュレーションするのは、大学生(20歳)がスズキ・スイフトスポーツを新車で購入した場合の、年間維持費です。
●条件
- 運転者:20歳
- 等級:6
- 免許種別:ゴールド
- 補償適用範囲:本人限定
- 年間走行距離:5000km
- 車両保険:あり
- 車種:スズキ・スイフトスポーツ「ZC33S(MT)」
- 任意保険プラン名:ソニー損保「標準プラン」
費用項目 | 費用(年額) |
---|---|
ガソリン代 | 42,682 |
自動車税 | 34,500 |
自動車重量税 | 16,400 |
自賠責保険料 | 21,550 |
印紙代 | 1,200 |
車検費用 | 15,000 |
任意保険料 | 126,330 |
駐車場代 | 30,000 |
合計 | 287,662 |
ハイオク車にレギュラーを入れたらどうなる?
車の維持費において「ガソリン代」は大きなウェイトを占めています。
基本的に給油される「レギュラーガソリン」と「ハイオクガソリン」では平均で10円/L程度の差があるため、当然ながらレギュラーガソリンの方が費用を抑えられます。
ただし、スズキ・スイフトスポーツは「ハイオク車」と言ってハイオクガソリンを給油することを前提に製造されている車種です。
では、維持費を安くするためにレギュラーガソリンを入れても大丈夫なのでしょうか。
結論から言えば、ハイオク車にレギュラーガソリンを給油しても走行することは可能です。
ただし、
- 走行(加速)性能が落ちる
- 燃費が悪くなる
- エンジンの劣化が早くなる
- メーカー保証の対象外になる場合がある
まとめ
今回は「スズキ・スイフトスポーツ」の維持費をテーマに様々な点を取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは、
- スズキ・スイフトスポーツの維持費は、年間でおよそ30万円程度
- ただし、維持費は車検費用や任意保険の保険料によって大幅に変わる
- 車検費用や任意保険の見直しによって、維持費を安くすることは可能
- スズキ・スイフトスポーツは大学生でも親の支援や收入があれば維持が可能