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個人型確定拠出年金(iDeCo)

個人型確定拠出年金(iDeCo)×住宅ローン控除をシミュレーション!

所得控除のある個人型確定拠出年金(iDeCo)は、住宅ローンと組み合わせると住宅ローン控除が減る場合があります。今回は具体的なシミュレーションをし、個人型確定拠出年金(iDeCo)と住宅ローンの関係を解説します。この機に自らの所得でシミュレーションしてみては?

住宅ローン控除×個人型確定拠出年金(iDeCo)はお得?

この記事をご覧のあなたは、住宅ローン控除や個人型確定拠出年金(iDeCo)について知りたい、と思っておられることでしょう。 


将来への投資が見直されている現代において、どのような手段で将来に備えるかは切実な問題です。


特に、これから住宅ローンの利用を考えておられる方、またすでに現在支払っておられる方が、老後のことを考えて個人型確定拠出年金(iDeCo)への加入を考えるかもしれません。


しかし、その2つを両立するメリット・デメリットについて理解しておられる方は少ないでしょう。


そこで今回は、 

  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)における税制面でのメリットとは?
  • 住宅ローン控除とは何か? 
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)によって住宅ローン控除額が減ってしまうことがある?  
  • 節税額をシミュレーションしておくのが大切なのはなぜ?


主にこれらの点について取り上げていきます。 


この記事を読んでいただければ、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入するにあたって、住宅ローンを支払っている方が事前にシミュレーションした方が良い、と言える理由を理解していただけるでしょう。 


ぜひ、最後までご覧ください。


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個人型確定拠出年金(iDeCo)の税制メリットをおさらい!

今、働き盛りでまだ老後を迎えておられない方であっても、果たして将来、本当に「年金だけで生活が可能なのか?」と感じておられる方は多いでしょう。 


ただ単に生活するだけであれば年金だけでも可能、と考える方もおられます。 


しかし、老後には病気や怪我などの出費リスクが高くなりますので、年金だけでは『快適な生活』を送るには足りないかもしれません。


そこで、私達が今からできる備えとして、老後資金を事前に蓄えておく『個人型確定拠出年金(iDeCo)』に加入するという方法があります。
 


では、その個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入することには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の2つの税制メリット

まず、個人型確定拠出年金(iDeCo)とは、保険や投資信託などの金融商品に対して投資を行い、その運用益を投資分にプラスして分配金として受け取れるしくみです。 


老後資金を蓄えておくために個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入することには、主に2つの税制面における、以下のようなメリットがあります。 

  1. 運用益が非課税である
  2. 所得控除の対象である 

本来であれば、投資信託等への加入者が分配金を受ける場合、その分配金は課税対象となりますが、iDeCoの場合はすぐ運用に回されるために、非課税となります。 


投資における私達の受け分を、そのままプラスして老後に受け取ることができるのです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の控除:”最初”に引かれる

さらに個人型確定拠出年金は、所得控除の対象となる、というメリットもあります。 


私達は、それぞれ企業等から給与を受け取る際には、すでに所得税住民税などの課税が行われ、給与から差し引かれています。 


しかし給料のうち個人型確定拠出年金(iDeCo)分にはこれが適用されません。


たとえば毎月3万円をiDeCoで積み立てている方は、その3万円分が所得税が請求される前に所得控除で非課税となるので、年間で考えればかなりの金額が節税されることになるのです。

住宅ローン控除の概要について

iDeCoにおける税金の控除額を考えてみると、私達は長期間にわたってかなりの多額な税金を納めていることが分かります。 


そしてこれは、これからマイホームを購入される方が組むであろう『住宅ローン』についても同様です。 


ちなみに、私達は家をローンで購入するとき、『住宅ローン控除』を受けることが可能です。 


では、住宅ローン控除はどのくらいの控除が受けられ、適用されるにはどのような条件があるのでしょうか。

住宅ローン控除が適用される主な要件と概要

住宅ローン控除が適用されるには、以下のような条件があります。 

  • 年収:3,000万円以下 
  • ローン返済年数:10年以上 
  • 床面積:50平方メートル以上 
  • 築年数:中古一戸住宅は20年以下・マンションなら25年以下 

主にこれらの条件にかなった時、10年間にわたって1%の控除を受けることが可能です。

住宅ローンの税額控除:”直接”引かれる

この住宅ローン控除も、iDeCo加入時における所得控除と同様に収める税額が少なくなります。
 


ただ、この住宅ローン控除は、給与(所得)から非課税枠が発生するのではなく、納める住民税そのものが少なくなります。 


これは、『税額控除』という仕組みです。 

  • 所得控除:個人型確定拠出年金(iDeCo)がこれに当たる。所得額から、一定の非課税枠が発生する。 
  • 税額控除:住宅ローン控除がこれに当たる。 

この仕組みを活用すれば、長期間で大きな節税を行うことができるのです。

住宅ローン控除×個人型確定拠出年金(iDeCo)の関係

ここまで、節税ができるしくみ個人型確定拠出年金(iDeCo)と住宅ローン控除について取り上げました。 


この2つの仕組みはそれぞれ、『所得控除』と『税額控除』に当てはまります。
 


しかし、

  • 「どちらかの控除額が減らされるのでは?」
  • 「住宅ローン控除で十分なのでは?」

このように思われる方もおられるでしょう。 


では、住宅ローン控除を受けながら、個人型確定拠出年金(iDeCo)へ加入するメリットはあるのでしょうか。

2つの控除を具体的にシミュレーション:例①

まず、個人型確定拠出年金(iDeCo)と住宅ローン控除、どちらも適用される場合の、控除される順番について考えてみましょう。 


この2つは、以下のような順番で控除が受けられます。 


【個人型確定拠出年金(iDeCo)+住宅ローン控除】 

  1. iDeCoによる『所得控除』(課税対象分となる年収が減る) 
  2. ①から、さらに住宅ローン控除で『税額控除』(課税対象の年収における、税金から直接差し引かれる) 

このように、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する場合、税金の控除は所得控除である『個人型確定拠出年金(iDeCo)』、そして税額控除である『住宅ローン控除』の順番に行われることが分かります。 


では、以下の条件の場合を考えてみましょう。 

  • 職業:会社員(企業年金なし) 
  • 課税所得:250万円
    配偶者:なし 
  • 子ども:なし
    年齢:20歳 
  • iDeCo掛金:毎月1万円 
  • 住宅ローン残高:2000万円 

まず本来、所得税額は、所得金額に一定の税率を乗算して求めます。


課税所得額が上がることにより、税率も比例して上がります。

課税所得額適用される税率所得税の計算式
195万円以下5%年収×5%
195万円超~330万円10%(年収×10%)-97,500円
330万円超~695万円20%(年収×20%)-427,500円
695万円超~900万円
23%(年収×23%)-636,000円
900万円超~1800万円33%(年収×33%)-1,536,000円
1800万円超~4000万円40%(年収×40%)-2,796,000円
4000万円超45%(年収×45%)-4,796,000円

今回の場合は、個人型確定拠出年金(iDeCo)により控除された課税対象額の10%から、97,500円を差し引いたものが、所得税額となります。


これを踏まえてシミュレーションすると、以下のようになります。


https://rokin-ideco.com/setuzei/#start

【『ろうきん イデコの節税シミュレーション』を用いた節税シミュレーション結果】

  • 所得税額(年間):143,400円▶12,300の節税
  • 住民税額(年間):243,000円▶12,000の節税
  • 税額合計(年間):386,400円▶24,300の節税
このシミュレーションにより、所得税、及び住民税が算出されました。

次に、住宅ローン控除額です。

住宅ローンは、控除額の計算は課税対象となる年収に1%をかけて計算します。

形態税率控除率控除期間(所得税控除の上限)
新築8%・10%1%10年400万円
中古なし1%10年200万円
2500万円をローン残高とすると、簡単に計算してみます。

20,000,000 × 0.01 = 200,000 

このようになり、20万円という住宅ローン控除額を、所得税額から引くことができます。 ¥
  • 住宅ローン控除 - 所得税(年間) = 税金の残額 
  • 200,000円 - 143,400円 = 56,600円 
  • 内訳:所得税▶0円 住民税▶56,600円  
このシミュレーション時点で、所得税はすべて住宅ローン控除によって控除されました。 

残っている住民税も、住宅ローン控除によって控除しきれない場合には、課税所得の7%(13万6500円が上限)まで住民税を控除してもらえます。

250,000 × 0.07 = 175,000(上限は13万6500円なので、こちらを適用)
 

このシミュレーションでは、結果的に税金を全額控除してもらうことが可能でした。 

では、他の事例についても考えてみましょう。 

2つの控除を具体的にシミュレーション:例②

では今度は、さきほどの条件の一部を変えてシミュレーションしてみましょう。 

  • 職業:会社員(企業年金なし) 
  • 課税所得:350万円 
  • 配偶者:なし 
  • 子ども:なし 
  • 年齢:20歳 
  • iDeCo掛金:毎月2万5千円 
  • 住宅ローン残高:20,000,000円 

この場合、まず税額はシミュレーションによって以下のようになります。 

  • 所得税額(年間):227,100円▶51,100円の節税 
  • 住民税額(年間):325,000円▶30,000円の節税 
  • 税額合計(年間):552,100円▶81,100円の節税  

住宅ローン残高が同じだとすると、控除できる金額はさきほどと同じ20万円となり、その分を所得税から引くことができます。

   

  • 住宅ローン控除 - 所得税(年間) = 税金の残額 
  • 200,000 - 227,100 = 27,100円 
  • 内訳:所得税▶27,100円 住民税▶325,000円  

このシミュレーションの場合、ローンが多すぎたため、どちらも所得税も控除しきれず、住民税もそのまま残っています。 


ここから課税所得額の7%を控除することができますが、結果的にどちらの税金も控除しきれませんでした。 


では、逆に課税所得が250万円よりも少ない場合はどうでしょうか。 


その場合は、逆に住宅ローン控除分(20万円)が余ってしまうことになります。 


また、課税所得額が住民税控除額上限の13万5千円を下回り、住宅ローン控除における控除額そのものが減る可能性もあります。 


ここから分かるのは、以下の点です。 

  • 課税所得額に対して住宅ローン残高が少ないと、その分住宅ローン控除額が少なくなる場合がある
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入し、課税所得額が下がることにより、住宅ローン控除の恩恵を受けきれない場合がある 

シミュレートしてみると、家計のバランスが非常に大切であることが分かります。

住宅ローン減税額が減る場合の対策

すでに住宅ローン控除されている方が、個人型確定拠出年金(iDeCo)への加入を考える際には、今回のようなシミュレーションを事前に行うことが非常に重要です。 


個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入することへの具体的なメリットやデメリットを知ることができるからです。 


住民税の住宅ローン控除額が課税所得額の7%ですから、シミュレーションしてみた結果、もしかすると課税所得額が減ることにより控除額が減少してしまうかもしれません。 


ただし、これから住宅ローンを組むという方には、所得額を増やすという方法があります。 


夫婦ならば、両方の名義だけで住宅ローンを組むことを考えていたのであれば収入額を夫婦で合算して考えることができます。

まとめ:減税効果はひとそれぞれ!シミュレーションをしてみよう

ここまで、個人型確定拠出年金(iDeCo)と、住宅ローン控除における節税について、シミュレーションを行いながら扱ってきましたが、いかがでしたでしょうか。 


今回の記事でポイントとなるのは、

  • 個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入することにより、受け取り分や運用分を節税しながら老後に備えることができる
  • 住宅ローン控除とは、ローンの金額によって一定の割合分を所得税から控除することができる制度
  • 個人型確定拠出年金に加入することによって、住宅ローン控除額が減ることはあり得るが、多くの場合は加入によりさらなる節税が可能
  • 減税効果は収入やローン金額など、家計によって異なるので、あらかじめシミュレーションをしておくことは非常に大切

以上の4点です。


今回シミュレーションしたように、節税効果は状況によって大きく変わります。


今現在、住宅ローン控除が適用となっている方でも、個人型確定拠出年金(iDeCo)への加入によってさらに節税を行うことが可能ですから、老後の生活に備えるための個人型確定拠出年金(iDeCo)と、住宅ローン控除制度は十分両立することが可能ということが分かります。


すでに住宅ローン控除を受けておられる方が個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する際は、あらかじめシミュレーションして、どのくらい節税効果が得られるのかを把握しましょう。



ほけんROOMでは、この記事以外にも役に立つ記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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