他人の車を運転するとき年齢条件のある自動車保険だと補償されない?

他人の車を運転する場合、年齢条件のある自動車保険の補償はどうなるのかご存知でしょうか。年齢条件や運転者限定があると、事故のときに自動車保険で補償してもらえないということになってしまう可能性があります。他人の車を運転する前にしっかりとこの記事で確認しましょう。

他人の車を運転するとき、自動車保険に年齢条件がついていたら補償される?

この記事をご覧いただいているということは、近いうちに他人の車を運転する予定があり自動車保険について気になっているのではないでしょうか。


友人や知人と一緒に出掛けたときに、自分のものではない車を運転する可能性は必ずしもないとは言えません。


そんなとき、もしも万が一事故が起こってしまった場合、自動車保険の補償対象外だったとしたら、あなたならどうしますか。


そこで、この記事では「自動車保険に年齢条件がついていたり他人が運転するときの注意点」について、

  • 自動車保険の年齢条件には他人は含まれるのか
  • 運転者限定特約が付加されている場合
  • 他人の車を安心して運転するためには
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、他人の車を運転する場合どうすれば良いのか役立つかと思います。

是非最後までご覧ください。

自動車保険において他人は年齢条件の”適用外”となる

他人の車を運転しようとするとき、自動車保険の補償範囲について考えたことがあるでしょうか。


実は、他人の車の年齢条件特約は、適用されないのをご存知でしたか?


では、年齢条件とは一体なんのためのものなのでしょうか。


どのような場合に適用されるのか解説していきます。

年齢条件は”記名被保険者”や””配偶者、同居する親族”に適用される

自動車保険の年齢条件は、設定年齢が上がればあがるほど保険料が割引されるお得な特約となっています。


しかしその反面、指定した年齢以下の人の場合には、補償の範囲外となってしまったりするケースがあります。


ここでポイントとなるのは、「他人は適用外」というところです。


年齢条件が適用となるのは、家族が年齢条件に適用されます。友人などの場合は、年齢条件の適用外となるので、この違いに注意が必要です。


ここでいう家族というのは、

  • 記名被保険者本人
  • 配偶者
  • 同居する親族

が該当することになります。



年齢条件の補償範囲は保険会社によって異なるので確認しよう

すでに解説したとおり、年齢条件によって自動車保険料の割引を受けることができます。


年齢区分は

  • 全年齢
  • 21歳以上
  • 26歳以上
  • 30歳以上
  • 35歳以上
などがあり、それぞれの年齢を迎える誕生日を迎えると割引の手続きを行うことができます。

しかし、加入している保険会社によっては30歳や35歳以上の年齢条件が取り扱われていないケースがあります。

その場合はもちろん年齢条件をつけることができず、割引を受けることができないので、自動車保険に加入する場合には、必ず保険会社に年齢条件がどのような設定になっているかを確認しておくようにしてください。

自動車保険に運転者限定特約がついていた場合について

自動車保険に年齢条件を付加する以外にも、保険料が割り引かれる特約が存在します。

それは、運転する人を年齢ではなく記名被保険者との関係性で限定する方法です。


この特約には

  • 運転者(本人)限定特約
  • 家族限定特約
などがあります。

本人限定は、その名のとおり記名被保険者本人のみが補償の対象となり、家族限定は記名被保険者の家族のみが対象となるのです。

ここでのポイントは、保険料の割引率が高くなる一方で、限定した人しか運転できないということを、常に念頭に入れておく必要があるということになります。

運転者限定特約がつくと、他人は補償外

仮に本人限定特約がつくと、本人以外は誰も運転することができません。


もし、家族の中で運転免許を持っている人がいた場合でも、本人限定を付加していると運転できなくなってしまうので、付加する場合には必ず家族に、運転者限定となっていることを伝えておく必要があります。

家族限定特約では”別居している既婚”の子供は補償外となる

他人は乗らないけれど、家族は乗るという場合は、家族限定特約を付加することで保険料の割引を受けることができます。

年齢条件を子供の年齢に設定し直しても、その代わりに家族限定を付加することで保険料の割引を受けることができます。

ただし、注意しなければならないのは、子供が結婚し別居している場合には、家族という分類から外れてしまいますので、補償の対象とならなくなってしまいます。

ただし、別居していても”未婚(婚姻歴なし)”は補償の対象となる

年齢条件や運転者限定条件を付加していると、いったい誰が補償範囲内に入るのか、混乱してしまうので、いくつか例をあげてみます。


特に、子供が免許を取って家族限定特約で補償を持ちたいと考えている人は、ぜひ確認をしておいてください。

  • 子供が21歳、未婚で別居している(21歳以上限定、家族限定で補償あり)
  • 子供が26歳、結婚して同居している(26歳以上限定、家族限定で補償あり)
  • 子供が26歳、結婚して別居している(自動車保険の補償外
このように、年齢条件と家族限定を上手に活用することで、保険料をより安くすることができます。

他人の車をよく借りる人へ向けた自動車保険をご紹介

最近は、カーシェアなどによって、車を保有するというステータス感覚が減少傾向にあります。


また、友人と出かけるときなど、長距離の運転になると運転を交互に行ったりする場合や、友人など他人の車を借りて出かけるケースも少なくありません。


しかし、ここまで解説してきたように、車を持っている人は自動車保険に加入していて、保険料軽減のため、年齢条件や運転者限定特約を付加している可能性が非常に高いと言えます。


そこで、他人の車を借りて運転しても万が一の事故のときには、きちんと自動車保険の補償を受けることができる方法をご紹介します。

三井住友海上の”1DAY保険”では、充実した補償に、1日単位で加入できる

車を運転するからといって、一時的とはいえ自動車保険をかけている人に、年齢条件や運転者限定特約などを変更してもらうわけにはいきません。


そんなときは、万が一のときは自分自身の自動車保険で、きちんと補償ができる1日単位で加入できる自動車保険に加入することを検討してみてください。


三井住友海上の「1DAY保険」は、他人の車を運転するときに加入する保険で保障内容は

  • 対人、対物賠償:無制限
  • 対物超過修理費用特約
  • 自損傷害保険:死亡補償、後遺障害補償、入通院補償
  • 搭乗者傷害特約
となっており、1日単位とはいえ、通常の自動車保険と同様の充実した補償内容に加入することが可能です。

保険料は500円からで、スマホやPCから簡単に申し込める

充実した補償内容の自動車保険で、更に1日単位という短期間であることから、保険料が高いと思われがちですが、実は以外と安い保険料で加入することが可能です。


なんと1日500円から加入が可能で、2回目以降の利用は1日480円となっているのです。


また予定をしている場合なら、前もって自動車保険の加入に余裕を持つことができますが、急を要するような状況であった場合だと、自動車保険のことまで考えることができないかもしれません。


しかし、万が一事故が起きてしまってからでは、後悔しても遅いのです。


急を要するときでも一度冷静になって、他人の車を運転する場合には、必ず自動車保険に加入するようにしてください。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!

まとめ

他人の車に年齢条件や運転者限定特約が付加されていたりする場合について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • 年齢条件や運転者限定が付加されている場合の補償範囲
  • 家族限定では別居する既婚の子供は対象外
  • 他人の車を運転するときは、1日単位で加入できる自動車保険への加入が必要
です。

自動車保険の手続きなどは、面倒だと思ってしまうかもしれませんが、特約を付加することで保険料の軽減に繋げることができます。

しかし、特約を付加することによって補償の範囲から外れてしまうことも考えられます。


年齢条件や運転者限定特約などをよく理解し、他人の車を運転するときは自動車保険の補償外になってしまうケースがあることを知っておきましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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