自動車保険を法人から個人に名義変更できる?切り替え条件を解説!

通常の自動車保険の名義変更とは異なり、法人から個人に名義変更するには特定の条件を満たしている必要があります。この記事では、自動車保険の名義を法人から個人に切り替えるための条件や、手続きの際に必要となる書類について説明します。

自動車保険を法人から個人へ名義変更できる?


法人を解散し、個人事業主として事業を継承する場合、自動車保険(任意保険)の名義を法人から個人へ変更できるのか気になる人もいるでしょう。


このケースの手続きは通常あまり見られないため、ハードルが高いと思われるかもしれません。


しかし、所定の条件を満たして、必要書類を揃えれば、法人から個人への名義変更ができ、等級も引き継がれるのです。


この記事では、

  • 法人から個人へ名義変更する際の条件
  • ノンフリート契約の概要
  • 名義変更する際の必要書類
  • 法人の解散を証明する書類
  • 保険会社により異なる必要書類
  • フリート契約との比較

について、解説していきます。


この記事を読んでいただければ、自動車保険を法人名義から個人名義へ変更する際の条件必要書類などが分かり、検討している人はスムーズに実行できると思います。


ぜひ、最後までご覧ください。

自動車保険は法人から個人へ名義変更できる!しかし条件もある

自動車保険は法人から個人へ名義変更することができます。しかし、変更には所定の条件を満たす必要があるため、以降の章で3つの条件について見ていきましょう。


逆に、個人事業主として働いていて、利益が上がってくると法人成りを検討し、個人名義の自動車保険を法人名義に変更したいと思うかもしれません。


そのケースについては、以下の記事「自動車保険は個人から法人に名義変更できる?」で詳しく解説しているため、こちらも是非チェックしてみてください。

自動車保険を法人から個人に名義変更できる条件を解説!

冒頭でも述べたとおり、自動車保険(任意保険)の名義を法人から個人へと変更することは可能です。


ただし、どのような場合でも契約者変更等の名義変更が可能というわけではありません。


本来、法人と個人は別人格とみなされるので、両者の間には何の関係もないとされています。


自動車保険の場合、名義変更の手続きによって、法人契約の等級をそのまま個人契約へ引き継ぎすることはできないことになっているのです。


しかし、次に解説する条件をクリアすることで、法人契約から個人契約への名義変更手続きや等級継承が可能となります。

条件①:ノンフリート契約であること

自動車保険を法人から個人に名義変更できる条件の1つ目は、元がノンフリート契約であることです。


ノンフリート契約は所有・使用する車が9台以下で、1台ずつ等級が設定され、保険料が決まります。等級は事故歴に応じて保険料の割増引が適用される制度であり、無事故が続くと等級は上がり、保険料は下がっていきます。


名義を法人から個人に変更する場合、被保険者である法人が解散し、個人事業主として同じ事業を継承するなど一定の条件を満たせば、等級継承もできます。


一方、所有・使用車が10台以上の場合はフリート契約となり、等級自体がないため1契約単位の保険料になります。こちらを個人向けにする際は新たに契約し直す必要があります。

条件②:代表が個人事業主として事業を継承すること

法人から個人に名義変更できる条件の2つ目は、法人を解散して個人事業主として事業を継承することです。


具体的には、以下の手順で名義変更を行います。

  1. 自動車保険の記名被保険者に設定されている法人を解散する
  2. 代表取締役が個人事業主になり、事業を継続する
  3. 記名被保険者を法人から個人事業主に変更すると等級も引き継がれる
  4. 保険会社に必要書類を提出する

記名被保険者とは、契約車が事故やトラブルに遭った際に補償を受けられる中心的な人を指します。主に車を使用する人や自動車検査証等に記載されている所有・使用者の氏名または名称などを設定します。


なお、必要書類は保険会社ごとに異なるため、契約している保険会社に確認する必要があります。

条件③:「記名被保険者」の変更は条件がある

前章でお伝えした通り、記名被保険者は契約車を主に運転する人のことで、車両が事故などに遭った際の補償を受けられる中心的な人を設定します。この人の年齢や免許証の色・等級などで保険料や補償範囲が定められるため、正確に申告しなければなりません。


記名被保険者を変更する場合、告知や通知の義務があり、保険会社が指定する必要書類を提出する必要があります。運転の実態と異なることが発覚した場合、契約解除補償対象外となることも考えられるため、注意しましょう。


なお、保険契約の申し込みをして保険料を支払う人を契約者といいます。自動車保険は契約者よりも記名被保険者の方が重視されているため、契約者のみの変更であれば、特に問題なく行えますが、記名被保険者の変更は上記のような条件が設定されています。

自動車保険を法人から個人に名義変更する際の必要書類は何?

自動車保険を法人から個人に名義変更する際の必要書類について見ていきましょう。


必要書類は保険会社により異なるため、契約している保険会社に確認することが大切です。しかし、一般的に必要になるものを把握しておけば、スムーズに用意できるでしょう。


必要書類は大きく分けて、以下の2種類に分かれます。

  • 法人の解散が確認できる書類
  • 保険会社が指定する書類

それぞれどのような書類で、どこで入手できるのか、以降の章で詳しく説明していきます。

法人の解散が確認できる書類!

自動車保険を法人から個人にする場合、法人を解散したことを証明する書類が必要になります。


法人の解散とは、行っている業務をすべて中止して会社の法人格を消滅させる手続きのことです。


法人の解散を証明できる書類として代表的なものは、登記事項証明書(会社登記簿謄本)が挙げられます。法人の現在の内容が記載され、清算結了や合併に伴う解散などにより登記簿自体が閉鎖されていることが確認できます。この証明書は不動産屋や近くの法務局で取得できます。


なお、個人に名義変更する場合は、代表取締役が個人事業主になり、事業を継承することが条件になるため、それを証明する書類(税務関連・開業届出証・資格証明書等)も用意しておくとよいでしょう。

具体的な必要書類は保険会社によって異なることに注意!

自動車保険の名義変更に必要な書類は保険会社により異なるため、詳細は契約している保険会社に確認する必要があります。


まずは、保険会社に連絡し、名義変更したい旨を伝えて、変更届出書を送ってもらいます。そこに必要事項を記入し、新たな名義人の氏名・住所が確認できる以下のような書類を添付します。

  • 運転免許証の両面コピー
  • 健康保険証の両面コピー
  • 年金手帳のコピー
  • 住民票(3か月以内の発行)
また、以下の書類も提示が求められることが多いので、用意しておきましょう。
  • 車検証
  • 運転免許証
  • 保険証券

補足:法人契約と個人契約を比較!違いやメリットを紹介!

法人で自動車保険に加入する場合、所有・使用する台数により、法人向け(フリート契約)個人向け(ノンフリート契約)に分かれます。


両者の違いは以下のようになります。

フリート契約ノンフリート契約
契約台数10台以上9台以下
割引率の適用1契約ごと
1台ごと
割引率の決定法契約台数・保険料・保険金
・前年割引率による
契約期間・等級別料率・事故有係数
適用期間・事故件数などによる

フリート契約は割引率が大きく、1台ごとの保険料は割安です。そして、契約車両が増えても同様の割引率・補償が適用されます。


ただし、事故を起こして高額な保険金が支払われた場合、翌年の保険料が高くなるため、注意が必要です。


また、特約が充実しているため、補償範囲を自社の従業員や財産だけでなく、顧客や事故の相手にも広げると、被った事業損益をカバーできます。

コラム:名義変更とともに自動車保険も見直そう

自動車保険の名義変更をする際、ついでに自動車保険も見直しませんか?


自動車保険を見直すことで、3万円近く安くなるかもしれません。


以下のようなことがありませんか?

  • 会社の団体割引でで加入している
  • 知り合いのつてで入っている
  • 車を買うときにディーラーに言われるがままに加入した
 これらが当てはまるあなたは要注意!高すぎる保険料を払っている可能性があります!

自動車保険の一括比較サービスを用いると、20社近くの保険会社の中からあなたに最もあった保険を簡単に探すことができます。

無料で利用できるサービスなので、契約しなくても一度利用してみてください!

以下のボタンからできるのでぜひ一度見積もりをしてみてください!

まとめ:自動車保険を法人から個人に名義変更できる?

法人名義の自動車保険を個人名義へ変更できることについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • 条件を満たせば法人から個人への名義変更は可能
  • ノンフリート契約だと等級が引き継がれる
  • 法人を解散して個人事業主として事業を継承することが条件
  • 保険会社が指定する必要書類を用意する
  • 法人の解散を証明する書類が必要
  • フリート契約は保険料が割安で特約により補償を厚くできる

でした。


自動車保険は条件を満たせば法人から個人へ名義変更できます。その際に必要となる書類は保険会社により異なるので、確認して用意しましょう。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

ランキング

  • 自動車保険が年間3万円も安くなる?無料で見積もりってチキンをもらおう!
  • 【2020年】自動車保険の見積もりプレゼントキャンペーン・特典を比較
  • 自動車保険は個人から法人に名義変更できる?等級も引き継ぐ事は可能?
  • 契約者の死亡に伴う自動車保険の名義変更の方法・注意点について解説
  • 軽自動車の自賠責保険の名義変更!手続き場所・必要書類・費用を解説
  • 原付を譲渡されたとき自賠責保険の契約は?名義変更は必要なの?
  • 自動車保険の名義変更前に事故を起こしたらどうなる?補償はあるの?
  • 離婚した際の自動車保険の手続きについて解説!名義変更はどのように行えばよい?
  • 自動車保険の年齢条件に注意!高齢者の保険料が変わった!?
  • 他人の車を運転するとき年齢条件のある自動車保険だと補償されない?
  • 自動車保険の年齢条件で保険料金額がお得に?任意保険を見直そう!