生活に役立つものから転職まで目的別のお金の勉強ができる資格12選!

お金の勉強をするにあたって、お金に関する資格を取ることは有益です。何故ならお金の勉強をするときに、何を学びたいかによって専門的な知識を得るには資格取得と紐づけることで学びやすくなるからです。そのため、お金との勉強と資格は密接につながっています。


▼この記事を読んで欲しい人


  • 日常生活に役立つ保険・年金・税金などの知識を簡単に身につけて活かしたい人
  • 今の仕事でも評価されるようなお金の知識を増やしたい人
  • 資格を取得してキャリアアップ・就活に役立てたい人
  • 今までとは全く異なる仕事につけるような強い資格が欲しい人


▼この記事を読んで分かること


日常生活向けの資格

  • マネーマネジメント検定
  • DCプランナー
  • 銀行業務検定

キャリアアップ・就活向けの資格
  • FP(ファイナンシャルプランナー)
  • ビジネス会計検定
  • 日商簿記
  • 証券外務員
  • 証券アナリスト

就職・転職向けの資格
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 社会保険労務士
  • 中小企業診断士


お金の勉強ができる検定・資格一覧


日常生活向けの資格3選


内容勉強時間合格率おすすめな人
マネーマネジメント検定お金についての考え方・貯金のしかた・家計管理・資産形成などお金の教養を学べる検定試験
※現在申し込み停止
10時間程度-基礎的で実用的なお金の知識を身につけたい人
DCプランナー年金制度全般から投資やライフプランまでの“企業年金総合プランナー”1ヶ月から2ヶ月50%前後確定拠出年金など年金についての知識を身につけたい人
銀行業務検定財務、法務、税務、外為、融資渉外など銀行員に必要な資格1ヶ月程度30%前後財務・融資などの金融的な知識を身につけたい人



キャリアアップや就活向けの資格5選


内容勉強時間合格率おすすめな人
FP(ファイナンシャルプランナー) 家計にかかわる金融・税制・不動産・住宅ローン・保険・教育資金・年金制度など幅広い知識の資格100~300時間FP3級70%程度
FP2級25~30%
保険・住宅ローンなどを中心にお金の知識を身につけたい人
ビジネス会計検定財務諸表に関する知識や分析力を問い財務諸表が表す数値を理解しビジネスに役立てる資格50~150時間2級40~50%
3級60~70%
ビジネス・会社で役立つ知識を身に付けたい人
日商簿記商業簿記・工業簿記・財務諸表の数字から経営内容を把握するなど
級によって難易度はかなり異なる
3級100時間
2級300時間
1級600時間前後
3級45%前後
2級25%前後
1級10%前後
簿記の基礎や会社の経営の基礎を学びたい人
 証券外務員 金融商品・証券などについての知識を身につける資格60~80時間程度65%前後証券や金融商品関係の仕事を目指している人
証券アナリスト証券投資の分野において各種情報の分析と投資価値の評価を行うための資格
※「日本証券アナリスト協会」の通信講座を受講する事が必須
200時間40~50%証券投資などを扱うための知識を身に付けたい人



就職や転職を考えてる人向けの資格4選


内容勉強時間合格率おすすめな人
公認会計士公認会計士は開業登録をしたのちに監査・会計の専門家として独立した立場において「監査証明」を主たる業務とする2,500~3,500時間短答式試験20~25%
論文式試験35~40%
公認会計士を仕事にしたい人
税理士税理士は会計処理代行・節税のアドバイス・申告書作成・贈与税や相続税の申告代行などを行う4,000時間程度20%前後税理士を仕事にしたい人
社会保険労務士社労士は社会保険や労働関連の法律の専門家として人事や労務管理を行う1,000時間程度5%前後社労士事務所・企業の人事総務部門・開業などしたい人
中小企業診断士経営状態・経営分析のマネジメントの力を身につける資格1,000時間程度1次試験17~42%
2次試験18~19%
キャリアアップ・転職などで活躍の場を広げたい人


日常生活向けの資格3選


自分自身の日々の生活を送るうえで必要な資格を取得したいと考えている貴方には、下記の3つの資格がお勧めです。


それぞれの資格がライフプランなどを設計するうえで必要な、お金に関する知識や理解をしており、日常において起こる様々な場面で適切な行動をとるために役立つ資格となっています。


どの資格や知識が、自分にとって必要なのかを明確にし、最適な資格を選択することが大事になってきます。


また、マネーマネジメント検定とDCプランナーはお金の勉強の基礎になりますので、この2つに関してのみ、主な勉強時間などを表にしているので、参考にしてみてください。

マネーマネジメント検定

マネーマネジメント検定は、お金の教養を身に着けるための資格です。主にお金についての考え方や貯金の仕方、家計管理などのこれまでの日本になかった、誰にとっても必要なお金についての教養を学べる検定試験であり、2級と1級があります。


2級の取得資格のことをマネーマネジメントマスター2級といい、お金の判断基準を持つことが可能であり、基礎的な知識を身に着けることで、お金について知らなかったことがいかに多いかを知ることができます。


1級の取得資格のことをマネーマネジメントマスター1級といい、リスク管理や資産形成に活きる知識・実践法を学びます。世界から見た日本の金融状況などをデータを元に把握し、家計管理や資産形成についてしっかり学んでいくこととなります。


そのことからも、お金の勉強を始めるにあたって、この資格はお金についての地盤を作ってくれるものであるといえます。


では、下の表からそれぞれに係る勉強時間とコストを見ていきましょう。

勉強時間コスト
1級10時間1,000円(受講料)
2級10時間1,000円(受講料)

表でもわかるように、この資格は比較的取得しやすいことがわかります。

お金の勉強のために、まず始めてみましょう。


※現在申し込み停止

DCプランナー

DCプランナーのDCとは確定拠出年金のことですが、DCプランナーはそれだけを専門に勉強するのではなく、年金制度全般の専門知識だけでなく、投資やライフプランの知識まで併せ持つ、企業年金総合プランナーです。


年金教育の専門家として、年金制度全般にわたる正しい知識を普及・啓発するとともに、年金制度を適切に運営・管理する実務家として法令を遵守し、加入者保護の観点から説明責任を果たすなどの役割が期待される資格です。


こちらも1級と2級が存在しますが、2級が基礎、1級が応用と考えておくとよいでしょう。難易度的には日商簿記2級よりやや易しいという口コミがありました。


では、下の表から勉強時間とコストを見ていきましょう。

勉強時間コスト
1級約1ヶ月6,600円(受験料)
2級約2ヶ月3科目ありそれぞれ4,400円(受験料)

これに共通で、登録料として11,000円必要になります。

さらに表からもわかるように、それなりに勉強時間が必要となりますので、計画的に勉強を進められるよう、スケジュール管理を行いましょう。


銀行業務検定

銀行業務検定とはその名の通り、銀行や保険証券などの金融機関の職員を対象に、業務に見合った知識や技能を身に着けているかを図るために行われる試験です。


その種目も法務・財務・年金などに分かれており、種目によっては4級から取得可能となっています。


お金の勉強という意味では、この検定試験の勉強をすることで、様々な知識等を身に着けることができるため、この3つの資格の中では一番幅広い知識を得ることができます。


また、種目が多くあるため詳しい受験料などについては銀行業務検定協会のサイトを参考にしてください。

キャリアアップや就活向けの資格5選


お金の勉強初級編ともいえる3つの資格について触れましたので、次はお金の勉強中級編、キャリアアップや就活に役に立つお金に関する資格を2つ紹介します。


AIの導入などで働き方が多様化してきた現在の状況下では、新卒以外の人が職に就くというのは容易ではありません。また、自分自身のキャリアアップにも繋がるということから今習得している知識以上のものを会得したいと思う人もいるでしょう。


お金の勉強においても、知識を深めていくことは重要なことです。


そこでこちらでは、その要望に合った資格を紹介していきます。

FP(ファイナンシャルプランナー)

ファイナンシャル・プランニングとは、人生の夢や目標を叶えるために必要な資金計画を立てることで、ファイナンシャル・プランニングには家計に関わる身近なお金のテーマについて幅広い知識が必要です。


この知識を備え、相談者のマネープランを考えるのがFP(ファイナンシャルプランナー)です。そのため相談者の希望に合わせたライフスタイルなどのデータを分析することで、相談者のライフイベントを想定し、様々な観点からのアドバイスを行います。またそのための援助も行っていきます。


独学での取得も可能ですが、その場合過去問題や基本的知識を把握しておくことが大事です。3級の取得には特に条件はありませんが、実技試験と学科試験があります。


FPの資格を持つことで就活に有利になったり、自分のライフプランの見直しや資金運営などを、自分の手で行えるようになります。


どのような相談を受けているかについてはほけんROOMのサイトを参考にしてみてください。

ビジネス会計検定

ビジネス会計検定とは、財務諸表に関する知識や分析力を問うものであり、その数値を理解しビジネスに役立てていくことに重きを置いています。簿記とも関係している資格であり、企業状況の分析と把握を目的としています。


この資格を得ることは、お金の勉強においても重要です。なぜかというと、この資格を取得しておけば、新聞に載っている経済関連記事を理解することができるようになり、経営状態や安全性を把握できるようになるからです。


この資格には3級と2級がありますので、興味のある人はぜひ挑戦してみてください。

日商簿記

お金の勉強といえばこれ!と皆さんが挙げる資格の代表でもある日商簿記ですが、その中身は意外と知られていません。簿記とは、企業規模や業種などを問わず、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能のことです。


簿記を学ぶことで企業の経理事務に必要な会計知識だけでなく、基礎的な経営管理や分析力が身に着くだけでなく、ビジネスに必要なコスト感覚も身に着けることになります。現在多くの企業が社員に対して、簿記検定の取得を奨励しているため、就活するにあたって、有利になります。


日商簿記には1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級があります。ですが、就活などでは2級以上が望ましいです。また、検定料もそれぞれ異なるため、詳しく知りたい方は商工会議所の簿記のページを参考にしてください。


証券外務員

こちらもお金の勉強において必須ともいえる知識を取得できる資格、証券外務員は銀行などの金融機関において、金融商品の取引を行う際に行う際に必要な資格です。この金融商品の中には預金や株式、保険などが含まれます。


この資格には二種と一種があり、二種は現物取引のみを行うため株式市場での株式取引などを行います。一種は扱える種類が増え、すべての有価証券における取引を行えます。


そのため、株式で資産運用を考えてる人は、勉強しておくと良いですよ。


特に金融系の職に着いた時のキャリアアップとしても、取得を目指しましょう。

証券アナリスト

証券アナリスト、証券分野において高度な知識と分析力を応用し、投資価値の評価をすることで、投資助言などを提供するプロの資格です。


そのため、金融機関や資産運用会社などにおいて、その専門知識やスキルを使用して活躍できることから、キャリアアップを目指している人にお勧めです。


他にも投資家や金融機関のリスク管理などでも活躍するなど、その資格の活用の場は幅広いため、証券外務員の資格を取得した人は、ぜひ証券アナリストを目指してみてください。

就職や転職を考えてる人向けの資格4選


お金の勉強をするにあたって、転職や就職を考えるひとなら今まで紹介してきた資格以上のものを目標に目指していくことになるでしょう。


そうすると、今までは個人で使える知識だったものが、今度は顧客相手にその知識をフル活用していくことになります。それに伴い社会的責任が発生していきますが、その分収入などは高くなります。


そこでこちらでは、責任重大なお金の勉強をする資格についてみて行きます。

公認会計士

公認会計士とは、開業登録をしたうえで、プロとして働いています。この業務には監査もありこれは独占業務であり、その監査結果は会社の真実の成績を明らかにし、経済活動をスムーズに行うために役立っています。そのため、公認会計士は日本経済の縁の下の力持ちなのです。その他にも、会計・コンサルティングなどの業務で活躍しています。


公認会計士は自分の適性に合った業務に就けるため、魅力的な部分が多くあるとともに、税理士としても働けます。

税理士

税理士とは、企業や個人事業主が常に頭を悩ませる税のプロです。その知識を駆使し、税務関係の種類を作成したり、節税の相談に乗ったりするなど幅広く活躍しています。また、確定申告の代行を行えるのも税理士です。


公認会計士と似ていますが、税理士は納税者の立場に立って仕事をしています。


社会保険労務士

社会保険労務士は、経営資源の人に関する業務全般を行う人のプロです。そのため、従業員の採用から退職に関わるすべてのことを担当していきます。


また、就業規則の見直しや助成金の受給アドバイスなども行うなど、総務や人事において重要な役割を果たしています。

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断や助言を行うため、経営・ビジネスの網羅的な知識が手に入ります。その勉強を行う中で、幅広い業界知識を得ることができるため、資格を持っていることが自身へと繋がります。


また、その知識を駆使し就職したい企業の状況などを自分で分析できるなど就職の上で、とても役に立ちます。

お金を勉強するのに資格を取得するメリット


お金の勉強をするにあたって、お金に関する資格を取るということには、重要な意味があります。それは、お金の勉強をすることでお金について興味がわき、その知識を深めていきたくなるからです。


それがきっかけでお金の勉強から一歩進んで、資格を取ることに繋がるとともにほかの人よりもお金に詳しいという証明にもなるからです。


そこで

  • 目標があることで効率よく勉強できる
  • 信用度の高い情報が得られる
  • バランスよく知識が身に着く

の3つにわけて、資格を取得するメリットを見ていきます。

目標があることで効率良く勉強できる

お金の勉強以外にも当てはまりますが、ただやみくもに勉強をしたとしてもそれが身に着くことはありません。人は、目的も持って勉強をすることで、それに向かって努力できる生き物だからです。


そのため、お金の勉強をする前にまずは、何について学んでいきたいか目標を設定しましょう。そうすることで、そのことに向かって集中し、勉強に励むことができるからです。

信用度の高い情報が得られる

お金の勉強をしていると、恐らくいくつもの情報が入ってくることが予想されます。その情報の中で、信頼できる情報を選ぶことは容易ではありません。


しかし、勉強の中で身に着けた知識により、正しい情報を得やすくなり、情報社会の中でも最適な情報を選び取っていけるのです。

バランス良く知識が身につく

お金の勉強をするにあたって資格を取得するということは、学びたい情報以外も自ずと勉強する中で知識として蓄積されていきます。お金に関する資格は、取得したい資格以外のことにも触れることになるため、バランスよく知識を増やすことができます。


そのため、お金の勉強をしたいのなら、資格を取ることは近道でもあるのです。


まとめ

いかがでしたか?


お金の勉強をすることで得る知識は、資格取得の際にも必要なものであり、日常生活でも役に立つものばかりです。


  • お金の知識を得ることでライフスタイルライフプランにあった資金計画を設計できる
  • お金と一口に言っても様々な資格があり、その知識も膨大である
  • お金について知ることで、経済的に豊かな生活を設計できる

そのためにもまず、身近な存在であるお金と私たち自身の関係について知ることから始めましょう。


ほけんROOMでは、様々なお金の情報を得ることができますので、参考にしてみてください。

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