更新日:2019/11/24
自動車保険の運転者限定なしとは?保険料はどのように変化する?
自動車保険の運転者限定なし特約についてなんとなく聞いたことはあるけど、詳しく理解している方は少ないのではないでしょうか。実はこの特約の有無で保険料が変わってきます。この記事では自動車保険の運転者限定なし特約について詳しく解説していきます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
運転者限定なしにすると保険料はどうなる?
「自家用車はとにかくお金がかかる」ということが、車を持つうえで直面する悩みですよね。
車両代・車検代・自動車税・自動車保険料・駐車場代・メンテナンス代・ガソリン代・・
その中でも自動車保険は、内容を変えることで保険料が大きく変わってきます。
「自動車保険を見直したいけど、よくわからない・・」できるだけ「保険料を必要最小限にしたい」「でも安心できる保険内容がいい」というのが本音だと思います。
今回はその自動車保険の内容の中でも、「運転者限定なし」という特約についてピックアップして説明していきたいと思います。
「運転者限定なし」ってなに?
「運転者限定なし」を検討している!
「運転者限定なし」は自分に必要なのか?
そこでこの記事では、「自動車保険の運転者限定なし」について、
- 自動車保険の運転者限定なしとは
- 自動車保険の運転者限定なしと運転者限定について
- それぞれの価格の差や適応例について
運転者限定なし特約をつけると保険料は高くなる
まず結論から言うと、運転者限定なし特約をつけると保険料は高くなります。
理由は、誰が自分の車を運転してもその自動車保険の適応が可能となるからです。
運転する人が多くなるほど事故のリスクが上がるので、それだけ保険料が高くなることになります。
ただしその分、安心できる特約です。
それでは、運転者限定なし特約について詳しく見ていきましょう。
自動車保険の運転者限定なしとは
そもそも自動車保険の運転者限定なしとは、「運転者限定特約」をつけないことを言います。
運転者限定特約とは、
- 運転者本人限定
- 運転者配偶者限定
- 運転者家族限定 ※同居している親族・別居している子供(婚姻歴なし)に限る
つまり、自動車保険の対象範囲を限定することで、保険料を割引してもらう制度のことです。
それぞれ対象範囲が異なるのですが、最大でも同居の親族までしか対象とはなれません。
友人は対象外となります。
そのため運転者限定なしは、自動車保険の対象範囲を限定しない特約のことで、友人でもその対象となる、ということになります。
友人に運転してもらう回数が少ない場合は特約なしがおすすめ
運転者限定の場合とどのくらい保険料が異なるか
それでは、運転者限定なしと運転者限定では実際どのくらい保険料が異なってくるのでしょうか。
各特約の年間保険料の一例を表にまとめました。
年間保険料一例 | |
---|---|
運転者本人限定 | ¥40,330 |
運転者配偶者限定 | ¥40,780 |
運転者家族限定 | ¥43,450 |
運転者限定なし | ¥43,910 |
※表の年間保険料は一例です。保険会社やその他の内容の違いにより個人差があります。
上の表からわかる通り、一番安くなる運転者本人限定と一番高くなる運転者限定なしを比較すると、その保険料は年間にして約¥3,000も違います。
最大で7%割引になる
では、今度はその保険料の差を割引率にして比較してみましょう。
割引率 | |
---|---|
運転者本人限定 | 7% |
運転者配偶者限定 | 6% |
運転者家族限定 | 1% |
運転者限定なし | 割引なし |
※表の割引率は一例です。保険会社やその他の内容の違いにより個人差があります。
なんと運転者限定にすると最大で7%割引になります。
運転者年齢制限をつけるとさらにお得
運転者年齢制限とは、運転者の範囲を年齢で限定することで、一定の割引を受けられる制度のことです。
- 35歳以上
- 30歳以上
- 26歳以上
- 21歳以上
- 年齢は問わない
途中で変更することも可能
運転者限定特約や運転年齢制限の変更は、自動車保険更新のタイミングだけでなく保険期間の途中でも変更することが可能です。
「家族が免許をとったので運転者限定特約を変えたい」
「誕生日を迎え歳が変わったので運転年齢制限を変えたい」
など、日常生活の様々な変化に合わせて対応が可能です。
変更適用日は、変更依頼をした当日から設定できる保険会社もあります。
いつでも今の状況に合った適切な自動車保険内容を選べます。
友人に運転してもらうときはどうするか
運転者限定なし以外の自動車保険内容で、急遽友人に運転してもらうことになったときは一体どうしたらいいでしょうか?
万が一友人が事故を起こしてしまった場合、もちろんですが対象者以外の人の運転中に起こった事故による損害の補償は一切保障されません。
ただし、代行のような自動車を取り扱う業者は、専用の自動車保険に入っているのでこの限りではありません。
これは、自分の車を運転してもらう場合のみでなく、自分が他人の車を運転することになった場合にも注意が必要です。
どの車を運転する場合も、事前に保険内容をきちんと確認することが重要です。
安心・安全にドライブを楽しむために、事前チェックを必ずしましょう。
一日自動車保険に入ろう!
では、保険対象ではない人が運転しなければいけない、もしくは運転してもらわなければいけないという状況になってしまったときはどうすればいいでしょうか?
どうしてもという場合には、1日単位で入れる短期間の自動車保険に加入する、という方法があります。
1日500円から申し込みができ、さらにネットやコンビニエンスストアで手軽に加入できます。
その際もどこまで補償されるかなどの保険内容はしっかり確認しておきましょう。
保険対象でなく、一日自動車保険も入っていない場合には、どのような理由があったとしても運転すること・させることは避けたほうが良いでしょう。
1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?
皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?
もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。
- 加入してから一度も自動車保険を見直していない
- 車を購入する代理店で加入した
- 会社の団体割引で自動車保険に加入している
が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。
心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!
まとめ:自分に一番適切な条件の自動車保険を選ぼう
以上、自動車保険の運転者限定なしについてを中心に説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
この記事の内容は、
- 運転者限定なしとは、自動車保険の対象範囲を限定しない特約のことで、友人でもその対象となる一番安心・安全な条件の自動車保険
- 運転者限定とは、自動車保険の対象範囲を限定することで、保険料を割引してもらう制度のこと
- 運転者限定なしと運転者限定では、その価格は年間にして¥3,000、割引率は最大で7%も違う
- 友人に運転してもらう機会が多い方は運転者限定なし、機会が少ない方は運転者限定がおすすめ
- その他にも運転者年齢制限という制度や、一日自動車保険というものもある