夫婦しか運転しない場合に自動車保険の保険料は安くなるの?

夫婦しか車を運転しない場合、自動車保険の保険料を下げることはできるのでしょうか。また二台持ちしている方は二台持ちの割引があるのかどうか、夫婦で自動車保険をまとめるべきか気になりますよね。この記事では夫婦限定の割引、二台持ちについての割引について解説します。

夫婦しか運転しない場合自動車保険はどうすれば良い?

夫婦しか運転しない場合、経済的な自動車保険の入り方があることを知っていますか。


夫婦しか運転しない場合、自動車保険の保険料を安くする方法がいくつかあります。


また、1台を共用する場合や2台所有する場合も、保険をどうするか気になりますよね。


この記事では、

  • 夫婦限定特約を利用する
  • 夫婦で車を2台所有するときの保険料節約
  • 籍を入れていなくても夫婦限定特約を利用できるか

について解説します。


自動車保険の保険料の決まり方は複雑で、割引制度もたくさんあります。


ここでは、夫婦で車を利用するときの保険料の決まり方や割引を解説します。


最後まで読んで下さい。

夫婦限定特約を付けよう

自動車保険の保険料は、

  • 車種
  • 型式
  • 等級
  • 免許証の色
  • 使用目的
  • 走行距離
  • 運転者

などによって決まります。


この中の運転者は、運転者の年齢と運転者の範囲が保険料に影響します。


運転者の範囲とは、

  • 運転者を限定しない
  • 家族のみ運転する
  • 夫婦のみ運転する
  • 本人のみ運転する

の4つがあります。


ただし、保険会社によっては区分が違う場合もありますので、契約の際に保険会社に確認しましょう。


次に夫婦のみ運転する場合について解説します。

自動車保険の夫婦限定特約とは

自動車保険の夫婦限定特約とは、車の運転者限定することで保険料が安くなる特約です。


運転者を限定することでリスクを抑え保険料を安くしているため、夫婦以外の人は運転できません。


そのため、夫婦以外の人が運転して事故を起こしたときは保険金がおりません。


割引率と等級について

保険料が決まる大きな要因に運転者の等級があります。


等級は正式にはノンフリート等級といい、等級により保険料率が変わることをノンフリート等級別料率制度といいます。


ノンフリートとは車の保有台数が9台以下をいいますので、個人の場合がそれに該当します。


はじめて自動車保険に加入するときは6等級(S)からスタートし、事故がなければ毎年1等級ずつ上がり、事故を起こせば翌年は3等級さがります。


「S」は新規に自動車保険に加入したことを表すものであり、6等級と7等級の場合に付けられるものです。


等級は1等級から20等級まであり、保険料は等級が高いほど安くなり、等級が低いほど高くなります。


たとえば、20等級では63%割引ですが、1等級では逆に64%割り増しとなり、スタートの6等級は19%割引です。


このことから、結婚する前に2人とも自動車保険に加入していたが、結婚を機に車を1台にするとき、等級の高い方を記名被保険者とすると保険料が安くなります。


記名被保険者とは主に運転する人のことですが、保険料を安くするためにほとんど運転しない人を記名被保険者と偽ることはやめましょう。


このような行為をすると告知義務違反となり、後で問題となることがあります。

夫婦限定特約を付けると保険料はどのくらい変わるか

夫婦限定特約を付けるのと付けないのとで保険料がどのくらい変わるのか知りたいと思います。


そこで、ソニー損保の標準プランでこのような場合の保険料相場を調べてみました。


小型乗用車であるトヨタのアクアを購入、新規に保険加入、家庭用として使用し走行距離は年間7000㎞以下、夫婦とも30歳以上、ゴールド免許と仮定します。


すると、夫婦限定特約のとき年間保険料は88,440円であり、夫婦限定特約つけないと95,010円となります。


この場合、年間6,570円安い保険料となり、約7%の保険料節約になります。

夫婦で車を2台持っている場合自動車保険はどうなる?

夫婦で車を2台持つ場合の保険料割引には、セカンドカー割引ノンフリート多数割引があります。


セカンドカー割引は、正式には複数所有新規割引といい、2台目以降の車を新規に所有したときに、等級を1つ高いところから始めることができるというものです。


もう1つのノンフリート多数割引は、契約者が本人や配偶者、家族を記名被保険者として2台以上の車の保険を1枚の保険証券で契約するときに割引されるというものです。

セカンドカー割引を使うことができる

セカンドカー割引を使うには下記の条件が必要です。

  • 1台目が自家用8車種で11等級以上であること
  • 2台目も自家用8車種であること
  • 1台目と2台目の所有者や主な運転者が個人か家族であること

一般に新規に自動車保険に加入するときは、6等級(S)からはじまり、このときの割引率は19%です。


セカンドカー割引の適用を受けると7等級(S)からはじまり、このときの割引率は30%で、大きいな違いがあります。


ちなみに、この割引は1台目と2台目で自動車保険の保険会社が異なっても適用されます。

保険は夫婦でまとめたほうがお得?別がいい?

車を2台以上所有しているときに保険料が割安になるノンフリート多数割引を解説します。


たとえば、結婚前に夫婦それぞれ車を所有していて、結婚後も引き続き2台所有し続ける場合などが考えられます。


複数の車の保険会社を同じにして、保険期間をそろえ、保険契約を1つにまとめると2台の場合保険料は3%割引となります。


3%割引は小さいようですが、自動車保険の保険料は多数ある割引制度の積み重ねで決まるため、どれもおろそかにはできません。


ただし、保険契約者は1人となりますので、上記の例の場合は片方の保険は解約する必要があります。


ノンフリート多数割引の契約者は同じで、記名被保険者はそれぞれ夫、妻で違っていてもかまいません。

夫婦間の等級の引継ぎは可能?

ノンフリート等級は異なる保険会社間でも夫婦間でも引継ぎは可能で、夫婦で引き継ぐ場合の例を解説します。


2台目として奥さん用に車を新規に購入するとき、条件が整えばセカンドカー割引を適用してノンフリート等級を7等級(S)からはじめることができます。


一方、1台目のご主人の自動車保険が例えば15等級と高い場合、保険契約の仕方が2通り考えられます。


1つ目は、1台目はそのまま今の自動車保険で15等級、新規購入の2台目は新規の自動車保に加入してセカンドカー割引を受け7等級(S)からはじめる方法です。


2つ目は、セカンドカー割引と車両入れ替えを行い、今の自動車保険は新車用にして等級が7等級(S)になる代わりに、新規の自動車保険は1台目用として15等級を引き継ぐ方法です。


新旧の保険の契約者や記名被保険者本人配偶者同居の親族である場合に可能な方法で、家族間で等級が引き継がれることになります。


保険料はさまざまな要因で決まりますので、どちらの場合が2台トータルの保険料が安くなるかは検討してみる価値があるでしょう。

補足:籍を入れてなくても夫婦限定特約を適用できる?

ここまで、夫婦で車を運転する場合のメリットを解説してきました。


それでは、近年増えている籍を入れていない夫婦の場合、自動車保険の夫婦限定特約を適用できるのでしょうか。


籍を入れていないが夫婦であるとは、いわゆる事実婚関係または内縁関係にある夫婦のことです。

籍を入れていないと適用されない

一般に籍を入れていないと夫婦限定特約を受けることはできません。


しかし、事実婚関係や内縁関係にある場合は適用される場合もあるようです。


事実婚関係や内縁関係といってもはっきりとした定義はなく、したがってそれを証明する方法も決まっているわけではありません。


未届けの妻などと記載された住民票は内縁関係を証明するものの1つですが、保険会社がそれぞれ独自に判断するため、適用されるかどうかはケースバイケースになるようです。


そのような場合は事前に保険会社に問い合わせることをお勧めします。


ちなみに厚労省が生計維持関係を認定する際の内縁関係として、次の要件を挙げています。


夫婦の共同生活であると認められる事実関係を成立させようとする合意が2人にあることと夫婦の共同生活と認められる事実関係が存在することです。


同じく厚労省の遺族年金などの受給要件には、内縁関係が周囲に抵抗なく受け入れられてきたこと、内縁関係が長期間、安定的に継続されてきことなども挙げられています。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!

まとめ:割引を利用して自動車保険の保険料を安くしよう

ここまで、夫婦で車を使用するときの自動車保険の保険料について解説しましたが、いかがでしたか。


今回の記事のポイントは

  • 夫婦限定特約を付けると保険料は安くなる
  • 夫婦で車2台を所有したとき、セカンドカー割引が適用できる
  • 複数台の車を所有している場合は、ノンフリート多数割引が利用できる

でした。


自動車保険の保険料を決める要因はたくさんあり、それぞれが割り増しになったり割り引きになったりします。


夫婦二人で車を利用するときはこの記事を参考に無駄のない契約内容にして下さい。


また、この記事は自動車保険の一般を述べたものであり、細部については保険会社により異なる場合があるため、契約に際しては確認をしましょう。


保険ROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、是非ご覧ください。   

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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