純保険料と付加保険料の意味とは?保険料の仕組みと割合を解説!
更新日:2019/02/23
純保険料と付加保険料の意味とは?
生命保険の営業保険料のうちの純保険料と付加保険料の割合は?
純保険料の計算方法はどうなってる?
純保険料は算出するための計算方法が決まっています。
生命保険の場合は、年齢や性別ごとの死亡率・病気率(予定死亡率)と運用の利率(予定利率)によって適切な純保険料が計算されます。
予定死亡率の自体は、生命保険標準生命表と呼ばれ、公式団体(日本アクチュアリー会)が発表している資料に基づいています。
損害保険の場合(予定損害率)は、年齢・性別に加え、過去の事故の発生歴、その他の統計情報も加味されて計算されます。
例えば自動車保険では、車両ごとに設定された料率クラスによって保険料率が変わり、純保険料額が変動するというシステムになっています。
つまり、計算方法の決まっている純保険料は会社によって差がないことがほとんどです。
付加保険料の料率は保険会社ごとに差がある
付加保険料は、予定事業比率に基づき、保険会社ごとに決められます。
よって、営業保険料の割合は付加保険料によって異なるのです。
3つの保険料基礎率のうちの、予定利率と予定事業費率の2つが付加保険料を決める料率です。
ただし、基本的に付加保険料の割合は多くの保険会社で公表されていません。
保険料の割合を全て公開しているライフネット生命の発表では、付加保険料額は3割弱から4割の間にありますが、中には付加保険料が5割近くを占め、純保険料と付加保険料がほとんど同じという会社も存在すると言われています。
付加保険料に含まれる費用の内訳は?
- 新規契約の獲得のための広告費
- 保険契約をする営業マンの人件費
- 保険金支払いや問い合わせに対応する人件費
- 保険料を回収するための諸手数料
- 保険契約を管理するための費用