独立系FP(ファイナンシャルプランナー)とは?特徴や年収を紹介!

独立系FPとは何か?企業系FPとの違いは?

独立系FPとは、個人でFP事務所を開業して、ファイナンシャルプランナーとして活動している人のことをいいます。


年金・税金・不動産・相続といったお金に関する幅広い分野の商品を扱い、顧客のライフプランにあった提案をします。


それに対して企業系FPとは、金融業界(銀行・証券・保険など)の会社で働きながら、FP資格を活かして業務を行っている人のことです。


FP資格を持っている人の2割が独立系ファイナンシャルプランナーといわれています。

独立系FPの業務内容は?年収はどのくらい?

独立系FPの場合、

  • 保険やローンなどの相談業務
  • お金や保険に関する講演会
  • 本の出版や記事の執筆
の3つが代表的な業務内容です。

相談業務では、個人に対しては住宅ローンの相談や資産運用の総合的な提案をし、法人向けに福利厚生の整備に協力するなど幅広い相談に対応しています。

講演会では、金融商品に関することから、FPのための独立開業に向けた教育セミナーまで多岐にわたる内容を扱っています。

同じくお金や保険、独立についての記事の執筆や本の出版も独立系FPの仕事です。

独立系FPの年収は、独立したばかりで相談業務が中心の場合は年収が200万円から300万円が相場です。 講演会や執筆業務などを安定的にこなす独立系FPの平均年収は600万円前後といわれています。

スタッフを雇い大規模な営業をしている独立系FPの年収は数千万円にものぼります。

独立系FP事務所・会社に相談するメリット

独立系FPの事務所・会社に相談するメリットはずばり中立性です

企業系FPの場合、企業に属したFPなので扱う商品は帰属する企業の商品なため、特定の商品から依頼相手に提案を行います。

その反面、独立系FP事務所・会社は自社の商品を持たないため、会社を選ばず多くの商品から依頼相手に合ったものを選んで提案できます。

ただし、保険会社との代理店契約をしていたり、証券会社との仲介契約を結んでいる独立系FPは提携している会社の商品を優先して顧客に紹介し、手数料を得ています。

そのような独立系FPたちにとって契約会社から受け取る紹介手数料が主な収入源になるため、すべての独立系FPが中立の立場から商品を選んでいるとはいえません。

良い独立系FPを見つける方法

良い独立系FPの見つけ方のポイントは、以下にまとめられます。


  • 中立性を保った独立系FPかどうか。
  • 無料相談、有料相談が妥当かどうか。
  • こちらの立場をよく理解してくれるか。


独立系FPに相談する一番のメリットは中立性です。 そのため、特定の会社の商品だけをすすめてきたり、リスクの高い商品ばかり進めてくる場合は要注意です。


また独立系FPによって相談料はまちまちで、無料相談のところもあれば1時間2万円以上の相談料がかかる場合もあります。


一概に無料だから良いわけではありません。 例えば相続や確定申告に関わるような専門性の高い相談は、有料相談を検討する必要があります。


簡単な資産運用、住宅ローンの相談などは無料相談から対応してくれる場合が多いので、専門性が高いかどうかで有料相談、無料相談を使い分けるといいでしょう。


また、企業系FPは転勤や異動で担当が変わることもありますが、独立系FPの場合は担当と長期的な付き合いになる場合が多いです。


こちらの意図を理解し、利益になるように最適な標品を提案してくれる親身な方を担当に選びましょう。

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