企業系FPとは何か?仕事内容や企業系FPになるための方法を解説

企業系FPとは何か?独立系FPとの違いは?

企業系FP※とは、金融業界(銀行・証券・保険・不動産・ハウスメーカーなど)の会社で、FP資格を活用しながら業務を行っている人のことを言います。


FP資格を取得している人の約8割が、企業系FPだと言われています。


それに対し、独立系FPは開業やFP会社を設立して活動をする人を言います。


金融業界資本の影響を受けない、中立的な立場からの顧客への提案を行うことが可能です。


FPは保険・年金・税金・不動産等の幅広い分野の知識が必要で、顧客のライフプランにあった資産形成の提案をします。

※ファイナンシャルプランナー

企業系FPが所属している主な企業は?その業務内容とは?

企業系FPが所属しているのは銀行や証券会社、保険会社などの金融業界や、不動産会社や住宅メーカーなどの不動産業界、他に会計事務所やコンサルティング系の企業です。 今やどの業界でも、専属のファイナンシャルプランナーを持っているのが当たり前となりつつあります。


金融系の企業の場合、お客様へ自社の商品を提案する時にライフプランニングや資金計画のアドバイスなどに活かされます。 また、提案力や信用度に直結する資格なので昇給や昇進条件としてFPの資格が必要な企業も多数あります。


銀行でも2007年より全面解禁された銀行窓販により保険商品や金融商品を取り扱うため、企業系FPの必要性が高くなったといえるでしょう。


不動産系の企業は家や土地など資産として大きな割合を占める商品を扱いますのでFPの知識が仕事にそのまま役立ちます。


住宅ローンや修繕費用などの住宅関係の支出に加え、教育費や老後の生活費など包括的に提案をすることでお客様への適切な商品提案ができるのです。


会計事務所やコンサルティング系の企業では、長期的な資産運用、ライフプランニングを提案することでお客様への理解や信用度を深めることができます。


このように企業系FPの活躍する場は多岐にわたります。

企業系FPになるメリット・デメリットとは?独立系FPとの比較

企業系FPになるメリットといえば所属している企業の信頼をもって営業ができることです。独立系FPとは体系が大きく異なります。


会社もFPのがいることでお客様への提案できる内容も広がりますし、信用度もあがるため企業とFPにとって大きな武器となります。


ただし、あくまで企業に属している立場ですのでFPが最終的に案内できる商品は会社の商品の範囲内ということがデメリットともいえます。


その点独立系FPは中立的、総合的な立場で提案が出来ますのでお客様へより適した商品を幅広い選択肢から提案することが出来ます。


相違点は以下のようにまとめられます。

  • 企業系FPは所属企業を強みとして営業活動ができる反面、あくまで企業の商品内での提案となる。
  • 独立系FPは中立的な立場として商品を総合的に提案できる反面、特定の企業に属していないため自分の能力のみで営業しなければならない。

企業系FPと独立系FPの平均収入を比較

まず、企業系FP単体としての平均年収を公表している各企業のデータをまとめました。

平成27年度、20代から60代までの男女あわせての平均年収は、都市銀行で472万円、投資信託で839万円、不動産金融で486万円です(dada調べ)。

実際営業だと基本給に歩合が加算されます。 そのため、営業ツールとして信用のあるFPは平均よりも高い収入を得ている場合が多いです。

また、独立系FPの場合は独立時は年収200万円とも300万円とも言われています。 なお、ベテランになると一定の顧客を持っていたり、講演や執筆など幅広く活動し、年収数千万円に達する方もいます。

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