CFPとAFPの意味とは?FP資格との違いや試験合格の難易度は?
更新日:2019/03/15
CFP・AFPの意味とは?FPとの違いは何か?
民間資格のCFP・AFPになるメリット・意味とは?
一生涯資格である国家資格のFP技能士とは異なり、民間資格のCFPやAFPは2年ごとに更新しなければ資格を喪失してしまいます。
では国家資格のFP技能士ではなく、CFPやAFPを取得するメリットやその意味はどこにあるのでしょうか?
AFPを取得すると日本FP協会から毎月会報誌が送られてきます。
会報誌には経済や金融等の最新情報(例えばその年の税制改正など)がのっており、FPとして必要な情報を得ることができます。
また2か月に1度は継続教育テストを受講でき、これは資格更新に必要な単位にもなるので、知識を再確認しながら資格の更新もできます。
さらに上の資格であるCFPは世界標準資格とされており、国際的に通用する資格となります。
AFP・CFP取得メリット
- 日本FP協会の会報誌で最新情報を常に確認できること
- CFPは国際的に通用する資格であること
もしFP技能士2級を保有している場合、それと同等とされるAFP資格も日本FP協会に登録すれば簡単に取得できます。
CFP・AFPにはどうやってなれるのか?
CFP・AFPを取得するまでの流れを確認してみましょう。
CFP
- AFPを取得
- CFP資格審査の6科目に合格
- CFPエントリー研修の受講と修了
- CFPの登録申請(合格前10年間~合格後5年間で通算3年間の実務経験があることが条件)
- AFP認定研修の終了
- 2級FP技能検定(学科・実技)に合格
- AFPの登録申請
試験の難易度と合格までの必要勉強時間は?
難易度ということでいえばCFP・AFPともに6割が合格ラインとされており、難問はあるものの基本を間違えなければ合格できると言われています。
CFPはAFPよりも専門的であるため、難易度が格段に高くなります。
勉強スピードが異なるので一概にはいえませんが、過去問を少なくとも3回できるように、と考えて各々勉強時間を確保しましょう。
なお、CFPは独学で取得可能ですが、AFPは独学で取得できません。
AFP取得には日本FP協会が認定する研修機関での研修を受講する必要があるためです。
CFP・AFPそれぞれの試験の合格率はどのくらい?
日本FP協会によると、CFPとAFPの最新の合格率は次のように発表されています。
2018年度第2回CFP®資格審査試験(全16地区で実施)
- 全6課目受験者総数に対する合格率は7.6%(前回の合格率は6.3%)。
- 6課目全課目一括での合格率は7.1%。
- 学科の合格率は39.47%
- 実技の合格率は50.52%
- 学科・実技の同時受験者の合格率は36.68%
過去問と速報はどこで見れる?
CFPの過去問は日本FP協会のHPで公開されており、こちらのURL(https://www.jafp.or.jp/aim/cfp/cfp_exam/mohan.shtml)から無料で入手できます。
また試験後の速報についても日本FP協会HPから見ることができます。
- CFP…試験日の翌営業日の午前10時には試験問題・模範解答を、結果通知発送日の午前10時に合格ラインを、協会HP及び会員HPで発表。
- AFP… 試験日当日の17時30分に協会HP及び会員HPで発表。
CFP・AFPの意味とは、それぞれ、Certified Financial Plannerの略、AFPはAffiliated Financial Plannerの略で、どちらも日本FP協会が認定するファイナンシャルプランナーの民間資格です。
CFP・AFPはファイナンシャルプランナーと同じで、保険・年金・資産運用・税金・不動産・相続といった幅広い分野を扱っており、顧客のライフプランにあった提案をすることが役割です。
日本FP協会が認定する民間資格はCFPとAFPがあり、CFPはAFPの上級資格にあたるため、試験の難易度も高いと言われています。
それに対して、FPは厚生労働省が認定するファイナンシャルプランナーの国家資格です。
CFPやAFPはFPと違って資格の有効期限があるので、毎年更新する必要があり、現役でFPを続けているかどうかの目印にもなります。