生命保険募集人とは?試験の過去問の調べ方、資格の有効期限について
更新日:2019/04/16
生命保険募集人とは?
生命保険募集人には資格有効期限がない
保険募集人の試験に一度合格し登録を受けると、それ以降は資格を失うことはなく、更新料を払う必要もありません。
生命保険会社のもとで生命保険商品を販売している場合、社員である限りは資格が継続するため、更新手続きせずに保持できます。
しかし、所属している生命保険会社や保険代理店を退職したときと、法令違反で処罰をされたときは資格を失うことになります。
例えば転職した場合、退職時に生命保険募集人の資格失効手続きがなされ、転職先でまた資格が必要になった場合は、もう一度試験に合格する必要があります。
ただし、転職が退職から2年以内だった場合、次の就職先の保険会社で再登録を受ければ販売・合格資格を復活させることができます。
生命保険募集人が転職した際は、退社の時点で資格は失効しているため、試験で取り直さなければ履歴書にも書けません。
生命保険募集人の試験について解説!難易度は?
生命保険募集人の試験内容は、顧客に信頼される資質や能力があるかを選別するために保険販売に関する基本的な知識を問題にしています。
基本的な生命保険用語の問題や、設例に対する適切な対応を問われる問題などが出題されます。
試験難易度は低いとされ、人によって幅はあるものの、10~20時間テキストを読み、模擬テストを何度か解けば問題なく及第点に届くといわれています。
試験に無事合格したら、オンデマンド教材が生命保険協会から届くため、それで研修を行った後に生命保険募集人として登録をすることができます。
登録後は、履歴書の資格欄に生命保険募集人の資格を保持していることを記載できます。
試験日程や過去問は?
生命保険募集人の試験は月に一度行われるため、勉強時間が取れるように自分のタイミングで受けることができます。
テキストは勤める生命保険会社からオリジナルのものを渡されることが多く、会社によっては集団での研修・講義を行ってくれます。
過去問はネットで無料で閲覧できるため、試験前でも確認をしながら勉強を進めることができます。
また、生命保険募集人の試験対策のためのアプリでも過去問をダウンロードして使うことができます。
【注意】生命保険募集人に登録できない人
生命保険募集人に登録できない人の要件は、保険業法の279条に規定されています。
いくつか例を挙げると、
- 日本もしくは国外での破産者で、復権を得ていない者
- 日本もしくは国外で禁固以上の刑を受け、その執行が終わってから3年を経過しない者
- 保険仲立人またはその役員であるか、保険募集を行う使用人である者
- 営業に関し成人と同一の責任能力を有しない未成年である者
です。
いずれも保険商品を顧客に売る際の社会的信頼が欠けている人の生命保険募集人への登録を認めていないことがわかります。
生命保険募集人とは、生命保険を販売する人の正式名称です。
生命保険を販売するには、生命保険協会が行っている募集資格試験に合格し、内閣総理大臣の登録を受けなければなりません。
生命保険の募集人資格は簡単にいうと生命保険を販売するための資格のことで、「生命保険販売資格」とも呼ばれます。
保険会社、代理店の営業マンや保険ショップのスタッフは募集人資格を皆持っています。