保険ショップとは何か?保険ショップの種類や仕組みについて解説
更新日:2019/04/02
保険ショップとは何か?
来店型保険ショップの2種類:専属代理店と乗合代理店
来店型保険ショップとは、ショッピングモールなどの生活空間の中にあり、保険のプロにいつでも保険相談できる店のことです。
昔は家や職場に保険の担当者が来て、保険に関する相談や加入をするものでしたが、保険の多様化、ニーズの変化により、来店型保険ショップは誕生しました。
保険ショップには専属代理店と乗合代理店があります。
その違いは複数の保険会社の商品を提案できるかどうか、という点にあります。
- 専属代理店…特定の保険会社の商品のみを扱う保険代理店の総称
- 乗合代理店…複数の保険会社と代理店契約を結んでいる保険代理店の総称
専属代理店は1社の保険商品しか扱うことができないため、複数の商品を一緒に比較して検討したいというニーズがある場合には乗合代理店の方が良いです。
ただ担当者によっては販売手数料を重視して提案している場合もあるので、本当に自身にとって最適な保険かどうかの見極めは重要です。
可能であれば、セカンドオピニオンとして他の乗合代理店にも提案を受けてみることをおすすめします。
来店型保険ショップの特徴
来店型保険ショップの大きな特徴は、駅前など街中の路面やショッピングモールなど、普段日常生活をしていて目に入りやすい場所にあることです。
来店型保険ショップには保険のプロが常駐しており、それが乗合代理店であれば同時に複数の保険会社の商品を比較検討できます。
保険加入を決めた場合、来店型保険ショップで契約することも可能です。
来店型保険ショップの特徴
- 買い物感覚で相談に行ける場所にある
- 保険のプロが常駐
- 同時に複数社の商品を比較検討できる(乗合代理店の場合)
- 保険契約ができる
その時と比較すると、来店型保険ショップのできた今では、より保険相談がしやすい環境になったといえます。
自ら出向いていける気軽さと複数の保険商品を検討できるという便利さが多くの消費者のニーズに合った施設となっています。
保険ショップを利用するメリット・デメリット
保険ショップを利用するメリットとしては、上記の特徴がそのままメリットとなります。
保険会社の営業マンと比較すると、複数の保険会社の商品を提案できる点で大きなメリットがあります。
保険会社で相談しても、保険ショップで相談しても、保険料や保障内容が変わることはありません。
一方で、デメリットは以下の通りです。
- 販売手数料重視で商品提案をする担当者がまれに存在すること
- 大手の生命保険会社の比較漏れの可能性がある
- 手軽に契約できてしまうので、安易な契約を結んでしまうこと
- カフェなどで相談できる訪問型と比べ、保険ショップへ出向くのが大変である
生命保険会社のセールスと比較すると、中立な立場の保険ショップでは強引な勧誘にあうことは少ないです。
主な保険ショップの一覧・市場シェアの比較・ランキング
市場シェアを知るには、各来店型保険ショップの店舗数が参考になります。
以下は主な来店型保険ショップの店舗数をランキング化したものです。
順位 | ショップ名 | 店舗数 |
---|---|---|
1 | ほけんの窓口 | 627 |
2 | 保険見直し本舗 | 253 |
3 | 保険クリニック | 180 |
4 | イオン保険ショップ | 117 |
5 | 保険の110番 | 95 |
6 | 保険ほっとライン | 90 |
7 | ほけん百花 | 74 |
8 | みつばち保険 | 67 |
9 | 保険テラス | 64 |
10 | ライフサロン | 62 |
※2018年12月末時点
※参考:各社のHP
数ある保険ショップのうち、店舗数の多い順にランキングしましたが、ランキングにのっていない保険ショップも多いので興味のある方はご確認ください。
また、ほけんの窓口は住友生命、保険の110番は日本生命、と各社は保険会社と資本関係がある場合があります。