自動車保険の等級引継ぎができない4つのパターンと解決策を紹介!

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自動車保険の等級を引継いで保険料を抑えたいとお考えの方も多いかと思いますが、場合によっては等級を引継ぐ事ができません。今回は等級の引継ぎができない4つの条件と実は等級を引継ぐ事ができる条件と等級の引継ぎげない場合の裏技を紹介します。

自動車保険の等級の引継ぎができない条件と実は可能な条件を解説

自動車保険へ加入の際、等級の低さで任意保険料が高くなることが心配な人も多いはずです。


実は、現在のご自分の等級がたとえ低くても、等級引継ぎができれば自動車保険料は軽減される事をご存知ですか?


しかし、自動車保険の等級引継ぎができないケースもやはり存在します。


そこで、「自動車保険の等級引継ぎの条件と、引継ぎできない場合の対策について

  • 等級引継ぎが不可能ケースとは?
  • 等級引継ぎができるケースとは?
  • 等級引継ぎの他に保険料を抑えるコツ

以上のことを中心に解説していきます。


自動車保険の等級引継ぎの基本的知識や、その他の保険料を軽減させるコツがおわかりになるはずです。


ぜひ、最後までご覧ください。


自動車保険の等級の引継ぎできない場合

ご家族の中に、無事故・無違反で保険金請求もせず、20等級のような高い等級の人がいるかもしれませんね。


そんな世帯員の高い等級が引き継げれば、保険料は大幅に軽減されお得です。


ただし、残念ながら自動車保険の等級引継ぎできないケースもあります。


こちらでは

  • 親子でも別居の場合
  • 中断証明書を発行しない場合
  • 等級引継ぎの期間を逃してしまった場合
  • 自動車共済→自動車保険の場合
について解説していきます。

親子でも別居していると等級の引継ぎができない

等級を引き継ぐことができる親族の範囲

等級を引き継ぐことができる親族の範囲

等級を引き継ぐことができる相手には条件があります。引き継ぎ相手が同居の親族であるもしくは、配偶者でなくてはなりません。


引き継ぐことができない例としては、別居の未婚の子や、別居になっている祖父や祖母、既婚の子などがあります。


別居の未婚の子については、運転者年齢条件等にはひっかからなかったりしますので、注意しておきましょう。

中断証明書を発行せずに自動車保険を解約すると等級の引継ぎができない

こちらは、ご自分の等級の引継ぎについての問題です。


加入中の他社の自動車保険を解約後

  • 次に加入する保険の補償開始日が前の保険の満期日を過ぎ
  • 前の保険満期の翌日から次の保険の補償開始日が7日以内とならない場合

前の保険の等級を引き継ぐことができなくなりますよ。


このような事態を防ぐためには、前に加入していた保険会社から「中断証明書」を発行してもらいましょう。


この中断証明書があれば、大慌てで他の保険へ加入しなくても、ご自分の等級を10年間維持することができます。

等級の引継ぎを行う期間を逃すと引継ぎができない

配偶者や同居親族との等級引継ぎは、いかに家族と言えども好きな時に行えるわけではありません。


次のようなケースで等級引継ぎが可能となります。

  • 自動車を新しく購入・契約した
  • ご自分の契約車両を配偶者または同居親族へ譲渡したい
  • ご自分の契約車両を廃車にした
  • 複数台の契約で所有台数を増減する

上記以外のタイミングで、等級引継ぎを行うことはできないことになります。


例えば、親と同居しているご自分がタイミングを逃した後、等級引継ぎをしたい旨を親に申し出たい場合もあるでしょう。


その場合でも、再び上記のケースが発生しない限り、残年ながら等級引継ぎは不可能となります。

自動車共済から自動車保険では等級の引継ぎができない事が

各共済でも「自動車共済」として、保険会社の自動車保険と内容もさほど変わらない商品が販売されています。


しかし、この自動車共済→自動車保険の乗り換えの際に、等級引継ぎができないケースもあります。


こちらでは実例をあげて、等級引継ぎができない場合をみてみましょう。

  • 教職員共済に加入していて、車両保険を別会社で契約している場合、等級引継ぎ不可
  • 教職員共済・町村職員共済・都市職員共済・自治労共済・トラック共済いずれも等級引継ぎ不可
なお、農協(JA)、全労済の共済はどの保険会社でも等級引継ぎ可能です。

しかし、実例であげた各共済の場合、条件付きで引き継ぎ可能、全面的に不可等、各保険会社で判断が分かれます。

事前に各保険会社のサイトで、等級引継ぎの条件を確認しておきましょう。

実は自動車保険の等級の引継ぎができる場合

ここまで自動車保険の等級引継ぎをみてみると、面倒な条件が多く、煩雑な手続きのように思えますよね。


しかし、等級引継ぎは条件さえしっかりと確認すれば、誰でも容易に引き継ぎが可能です。


こちらでは

  • 保険会社間の保険会社の乗り換え
  • 昔契約していた保険の等級引継ぎ
  • 記名被保険者が死亡しても引継ぎ可?

について解説します。

他の保険会社から別の保険会社に乗り換える時

保険会社→他社の自動車保険、前述した一部の共済→保険会社の自動車保険への乗り換えで基本的に引継可能です。


ただし、次の点には注意しましょう。

  1. 現在加入中の自動車保険が契約期間中ならば、満期日を待つ
  2. 前の保険の満期日(または解約日)、次の保険の補償開始日を同じ日にする
「1」の場合、現在加入中の自動車保険の契約期間中が十分残っていても、乗り換えは可能です。

しかし、現在加入中の自動車保険の満期前に乗り換えると、満期が先にズレてしまいます。

つまり、1年間無事故だったにもかかわらず、等級の上がるタイミングが延び、保険料の高くなる可能性があります。

「2」は無保険(保険の空白)の期間を作らないようにする措置です。満期日および補償開始日を無理に同日とする必要はありません。

ただし、前の保険満期の翌日から次の保険の補償開始日が7日を超えると、等級引継ぎができない事態となります。

昔契約していた保険の等級を引継ぐことも可能

ご自分が昔契約していた保険の等級引継ぎは、不可能ではありません。そうはいっても、何十年も前ならば引き継ぎは無理ですが、何年か後に再び保険へ加入することもあるでしょう。


その時、ご自分の等級を引継ぎたければ、次の手続きを行っておきましょう。


それが、「中断証明書」の取得手続きです。この証明書があると、再び自動車保険へ加入するとき、ご自分の等級を引き継げます。


ただし、等級を引き継げる期間は10年間です。中断証明書は現在加入中の保険会社が発行してくれます。


手続きとしては「中断証明書発行申請書」を当該保険会社へ郵送するのみです。


そうすれば中断証明書を返送してくれるので、証明書が届いたら大切に保管しましょう。

記名被保険者が死亡しても引き継ぐことができる

記名被保険者(主に車を運転していた人)が死亡しても等級引継ぎは可能です。


ただし、引き継ぎは次の方々に限定されます。

  • 記名被保険者の配偶者
  • 記名被保険者の同居親族
  • 記名被保険者の配偶者の同居親族
また、記名被保険者が加入していた保険会社への手続きも必要です。

主に次の書類が必要です。
  • 名義変更書類:保険会社所定の名義変更用紙に必要事項を記載
  • 記名被保険者を間柄のわかる書類:住民票や戸籍謄本等を市区町村で収集
なお、手続きの際は保険会社に必ず電話等で問い合わせてみましょう。

各保険会社によって提出書類が異なるケースもあります。

自動車保険の等級の引継ぎができなくても保険料を抑える方法

自動車保険の等級の引継ぎができないケースに該当し、保険料が割高となる人もいるかもしれません。


「だったら、自動車保険になんて加入しない!」と、諦めるのは早計です。


自動車保険は確かに、加入をしなくてもペナルティはなく(任意保険)、契約するかどうかはご自分次第です。


しかしながら、強制加入の自賠責保険だけでは、対人賠償に補償が限定され、補償金額も最大4,000万円です。最近の交通事故の裁判では、加害者へ数億円にも上る賠償命令が下ることも珍しくありません。


とても、自賠責保険だけで賄える金額ではありません。そのため、対人賠償・対物賠償を無制限補償、搭乗者補償も備えた自動車保険へ必ず加入しましょう。


そこでこちらでは

  • ダイレクト型自動車保険の加入を検討する!
  • 自動車保険の一括比較見積もりサービスとは?
について解説します。

ダイレクト型自動車保険への加入


ダイレクト型自動車保険とは、代理店を通さないで保険会社と契約を結ぶ自動車保険です。

こちらでは、ダイレクト型自動車保険の特長と注意点を解説します。

ダイレクト型自動車保険の特長

ダイレクト型自動車保険の申込方法はインターネットや郵送で行います。


そのため、保険料は図のような構成となります。ディーラー等で加入する保険(代理店型)は、お店を介して申込むので保険料に社費・手数料が反映されます。


しかし、ダイレクト型自動車保険は直接保険会社と契約を結ぶので、社費・手数料は圧縮されます。そのため、ダイレクト型の保険料は割安となるのです。


また、ダイレクト型を販売する各保険会社では、「今なら〇万円割引!」等のお得なキャンペーンを実施しています。


このようなキャンペーンを上手に利用することで、年間保険料を更に軽減することもできます。


ダイレクト型自動車保険の注意点

保険料の割安となるダイレクト型保険ですが、やはり注意点もあります。


それは、保険料の見積もりから申込まで、すべてご自分で行う必要があることです。代理店型保険ならば、担当者が保険料の見積もりから申込をすべて行ってくれたことでしょう。


しかし、ダイレクト型で保険会社と直接契約する以上、やや手間のかかる手続きもご自分で完了させなくてはなりません。


そのため、申込手続き中に不明な点や疑問点が出てきたら、保険会社のカスタマーセンター等で必ず確認しましょう。


独断で判断せず電話担当者の指示やアドバイスに従えば、誤解したまま申込むような事態も防げます。

自動車保険の一括比較見積もりサービスを利用する

ダイレクト型自動車保険に関心を持った方々も多いことでしょう。このダイレクト型の保険商品はドライバーに人気が高く、各保険会社から様々な商品が販売されています。


そのため、保険料が割安でよりご自分に合った保険を見つけ出すのは少々手間です。そもそも、ダイレクト型自動車保険の一つ一つの保険料を見積り、比較検討するのは面倒ですよね。


そんな時に便利なのが「一括比較見積もりサービス」です。


こちらでは、自動車保険の一括比較見積もりサービスの特長と申込方法、利用のポイントを解説します。


一括比較見積もりサービスの特長

一括比較見積もりサービスは、複数の保険会社の商品見積もり・簡単な保険内容をまとめて比較できます。


そして、保険料の安い商品を“加入候補”として、ご自分の希望する保険内容の商品か否かをチェックします。


この方がご自分でやみくもに多くの自動車保険の見積もりを出し、保険内容を比較するより効率的な保険選びができますよね。


一括比較見積もりサービスは、何回利用しても無料です。このサービスを利用し、最大5万円も年間保険料を軽減できた人達もいます。


一括比較見積もりサービス申込手順

一括比較見積もりサービスは、インターネットや郵送で申し込みができます。


インターネットでの申込手順は次の通りです。

  1. ご自分の個人情報・契約する車両の種類・型式を入力(運転免許証・車検証等で要確認)
  2. サイトの画面指示をよく確認して入力開始
  3. 希望する保険の保険料や補償内容を入力
  4. 誤りがないかチェックし送信
  5. 一括比較見積もりサービス業者から申込受付の返信メールが届く
  6. 後日、一括比較見積もり結果が郵送で自宅へ届く
  7. 書類に記載された各自動車保険の保険料・プランを比較検討
  8. 不明な点があったら、業者のカスタマーセンターへ連絡
  9. 見積もりした保険の中で納得した商品があれば申込をする

もちろん、比較した自動車保険で気に入った商品が無いなら、再び申込してもOKです。


また、一括比較見積もりサービスは最近参入業者が多いので、別の業者のサービスを試すのも良い方法ですね。


一括比較見積もりサービス利用のポイント

一括比較見積もりサービスも、たくさんのサイトがあります。


そこで保険選びに最適なサイトかどうか判断するポイントを紹介しましょう。

  • 10社以上まとめて比較できる見積りサイトか:幅広い商品を比較検討するため
  • 見積りが一括送付で早い:すぐに比較しやすいよう複数の見積り結果が一括、かつ当日または翌日に届くのが理想
  • サポート体制が充実:見積り結果が届いた後、不明な点を相談できるサービスがあれば安心

まとめ:自動車保険の等級の引継ぎができない条件と保険料を安くする方法

自動車保険の等級引継ぎの条件と、引継ぎできない場合の対策について解説してきました。


今回の記事のポイントは

  • 自分の等級がたとえ低くても、等級引継ぎができれば自動車保険料は軽減される
  • ただし、自動車保険の等級の引継ぎできない場合も存在する
  • 中断証明書を取得しないまま、自動車保険を解約すると等級引継ぎが困難になる
  • 前の保険満期の翌日から次の保険の補償開始日が7日を超えると引継ぎできない
  • 中断証明書があれば、自分の等級を10年間維持できる
  • 他の保険会社から別の保険会社に乗り換えで引継ぎ可能だが、一部の共済では引継ぎできない
  • 自動車保険の等級の引継ぎができない場合でも保険料を抑える方法はある
  • ダイレクト型自動車保険は保険料が割安
  • 自動車保険一括比較見積もりサービスを利用すれば、効率的な保険選びができる
でした。

万一の交通事故の補償や搭乗者の補償のため、等級引継ぎの有無にかかわらず、自動車保険へ加入しましょう。

保険料が軽減される方法をいろいろ試せば、引継ぎができなくても負担は少なくなりますよ。

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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