更新日:2022/12/06
海外旅行保険の補償対象外となる「危険なスポーツ」を徹底解説します
海外旅行先でスポーツをしたときに負ったケガは、もちろん海外旅行保険の補償対象となります。しかしそれが保険会社の定めた「危険なスポーツ」であった場合、一般的な海外旅行保険では保険金が支払われないことがあります。補償対象外となるスポーツについて再度確認しましょう。
目次を使って気になるところから読みましょう!
海外でスポーツをする場合、海外旅行保険でどこまで補償されるの?
ゴルフやテニス、マリンスポーツやスキーなど、海外でスポーツを楽しむことも多いでしょう。
では、海外でスポーツをしてケガをしてしまった場合、海外旅行保険で補償されるのでしょうか?もしスカイダイビングなどの特殊なスポーツやアクティビティによる事故でも、保険で補償はされるのでしょうか?
この記事では、海外でスポーツをする場合に海外旅行保険でどこまで補償されるのか、範囲や条件などを解説します。
海外旅行保険は危険なスポーツをする場合は加入できないか、制限がかかることがある
しかしいわゆる危険なスポーツをする場合、海外旅行保険に加入できないことがあります。
たとえ海外旅行保険に加入できたとしても、保険金額が削減されたり、支払われなかったりなどの制限がかかることがあります(免責事項)
海外旅行保険の免責事項である「危険なスポーツ」について確認しましょう。
スカイダイビングやハンググライダー、山岳登はんなどが危険スポーツに該当する
- ピッケルやアイゼンなどの登山用具を使用する山岳登はん(山岳登はんによる高山病も含む)
- ハンググライダー搭乗
- スカイダイビング
- ロッククライミング
- ボブスレー
これらのスポーツで事故にあったときは、保険金が削減される場合や支払われない場合があります。
まずは「自分がする予定のスポーツが海外旅行保険の補償対象となるかどうか」の確認が必要です。
危険が伴うスポーツであれば、告知義務がある
危険なスポーツをする予定があるにもかかわらず告知をしなかった場合、万が一ケガなどの保険事故が起こっても、保険金が支払われない可能性があります(告知義務違反になります)
明確な告知義務違反があったと保険会社が判断した場合は、そのスポーツに関係のない保険金請求についても拒否されることがあります。
危険が伴うスポーツをするのであれば、保険加入前にかならず告知をしましょう。
危険なスポーツをすることが決まっている場合、割増保険料が必要に
ただし、加入の際には割増保険料が必要です。一般的に、保険料は通常の数倍になります。また、加入できる保険金額も制限されます(無制限が選択できません)
保険料が高額になり、保険金額にも制限がありますので、告知せずに海外旅行保険に加入したいと思う人もいるでしょう。
しかし先ほど説明しましたが、告知をせずに海外旅行保険に加入した場合、万が一保険金事故にあっても保険金が支払われないこともあります。
危険なスポーツをする予定があることを告知してから保険に加入しましょう。
危険なスポーツをする場合、海外旅行保険にインターネットでは加入できない
たとえば、損保ジャパン日本興亜の商品「新・海外旅行保険off!(オフ)」はインターネットで加入できる商品ですが、Q&Aに以下のような記載があります。
スカイダイビングは危険なスポーツに該当するかどうか?という質問に対して
Aはい、スカイダイビングは危険なスポーツに該当します。ご旅行先でスカイダイビングをされる場合はご加入いただくことができません。海外旅行総合保険をご検討ください。
出典: http://faq.sjnk.dga.jp/off/faq_detail.html?menu=5200&category=5202&id=50227
これは「危険なスポーツをする場合、インターネットで取り扱っている保険には加入できないため、別の海外旅行総合保険に加入する必要がある」ということです。
海外旅行総合保険はインターネットで申し込むことはできません。店頭で申し込みをする必要があります。
他社も同様に、危険なスポーツをする場合の海外旅行保険は、店頭での申し込みが必要です。
まとめ
海外旅行保険では、通常のスポーツで負ったケガは補償対象となりますが、危険なスポーツで負ったケガについては補償対象外です。
危険なスポーツをするときは、別途割増料金を支払い保険に加入する必要があります。
万が一のときに後悔することのないよう、危険なスポーツをする予定の人は保険会社で補償内容を確認しておきましょう。