ペット保険の選び方に関する疑問
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ペット保険の選び方

ペット保険の選び方はどのようにすべき?犬・猫それぞれについて徹底解説!

たくさんある保険会社のペット保険の選び方には、トラブルにならないために抑えておきたいポイントがあります。犬・猫の保険に加入する前に補償割合や保険料を比較したり、かかりやすい病気が補償されるか確認することが重要です。最後まで読んでペット保険の選び方を理解しましょう。

ペット保険の選び方とトラブルにならないためのポイント

ペットを飼うなら、将来の病気とケガのリスクを踏まえて、一生涯の面倒をみていく覚悟が必要です。

健康保険のないペットは動物病院を利用する際の治療費が高額になるので、ペット保険に加入しておくと安心です。


ペット保険への加入を検討していても、たくさんの種類とプラン選定があるので選び方が分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?


そこで今回の記事では、ペット保険の選び方とトラブルにならないためのポイントを

  • 補償内容の確認方法と保険会社による補償範囲の違い
  • 飼っているペットに合った保険商品とプランを見極めるコツ
  • 予算に合った保険の選び方と注意点

以上の3つの項目に分けて賢いペット保険の選び方を解説しています。


保険料を安く抑えるだけではなく、加入した後に後悔しないポイントまで詳しく解説しているので、ペット保険への加入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ペット保険の選び方①:補償内容を比較する

ペット保険の選び方でもっとも重要なのは補償内容の選定です。


補償範囲のほか、補償割合・支払い限度額・免責の有無によるプランごとの支払いルールを理解した上で比較検討しましょう。


補償内容を比較する際のポイントをまとめました。

補償範囲は手術・通院・入院をカバーしているか

ペット保険の補償範囲は主に通院・入院・手術の3種類で、疾病別の補償は行っていません。

ペット保険の多くは3つ全ての補償がセットになったフルカバータイプになっています。

特定範囲の補償のみを希望する場合は、カスタマイズ性の高いペット保険を選びましょう。


それぞれのリスクと主な治療事例は以下の通りです。

  • 通院 … 皮膚炎など投薬治療で治るもの。各種疾病の検査など。
  • 入院 … 手術を伴う治療、重度の疾病(胃腸疾患・皮膚病・耳疾患など)
  • 手術 … 骨折・ヘルニアなどの治療事例がもっとも多く、一部でがんなどの腫瘍切除手術が行われるケースも。

ペットは人間に比べて軽度の症状で入院・手術を伴うことが多いので、選び方に迷った時はフルカバータイプへの加入がおすすめです。


また、他にもペットセレモニー(火葬費用)や車いす作成費用、賠償責任の補償についても特約で補償されることもあります。

補償割合が低いと高額な治療費が大きな負担に

補償割合は自己負担額とも呼ばれていて、治療費に対して保険金の支払われる割合です。

補償割合の設定は50%・70%の2種類が主流で、一部の保険会社で90%や100%の自己負担額が少ないプランを扱っています。


人気が高いのは保険料と自己負担額のバランスが良い補償割合70%プランです。

補償割合50%は保険料が安いですが、高額な治療費が必要になった時の負担が大きいので注意しましょう。

  • 例1:外耳炎・総額17万円 → 自己負担額・約5万円(70%)/8.5万円(50%)
  • 例2:ヘルニア・総額60万円 → 自己負担額・18万円(70%)/30万円(50%)

補償割合の選び方で気になるのが保険料の違いですよね?
日本ペット少額短期保険で小型犬0歳・入院手術通院を補償するプラチナプランの保険料事例をご覧ください。
  • 50%:23,440円/年
  • 70%:32,810円/年
  • 90%:42,160円/年

おおよその目安ですが、補償割合70%は50%に比べて保険料1.3~1.5倍が相場です。

支払い限度額は必要な治療費を補償できているか

ペット保険には

  • 定額給付タイプ(通院・入院の日数に応じた定額給付)
  • 定率給付タイプ(実際にかかった治療費から補償割合に応じた給付)
以上の2種類があり、定率給付タイプが主流になっています。
定率給付タイプでも補償割合に応じた金額のほかに、1回の治療もしくは年間の支払額に上限を設けているケースがあるので注意しましょう。


支払い限度額が低いと、高額な治療費が発生した際に自己負担割合が大幅に高まってしまいます。

支払い限度額に応じたペット保険の選び方は、ペットのかかりやすい病気・怪我で判断するとよいでしょう。


たとえば、ヘルニアになりやすいミニチュアダックスフンドは支払い限度額の高いペット保険で入るべきです。


皮膚炎になりやすいが、骨折など大きな疾患になりにくい柴犬は、大きな怪我・病気が多い犬種に比べて支払い限度額を低めにするリスクが低いです。

免責金額なしだと保険料が高くなる

ペット保険の免責とは、実際にかかった治療費から免責を差し引く制度です。

一例として免責2万円・補償割合70%の条件で支払われる保険金の計算方法をご覧ください。


  • 例1:治療総額10万円 → (10万円-免責2万円)×70%=56,000円
  • 例2:治療総額50万円 → (50万円-免責2万円)×70%=336,000円

ご覧の通り、免責ありの条件だと実際にかかった治療費が少ないほど自己負担割合が高くなります


免責なしにすることで幅広い治療が手厚く補償されますが、ペット保険は20万円以下の治療費請求の割合が高いため、少額の治療に対する補償が厚いと保険料が高額になってしまいます。

数十万円単位の高額な治療費に備えてペット保険に加入したい方は免責金額ありの条件で入るべきです。
数万円単位の治療から自己負担額をなるべく少なくしたい場合は免責金額なしにするとよいでしょう。

免責の選び方は少額治療時の自己負担割合の違いを重視して検討することがセオリーです。

保険料は補償割合と比較するのがおすすめ

ペット保険の保険料が決まる要素は、補償割合の影響がもっとも大きいです。複数の保険会社を比較する際は、同じ補償割合の条件で見積比較をしてください。


最安の保険料になるペット保険を選ぶのではなく、動物病院を利用した際にどれほどの自己負担額がかかるのか把握したうえで比較検討することが正しい選び方です。


限度額・免責などを考慮し、年間5万・10万円・30万・50万円など複数の治療費がかかった場合に支払われる保険金額を見ながら、加入するペット保険とプランの選定を行いましょう。

ペット保険の選び方②:飼っているペットにあった保険を選ぶ

ペット保険は飼っている動物の種類に合った選び方をすることが大切です。

  • サイズおよび動物の種類
  • かかりやすい病気の種類
  • 平均寿命と高齢になった時の病気リスク
などを考慮してペット保険選びをしましょう。

ペットの種類・サイズごとの保険料(犬・猫)

※これは一例です。参考にしてください。


犬と猫のペット保険料は「ネコ<小型犬<中型犬<大型犬」の順番で高額になります。

動物病院の多くは、動物の体重が増えるほど治療費の単価が高くなります。

犬はサイズが大きくなるにつれて保険料が高くなりますが、病気になった時の治療費も高くなることを覚えておきましょう。


大型犬の場合は、特に麻酔を伴う治療費が高額になりやすいです。保険料が高くても、手厚い補償をかけておくとよいでしょう。


保険料の単価が高いペットほど、保険会社によって保険料が変わる要素が大きいので、複数社を比較検討する重要性が高いです。

ペットの健康状態とかかりやすい病気も確認


ペットの種類別にかかりやすい病気をまとめました。


  • ネコ … 尿部疾患、ウイルス感染、口内炎など
  • 小型犬 … 骨折
  • ミニチュアダックスフンド … ヘルニア
  • プードル、ゴールデンレトリバーなど … 外耳炎
  • ビーグル、パピヨン、プードルなど … 白内障
  • シバ、フレンチブルドックなど … 皮膚病
上記はあくまでも一例です。飼っている動物のかかりやすい病気に応じた治療法と治療費の目安を理解した上で、高額な治療費が発生するリスクと正しいペット保険の選び方を見極めましょう。

免疫力・骨格など健康状態に問題がある場合、一度治療しても再び病気や怪我になるリスクが高いです。
また、ペット保険によっては、保険請求や加入・更新に以下のルールがあるので注意してください。
  • 保険請求した病気は次年度が補償対象外になる
  • 特定の種類にかかりやすい病気が補償されない保険がある(パテラなど)
  • 健康状態(過去の疾病歴)に応じて加入審査が行われる
  • 健康状態の審査によっては条件付き加入を求められる
かかりやすい病気のリスクをカバーするだけではなく、2回目の保険金請求や加入可否をしっかり確認しておきましょう。

新規加入・継続可能年齢などの条件

ペット保険に応じて新規加入・継続可能年齢などの条件が異なります

飼っている動物の平均寿命が高く、高齢になるほど病気になりやすい場合は、高齢になってもな継続加入できるペット保険を選ぶとよいでしょう。

ペット保険の新規加入年齢は保険会社によって異なりますが、7~12歳を上限に設定しているケースが多いです。


継続に関しては、10~15歳までの上限年齢がある定期プランと、年齢に関係なく更新できる終身プランがあります。


平均寿命が高くて高齢時の病気リスクが高い場合は、終身タイプがおすすめです。7歳くらいまでなら加入できるペット保険がたくさんあるので、定期プランで加入している場合は、なるべく早い段階でペット保険の見直しを行いましょう。

ペット保険の選び方③予算にあったもの選ぶ

ペット保険の選び方でもっとも重要なのは保険料だと考えている方も多いでしょう。

手厚い補償をかけて高額な保険料を支払っても、健康で病院にいかない場合は掛け捨てになってしまいます


予算に合ったペット保険の選び方は、ここまでに解説してきた補償内容と折り合いを付けることが大切ですが、補償内容だけではなくトラブルリスクや支払い方法までしっかり確認しておくようにしてください。


必要に応じて、健康なうちは貯金をして、リスクの高い年齢になってから加入するなど計画性を持ってペット保険の活用法を考えてみましょう。

高齢になり保険料が高額になることがトラブルになる場合も

ペット保険の多くは年齢に応じて保険料が変動します。高齢になるほど保険料が高くなる傾向があるので、加入時の保険料だけではなく将来の保険料の変化も考慮して検討しましょう。


毎年年齢に応じて安い保険会社を選び直すテクニックもありますが、ペット保険によっては高齢になるほど新規加入が難しくなります。


加入できる上限年齢の範囲内でも、高齢になると健康状態の審査に落ちるケースが増えるので注意してください。

おすすめの選び方は、なるべく早い段階で平均寿命までの年齢を元にした計算で生涯保険料の安い終身タイプへ加入することです。

精算方法には窓口精算か後日請求がある

精算方法は窓口で保険金支払額を差し引いた自己負担額のみを払う「窓口精算」と、一度全額を支払って後日保険会社へ保険金請求をする「後日精算」の2種類があります。

窓口精算の場合


窓口精算の場合は、対応できる動物病院が限定されています。窓口精算非対応の動物病院を利用すると後日精算になるので注意しましょう。


申請の手間がなくて、支払時の負担を軽減できる窓口精算の方がメリットは大きいですが、保険証を忘れると対応できない点、そして保険料が高くなりやすいことがデメリットです。


窓口精算のペット保険は、保険証を忘れた際に後日精算へ切り替えられるか事前に確認し、突然の受診・緊急治療でも対応できるように保険証を常に携行しておくとよいでしょう。


後日精算の場合


後日精算のメリットは

  • 全ての動物病院に対応できる
  • 保険料が安くなりやすい

ことです。


手間は少し増えますが、たまにしか利用しないのであれば保険料が安い後日精算型の方が魅力的だという方も多いと思います。


後日精算でも後から保険金が戻ってくるので最終的な費用負担は変わりませんが、期限内に申請しないと保険金が支払われないリスクがあることには注意が必要です。

まとめ:ペット保険の選び方について

今回の記事ではペット保険の選び方とトラブルにならないためのポイントを幅広く解説していきました。

主要なポイントをまとめると

  • 入院・通院・手術の3種類ある補償範囲を確認
  • 補償範囲だけではなく補償割合と免責が重要
  • ペットの種類、状態に合った保険選ぶ
  • 加入時の保険料だけではなく将来性も考慮しておく
  • 高齢時のトラブルリスクや精算方法などを確認する

このように、ペット保険の選び方は安さだけではなく、病気や怪我になった際の持ち出し費用や補償上限額、保険利用後のリスクなどをしっかり比較することが大切です。


ペット保険の商品によって変わるポイントは以下の通りです。
  • 補償範囲の選択可否(フルカバーのみ・入院・手術のみ選択可など)
  • 補償割合(50%・70%はマスト、その他の割合は対応可否が分かれる)
  • 免責の有無
  • 補償(支払)限度額の違い
  • 動物の種類(サイズ)に応じた基本料率の違い
  • 加入可能期間(終身タイプ・上限年齢設定タイプ)
  • 新規加入年齢の違い
  • 健康状態による審査有無および審査基準(審査項目)
  • 補償対象外になる条件
  • 精算方法
手術と長期入院による高額な治療に備えるのか、通院のみの投薬治療にも手厚い補償を求めるかなど、保険に加入する目的と必要な補償を事前に整理しておきましょう。

高齢になってから新規加入・他社への切り替えをする際は選択肢が限られてしまうため、早い段階でペットの生涯を見据えた保険計画を立てることが正しい選び方を実践するコツです。

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