【獣医師監修】犬のホットスポットとは?原因から症状、治療法を解説

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犬のホットスポットをご存知ですか?皮膚病の一種で、細菌感染等を原因として発症します。症状として脱毛やかさぶた、膿等がみられ、ステロイド等の内服薬の投与、塗り薬等で治療されます。この記事では犬のホットスポットについて、原因から症状、治療法まで解説します。

犬のホットスポット(急性湿性湿疹)とは?自然治癒する病気か

ホットスポットという病気をご存知ですか?犬を飼っている人なら名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。


梅雨時や夏の暑い時期にかかりやすい皮膚病で、急激に症状が悪化するので慌ててしまう飼い主さんも多いようです。


いざという時に冷静に対処できるように、今回「ほけんROOM」では

  • 原因や症状
  • 治療法や治療費・予防法
  • なりやすい犬種や年齢
  • いざという時のためにペット保険に入っておくと良い

以上の点について詳しく解説します。


この記事を読んでいただければ犬のホットスポットについて詳しく知ることができます。病気の予防にも役立ちますのでぜひ最後までご覧ください。

犬のホットスポットとは?原因や症状を詳しく解説!

暑くなっても毛皮を脱げない犬にとって、気温と湿度が高い日本の夏はかなり過酷だと言うことができます。汗で蒸れやすくなりどうしても皮膚炎が増えてしまいます。


そこでここでは夏に良く発症する皮膚炎の一つホットスポットについて

  • 病気の特徴
  • 原因は何か
  • どのような症状が出るのか

以上の点について解説します。暑い時期には特に慎重に愛犬を観察してあげてくださいね。

犬のホットスポットはどんな病気?皮膚炎の一種なのか

気温が高い時にかかりやすいホットスポットは急性湿性皮膚炎化膿性外傷性皮膚炎とも呼ばれています。珍しい病気ではないので犬を飼っている方なら一度くらいは耳にしたことがあるかもしれませんね。


急激に皮膚の一部に炎症が起きるのが特徴で、朝は何もなかったのに夕方には症状が現れていることもよくあります。驚いてしまうかもしれませんが、放っておくとさらに悪化してしまうこともあるのでなるべく早く病院へ連れて行きましょう。


夏は熱中症なども気になりますが、ホットスポットのような急性皮膚炎にも注意が必要です。

犬のホットスポットの原因は?細菌感染等の原因を解説!

ホットスポットの原因にはどのようなものがあるのでしょうか?夏に発症することが多いので暑さや湿度が関係しそうですね。


原因として考えられているものに以下のものがあります。

  • 細菌繁殖
  • アレルギー
  • かき傷
  • 慢性皮膚炎
  • ノミやダニ

暑さと蒸れで皮膚環境が悪くなっているところに上記のような刺激があると急激に症状が出てホットスポットになってしまいます。


特にブドウ球菌などの細菌の繁殖がよくみられます。アトピー性皮膚炎などのアレルギーの湿疹や物理的なかき傷があるところに細菌が繁殖してしまうのです。日頃から皮膚に傷があると発症しやすいので、暑い季節は特に気を付けましょう。

犬のホットスポットの症状は?脱毛やかさぶた等の症状を解説!

犬のポットスポットの症状を紹介します。このような症状が出たらホットスポットを疑いましょう。

  • 痛みや痒み
  • 出血
  • 体液が出る
  • 脱毛
  • ただれ・炎症

急激に痒みに襲われ、患部をかきむしる・舐める・噛むなどした結果、血や浸出液が出てしまうようです。


さらに症状が進むと患部に細菌が繁殖し炎症を起こし、ごっそりとその部分だけ脱毛することも良くあります。


ひどい時は数時間でこのような症状の悪化が見られるようです。痒みや痛みを伴うのでイライラして飼い主を攻撃することもあります。突然症状が現れ悪化してしまうので驚いてしまうこともあるかもしれませんが冷静に対応しましょう。


炎症部位がひろがったり、他のペットや人に感染したりすることは少ないので安心してくださいね。ただし、一度かかると再発する可能性が高いです。

犬のホットスポットの治療法や治療費用、予防法を紹介!

辛いかゆみや痛みを伴うホットスポット。毛も抜けてしまうので見ているだけで辛くなってしまいます。予防法があるならば知っておきたいですよね。そして、治療法治療費もあらかじめ知っておくと慌てずに済むでしょう。


そこでここでは

  • シャンプーなどの治療法・治療費
  • ホットスポットの予防法

以上の点について説明します。


日頃のケアで病気を予防できるのでぜひ実践してみてくださいね。

犬のホットスポットのシャンプー等の治療法、治療費を紹介!

犬のホットスポットの治療法や治療費を紹介します


治療法

軽度の場合は薬用シャンプーで患部を清潔に保ち、かゆみ止めや抗炎症作用のある塗り薬をつけます。


症状が進んでしまった場合は軽度の場合の治療に加えてステロイドの内服薬も処方されます。毛を刈ることもあります。


どちらの場合でも舐めたり噛んだりすることを防止するためにエリザベスカラーを装着します。このような治療を行えば数日で改善が見られます。


治療費

どのような検査・治療を行うかによってかなり差が出ますが、初診でアレルギー検査なども行うようであれば

  • 初診料
  • 診察料・処置費用
  • 検査料
  • 投薬費用
  • 薬用シャンプー代

などがかかり、合計で数万円かかることもあります。一般的に小型犬より大型犬の方が費用が高くなる傾向があります。


薬や薬用シャンプーだけでもそれぞれ1000円~数千円かかります。

犬のホットスポットの予防法は?皮膚や飼育環境を清潔に保とう

できればホットスポットにならないように予防したいものです。そのための方法を紹介します。

  • 定期的なシャンプー
  • 水に濡れたらしっかり乾かす
  • ノミやダニを駆除する
  • アレルギーに注意する
  • 皮膚炎はすぐに治療する
  • 被毛を適度にカットする
  • 丁寧にブラッシングをする

以上のような対策をするといいでしょう。どれも日頃からできることなので愛犬のために頑張りましょう。


また、アレルギーの検査を受けておくとアレルギーの原因を避けることでホットスポットを引き起こす皮膚炎を防ぐことができます。

ホットスポットになりやすい犬種や年齢、性別はある?

自分の愛犬がホットスポットになりやすいと知っていたら、予防やその後のケアに役立ちますね。そこでここではホットスポットになりやすい犬種や年齢、性別について紹介します


【犬種】

暑さによる蒸れが大きな影響を与えるので体を覆う毛が密集している犬種によくこの病気が見られます。具体的には

  • ゴールデンレトリバー
  • ラブラドルレトリバー
  • 柴犬
  • シベリアンハスキー

といった犬種です。これ以外にもダブルコートで特にアンダーコートが密に生えている犬種はホットスポットに罹患しやすいので注意が必要です。


【年齢・性別】

特に罹患しやすい年齢や性別はありません。ただし、アトピー性皮膚炎の犬はホットスポットを発症しやすいのでアトピー性皮膚炎を発症しやすい1~3歳くらいまでは日頃から皮膚の状態をよく観察すると良いでしょう。

もしもの時に備えてペット保険に加入しておくのがおすすめ!

ここまで梅雨時や気温が高い時期に注意したいホットスポットについて紹介してきました。予防法などもお伝えしてきましたが、どんなに気を付けていても病気になってしまうこともありますよね。そんな時は悪化させる前に病院にかかりましょう。


動物病院にかかる際に気になるのが治療費です。ペットには人間のような健康保険制度がないので支払いは100%自己負担となります。通院時の経済的な負担を軽減するためにペット保険に加入してはどうでしょうか?お金のことを気にせずに治療に専念できますよ。


最近ではペット保険も充実してきてお財布事情や欲しい保障に合わせてさまざまなプランが選べます。ほけんROOMではペット保険に関する記事が多くあるのでぜひ参考にしてくださいね。

まとめ:犬のホットスポットとは?

ここまで犬のホットスポットについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?


この記事のポイントは

  • ホットスポットの原因は蒸れによる細菌繁殖など
  • 症状は痒み・脱毛・ただれ・かさぶたなど
  • 治療法やシャンプーや塗薬・内服薬
  • 予防法は皮膚を清潔に保つ生活を心がけること
  • なりやすい犬種はアンダーコートが密に生えているゴールデンレトリバーなど
  • ペット保険に入っておくと経済的な負担を軽減できる

でした。


夏の病気というと熱中症などを思い浮かべる人が多いようですが、ホットスポットも要注意です。一度なってしまうと再発しやすいので日ごろから丁寧にケアをしてあげましょう。


他にもほけんROOMではペットやお金に関する記事を多数掲載していますのでぜひご覧くださいね。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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