手軽に飼えるペット!ハムスターの性格や特徴は?飼育のコツも紹介!のサムネイル画像

内容をまとめると

  • ハムスターの性格は種類によって異なる
  • 初心者には温厚な性格をしているゴールデン、ジャンガリアン、キンクマハムスターがおすすめ
  • ハムスターが加入できるペット保険もあるので、一度検討してみるのがおすすめ

手軽に飼えるペットとしてハムスターは非常に人気が高いです。みなさんも1度くらいは飼育を検討したことがあるのではないでしょうか。そこで今回はハムスターの性格や特徴を解説します。また、後半で紹介している飼育方法やかかりやすい病気もぜひ理解しておきましょう。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

手軽に飼えるペット!ハムスターの性格や特徴は?

ペットといえば犬や猫のイメージが強いですが、住宅の関係やお世話の大変さなどで飼えない場合も多いですよね。


それでもペットを飼いたい!という人に人気なのがハムスターです。その手軽さから、誰でも一度は飼育を検討したことがあるのではないでしょうか。


しかし、ひとえにハムスターと言っても実は種類が豊富で外見や性格も異なります。


では、どんなハムスターがペットに向いているのでしょうか。


今回MOFFMEでは、ハムスターの飼育を検討されている方のために

  • ハムスターの性格
  • ハムスターの購入方法
  • ハムスターの飼い方
  • ハムスターの寿命や病気
などについて解説していきたいと思います。

この記事を読めばハムスターの正しい飼い方がわかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

ハムスターの性格は種類によってバラバラ!おすすめの種類は?


ハムスターって実はとてもたくさんの種類がいるってご存知ですか?

  • ジャンガリアンハムスター
  • ゴールデンハムスター
  • ロボロフスキーハムスター
  • キャンベルハムスター
  • チャイニーズハムスター
  • クロハラハムスター

さらに、ハムスターの種類によってその性格もバラバラなのです。


では一体、どんな種類のハムスターを飼えば正解なのでしょうか。ハムスターの歴史や種類ごとのハムスターの特徴を見ていきましょう。


また、初心者にとって飼いやすいハムスターもご紹介します。

ハムスターの歴史

ハムスターがネズミ科から分種別したのは今から600万年も前だと言われています。

そしてハムスターが人間に飼われるようになったのは、イヌやネコなどのペットに比べると比較的最近です。

1930年頃に西アジアのシリア方面で、ゴールデンハムスターが捕らえられました。そのゴールデンハムスターの子孫たちが世界各国で実験用として飼育されるようになったのです。

やがて、そのハムスターの愛らしさに実験用ではなくペットとして飼う人たちが増えていったのです。

また、ジャンガリアンハムスターが日本に輸入されてきたのは1993年頃、昭和40年代とされており、ゴールデンハムスターとは違った魅力に人気者となりました。

野生のハムスターは今でもヨーロッパなどユーラシア大陸に広く分布していますが、野生種のゴールデンハムスターは絶滅寸前となっています。

ちなみに、日本語のハムスターとはキヌゲネズミのさまざまな種を指す言葉ですが、元々はゴールデンハムスターの俗名として一般的に広く使われるようになったようです。

各種類のハムスターの特徴

そんなハムスターも今ではとても多くの種類が飼育されるようになりました。それぞれ性格や特徴が違うので、紹介していきます。


ゴールデンハムスター

  • 体長 15cm
  • 体重 130g
  • 基本は白色と茶色
  • とても穏やかで懐きやすい
ゴールデンハムスターは初代ペットハムスターであり、ハムスターの代名詞とも言えます。

ゴールデンハムスターの中でも長毛や短毛、さらには豊富なカラーバリエーションがいるのも特徴です。

キンクマ

ゴールデンハムスターが品種改良された種で、全身がクリーム色でふわふわの柔らかい毛並みに女性の人気が高く、テディベアハムスターとも呼ばれています。

性格などはゴールデンハムスターと同じで、初心者にオススメの種類です。

ジャンガリアンハムスター

  • 体長 9cm
  • 体重 30g
  • 中には気の強い性格も
  • 憶病
  • 基本は背中が茶色で腹が白色
小型のハムスターで、飼いやすい種類です。

基本的には大人しい性格ですが、中には気が強い性格の子もいるので複数飼いには向きません。

ブルーサファイアジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターが品種改良された種で、基本種よりも色が薄く、青みがかった薄いグレーの毛並みをしています。

ロボロフスキーハムスター

  • 体長 7cm
  • 体重 25g
  • 憶病で慣れるのに時間がかかる場合も
  • 複数飼いも可能
ハムスターの中で最小種となり、その小さい体から人気のある一種です。

背中は薄い茶色で、目の上には白色の眉毛があるのが特徴です。

キャンベルハムスター

  • 体長 9cm
  • 体重 40g
  • 野生に近く、噛まれることも
キャンベルハムスターは野性味あふれる種で、なかなか人に懐きません。手を近づけると噛まれることもあり、初心者には向きません。

ハムスターの中でも初心者が飼いやすい種類は?

ハムスターを飼うのが初めての初心者におすすめなのは

  • ゴールデンハムスター
  • ジャンガリアンハムスター
この2種であると言えるでしょう。

どちらも人慣れしやすく、性格も基本的には穏やかです。さらにハムスターの性別でいうと、オスの方が一般的には人に懐きやすいと言われています。

メスの場合は妊娠期などになると性格が変わる場合があります。子供を守るために気が強くなったり、甘えん坊から急にクールに変わることも。

また、珍しい種類のハムスターの場合は気難しい性格をしている種類もいますので、まずは人慣れしやすい種類を選びましょう。

他にも、ジャンガリアンハムスターは比較的体格が大きいので病気になりにくいというメリットもあります。

ハムスターに慣れていないとわずかな病気の兆候などを見逃してしまう可能性もあるので、小さい体格の弱い子を飼うのはあまりおすすめできません。

ハムスターはオス・メスによって性格や行動に違いはある?

ハムスターにも当然オスメスはいますが、性別の違いによって性格や行動は違うのでしょうか。


一般的にハムスターのオスの性格は

  • 好奇心旺盛でやんちゃ
  • 縄張り意識が強い
  • 環境の変化やストレスに弱い
などがあげられます。

しかし、幼い時から面倒を見ている場合にはオスでも懐きやすく穏やかな性格になりますので、オスだからといって飼いにくいということはありません。

一方でハムスターのメスの性格はどうでしょうか。
  • 気が強い
  • 環境の変化やストレスに強い
ハムスター界ではオスよりもメスのほうが上の立場となり、子供を守るために気の強い性格になったと言われています。

また、オスと違って環境の変化やストレスに強いため、すでにペットを飼っている場合にも比較的慣れやすいとされています。

以上のように、一般的にオスメスそれぞれで特徴はありますが、必ずしもそうなるわけでもなく、小さい頃から大事に育ててあげれば優しくて可愛い子になってくれるはずです。

ハムスターのお迎え・購入方法は?


では次に、ハムスターを実際に家にお迎えするためにはどんな準備をしたらよいのでしょうか。


どんなペットショップに行けばいいのか、選び方などの詳しい購入方法などを紹介していきます。


ハムスターはとても繁殖能力が高く、どんなペットショップにも売られていますが、中には環境が悪かったり健康状態がよくない場合もあるので注意が必要です。


ハムスターはとても弱い生き物ですので、少しの病気も命取りとなってしまう場合もあります。


きちんと下調べをしてからペットショップなどに赴くようにしましょう。

ハムスターのお迎え・購入方法

ハムスターをお迎えする際には、まずケージを準備する必要があります。


ペットショップで同時に購入してもよいでしょう。


また、最近では回し車などが一体となったハムスター用の可愛いケージも販売されていて便利です。


拡張パーツなどもあるので、ハムスター初心者はまず手ごろなケージを準備すれば十分でしょう。


そして、ケージの次に必要なものが床材です。ハムスターのケージの床には牧草かチップなどを敷いてあげましょう。


そしてハムスターが隠れて休める巣箱も必要です。こちらは木製がおすすめです。


そしてエサ入れは掃除のしやすい陶器のものがいいでしょう。あまり高さがあると食べにくいので、低いものを選んでください。


水は給水ボトルで与えるのがいいでしょう。水入れを下に置くとまず間違いなくひっくり返してしまいますので注意しましょう。


トイレは覚える子と覚えない子がいるので必要に応じて用意しましょう。


また、ハムスターの歯はずっと伸び続けます。適度な長さを保つためにも、ハムスターがかじれるおもちゃを入れてあげましょう。

ハムスターの価格や選び方

ハムスターの価格はもちろん個体差がありますが、一般的に1,000~3,000円と安価で購入することができます。


しかし、珍しい色のハムスターを飼いたい場合には少しお値段は高くなります。それでも1万円を超すことはないようです。


また、ハムスターを選ぶ際には、お店の雰囲気や健康状態も重要なポイントです。


あまりに劣悪な環境で安売りなどされてる場合には、健康面に影響があるかもしれません。


性別の見分け方は簡単です。お腹側を見た時にお尻の方に睾丸が見えればオス、ふくらみがなければメスとなります。


ただ、あまりに小さい時はこの見分け方では難しいので、どちらかの性別を望む場合にはきちんと確認できる子を選びましょう。

ハムスターの飼い方のコツ、注意点、しつけ方を解説!

では次に、ハムスターの飼い方のコツや気をつけなければいけないポイントなどを見ていきましょう。


ハムスターを飼う際のコツとしては

  • 繁殖目的以外は基本的に1匹ずつひとつのケージで飼う
  • 適温は20~23度
  • 床材は常に乾燥状態を維持する
などがあげられます。

また、ハムスターにあげるエサは人工飼料を中心とし、稀に野菜や果物、ヒマワリの種などを与える程度でいいでしょう。

ハムスターはお腹が弱く下痢をしやすいのであまり変わったものは与えないようにしましょう。

また、飼い始めはどんなハムスターでも緊張しています。可愛いからとずっと触り続けたりせず、慣れるまでそっと見守りましょう。

最初から過剰なスキンシップを取り続けると懐くのも遅くなってしまいますし、ストレスで体調を崩す場合も考えられます。

トイレはしつけをしても覚える場合とそうでない場合があります。基本的におしっこは同じ場所ですることが多いので、用意してあげてもいいでしょう。

ハムスターの寿命やかかりやすい病気は?ペット保険に加入しよう


体の小さいハムスターですが、ペットとして飼う場合に気になるのがどのくらい一緒にいられるのかですよね。ハムスターの寿命とは一体どのくらいなのでしょうか。


また、ハムスターを飼う際に注意すべき病気やかかいやすい病気などはあるのでしょうか。


小さい命だからこそ病気やけがなどせず元気に暮らしてほしいですよね。


事前に病気の症状などをチェックし、少しでも異常がある場合にはすぐに獣医さんに診てもらい、少しでも長く生きてもらえるよう気をつけてあげましょう。

ハムスターの平均寿命は1~2年

一般的に、ハムスターの平均寿命は1~2年と言われています。とても短いですよね。


もちろん、個体差や種類によって差はあります。ロボロフスキーハムスターなど小型のハムスターは1年を過ぎると寿命になる個体も出てきます。


ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスター、ドワーフハムスターなど少し大きいハムスターは3年ほどが寿命と言われています。


また、かなり大型なクロハラハムスターの寿命はなんと8年!かなり長寿なハムスターです。最長では10年生きたこともあるようです。


ハムスターは人間の30倍もの速さで成長していきます。2か月で繁殖ができるようになり、3歳になると人間の90歳近い歳になってしまうようです。


ちなみに、ハムスターの長寿ギネスは4年半です。これは人間でいうと135歳ほどでしょうか。


この他にも5年生きたという話もあるので、お世話や環境次第では平均寿命を大幅に超えることも可能なようです。

ハムスターがかかりやすい病気とその症状

ハムスターを飼う上で重要なことが、病気に対する知識や備えです。ここでは、ハムスターがかかりやすい病気や診断ポイントを紹介します。


真菌性皮膚炎

ケージ内の湿度が上がることにより、皮膚にカビが発生してしまう皮膚病です。毛が抜けたり、白いフケが出て痒がるなどの症状が出てきます。軽度であればケージ内の風通しをよくするなど環境を改善することで完治します。

アレルギー性皮膚炎

ハムスターにもアレルギーはあります。床材が合わなかったり、食べものでもアレルギー反応が出る場合があるのです。

皮膚が赤くなったり、毛が抜ける、くしゃみをするなどの症状がある場合は、原因を特定して与えないように注意しましょう。

不正咬合(ふせいけいごう)
上と下の顎の咬み合わせが悪くなり、餌を食べれなくなることがあります。原因としては前歯の伸びすぎ、もしくはケージなど硬いものを噛むことによって歪むなどが考えられます。

外耳炎・中耳炎
耳に溜まった汚れから細菌が繁殖することによって、耳の内側から膿が出てきます。耳をかゆがっているのを見たら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。

また、予防としては常にケージの清潔を保ち、風通しの良い状態を維持しておくことが重要です。

ハムスターでも入れるペット保険

最近ますますペットとして人気の高まっているハムスターですが、上記で説明した通り病気になるリスクももちろんあります。


ハムスターは診てもらえる病院が限られる上、病気と診断されたら一回の診療でも高額な医療費がかかってしまうケースもあります。


大事な家族だからこそ、万が一の事を考えてペット保険へ加入する人も増えています。最近では保険に加入できるペット層も増えているので安心です。


ハムスターの寿命はほんの数年ですが、だからこそケガや病気に負けて欲しくないですよね。


もしもペット保険の補償内容や加入条件などでお悩みの場合は、無料で保険のプロに相談できるサービスもあるので活用してみるといいでしょう。


ペットを飼うというのは、ペットの一生を預かるということですので、万が一のときの備えも万全にしておきましょう。

ハムスターのペット保険はこちら

ハムスターの性格や特徴のまとめ

ハムスターを実際に飼う際に注意すべきポイントや飼い方のコツを解説して参りましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • ハムスター初心者にはゴールデンハムスターがおすすめ
  • ハムスターをお迎えするにはケージなどをきちんと準備する
  • ハムスターを飼うときはケージ内は常に風通しをよくする
  • ハムスターの平均寿命は1~2年
  • ハムスターの病気を予防するにはきちんとした環境で飼うことが重要
ハムスターの寿命はとても短く、平均寿命は1~2年といわれていますが、それでも5年生きたというハムスターもいます。

生きる環境やストレスの有無などでも寿命は変わってきます。

大切なペットと少しでも長く一緒に過ごしたいと願うなら、きちんとハムスターについて調べ、適切な環境を用意しましょう。

また、ハムスターは小さくて弱い生き物であり病気やけがをするリスクもついてきます。

万が一の病気やケガに備えてペット保険へ加入することで、いざというときの強い味方にもなってくれるはずです。

MOFFMEでは、この他にも様々なペットや保険に関する役立つ記事を多数公開しておりますので是非ご覧ください。