【獣医師監修】マンチカンの平均寿命は?かかりやすい病気や長生きのコツを解説!

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マンチカンは比較的新しく確立された品種の猫で、寿命は11.2歳です。マンチカンには足長タイプと短足タイプの2タイプがあり、寿命にも関係してきます。マンチカンがかかりやすい病気や治療法、長生きするためのコツや飼育法について詳しく解説します。

マンチカンの平均寿命は?

足の短さが特徴的なマンチカンですが、マンチカンがどのくらいの寿命なのかご存知でしょうか。


寿命には遺伝的な問題が大きく関係していますが、環境や飼育方法によっても変わってきます。


今回「MOFFME」では

  • マンチカンの寿命
  • かかりやすい病気と治療方法
  • 寿命を伸ばすコツ
  • マンチカンのペット保険

について解説します。


この記事を読めば、マンチカンの寿命を伸ばすためにはどうすればよいのかわかります。


ぜひ、最後までご覧ください。


MOFFMEではペット保険のランキングについても紹介しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

マンチカンの平均寿命は10〜13歳!!


マンチカンの寿命は猫全体の平均寿命と比べてどのくらい違うのかご存知でしょうか。


寿命は伸ばすことができます。


そのためには、飼い主がマンチカンの特徴や性格を把握していることがとても重要なことになります。


ここでは

  • マンチカンの平均寿命
  • 人間に換算すると何歳なのか
  • シニア期はいつからなのか
  • 同じ品種で寿命の差があるのはなぜか
  • スコティッシュフォールドとの違い

について解説します。

マンチカンの平均寿命は10〜13歳です

マンチカンの平均寿命は11.2歳です。


猫全体の平均寿命は15歳といわれているので、猫全体の平均寿命と比べると短命であるといえます。


ただし、平均寿命だけみると短めですが、個体によっては15歳でも元気に生活しているマンチカンもいます。


遺伝的な問題が大きい品種ですが、日常生活に気をつけてあげることで十分寿命を伸ばすことができます。

マンチカンの年齢を人間に換算すると?

マンチカンは人間よりも何倍ものスピードで年をとります。


飼い主にとってはいつまでも子供のイメージが強いですが、いつの間にか飼い主の年齢も追い越してしまいます。


以下がマンチカンの0歳~10歳までの人間の年齢換算表です。

猫の年齢人間の年齢
2週間1ヶ月
1ヶ月1歳
2ヶ月3歳
3ヶ月5歳
6ヶ月9歳
9ヶ月13歳
1歳17歳
1歳半20歳
2歳23歳
3歳28歳
4歳32歳
5歳36歳
6歳40歳
7歳44歳
8歳48歳
9歳52歳
10歳56歳

参考にしてみてください。

  • 1歳までを子猫
  • 1歳~7歳までを成猫
  • 7歳からを高齢
としている場合が多いです。

3歳以降は人間が1歳年をとる間にマンチカンは4歳ずつ年をとっていきます。


あっという間にシニアとなってしまいます。

マンチカンのシニア期・高齢期はいつから?

マンチカンのシニア期は7歳からです。


シニア期の管理

  • 食事管理
  • 運動管理
  • 環境管理
食事管理

シニア期になると歯周病にかかりやすく、ドライフードが食べづらくなることがあります。

食事量が落ちてきたときは
  • ドライフードをぬるま湯やスープでふやかす
  • ウェットフードにする
など工夫をし、しっかりと栄養がとれるようにしてあげてください。

運動管理

無理に運動させるのはストレスになります。

体調の良いときに誘ってみて、遊びたそうにしていたら無理の無い範囲で遊ばせて、運動させてあげましょう。

それでも難しい場合は日光浴だけでも問題ありません。

環境管理
  • 床を滑らないように工夫する
  • 段差をフラットにする
  • 室温の管理をする
シニアになると自分の体を支えて歩くだけでも本人にとっては大変になってきます。

ちょっとした段差でもつまずいてしまう可能性がありますので、出来る限り段差はフラットにして、床で滑って怪我をしないように滑り止めを敷くなど、工夫をしてあげてください。

また、シニア期は特に体温調節が苦手になります。夏は冷房を、冬は暖房をつけるなどして室温調整をしてあげましょう。

特に季節の変わり目など、急激な気温変化に対応できないので体調管理などに注意してあげてください。

マンチカンの寿命が短命なのはどうしてなのか?

猫全体の寿命に比べて、マンチカンの寿命が短い理由は、若いうちに亡くなる個体が多いためです。
 


それは、マンチカンを誕生させるために人間によって手を加えられたためです。


マンチカンの足の短さは突然変異の個体を交配させることで作られました。


足の短い個体同士で交配することで、足の短い猫が生まれる確率は高くなりますが、デメリットがあります。


短足同士をかけあわせると、死産や奇形を持ってうまれるため、出生後すぐに死んでしまうことがあり、さらに成猫になって突然死することもあります。


そのため現在は短足同士の交配はタブーとなっています。しかし短足×長足で生まれた短足でも一部奇形が出たり突然死したりすることもあるので、比較的平均寿命が短くなっているようです。

マンチカンとスコティッシュフォールドの違いは?

マンチカンとスコティッシュフォールドの違いはご存知でしょうか。


まず寿命としては

  • マンチカン:11.2歳
  • スコティッシュフォールド:13.4歳
スコティッシュフォールドのほうが若干平均寿命が長いです。

見た目の違いはマンチカンが短足スコティッシュフォールドが折れ耳といった違いがあります。

その点が一番わかりやすい点かと思います。

どちらの特徴も突然変異で出来上がったものなので、寿命の短さに関係しています。

性格としては、マンチカンは活発で遊び好きスコティッシュフォールドはおっとりマイペースなので、遊んであげる時間を多く作れるのであればマンチカンがおすすめです。

マンチカンとスコティッシュフォールドのミックス

マンチカンとスコティッシュフォールドとの交配で誕生した、スコマンチという猫はご存知でしょうか。

マンチカンの短足とスコティッシュフォールドの折れ耳を持った猫です。

見た目はとても可愛いですが、実は血統猫として認められていない種類なのです。

マンチカンとスコティッシュフォールドの短足と折れ耳は奇形です。

奇形同士の繁殖は奇形や遺伝子疾患をもった個体の誕生の可能性が高いため、タブーとされていて、
  • マンチカン:短足同士がタブーで、短足×長足やマンチカン×純血種を除く雑種猫との交配
  • スコティッシュフォールド:垂れ耳同士がタブーで、アメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘアとの異種交配
が推奨されています。

スコマンチはペットショップで販売されることもあり、見た目はとても可愛らしいのですが、飼育する場合は奇形や遺伝子疾患の可能性が高いことを理解してから飼育しましょう。

マンチカンがかかりやすい病気やその治療・治療費は?


病気は早期発見・早期治療をおこなうことにより、救える命が多いです。


早期発見・早期治療のためには飼い主による毎日の健康チェックと獣医師による定期的な健康診断が重要なものとなります。


獣医師と協力してできるだけ早くペットの苦痛を和らげてあげましょう。


ここでは

  • マンチカンがかかりやすい病気
  • どのような原因なのか
  • どういった症状なのか
  • どのような治療方法なのか
  • 治療費はどのくらいかかるのか

について解説します。

病名と治療法①:椎間板ヘルニア

椎間板が変性し、突出してしまうことよって神経の束である脊髄が圧迫されてしまう病気です


原因

  • 激しい運動
  • 事故
  • 肥満
  • 加齢
  • 遺伝的なもの


症状

  • 動きたがらない
  • 背中を触ると痛がる
  • 不自然な歩き方をする
  • 四肢に麻痺がある
  • 立ち上がるのに時間がかかる
  • 排泄の失敗が増えた

また、「尿失禁」も起こします。自分の意志とは関係なく尿が漏れ出てしまいます。


早めに獣医師に見てもらうことをおすすめします。


治療方法

  • 炎症を抑える薬を投与する
  • 手術をおこなう

根本的に治すためには手術が必要となります。


日常生活では運動は控えて、安静に生活することが必要です。


肥満が原因の場合は体重管理が必要になるため、食事と運動の指導が必要になります。


症状の軽減や再発防止のために必要なことなので、指示に従い改善しましょう。


治療費

  • 投薬:月1万~2万円ほどです。
  • 手術:30万~40万円ほどです。

病名と治療法②:毛球症

毛づくろいをしたときに自分の体毛を飲み込んでしまい、飲み込んだ毛が胃や腸などの消化管内に溜まることで発症する病気です。


体内に取り込まれた体毛は消化されないので、通常は便に混じってそのまま排出されますが、うまく排出できず体内で塊になると、その塊を吐き出すようになります。


原因

  • 毛づくろい

グルーミングには毛並みを整えたり皮膚や被毛を清潔に保ったりする働きがあります。そして抜け毛が多い時期や、皮膚に異常が発生したりストレスを感じたりしたときにグルーミングの頻度が増えた場合に毛球症を起こしやすくなります。


毎日ブラッシングをしてあげるだけでも、飲み込む毛の量は減ります。


毎日のブラッシングはスキンシップや健康チェックにもなりますので、ぜひ日課にしてあげてください。


症状

  • 食欲が無い
  • 便秘
  • 下痢
  • 吐きたそうにしているがなにも出ない
  • 嘔吐
  • お腹を触ると嫌がる
初期症状としては、食欲がないまたは食べても吐いてしまう症状です。

塊が大きくなると吐けないので、吐きたそうにしても何もでない状態になります。

治療方法
  • サプリメントを与える
  • 内視鏡で取り除く
軽度の場合は毛球を便と一緒に排泄させる効果のあるサプリメントを使用します。

また内視鏡を使って除去することもあります。

治療費
  • 内科的治療:3千~5千円ほどです。
  • 手術:10万~20万円ほどです。

マンチカンが長生きする4つのコツ・飼育法を解説!

マンチカンが長生きするためには日常生活で飼い主が気をつけなければならないことがたくさんあります。


ここでは

  • 食事管理
  • 飼育環境
  • 避妊や去勢について
  • 定期健診の重要性

について解説します。

長生きのコツ①:低カロリーの食事にする

猫の必要カロリーは体重や飼育環境(完全室内飼いかどうか、運動量が多いかどうかなど)によって変わります。


もちろん子猫と比べて必要なカロリー量は少なくなりますが、成猫の食事管理で大切なことは、

  • 主食は総合栄養食にする
  • 年齢に合った食事を与える(そうすればカロリーや栄養素のコントロールも自動的にできます)
  • 食事量をきちんと守る
  • 塩分が多いものは与えない

などです。


また、肥満猫の場合はダイエットフードへの変更に加え、おやつを控える、または低カロリーのものに変えるといったことが必要です。

長生きのコツ②:室内飼いにする

室内だけだとストレスが溜まる、外に出たそうにしていると感じている飼い主も多いと思います。


確かに1度外出させてしまうとしつこく外出をねだる猫も多いでしょう。


しかし、完全室内飼いにはメリットがあります。


完全室内飼いと外に出している猫の寿命を比べてみましょう。

  • 完全室内飼い:平均寿命約16歳
  • 外出させる:平均寿命約13歳
これほどの差があります。

外に出している猫の平均寿命が短い原因としては、
  • 事故に遭う
  • 自宅に戻れず迷子になる
  • 病気をもらってくる
  • 喧嘩をする
室内飼いの場合は、事故や迷子の心配はありませんが、外に出ている猫にはつきものです。

事故で若くして亡くなる猫も多いです。

また、野良猫は予防接種をしていません。

そのため他の猫との接触で病気をもらってくる可能性もあります。

飼い猫に長生きをしてもらうためには完全に室内飼育をすることが非常に大事です。完全室内飼育の場合は、自宅の中で遊んであげるなどして、ストレスを解消してあげましょう。

長生きのコツ③:避妊・去勢手術をする

動物を飼育する上で一番悩むことではないでしょうか。


避妊手術・去勢手術のメリットやデメリットは以下になります。 


メリット 

  • 病気の予防 
  • 発情期特有の泣き声の防止 
  • マーキングの防止 

メスの場合は発情前に避妊手術をすることで、乳腺腫瘍を予防することができます。


また、子宮と卵巣を摘出するため、子宮蓄膿症など子宮や卵巣の病気を予防することもできます。オスの場合は会陰ヘルニアや前立腺肥大、精巣腫瘍などの病気を予防することができます。


デメリット

  • 子供が産めなくなる 
  • 太りやすくなる 

子供は特に考えてない場合は、早い時期での手術がおすすめです。 


発情は平均的に7ヶ月頃から始まるので、その前に手術を済ませましょう。 


手術後はホルモンの影響で太りやすくなります。 


しっかりとした食事管理と運動管理で肥満を防止しましょう。


手術費用 

  • オス:2万~3万円程 
  • メス:3万~4万円程 

メス猫は開腹手術となり、入院が必要なため、オスよりも費用が高いです。

長生きのコツ④:定期検診を受ける

マンチカンは遺伝子疾患があるために寿命の短い品種です。


長生きのためには病気の早期発見・早期治療が非常に大切です。


しかし猫は病気を隠す習性があるため、病気の早期発見のためには毎日の健康チェックだけでなく定期的に健康診断をすることをおすすめします。


早い段階で見つけるために、病院での定期的な検診は非常に大事なものとなります。

マンチカンのペット保険とは?保険料や補償内容、特約も解説!

マンチカンのペット保険に関して、プランや保険料などは把握できていますでしょうか。


まずペット保険にも審査があります。


ペット保険の審査は基本的には申し込み時に飼い主が記入したことから審査されます。


既往症や現在通院中であっても条件付きで加入できる場合がありますので、申告時は偽りない事実を記入してください。


偽りの記載が合った場合は、告知義務違反となり、強制的に契約解除となります。


もちろん今までの保険料の返金もないので無駄になってしまいます。


そのようなことがないよう、申告時は注意が必要です。


ペット保険のプラン

  • 通院・入院・手術をトータルで補償
  • 通院のみを補償
  • 手術のみを補償

補償割合も90%70%50%で選択できるようになっている保険会社が多いです。


出しているプランや、保険料も保険会社によって違いますので確認が必要です。


家庭の負担にならないように加入することも可能なので、ペット保険について検討してみてください。


マンチカンのペット保険


犬は大きさごとに料金が変わってきますが、猫は統一されている保険会社が多いです。


もちろん保険会社によっても違いますので確認が必要です。


ある大手保険会社のマンチカンの0歳~10歳までの年間保険料は以下になります。

年齢年間保険料
0歳34,780円
1歳33,010円
2歳31,380円
3歳33,660円
4歳36,800円
5歳40,070円
6歳43,350円
7歳47,960円
8歳56,000円
9歳64,290円
10歳72,910円

参考にしてみてください。


特約について

主となる保険内容に、有料または無料で付帯することによって保険内容をより充実させることができます。


例といては、ペットが亡くなった場合にかかる葬儀費用をカバーする火葬費用特約や、補償期間中に無事故だった場合の無事故特約などがあります。


特に入っておくと安心なのが、賠償責任特約です。


賠償責任特約とは?


管理下にあるペットが他人やペットまたは他人の物を破損させた場合にかかる費用を保険金でカバーすることができます。


マンチカンは好奇心旺盛でやんちゃな性格の品種です。


他人の物をいたずらしてしまうこともあります。


万が一のために加入しておくと安心です。

まとめ:マンチカンの平均寿命や長生きさせるコツについて

ここまでマンチカンの寿命を伸ばすために必要なことについて解説してきましたが、いかがでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • マンチカンの平均寿命は10歳~13歳
  • 病気は早期発見・早期治療
  • 万が一のためにペット保険を検討
でした。

毎日の健康チェックや定期的な健康診断は短命のマンチカンにとって非常に大事なことなのです。

飼い主は理解して向き合ってあげてください。

MOFFMEではペット保険に関する記事を多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「MOFFME」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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