
更新日:2022/04/19
ペット保険のデメリットは?損?加入のメリットや注意点も解説!

近年ではペット保険の加入率が高まってきています。加入前にメリット・デメリットを知ることが必要性を考える上で重要です。楽天やFPC、アクサダイレクト、アニコム、PS、SBIなどのペット保険を例に、ペット保険のメリット・デメリットや加入時の注意点を解説します。
内容をまとめると
- ペット保険には補償対象外の病気がある、全額補償というわけではないといったデメリットがある
- ただしペットの治療費は高額になることもあるのでペット保険は必要
- 加入を考えている方はLINEでチャット相談してみよう!
ペット保険に加入するデメリットは?ペット保険は本当に必要か
ペットの医療費は人間の医療費よりも高額になることがあるため、ペット保険に加入していた場合とペット保険に加入していなかった場合では、医療費の負担が大きく変わってきます。
しかし、ペット保険のデメリットや、本当に自分は得をするのかといったことが分からず、加入すべきかどうか判断できないという方もいるのではないでしょうか。
ペット保険には残念ながら、メリットもありますがデメリットも存在するのです。
そこで今回の記事では、ペット保険について
- 必要性
- デメリット
- メリット
- 注意点
- 会社ごとの口コミ
- 選び方
について紹介します。
この記事を読んでいただければ、ペット保険に加入するべきかどうか考えている方やどんなデメリットがあるのか知りたい方の参考になります。
ぜひ最後までご覧ください。
メリットだけではない!ペット保険の加入にはデメリットも
病気や手術が必要になった際には医療費の負担が減り、とても助かるペット保険ですが、メリットだけではありません。
ペット保険のデメリットには、
- 補償してくれない病気や治療がある
- 年齢が上がるにつれて保険料が高くなる
- 保険料は掛け捨てのため無駄になる可能性もある
- 補償限度額・回数がある
- 更新を拒否される可能性がある
といったデメリットが存在します。
以下で詳しく解説します。
デメリット①ペット保険には補償対象外の病気・治療がある
ペット保険には対象外になる病気があることがのデメリットの1つとなるでしょう。
ペット保険で補償の対象外になってしまうものはいくつかありますが、どの病気や処置が対象外になるかはペット保険によって様々です。
いくつか例を紹介します。
Ra社
- 予防に関する費用(予防のためのワクチン接種)
- 傷病にあたらないもの(去勢、歯石取り、チェリーアイ、不正咬合等)
- 検査・代替え医療
- 健康食品・医薬部外品等
- 治療費以外の費用(トリミングやホテル等)
- 先天性異常等
- ワクチン接種で予防できる病気
- 自然災害によるもの
Fp社
- 既往症・先天性異常
- 予防接種により予防できる病気等
- 傷病にあたらないもの
- 予防に関する費用(ワクチン接種等)
- 代替医療や検査(ハーブ療法、酵素療法等)
- 診療以外の費用(ホテルやシャンプー、カウンセリング)
- 健康食品・医薬部外品等(サプリメントやビタミン等の健康食)
デメリット②年齢が上がるにつれて保険料が高額になる
ペット保険の2つ目のデメリットは、犬の年齢が上がるにつれて保険料も上がることです。
小型犬や大型犬、犬か猫かによっても変わってくるので、それぞれの年齢によって月々の保険料がどれくらい変わるのか紹介します。
小型犬
- 2~3歳:620~2,150円
- 10歳以上:1,710~4,970円
中型犬
- 2~3歳:740~2,610円
- 10歳以上:1,920~6,010円
大型犬
- 2~3歳:880~3,040円
- 10歳以上:2,330~6,020円
猫
- 2~3歳:520~1,890円
- 10歳以上:920~2,970円
ペット保険にはいくつかプランがありますが、安いプランだと2~3歳の場合小型犬で月々1,000円以下となっています。
しかし、一番安いプランでも10歳を超えると、小型犬でも月々2,000円近い金額になり、一番高いプランであれば、月々約5,000円となります。
選ぶプランにもよりますが、高齢になると保険料が高くなってしまうのは、ペット保険のデメリットと言えるでしょう。
デメリット③掛け捨てなので保険料が無駄になる可能性がある
ペット保険に加入していると、病気になってしまった時の医療費の負担を下げることができます。
しかし、デメリットとなるのは保険に加入したのに全く病気をしなかった場合、払ってきた保険料は無駄になることです。
病気になった際の手術費用などは、病気によっても大きく変わります。
長い闘病や高額な医療費が必要な病気になった場合は、ペット保険に入っていることでかなり負担を減らすことができます。
飼い主にもペットにも嬉しいことですが、一生のうち一度も病気にならなかったり、軽い医療費が高くない病気にしかならないこともあります。
そうなると、これまでの保険料を捨ててしまうようなものなので、ペット保険に加入するべきかしっかりと考える必要があります。
デメリット④補償限度額・回数がある
ペット保険の中には、通院1回、入院1日、手術1回につき保証限度額が設定されていたり、1年間で補償される限度回数が設定されているものが多くあります。
例えば、年間の保証限度額が100万円であっても、手術1回の補償額が20万円となっている場合、1回で40万円の手術をすると差額の20万円は全額自己負担になってしまいます。
また、通院の年間の限度日数が15日の場合、月に2回、年間24回通院している場合は限度日数からはみ出してしまった9日分の医療費は自己負担になってしまいます。
そのため、ご自身のペットが高額な手術をする場合や、皮膚炎などの長期で治療が必要な疾病になってしまった場合は、自己負担額が多くなってしまう事もあるので、保証限度額や回数に注意してペット保険を選ぶ必要があります。
デメリット⑤更新を拒否される可能性がある
ペット保険のデメリットとして、次年度の更新を拒否される可能性もあります。
多くのペット保険は1年で更新時期を迎えます。
その1年間の間に
- 慢性疾患が発病してしまった
- 大きな病気やケガをして、長期の通院が必要になってしまった
- 年間限度額を使い切ってしまった
- 現在治療中の病気がある
このようなケースで、次年度の更新を拒否されてしまう可能性もあります。
ペット保険は基本的に掛け捨ての保険になっていますので、更新できなかった場合は今までの保険料は返ってきませんし、更新できなかった次の年からは、他のペット保険に加入できない限りは全額自己負担になってしまいます。
このようなデメリットをきちんと認識して、ペット保険に加入するのが重要です。

入っておくと安心!ペット保険に加入するメリットは?
加入するデメリットがいくつかあり、病気になるかどうかなんて分からないのに、ペット保険に入るメリットはあるのでしょうか?
もちろんペット保険にはメリットもあります。
- 高額な治療費を気にせず十分な治療を受けやすくなる
- ケガ・病気の早期治療・早期回復につながる
- 特約をつければ賠償責任を補償してくれる
確かに、全く病気をしなかった場合、保険料は無駄になってしまいますが、とても高額な治療費が必要な病気になってしまった場合はどうでしょう。
治療費を払えないせいで、適切な治療を受けさせられなかったなんてことになれば、ペットも病気で苦しい思いをしてしまいますし、後悔をしてしまうかもしれません。
そうなってしまった時に、ペットと飼い主を助けてくれるのがペット保険なのです。
メリット①高額な治療費を気にせず十分な治療を受けやすくなる
病気をしなかった場合払ってきた保険料が無駄になってしまう事はペット保険のデメリットです。
しかし、実際病気になってしまった場合、犬や猫の医療費はどれくらいの金額になるのでしょうか?
実際に病気にかかった費用をみてみると
- 骨折・・・477,000円
- 外耳炎・・・363,000円
- 異物誤飲・・・277,000円
- 膀胱炎・・・274,000円
- 胃腸炎・・・184,000円
健康な若い犬でも子犬や骨格の細い犬だと遊んでいる時に何かにぶつかったり、高いところから落ちて骨折をしてしまうというのは多く見られます。
骨折だけでも50万円近い治療費がかかってしまいます。
その他の病気も、いつそのような事態になってしまうか分からないので、いざという時に医療費の準備が出来ていなければ適切な治療を受けることができなくなります。
メリット②ケガ・病気の早期治療・早期回復につながる
飼っている犬や猫の調子が悪かったり、異変を感じた時は病院に連れていきますが、ペット保険に加入していなかった場合、医療費を払う余裕が無かったら、治療が先延ばしになってしまうかもしれません。
そうなる可能性があるのがペット保険に加入していないデメリットと言えるでしょう。
ペット保険に加入していれば、もし高額な医療費が必要になったとしても、全額を負担する必要はないので、安心してすぐに治療の決断をすることができます。
ペット保険に加入している事で、病気の早期治療や早期回復につながります。
メリット③特約をつければ賠償責任を補償してくれる
ペット保険にはオプションなどで賠償責任特約を付けられる場合があります。
賠償責任特約をつけていると、自分のペットが病気をした時だけでなく、ペットが他人に怪我をさせてしまった時や、他人の所有物を誤って壊してしまった場合の損害賠償金を決められた金額まで補償してくれるというものです。
ペット保険の会社によっても補償される金額は変わりますが、例えば楽天ペット保険では500万円まで補償してくれます。
他にも、各種様々な特約を持つペット保険があります。ぜひ一度資料請求をしてみてください。
ペット保険の口コミとは?リアルな評判を紹介!
これまでペット保険のデメリットやメリットをご紹介してきました。
とはいえ、ペット保険は保険会社も商品も多くありますし、本当に加入したほうがいいのか、実際に利用している人の感想も気になりますよね。
この項目では
- 良い口コミ
- 悪い口コミ
良い口コミを紹介!
実際にペット保険のリアルな評判や口コミを見ていくと
- いざというときのための安心材料
- 突然の病気やケガに役立った
- 金銭面での心配が減るので、さらにいい治療ができた
- 高額な手術で焦ったが、補償されて助かった
- 補償内容がしっかりしていて、割引もあるので入っている
- 窓口精算は請求がややこしくないので安心
- 保険料のわりに補償内容がしっかりしていて役立つ

40代女性
もしものときに安心です

50代男性
突然の手術も安心して行えました
悪い口コミを紹介!
では、反対にペット保険の悪い口コミにはどのようなものがあるでしょうか。
実際に口コミを見ていくと
- 振込までに時間がかかりすぎる
- 理由をつけて更新を拒否された
- 補償外の病気が多い
- 直接請求がわかりにくいし、手続きに時間がかかる
- とくに大きな病気やケガをすることがなかったので、損した気分になる
- ペットが高齢になったら信じられないぐらい保険料が上がった
- そもそも審査に通らなくて加入すらできない

40代女性
対応が雑

50代男性
高齢になったら一気に保険料が上がる

必見!ペット保険に加入する際の注意点や選び方を紹介!
ペット保険は加入するのにいくつか注意点があります。
ペット保険に加入することを決めても、すぐに誰でも加入できるというわけではありません。
ペット保険に加入する際の注意点は、
- 告知義務
- 待機期間
- 更新可能期間
についてしっかりと知っておくことです。
いざ加入しても、治療費が保障されなかったということもあるので、これらのことをしっかりと事前に知っておきましょう。
注意点①ペット保険加入ときに告知義務がある
ペット保険に加入するときには、これまでに罹ったことのある病気や怪我のこと、ペットの現在の健康状態のことを、正確に告知しなくてはなりません。
すでに病気にかかっていたり、頻繁に病気をする可能性が高い場合には、保険加入者の平等を保つ為に保険の加入が断られてしまう事があります。
それは、ペット保険が人間の保険と同じように、加入者の払っている保険料で、補償するお金をまかなっているからです。
そのため、病気をしやすいペットばかり得をする状態にならない為に、公平を保つ為に告知義務が定められているのです。
告知義務の詳しい内容については、以下の記事で解説しています。気になる方は参考にしてください。

注意点②ペット保険加入後に待機期間がある
ペット保険には加入してすぐには補償金が支払われない待期期間があります。
ペット保険の加入条件は、ペットが健康であることが第一となっているので、ペット保険に加入してすぐにかかった病気は、保険加入前にすでに患っていた可能性もある為、待機期間を設けています。
待期期間の長さは保険会社によって様々ですが、病気に関しては保険期間の初日から30日間、ガンに関しては120日間等、病気よっても期間が異なります。
ペット保険に加入しても、加入してすぐの病気は補償を受けられない可能性があることを知っておきましょう。
待機期間については以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は参考にしてください。

注意点③更新ができる期間が決まっている
ペット保険の多くは基本的に1年間で更新となります。
その更新時期ですが、多くは満了日の3〜2ヶ月前に保険会社から更新の案内が届きます。
加入中に大きな病気も無い場合はそのまま更新されることがほとんどですが、慢性疾患にかかってしまったり、治療中の病気が合ったりする場合は、このタイミングで審査されることが多いです。
また、特約などを新たに盛り込みたい場合は更新時期に連絡するようにしましょう。
乗り換えなどで解約を希望する場合は、契約満了日の一ヶ月前までに保険会社にその旨を伝えるようにしましょう。
更新のタイミングで特に連絡をしない場合、そのままの内容で更新すると保険会社に判断されてしまいますので、なにか変更を希望する場合は更新のタイミングで保険会社に連絡するようにしましょう。
補足:ペット保険の選び方を紹介!
ペット保険は保険会社も商品も多くあり、選び方がわからないという方も多いと思います。
ペット保険選びで大切なのは、保険料と補償内容のバランスがとれ、自身のペットがかかりやすい疾病が補償されるかが大切なポイントになってきます。
ペット保険は高額な保険料を支払えば、補償も手厚くなってきます。
ですが、家計の負担を軽減するためのペット保険が、高額な保険料の支払いのために常に家計を圧迫していては意味がありません。
また、小型犬ならパテラ、胴長の種ならヘルニアなど、犬種や猫種によってかかりやすい病気があります。
そのような遺伝的にかかりやすい疾病が補償外の場合、もちろん発症しても補償はされません。
保険料を払っているのにいざ必要なときに補償されなければペット保険の意味がありませんので、ご自身のペットがかかりやすい疾病が補償されるかどうかは、とても重要なポイントになってきます。

万が一のために!ペット保険は本当に必要か
そもそもペット保険は必要なのか。皆さんも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
ペット保険のメリット・デメリットをご紹介しましたが、確かにペットが病気や怪我などをしなければ、ペット保険を利用する機会も無く、損をした、と感じてしまうかもしれません。
しかし、ペットは意外な行動を起こし怪我をしてしまったり、病気になることだってあります。手術が必要な場合、30万円以上の治療費、中には50万円近い治療費がかかってしまう場合もあります。
高額な治療費を全額自己負担するとなると、飼い主さんにとってはかなり大きな金銭的負担となってしまいます。その負担を減らすためにも、ペット保険は必要、ということになるのです。
万一に備えて、ご自身と可愛いペットに合ったペット保険を選ぶことをおすすめします。
ペットの病院代の平均は?
では、実際にどれぐらいの病院代がかかるのかご存知でしょうか?
日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)」による調査結果がこちらになります。
年齢別、一ヶ月の治療費平均(犬の場合)
年齢 | 0〜6歳 | 7〜12歳 | 13歳〜 |
---|---|---|---|
治療費 | 7,136円 | 7,800円 | 9,801円 |
ご覧いただくとわかるように、高齢になってくるにつれて、病気のリスクも増えてきますので、一ヶ月辺りの治療費も増えてきます。
ペットが幼いうちは治療費はかからないのでは?と思われがちですが、実は誤飲などの事故が起こりやすいのは、ペットが幼い時期の方が多く、最悪開腹手術になってしまうので、その場合は高額な治療費がかかってしまいます。
犬種別、一ヶ月の治療費平均
犬種 | 大型犬 | 中型犬 | 小型犬 | 超小型犬 |
---|---|---|---|---|
治療費 | 9,281円 | 8,183円 | 8,217円 | 7,435円 |
保険がないと全てが自己負担となる
人間の場合、病気や怪我をして病院で治療した場合、日本では健康保険がありますし、突然の手術や入院になってしまっても高額療養費制度があり、安心して医療を受けることができます。
しかし、ペットにはそのような制度はなく、ペット保険に加入していなければ、治療にかかった費用は飼い主が全額自己負担することになります。
治療費の工面がつかず、治療を諦めるようなことが無いように、なにかしらの対策が必要になってきます。
ご自身とご自身のペットにあったペット保険を選べば、いざというときの大きな安心につながりますので、ぜひペット保険に加入することをおすすめします。
まとめ:ペット保険加入のデメリットについて
いかがでしたか?ここではペット保険のデメリットを中心にご紹介しました。
ここでご紹介したことは、
- ペット保険のデメリットは、「補償対象外の病気がある」「保険料が年々上がる」「掛け捨てのため無駄になることもある」「全額補償とは限らない」
- ペット保険のメリットは、「病気になってしまった際に治療費を気にしなくて済む」「病気の早期治療につながる」「賠償責任特約を付けられる」
- ペット保険に加入する際の注意点は、「告知義務がある」「待機期間がある」「終身補償でない場合がある」
- ペット保険はデメリットもあるが、万が一の時には必ず役に立つ
になります。
ペットが病気になった時に後悔しないように、ペット保険に加入することをおすすめします。
しかし、ペット保険にはメリットも多くありますが、デメリットもあります。それぞれ詳しく検討し、ご自身のペットに合ったペット保険を見つけるようにしましょう。
MOFFMEでは他にも保険に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。
