犬は猪肉を食べられる!近年注目のジビエ肉のメリットや注意点も解説

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近年注目されている鹿肉や猪肉等のジビエ肉を愛犬にも食べさせてあげたいけれど、はたしてそこにはどんなメリットや注意点があるのか気になるという方は多いのではないでしょうか。ここでは犬と鹿肉・猪肉について、含まれる栄養素や効果、おすすめレシピなども含めて解説します。

犬に猪肉は大丈夫?栄養豊富だけど注意すべきことも

愛犬が、老いや病気で体力をなくした時に「猪肉鹿肉を食べさせると精力がつく」と耳にされたことはありませんか?


と言っても、猪肉や鹿肉を使ったドッグフードはまだ少ないですし、肉もスーパーなどで常に売っているわけでもありませんね。


本当に犬に与えて大丈夫な肉なのかと思われる方もいるでしょう。


実は、猪や鹿の肉は、犬が食べても安心なばかりではなく、さまざまな健康的な効果をもたらす食べ物です。



今回「MOFFME」では、猪肉などのジビエ肉を犬に与えるメリットと注意点をご説明します。

  • 犬は猪肉を食べてもいい
  • 近年注目のジビエとは?
  • 犬に鹿肉や猪肉を与えるメリットは
  • ジビエ肉を与える際の注意点

最後までお読みいただくと、是非とも愛犬に与えたくなることと思います。


またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

犬は猪肉を食べてもいい!近年注目のジビエとは?


最近、注目されているジビエ料理、ジビエという言葉を始めて知る方もいるでしょうか。


ジビエ料理とは、狩猟で捕獲した野生の鳥や動物の肉を調理する料理で、食用としての家畜の肉と対比して使われます。


日本では、鹿野兎キジハクビシンなどがジビエとしてあり、猪を使ったぼたん鍋や鹿を使ったもみじを好んで食べる方もいますね。


愛犬に猪や鹿を与えるのはちょっと、と抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。


ここではジビエについてお伝えしますね。

  • ジビエとは?元々は貴族の伝統料理だった!
  • ジビエ肉に含まれる栄養素は

ジビエとは?元々は貴族の伝統料理だった!

ジビエとはフランス語です。ジビエ料理はフランスの貴族が自分の領地で捕獲した鳥獣を、ワインやハーブで臭みを消して調理したと言われます。


宮廷でお客様にふるまったというヨーロッパの伝統的な料理で、そこで味自慢をしたり、味を競い合っていたのかも知れないですね。


日本でも昔から鹿や熊など郷土料理で使われることもありましたが、狩猟期間が冬季3ヶ月だけと限られている今は一般的には馴染みはないですね。


昨今、ジビエが意識されるようになったのは、生態系の変化などで鹿や猪が増え過ぎて農作物に大きな被害が出ているという事情があります。


やむ得なく駆除した命を廃棄してしまうのではなく、天から授かった命を食として活用するということでしょう。

ジビエ肉に含まれる栄養素は?

大自然を駆け回って育った野生の鳥獣には、管理されて育つ家畜にはない半端のない運動量があります。そのため、脂肪が少なく格段に栄養価が高いのですね。


ジビエ肉の中で鹿肉猪肉にしぼって、その栄養素を牛肉豚肉と比較して見てみましょう。

それぞれ100g当たりの肉になります。

項目鹿肉猪肉牛肉豚肉
カロリーk(cal)147268317253
たんぱく質(g)22.618.817.117.1
脂質(g)5.219.825.819.2
鉄(㎎)3.42.52.00.6
ビタミンB12(g)1.31.71.40.5
ビタミンB1(g)0.210.240.070.63
ビタミンB6(g)0.550.350.350.28

この表を見ると、鹿肉と猪肉が牛肉や豚肉よりも、脂質が少なくたんぱく質が多いことが分かりますね。


特に鹿肉の脂質は、牛肉の5分の1の少なさなのに、たんぱく質は断トツの多さで鹿肉が低カロリー高たんぱくなスーパーフードと言われるゆえんが頷けます。


鉄分も牛肉や豚肉と比べると、数倍にもなっています。鉄分は血液を構成する重要な成分で、足りなくなると貧血になり疲れやすかったり息苦しくなったりします。


鉄以外のミネラル分やビタミン類も豊富に含まれた万能フードです。

犬に鹿肉や猪肉を与えるメリットや効果


スーパーフードと言えるほどの栄養素豊富な鹿肉と猪肉、すでにドッグフードにも使われていますし、加工品も売られていますね。


わんちゃんに与えるメリットを見ていきましょう。

  1. たんぱく質豊富なのにカロリーが低い
  2. 毛並みが良くなる
  3. 悪玉コレステロールを減らす
  4. アレルギー発症や予防にも効果

メリットの要点を見ているだけで、愛犬にも必要だと思われてくるでしょう。

①:たんぱく質豊富なのに低カロリー!

カロリーや脂質が少ないのにたんぱく質がしっかりと取れるので、肥満の防止になります。


肥満は、糖尿病心臓病などさまざまな病気の原因になりますから、低カロリー高たんぱく質は、犬にとって大きなメリットです。


たんぱく質は、筋肉の成長や維持、骨の構成にとって必要不可欠な成分で、成長期の子犬にも積極的に与えたいです。


また、ちょっと太めで、動くことがおっくうになっているシニア犬のダイエットや体力回復にも効果が発揮されるでしょう。

②:毛並みが良くなる

わんちゃんの毛並みがパサついていたり、以前より抜け毛が多いと感じられる時にも、鹿肉や猪肉は効果があります。


犬の毛並みを良くする栄養素にはまず良質な動物性たんぱく質を摂取することで、その点から見てもジビエ肉は最適です。


また良質な脂肪も必要です。鹿肉には、犬の体内では作れず不足しがちなオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が含まれていて、艶やかな毛並みの維持に役立ちます。

③:悪玉コレステロールを減らす

犬のコレステロールは、HDL(善玉)コレステロールがほとんどなのですが、犬種や生活習慣によってLDL(悪玉)コレステロールが多い犬も増えています。


悪玉コレステロールが増加すると、動脈硬化心筋梗塞、脳梗塞の病気を引き起こす原因になります。


有難いことに鹿肉には、青魚に含まれる血液をサラサラにする必須脂肪酸のEPAとDHAがあるのですね。


EPAやDHAには、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、免疫力を上げる効果もあります。

④:アレルギー発症の予防や改善にも

鹿肉にアレルギーを持つ犬は少ないと言われています。

愛犬の皮膚の発疹による脱毛鼻炎などに悩んでいる飼い主さんが、アレルギーを特定する検査を受けて、最後にたどり着くのが鹿肉ということもあるようです。

免疫を上げる効果もありますから、すでに食物アレルギーを持っているわんちゃんにも発症の予防や改善にもなるでしょう。

ただし全くアレルギーが出ないとは言い切れないので、始めて与える時には少しずつ様子を見ながらにしてくださいね。

鹿肉や猪肉の適切な与え方やおすすめレシピを紹介!


栄養素を見ていくと、愛犬にもすぐに与えたくなって来ますでしょう。


猪肉や鹿肉は臭みが強いと言われていましたが、保存方法処理の仕方が違っていただけで、今では淡白で柔らかく食べやすい肉といわれていますね。


次の項では、わんちゃんに適切な与え方やレシピのご紹介をしましょう。

  • 鹿肉や猪肉の適切な与え方
  • おすすめのレシピと加工品の紹介

鹿肉や猪肉の適切な与え方

鹿肉や猪肉を生のまま犬に与えることは厳禁です。

「体力の落ちた犬には生の肉を与えた方が元気になる」と言う方もいますでしょうが、さまざまな感染症などが発見されている時代、生肉には大きなリスクがあります。

記事の後半で詳しくご説明しますが、食品管理されていない野生動物の生肉には寄生虫やウィルスなどの大きな危険が伴います。

必ず中の方まで火を通し、加熱してから与えてくださいね。

ジビエ肉は、スーパーで見かけることはあまりないのですが、
手に入れるには次のような方法があります。
  • 通販などで産地直送してもらう
  • 捕獲した人からもらう
産地直送などでは食品管理もしてあり、小分けにしたりミンチ肉にして密封されていて安全と思われます。

捕獲した人からもらった肉は、調理する時にまな板や包丁の消毒をして、肉は必ず火を通して与えることを徹底してくださいね。

おすすめのレシピや加工品も紹介

猪のミンチ肉を使ったレシピをご紹介しましょう。


①わんちゃんのぼたん風鍋のレシピ


材料

  • 猪肉ミンチ、片栗粉
  • 長芋、蓮根、白菜、人参、もやし、舞茸
  • アゴ出し汁

作り方

  1. 猪ミンチと片栗粉をまぜてこねる
  2. こねて、一口大の団子にする
  3. 団子を熱湯で茹でておく
  4. 野菜はそれぞれ細かく切っておく
  5. アゴ出し汁で、野菜をコトコト煮る
  6. 団子を加えてひと煮立ちさせたら完成!

出し汁だけで、味付けはしなくても大丈夫です。猪肉ミンチの団子が余ったら冷凍保存をしておくと、使いやすいでしょう。


②ジビエ肉の加工品

猪肉や鹿肉は、市場に出回ることも少ないのですが、加工品はペットショップや通販で手に入れることが出来ますよ。


猪肉や鹿肉ののミニチップジャーキーはおやつにぴったりです。クッキーや鹿肉の骨のレッグボーンなどもあります。


ネットショップや通販では、もも肉やミンチ肉を小分けにして冷凍したものがあり、価格はちょっと高くなりますがお試しくださいね。

ジビエ肉を与える際の注意点


ジビエ肉を与える際に注意したい点や、わんちゃんの持病によっては与えることを控えたい場合がいくつかあります。


農林水産省でも狩猟によるジビエの生肉をペットフードにする危険性を喚起していますが、生で食べては絶対ダメな理由も詳しくご説明します。

  1. 生で食べさせるのは厳禁!寄生虫やオーエスキー病などの危険性がある
  2. 腎臓病などの疾患のある犬には控える
  3. たんぱく質が多いので下痢になる犬もいるので摂り過ぎに注意!

ジビエ肉の特徴をよく知って、効果的に与えたいですね。

①:生で食べるのは避けよう!オーエスキー病や寄生虫の危険性大

生のまま与えるさまざまな危険性をご説明します。

いずれも調理器具の消毒、必ず加熱して食べさせることで回避出来ます

寄生虫に注意

鹿肉には旋毛虫など、あまり一般には見られない寄生虫も保有していますので注意が必要です。

サルモネラやカンピロバクターなどの食中毒細菌

サルモネラやカンピロバクター、0157などの食中毒菌が動物の腸管内に生息しています。

生の肉を食すことにより、腹痛や下血などの食中毒を起こし死に至ることもあります。

E型肝炎ウイルス
人間では、豚や鶏、猪や鹿の生肉を食べてE型肝炎ウィルスに感染して発症した例が数多くあります。

犬の発症例はないようですが、犬の体内からは抗HEV抗体が検出されている例はあり、感染する可能性は充分あるとのこと。

70度の湯で10分間、100度で1分の加熱を加えるとE型肝炎ウィルスは消えます。充分熱を加えて与えてください。

オーエスキー病

猪や豚が保持する恐ろしいウィルスです。人間には感染しませんがペットには感染します。

犬や猫などのペットが、ウィルスを持った豚や猪の生肉を食べることによって感染し発症します。

症状としては、狂犬病のようにウィルスが神経にそって脳に達し、気が狂ったように身体をかきむしり100%、数日以内に命を落とすそうです。

②:腎臓に難のある子には与えないで

体力の落ちたシルバー犬などに効果を発揮しますが、腎臓病を持ったわんちゃんには与えることを控えた方がいいでしょう。

腎臓病の食事は、しっかりカロリーを摂り、塩分とミネラル、たんぱく質を低く制限することが必要になります。

たんぱく質を多く食べるてしまうと、たんぱく質を分解する尿素窒素が多く出来て、老廃物をろ過する腎臓に大きな負担を掛けてしまうためです。

低カロリー高たんぱく質であるジビエ肉が、逆に腎臓病を悪化させてしまう可能性もあり、与えるなら医師に相談してからにしてくださいね

③:多く与えるとおなかを下して下痢の恐れも

猪肉や鹿肉には、犬が好む独特な臭いがあるのか、大喜びをするわんちゃんが多いようです。


ジビエ肉はなかなか高額ですから、与え放題ということもないでしょうけど、与え過ぎると下痢をするわんちゃんもいます。


人間でも高タンパク質の鹿肉を食べ過ぎると下痢をすると言われているんですね。


腸内のたんぱく質濃度が濃くなるために、バランスを取ろうとする水分が溜まり、下痢を引き起こす浸透圧性下痢という症状です。


普段食べ慣れないジビエ肉を与える際には、わんちゃんの便の状態を見ながら、少しずつにして下さいね。

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近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


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まとめ:注意点に気を付けて愛犬にジビエ肉を与えてみよう!

今回はジビエ肉の素晴らしいメリットと注意点をお伝えしました。


要点をまとめてみます。

  • 猪や鹿などのジビエ肉は栄養価の高いスーパーフードである
  • 低カロリー高たんぱく質のヘルシーな肉である
  • 生で食すことは厳禁!必ず中まで加熱して与えること
  • 生の肉には寄生虫や恐ろしい感染症の危険があり、調理器具の消毒、加熱が必要
  • たんぱく質が多いので、腎臓に難のある犬には控える
  • 始めて与える時には、下痢になる恐れもあり、少しずつ様子を見て与えよう

実は、我が家にももうすぐ14歳になる愛犬がいます。めっきり体力のなくなった愛犬に、明日にでも猪肉を購入して与えたいと思っています。


しっかり加熱して、最初はドッグフードにほんの少しトッピングする程度から始めることにしますね。


皆様も是非、お試しください。


MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

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