猫はアジを食べられる!栄養効果や与えても良い量、注意点を徹底解説のサムネイル画像

内容をまとめると

  1. 猫はアジを食べても大丈夫!アジは豊富な栄養源!
  2. ただし与えすぎは病気になる可能性があるため、たまに少量を与えるようにしよう
  3. 猫の治療費用は全額自己負担のため、万が一に備えてペット保険への加入もおすすめ!

猫がアジを食べるのは大丈夫でしょうか?猫がアジを食べたとしても大丈夫ですが、刺身等生で与えるのは、アニサキスなどの寄生虫の恐れがあるので危険です。また猫用の、アジを使った手作りご飯のレシピも気になりますよね。この記事では猫とアジについて詳しく解説します。

記事監修者「中西 涼馬」

この記事の監修者中西 涼馬
一般社団法人愛玩動物健康管理協会(CAHA)理事

子供の頃から多くの保護犬や保護猫と暮らしてきた。その他、野生動物や昆虫類含め、全ての動物に対して深い愛を持つ。現在、ドーベルマン(元保護犬)・ボルゾイ・ゴールデンレトリバー(悪徳ペットショップから保護)・ボーダーコリーや猫たちと暮らす。主に猫に関しての記事監修者として活躍している。【保有資格:猫健康管理士(一般財団法人全日本動物専門教育協会)】

この記事の目次

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猫はアジを食べられる?上手な与え方、注意点も徹底解説!

アジは焼いても美味しいですし、お刺身で食べても美味しい魚ですよね。


今回「MOFFME」ではそんなアジというテーマでお話ししていこうと思います。

  • アジは食べても大丈夫?与えるメリットと含まれる栄養素
  • 上手な与え方と手作りレシピを紹介
  • 与える際の注意点は4つ!
フライにしたり、お刺身で食べたりとさまざまな食べ方があるので、食卓の中にアジが出ることも多いと思います。

そんなアジを猫に与えるのは本当に良いのかどのような効果が期待できるのかについて紹介していこうと思います。

また、与える際にはどのようなことに注意しなくてはいけないのかについても解説していきます。

猫を飼っているよ!という人や、これから飼おうと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

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猫がアジを食べても大丈夫!与えるメリットや含まれる栄養を解説


モデル:海&空&天


アジのフライや塩焼きが大好きという人も多いのではないでしょうか?


そんな人間も大好きなアジですが本当に猫にあげても大丈夫なのかを紹介していこうと思います。

  • アジは与えても大丈夫なのか
  • 与えることで得られるメリットや摂取できる栄養素の効果とは
  • その他のお魚は食べても良いのか
お魚は与えても大丈夫というイメージがあると思いますが、本当に大丈夫なのかきになるところですよね。

与えることで得られるメリットについてもお話ししていきましょう。

猫がアジを食べるのは大丈夫!

アジは人間にとっては欠かせない食材でしょう。


では、猫にとってはどうでしょうか?


結論としては、少量なら与えても大丈夫ですが基本的には必要ないです。


アジなどのお魚が大好きだろうというイメージを持っている人もいると思いますが、本当はお魚は生きていく上で必要な食材ではありません。


そのため、基本的には与えなくて良いのです。


ちょっとお裾分けで与える程度なら構いませんが、美味しそうに食べているからといってたくさん与えるのはやめてくださいね。

特に干物のアジを中心に加工されているものは塩分量が多い可能性が高いので与えないようにしましょう。 

猫にアジを与えるメリットは?含まれる栄養素やその効果を解説!

人間にとってアジのようなお魚は健康を維持する上でも必要な食材ですよね。


そんなアジには脳に働きかけてくれる脂肪酸が豊富に含まれていたり、血液がつまらないようにしてくれる成分も豊富に含まれています。


これらの成分は歳を取るにつれて発症する確率が高くなってくる認知症などの予防にも役に立つと言われています。


また、アジはお魚ですからタンパク質がとても豊富です。


タンパク質は体を構成する重要な栄養素ですから、美味しく食べて栄養を摂取できるのはありがたいですよね。


さらに、炭水化物や脂肪分と同じようにエネルギー源としても使用することができるので、元気が欲しいというときに食べると良いかもしれませんね。


その他にもビタミンB類なども含まれており、疲れを改善してくれたり粘膜の強化などにも役立つと言われています。


色々な栄養素が含まれているアジは上手に与えることによって、たくさんのメリットを得ることができる食材かもしれません。

補足:猫はアジ以外にもサバ等の青魚を食べていい?

アジ以外のお魚も与えて大丈夫なのかな?と思った人もいるかもしれません。


アジ以外の青魚を与えるのも少量でしたら問題はありませんが、基本的に総合栄養食のキャットフードを与えているのであれば与えないで良い食材であることを覚えておきましょう。


また、与え方によっては危険が伴ってきたり、体調を崩すこともありますので注意が必要です。


正しい与え方やどれくらいの量を与えるべきなのかなどについては次でお話ししますので、与えてみようかなと考えている人は参考にしてみてください。

猫にアジはどうやって与える?猫用の手作りご飯のレシピも紹介!


モデル:海&空&天


基本的には与えなくても良い食材とお話ししましたが、どうしても美味しさを共有したいという飼い主さんもいるでしょう。


そんな飼い主さんのために、どのように与えるべきなのかについて説明していこうと思います。

  • 上手な与え方やどのくらいの量をどのくらいの頻度で与えるべきなのか
  • 手作りレシピで楽しく食べよう
さまざまな栄養素が含まれているアジですが、正しい与え方適切なを守らないと健康を損なってしまう危険性があります。

猫にアジはどうやって与える?上手な与え方、頻度・量を解説!

先ほども少しお話ししましたが、アジは基本的には必要のない食材です。


そのため、大量に与える必要は一切ないのです。


与えるとしてもほんの少量、味を楽しんでもらう程度にしてください。


また、毎日のように与える必要もありません。


たまに、ご褒美やおやつ程度与えるので十分です。


どんなに健康的な食材であっても過剰に食べることによって体調を崩してしまうことがあるということを頭に入れておかなくてはいけません。


猫はお魚が大好きというイメージが強いと思いますが、実際にはお魚を食べるようになったのは人間が与えるようになったからです。


本来は食べないはずの食材ですので、主食にしたり大量に与えることはしないようにしてくださいね。

猫用の、アジを使った手作りご飯のレシピを紹介!

お刺身でも焼いても美味しいアジですが、どのようにして与えるのがおすすめなのか紹介していこうと思います。


簡単にできる手作りレシピですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


①贅沢!アジのしゃぶしゃぶ

アジは新鮮なものだとお刺身で食べることができます。

アジのお刺身はとても美味しいですよね。

しかし、アジを生のまま与えるのは少し怖いですよね。

そんな飼い主さんは熱湯などにくぐらせて与えると良いでしょう。

使用するアジの量は1切れより多くならないようにしてください。

また、鮮度が悪いものや寄生虫などがついていないかもしっかり確認してくださいね。

なお、アジだけでなく生魚全般において、継続して与えるとビタミンB1欠乏症を引き起こすリスクがあるため、与える場合は必ず加熱しましょう。

②絶品!素焼きほぐし身トッピング

生のお魚は、先述で説明させていただいた通り、ビタミンB1欠乏症の観点から基本的に与えてはいけません。

そんな人はアジをグリルなどで素焼きしましょう。

塩などの味付けはしないでくださいね。

また、余分な脂が落ちるように焼いてあげると尚良いです。

火が通ったら、身をほぐしてフードにトッピングしましょう。

このときも少量で構いません。

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猫にアジを与える際の注意点は?4つのポイントを徹底解説!


モデル:海&空&天


栄養満点で食べ方もたくさんあって美味しいアジですが、与える際には注意しなくてはいけないこともあります。

  • 初めて与えるときにはアレルギーに注意
  • 加熱するのが基本!寄生虫に注意
  • 食べ過ぎは病気になる危険性がある
  • 味付けはしないようにする
アジは与えるにあたって注意すべきことがたくさんあります。

これらの注意点をしっかり理解することで美味しく楽しむことができるようになります。

飼い主さんが愛猫の健康を守れるように注意点を頭に入れるようすることが大事です。

①:初めて与える際は、念の為下痢等のアレルギー症状に注意!

まずは、食物アレルギーです。


人間にも青魚に反応してしまう人がいますよね。


猫も中にはアレルギー症状が出ることもあるかもしれません。


アジに限ったことではありませんが、初めて食べるものを与える際にはいつもアレルギーが出るかもしれないと思っておくようにしましょう。


万が一、何か異常が現れた場合には速やかに動物病院を受診するようにしましょう。


そのうち治るだろうと放置してしまうことで悪化してしまう危険性もあります。

②:与える際は必ず焼く等加熱する!アニサキス等の寄生虫に注意

アジを与える際にはとても新鮮でなおかつ寄生虫がいる心配がないという場合以外は加熱して与えることをお勧めします。


人が食べるようなお刺身用のアジであっても、まれに寄生虫が潜んでいることがあります。


スーパーで買ったお刺身を食べて、寄生虫による腹痛で病院に運ばれた人もいます。


そのため、基本的には加熱したものを与えるようにしてください。


寄生虫による腹痛はとても痛いと言いますから、苦しませないためにも火を通してあげてくださいね。

③:食べ過ぎ注意!黄色脂肪症という病気になる恐れがある!

先ほどがら口を酸っぱくして少量だけ与えるようにしましょうとお話ししてきたのは、大量に与えることによって病気になってしまう危険性があるからなのです。


アジには健康維持に欠かせない脂肪酸が豊富に含まれているのですが、この脂肪酸を大量に摂取することによって黄色脂肪症という病気になるのです。


お腹のしこり強い痛みが特徴の病気ですので、とても苦しい思いをさせてしまうことになります。


与える際には少量だけにしましょう。

④:加熱調理して与える際も、味付けは絶対にしちゃダメ!

人間が食べる感覚でアジを調理するとなると塩を振ってみたり、お醤油をかけてみたりと色々な調味料で味付けをすると思います。


しかし、猫に与える場合には味付けはしないようにしてください。


人間が食べるような味付けのものは猫にとってはとてもしょっぱく塩分が多いものばかりなのです。


味付けで塩分をたくさん取ることによって内臓に負担がかかり、病気の原因となってしまいます。


与える際には何もつけないで与えてくださいね。

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まとめ:猫はアジを食べられる!ただし絶対加熱しよう

いかがでしたでしょうか?


今回はアジというテーマでお話ししていきました。


今回の記事の内容をまとめてみました。

  • アジは与えても大丈夫だが、少量にすること
  • 寄生虫や鮮度には十分気をつけること
  • 大量に食べることによって病気につながることもある
  • 味付けは内臓に負担をかけてしまうのでしない
嬉しい効果を期待できる脂肪酸が豊富に含まれているアジですが、脂肪酸を大量に摂取することによって病気になってしまうということがわかりましたね。

健康のために与えているはずが、病気になってしまったら大変です。

無理に与える必要は全くないことや与える量には十分に注意しなくてはいけないことなどの注意点をしっかり守って楽しむようにしてください

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!