猫に人間用のケーキはダメ!猫用ケーキの選び方・作り方も徹底解説!のサムネイル画像

猫の誕生日等のお祝いでかわいいケーキを与えたい方もいるでしょうが、猫が人間用ケーキを食べるのは危険です。では猫用のケーキの選び方・与え方が気になりますよね。また猫が食べれるケーキは手作りすることも可能です。この記事では猫が食べられるケーキについて解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

目次を閉じる

猫はケーキを食べられる?猫用ケーキの選び方・与え方も解説!

愛猫の誕生日・お迎え記念日・クリスマスなどのイベントがある日は、一緒にケーキを食べてお祝いしたいものですよね。


ペットショップや通販サイトなどではさまざまな種類の猫用ケーキが販売されているため、「どれを選べばいいのだろう?」と悩んでしまう飼い主さんも多いでしょう。


また、「人間と同じケーキを与えても良いのか」という点が気になっている人もいるかと思います。


そこで今回の「MOFFME」では、

  • 猫に人間用のケーキを与えても良いか
  • 猫用ケーキの特徴・選び方
  • 通販で購入できるおすすめ猫用ケーキ
  • ケーキを与える際の注意点・ポイント
  • 猫用ケーキの手作りレシピ
について詳しく解説します。

またMOFFMEでは、「ペット保険のランキング」についても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください!

猫が人間用のケーキを食べたとして大丈夫?猫用ケーキを与えよう

「クリスマスなどのイベント時や、誕生日のお祝いなどの際は人間用のケーキを買うのだから、猫にもそれを分けてあげればいいのでは?」と思っていませんか?


お気持ちはわかりますが、残念ながら人間用のケーキを猫に与えることはできません。


ここからは、

  • 猫に人間用のケーキを与えてはいけない理由
  • ケーキを食べさせたいなら「猫用ケーキ」を与えよう
などについて解説するので、理由が気になる飼い主さんはぜひチェックしてください。

猫に人間用のケーキは与えちゃダメ!その理由とは?

人間用のケーキには、

  • 砂糖・果物などの糖分
  • 牛乳・生クリームなどの乳製品
  • チョコレート
などが使われています。


これらはあくまでも人間がおいしく食べるために使われている材料であって、猫の体に良いものとは言えません。


チョコレートに至っては、猫が中毒を起こしてしまう大変危険な食材です。


中毒まではいかずとも、人間用の食べ物を与えることで猫の胃に負担がかかり、消化不良による嘔吐・下痢などの症状が出る可能性もあります。


どんなに猫が欲しがっても、人間用のケーキは絶対に与えないようにしましょう。

猫には猫用ケーキを与えよう

猫にはケーキを与える際は、人間と同じものではなく猫用のものを食べさせてあげましょう。


中毒の危険がある食べ物や、猫の消化器官に負担をかける材料などは使われていないので、安心して与えられますよ。


かわいいデコレーションが施されたケーキを選べば、見映えもばっちりです。

猫用ケーキはどんなケーキ?特徴や選び方、人気のケーキを紹介!

ここまでを読んで、「猫専用のケーキって、具体的にどんなものなんだろう?」「猫の体に優しいって聞くけど、一体どんな材料が使われているの?」と気になっている飼い主さんも多いでしょう。


かわいい愛猫に与えるものですから、原材料などの情報は特に押さえておきたいですよね。


ここからは、

  • 猫用のケーキの特徴
  • ケーキに含まれる主な材料
  • 愛猫に合うケーキの選び方
  • おすすめケーキランキング
をご紹介します。


ぜひご覧になって、ケーキ選びの参考にしてください。

猫用ケーキはどんなもの?特徴について徹底解説!

猫用のケーキの特徴は、何といっても「猫にとって負担の少ない材料」が使われていることです。


見た目は人間のケーキと変わらないものの、中身は魚や肉などの猫が口にしても害のない材料で作られています。


具体的な材料の例は、次の通りです。

  • ささみ
  • 煮干し
  • かつおぶし
  • ゼラチン
  • 果物
  • 豆腐
  • じゃがいも
  • かぼちゃ
商品によっては人間用のケーキと同様に卵・砂糖・乳製品などが使用されていることもありますが、味付けは猫用に調整されています。

中には、またたびエキスなどの猫が喜ぶ材料が使われているケーキもありますよ。

猫用ケーキの選び方とは?原材料等をしっかりチェック!

猫用のケーキを選びの際は、原材料をしっかりとチェックしましょう。

基本的には猫が食べても大丈夫な材料ばかりですが、カロリーの高い砂糖や乳製品をはじめ、結石の原因となる煮干しなどがたくさん使われていないかどうかは、ケーキの原材料を見るまで分かりません。

また猫ちゃんの体質によっては、市販の猫用ケーキを食べてアレルギーを起こしてしまう危険があります。

「原材料を見ても何のお肉が使われているかわからない」など不安な点があれば、必ず製造元に問い合わせるなどして確認しましょう。

それだけでなく、食べきれるサイズのケーキを選ぶことも大切です。

市販されている猫用のケーキの多くは冷凍食品で、一度解凍してしまうと日持ちしません。

多頭飼いの場合はホールケーキでも良いですが、一匹飼いであればカップケーキタイプのものや、食べ残しが出ない程度の小さめのケーキを選びましょう。

猫用ケーキのおすすめ・人気ランキングを紹介!

ここからは、おすすめの猫用ケーキをランキング形式でご紹介します。

猫の体に優しく、見た目もかわいいケーキばかりです。

第1位:にゃんコロンケーキ

添加物をはじめ、小麦・卵などのアレルゲンや、油分・糖分などを一切使用していないカップケーキです。


生地は消化しやすい豆腐とじゃがいもで作られており、猫の好物であるマグロも盛り込まれています。


マグロが好物の猫ちゃんと暮らしているなら、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。


(参考:https://item.rakuten.co.jp/ropire-orin/wankoron-puchiho-ru1/)


第2位:ねこちゃん大好き! 猫用ケーキ

獣医師監修のもと作られた、猫用のレアチーズケーキです。

魚型のクッキーや、メレンゲでできた猫のお菓子、ドライイチゴとピスタチオのトッピングなど見た目も鮮やかで、お誕生日などのお祝いの場にピッタリでしょう。

「お肉や魚ではなく、チーズ味のケーキを食べさせてあげたい」という飼い主さんにおすすめです。

(参考:https://item.rakuten.co.jp/cake-shop/10000839/)


第3位:ほねほねフィッシュのハートケーキ【まぐろ】

ハート形の豆腐ケーキに、魚の骨の形のデコレーションが施されたかわいらしい見た目のケーキです。


マグロがたっぷり使われているので、ご飯のお供として与えることもできちゃいますよ。


記念写真が映えること間違いなしのデザインです。


(参考:https://item.rakuten.co.jp/ropire-orin/10000001/)


④お豆腐の3段ケーキ【Sweety ショコラ】

豆腐ケーキを3段に重ねた贅沢なケーキです。


商品名には「ショコラ」とありますが、チョコレートではなくじゃがいもでできたクリームが使われています。


ケーキの内部にはささみが入っているので、お肉好きな猫ちゃんにおすすめです。


(参考:https://item.rakuten.co.jp/ropire-orin/sweety-shocola/)


⑤ミニロールケーキセット

上新粉で作られた、ミニロールケーキのセットです。

上新粉はうるち米を原料として作られているものなので、猫に与えても問題ありません。

桃・キウイフルーツ・みかん・ドレンチェリーなどのたくさんのフルーツが使われていて、見た目も華やかです。

獣医師監修のもと作られたケーキなので、安心して食べさせてあげられる点も魅力的ですね。

(参考:https://item.rakuten.co.jp/dogcat-cake/pf000003/)

猫に猫用ケーキを与える際の注意点とは?3つのポイントを解説!

猫用ケーキはその名前の通り、猫の体や味覚に合わせて作られているものなので、基本的には安全な食べ物であると言えます。


しかし「100%安全」というわけではないため、猫にとって害となる食べ方にならないよう、飼い主側で注意してあげなければいけません。


ここからは、

  • 誤って人間用のケーキを与えないよう置き場所に注意する
  • アレルギーの可能性があるので、初めて与える際は目を離さない
  • カロリーが高いので与えすぎは避ける

について解説します。

①:間違って人間用のケーキを与えないように注意!

「愛猫のお祝いの日は、自分もケーキを食べる」という飼い主さんも多いかと思いますが、その際は誤って人間用のケーキを与えてしまわないよう注意しましょう。


冷蔵庫や冷凍庫などで保存する際は、猫用のケーキだとわかるようにメモを貼る・箱に猫ちゃんの名前を書いておくなどすると、自分以外の家族にも伝わりやすいです。


近頃は人間用のケーキと見た目がそっくりな猫用ケーキも増えているので、誰が見ても違いがわかる状態で保管しましょう。

②:猫にもアレルギーがある!初めて与える際は要注意!

ケーキを食べたあと、アレルギー症状がでないかどうかにも注意が必要です。


人間と同じように猫にも食物アレルギーがあり、発症すると下痢・嘔吐・目の充血・体を痒がる・元気がなくなるなどの症状がみられます。


「これまでアレルギー体質ではなかったのに、急に発症した」というケースもゼロではないため、ケーキを食べさせる際には必ず飼い主であるあなたがそばに付き添い、異常がないか確認しましょう。


万が一アレルギー症状が出てしまったら、すみやかに動物病院を受診してください。

③:猫用ケーキはカロリーが高いので食べ過ぎに注意!

もう一つ注意したいのが、ケーキを与えすぎないことです。


猫用に作られているケーキとはいえ、通常のキャットフードに比べるとカロリーが高く栄養価も低いため、たくさん食べさせて良いものではありません。


与えすぎは肥満などの原因にもなるので、「あくまでもデザート」という認識を持ち、少量に留めましょう。


また、その日に食べない分のケーキはきちんと冷凍庫にしまうなど、猫の手が届かないようにすることも大切です。


猫が自由に行き来できる場所に置いておくと勝手に食べられてしまう恐れがあるので、くれぐれも注意しましょう。

猫用ケーキは手作りもできる!必要な素材・材料やレシピを紹介!

「お店や通販で買うのもいいけれど、せっかくの記念日はやっぱり手作りのケーキでお祝いしてあげたい」という飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?


そこでここからは、

  • 猫用のケーキを作る上で必要な材料
  • 猫用ケーキの手作りレシピ

をご紹介します。


愛情がたっぷり込められた手作りケーキなら、猫ちゃんもより喜んでくれるはずです。


 ぜひ参考にしてください。

猫用ケーキは手作りできる!作る上で必要な材料とは?

猫用のケーキを手作りする際は、猫の体に優しい材料を揃えることが大切です。

例えば
  • 動物性脂肪の含まれた「生クリーム」ではなく、食物性脂肪のみの「ホイップ」を選ぶ
  • ヨーグルトを使うなら、「糖分の入っていないもの」を選ぶ
  • マグロやサーモンなどの魚を与える際は「できるだけ新鮮なもの」を選ぶ
というように、安心安全な素材選びを心掛けましょう。

普段食べ慣れているキャットフードや猫缶をケーキの土台にしてもいいですね。

写真映えするかわいい形のケーキを作りたいなら、クッキー型などを用意しておくと便利でしょう。

猫用ケーキの具体的な作り方とは?手作りレシピを紹介!

「美味しいケーキを作ってあげたい!」とは思っていても、一から自分で考えるのは大変ですよね。

そんなときは、手作りレシピを参考にしてみましょう。

簡単にできる猫用ケーキのおすすめレシピを紹介します。

①カリカリを使ったバースデーケーキ

ドライフードが好きな猫ちゃんのための、卵白とカリカリを使ったケーキのレシピです。


簡単にかわいいケーキが作れるので、料理があまり得意ではないという飼い主さんにもおすすめです。


<材料>

  • ドライフード:適量
  • 卵白卵:1個分
  • マグロの赤身:少々
  • 猫用煮干し:適量
  • 丸形の型抜き

<作り方>

  1. 泡立てないように気を付けながら、卵白を溶きほぐす
  2. 薄く油を引いたフライパンで、表面が固まる程度に卵白を焼く
  3. 焼いた卵白を丸形に切り抜く。余った卵白は飾り付け用に細かく切る
  4. マグロを卵白と同様に小さくカットする
  5. 丸形にくりぬいた卵白1枚をお皿に乗せ、その上にドライフードを敷き詰める
  6. ⑤の上に再び卵白とドライフードを乗せて、土台の層を作る
  7. 細かく刻んだ卵白とマグロ、煮干しをデコレーションして完成
(参考:https://cookpad.com/recipe/2934973)

②寒天で作る猫用ケーキ

寒天を使って作る猫用ケーキのレシピです。


ふやかしたドライフードと、猫用の牛乳・スープを混ぜた寒天を型に流し込んで固めるだけで、あっという間に立派なケーキを作れちゃいます。


ケーキを目の前にして喜ぶ猫ちゃんの姿を思い浮かべながら、デコレーションを楽しんでくださいね。


<材料>

  • 水:200ml
  • 寒天パウダー:2g
  • 猫用牛乳:50ml
  • 猫用スープ:1袋
  • ドライフード:1食分
  • CIAOちゅーる:1本
  • 銀のスプーン ハッピージュレ!:1本
  • かぼちゃ:少量
  • マグロ:少量
  • スティック状のおやつ:1本
  • ケーキまたはクッキーの型

<作り方>

  1. 耐熱容器にドライフードを入れ、少量のぬるま湯でふやかす
  2. 寒天を溶かし、少量を①の容器にそそぐ。その後、ペースト状になるまで混ぜる
  3. 鍋に残った寒天液に、猫用の牛乳とスープを加えて混ぜる
  4. 型の底に②のペーストを薄く敷き、その上に③の寒天液を流し込んで冷やす
  5. 寒天が固まったら型から抜き、マグロやかぼちゃなどで飾りつけをして完成
(参考:https://cookpad.com/recipe/3695509)

MOFFMEのペット保険一括比較サービスを利用するのもおすすめ

近年加入者が増えていっているペット保険ですが、それでも現在の加入率はペットを飼っている方のおよそ10%程度にしかなりません。


ペットの治療費は全額自己負担となりますので、突然の病気による手術等で数十万円といった高額な費用がいきなり請求されてしまうことも珍しくありません。


しかし大切なペットには最適な治療を余裕を持って受けさせてあげたいですよね


もしもの時、治療費の負担を少しでも軽減し飼い主やペットが治療に専念できるように、前もってペット保険に加入しておくことをおすすめします。


MOFFMEでは「どんな保険に加入すれば良いか分からない」・「入りたい保険がいくつかあるけど、どれが一番良いのか悩む」といった方のために、ペット保険の一括比較サービスを行っております。


ペット保険への加入を検討されている方はぜひ利用してみてください!

ペット保険の一括比較はこちら

まとめ:猫はケーキが好き?安全な猫用ケーキを与えよう!

「猫はケーキを食べれるのか」「どんな点に注意して与えればいいのか」という点について解説してきましたが、いかがでしたか?


今回のポイントは、

  • 人間用のケーキは中毒や消化不良などの危険があるので与えてはいけない
  • 猫にケーキを与える際は「猫用に作られたもの」を選ぶこと
  • 市販の猫用ケーキを購入する際は、原材料に注意する
  • 食べたあとは猫の様子を観察し、アレルギー症状が出ていないか確かめる
  • カロリーや糖分の過剰摂取に繋がるため、与えすぎは厳禁
でした。

ケーキのような特別な食事は猫ちゃんも大好きですから、目を輝かせて喜んでくれるでしょう。

誕生日などの大切な記念日に体調を崩さないためにも、誤って人間用のものを口にしないよう注意してあげてくださいね。

MOFFMEでは、他にも様々なペットや保険に関する記事を多数公開しておりますので、そちらもぜひご覧ください!