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愛犬との死別によるペットロスは立ち直れないほど辛いものでしょう。特に突然死等の場合は後悔や罪悪感で悲しみに暮れることも考えられるます。ではどのように立ち直るのが良いでしょうか。この記事では愛犬との別れとペットロスについて症状や対策、期間、回復方法を解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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愛犬との別れによるペットロスはどう乗り越える?

愛犬を我が家に迎え入れたら愛犬との幸せな毎日を過ごすことができるでしょう。


しかし、ペットを飼うと必ず訪れるのが愛犬の死別による”別れ”です。


愛犬のことを愛するがあまり飼い主として考えることをやめたいと思うかもしれませんが、ペットを送り出すことも一緒に生きていく上で必要なことです。


今回「MOFFME」では

  • そもそもペットロスって何?ペットロスの症状とは
  • ペットロスが長引く人の特徴や克服した人の体験談について
  • ペットロスを乗り越える5つの方法について紹介
  • 万が一に備えてペット保険に加入しておこう。
についてお話していきます。

この記事を読めば、今後ペットロスになったときに悲しい気持ちとどう向き合えばよいかがわかるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

またMOFFMEではペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

愛犬との死別によるペットロスとは?症状等を詳しく解説!


毎日一緒に過ごしてきた家族がいなくなってしまうのは人でも犬でも悲しいことです。


悲しさのあまり、人によってはメンタルが弱ってしまうこともあります。


ワンちゃんとの思い出は大切にとっておきたいものですから、上手に乗り越える方法などにお伝えしてきます。


ここでは

  • ペットロスってどんな意味?ペットロス症候群とは
  • ペットロスになるとどういう症状がでるのか。
  • ペットロスを乗り越えるための5つのステップについて解説
以上について解説していきます。

そもそもペットロスの意味とは?ペットロス症候群について解説!

「ペットロス」とは文字どおり”ペットを失う”ことです。


ペットが亡くなってしまった、災害などで行方不明になってしまった、盗難に遭ってしまったなど何らかの原因でペットと離れ離れになってしまったことを指します。


ペットに注いできた愛情やともに培ってきた想いがいなくなってしまうことで行き場を失い、「ペットロス症候群」になってしまうといわれています。


人によってはいストレスがかかり、精神病を患うこともあります。

ペットロスの心身の症状とは?うつ病になることもあるので注意!

ペットロスになってしまうと飼い主は深い悲しみにおそわれます。


他にも戸惑い、現実逃避、苦痛、喪失感などの感情が飼い主に押し寄せます。


人間関係や仕事でストレスを抱えていた人たちはペットに心のよりどころを求めていることがあります。


ペットを喪失したことにより精神的な癒しとなっていた存在がなくなり、ペットへの悲しい気持ちと人間関係や仕事で抱えていたストレスが一気にのしかかることで、より深く精神的なダメージを負うといわれています。


また、ペットとの別れの時に心の準備が十分にできていなかった人は罪悪感や怒りという感情で心が埋め尽くされてしまい、自虐にはしります。


以上のような精神的な負担が大きいとうつ病などの精神症状をきたすことがあります。

ペットロスを乗り越える5つのステップとは?

これはがんを患った患者にもみられる精神状況ですが、一般にペットロスが起きたとき、人の感情は次のようなステップを踏むといわれています。


ステップ1:否定

ペットに死が訪れようとしている時やいなくなってしまった時に精神的なショックから逃れようとするため、人は「まさか」「そんなことはない」「うそだ」という感情になります。

ステップ2:交渉

ペットがいなくなってしまう・いなくなってしまったということに対して現実逃避をしたり、自分がこうあってほしいという願望があらわれます。

ステップ3:怒り

ペットの死や病気に対して怒りを感じることがあります。

例えば、家族、病気を担当した獣医師、自分自身など怒りの矛先はさまざまです。

ステップ4:受容

怒りがおさまり、ペットの死や死期が近いことを受け入れられるようになります。

一見受け入れたことにより感情が改善されると思われがちですが、死を認めただけで悲しみや苦しみが消えるわけではありません。

ステップ5:解決

ペットとの別れを受け入れ、苦しみや悲しみが和らいでくることで感情が整理できたことで「解決」となります。

ペットとの生活を「いい思い出」として落とし込むことで心身の健康を取り戻すことができます。

ペットロスが長引く、克服する人の特徴や体験談を解説!


ペットとの別れはとてもつらいものです。


ペットと離れてから時間がかなり経っているにも関わらず、未だにペットロスから抜け出せていない人もいるでしょう。


しかしながら、ペットロスを克服し、心身の健康が回復している人がいるのもまた事実です。


ここでは

  • ペットロスから立ち直ることができた人の特徴
  • なかなか立ち直れない人とは?立ち直るまでに期間について解説
  • 実際にペットとの別れを経験した人の経験談
以上についてお話していきます。

ペットロスを克服できる人の特徴とは?

ペットロスの悲しみや苦しみから立ち直っている人の多くは次のような特徴があります。


ペットロスを噛みしめる

ペットの死を迎えた際、悲しみを抱え込まずにひたすら泣く人の多くは比較的早く立ち直れることができるようです。

苦しい時は我慢せず感情を吐き出した方がよいでしょう。

また、愛犬が亡くなったときに、葬儀や埋葬などを後悔のないようにしっかりと行うことで気持ちが整理でき、前に進む区切りになることが多いようです。

新しいペットを飼う

ペットロスになられた人が新しいペットを迎え入れることはよくあります。

以前の思い出と重なってしまうと思われがちですが、新しいワンちゃんとの出会いが刺激になって心に余裕をもたせてくれるようです。

ペットロスが重症化する人の特徴、克服までの期間とは?

ペットロスが長引く人は数年間経過しても未だに立ち直れない人もいます。


立ち直れない人に共通している点は次のようになります。

ペットロスの悲しみを抱え込んだままにしてしまった。

ペットロスによる感情を抱え込み、誰にも話せずにいる人ほど立ち直るまでの時間は多く費やしてしまうようです。

つらい気持ちを家族や友人、恋人に話して受け止めてもらうことで心に余裕ができるため、話してみるとよいでしょう。

愛犬との過ごし方に後悔があった。

日頃の生活で「もっと相手してあげればよかった」「日頃から健康に気を使ってあげればよかった」「介護に満足いかなかった」など後悔が残ってしまった人はペットロスが重症化する可能性が高いといわれています。

後悔のないように日ごろからペットに愛情を注いであげることは飼い主にとっても愛犬にとっても大切ですね。

ペットロスに実際になった方の体験談を紹介!

実際にペットロスを体験した人のお話しをご紹介します。


誰にも言えないことがつらかった

愛犬が亡くなった時、その事を人に話す事が出来ませんでした。愛犬を亡くしたのは2年前です。私は愛犬が亡くなった事を実家の母にだけ報告し、あとは誰にも話せなかったのです。 数ヶ月後、実家に帰った時に母と愛犬の思い出話をしていた時に急に涙があふれてきて、その時初めて人の前で泣きました。それからはペットが亡くなった事を人に話せるようになりました。仕事の同僚にも話す事ができ、皆から優しい言葉を頂きました。今思えば、1人で抱え込んでしまっていたのが一番辛かったと思います。私と同じように、1人で悩んでいる人も多いと思います。話せる人がいたら話を聞いてもらうのが良いと思います。


家族で気持ちを共有できた

小さい頃から動物の死を目の当たりにしていて、その度に言いようの無い悲しさや寂しさを経験してきました。ペットとの別れは何度経験しても慣れる物ではなく、その度にその子ならではの辛さがあります。一番印象に残っている子がいまして、当時死が近いことが分かったときに「悲しい」というよりかは「ありがとう」、「元気でね」という気持ちがあふれてきました。私の家族も同様にやさしい気持ちになったのか、愛犬の死後、普段から物静かな父が「喫茶店に行こう」と言い出し、喫茶店内での会話は弾み、久しぶりに家族みんなで楽しい会話をしたと思います。

愛犬の別れを家族みんなで分かち合うことで笑顔で送り出せたのかもしれません。

ペットロスはどう乗り越える?5つの克服方法を徹底解説!


今後あなたのペットの死期が近いことが分かったり、お別れしてしまった時にどうやって乗り越えていくのか。


ペットロスから立ち直るための5つの乗り越えるポイントについてご紹介していきます。


ここでは

  • 自然な感情に身も心もまかせる。
  • 食事と睡眠を欠かさない。気分転換も行うと良い。
  • 誰かに話して共感してもらう。
  • 亡くなったペットとの楽しい思い出を振り返る。
  • 新しいワンちゃんをお迎えする。
以上について解説してきたいと思います。

①:無理に我慢したりせず、自然な感情の流れをたどる

ペットロスになった際に、誰にも話さず自分の気持ちを押し殺してしまうことでペットロスは長引く傾向があります。


確かにペットの死による悲しみは軽視されがちですが、飼い主からしたら悲しさの尺度は他人からは推し量ることができません。


人と同様に家族として過ごしていた一員であるからこそ、ひたすら泣いて気持ちを噛みしめることが重要です。


我慢せずに感情の自然な流れに逆らわずにいることで早く立ち直れるようになるでしょう。

②:食事や睡眠はしっかりとり、気分転換に軽い運動等をする

ペットロスによって気持ちが落ちてしまうと四六時中愛犬のことを考えてしまうことがあります。


食事ものどを通らなくなり、不眠症になるケースもあります。


つらい気持ちに押し殺されそうになるかもしれませんが、食事と睡眠はあなたが生きていく上でとても重要なことですので、絶対に欠かさないようにしましょう。


また、ジョギングなど軽い運動を行うことで気持ちの落ち込みが抑えられて、心に余裕ができます。


これを機会に何かスポーツを始めてみるのも良いかもしれません。

③:カウンセリングや似た境遇の人に相談する

愛犬の死を自分一人だけで背負わず、誰かに話すことで気持ちを整理することができます。


友人、家族、恋人など話せる相手には気持ちを伝え、一緒に共感してもらうことで立ち直るまでの期間が早くなるかもしれません。


どうしても知人に話せない場合にはカウンセリングに頼ってみるのもひとつの方法です。


カウンセリングではあなたの気持ちを純粋に受け止めてくれるでしょう。


立ち直るまでにどう過ごしていいかのアドバイスももらえるため、誰にも話すことができない人は足を運んでみることをおすすめします。

④:お別れしたペットの写真や動画を定期的に見返す

ペットの死によって悲しい気持ちで心が埋め尽くされてしまうかもしれません。


こんな気持ちになるなら犬を飼わなければよかったと思う人もいることでしょう。


そういった時にはペットと過ごした時間を思い出してみてください。


ペットと過ごした時間を思い出すことで、幸せだった日々に浸ることができます。


写真や動画を定期的に見るのも良いでしょう。


愛犬への気持ちや自分の気持ちの整理にもなりますので、ぜひ試してみてください。

⑤:新しいペット、新しい犬をお迎えする

亡くなった愛犬の姿が重なり、かえって悪化するかもしれないと思われがちですがペットロスを経験した人は新しいペットを迎え入れていることが多いです。


新しいワンちゃんとの生活がスタートすることで、新しいことを見つけたり、自分の気持ちを癒してくれるので、心に余裕がうまれます。


気持ちが整理することで、亡くなった愛犬の過去の思い出と新しいワンちゃんとの幸せな時間を区別できますので、ペットロスを克服しやすくなるといわれています。

念のためにペット保険に加入しておくのがおすすめ!

ペットの診療は基本的には全額負担となっているため、治療費は高額になりがちです。


金額によっては治療をあきらめてしまうことも考えられます。


愛犬との生活に後悔しないためにも「ペット保険」に加入しておくことをおすすめします。


ペット保険は高齢や持病をもっている場合、断られるケースがあるため、できるだけ早いうちに加入しておいたほうがよいでしょう。


現在ではペット保険を扱っている会社は数多くあり、補償内容や特約など自分だけで調べるとなると多くの時間と労力を消費してしまいます。


MOFFMEでは、ペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判を取り扱っておりますので、ペット保険への加入を検討している人やすでにペット保険に加入している人はぜひ参考にしていただきたいです。

まとめ:愛犬との別れによるペットロスの乗り越え方を解説!

ペットロスの症状や重症化する人の特徴、克服する方法についてお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • ペットロスでうつ病になることもある。
  • ペットロスによる感情のステップは5つある
  • 人によってペットロスから立ち直るまでの時間は異なる
  • 克服できない人は愛犬との生活に後悔している人が多い
  • ペットロスによるつらい気持ちは我慢せず吐き出したほうが良い
  • 誰かに気持ちを話し、共感してもらうとよい
  • 新しい犬を迎え入れることで立ち直りやすくなる
  • 後悔しないためにもペット保険に加入しておく
でした。

MOFFMEでは、他にもペットについての記事を多数掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。