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ペットシッターとはどんなサービスでしょうか?飼い主さんの旅行や出張の際に、自宅に訪問・泊まり込みでペットのお世話をしてもらうサービスです。では価格の相場や口コミ・評判、上手な選び方が気になりますよね。この記事ではペットシッターとは何かを詳しく解説します。

記事監修者「森下 浩志」

この記事の監修者森下 浩志
フィナンシャルプランナー

早稲田大学基幹理工部出身。すべてのペットのお金と健康にまつわる問題を解決したい、という強い思いからMOFFMEを立ち上げ。ファイナンシャルプランナー、損害保険(ペット保険を含む)の公的資格取得。獣医師団体などと連携をして、ペットのWEB健康診断ツールの開発も行う。

この記事の目次

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ペットシッターとは?利用方法や選び方、料金の相場を解説!

ペットシッターという仕事の内容について正しく理解されていますか?


残念ながらメディアなどに取り上げられる機会が少ないため、ペットシッターに関する情報はあまり伝わってきません。


多くの人がペットホテルと誤解したり、その存在を知らないのではないでしょうか。


今回「MOFFME」では

  • ペットシッターとは何をする仕事?
  • 利用方法や料金相場
  • サービスの基本的な流れ
  • 評判の良いペットシッターとは
  • ペットシッターになるために
以上のことを中心にご説明していきます。

この記事を読んでいただければ愛犬や愛猫のためにペットシッターがいかに必要なのか理解できるようになります。

ぜひ最後までご覧ください。

またMOFFMEでは、ペット保険のランキングについても詳しく解説しておりますので、そちらもぜひご覧ください。

ペットシッターとは?特徴や料金相場、利用方法等を詳しく解説!


飼い主さんが旅行や入院などで自宅を開ける際には、ペットホテルや動物病院にペットを預けるのが一般的です。


一方ペットシッターとは、飼い主さんがペットをわざわざ預けに行くのではなく、シッターが飼い主さんの自宅まで出向き、ペットのお世話を行ってくれる出張サービスになります。


そこでペットシッターとは、どのような特徴のサービスを提供してくれるのか、また料金相場や予約から利用までの流れについてご説明いたします。

ペットシッターとは?特徴やサービス内容を詳しく解説!

愛犬や愛猫などペットのお世話をしてくれるペットシッターのサービス内容を確認してみましょう。


ペットシッターのサービス

基本的なサービスの内容

  • ペットにご飯を与える
  • トイレの始末
  • 遊びと散歩(犬の場合)
  • グルーミング
  • ペットの様子を確認
飼い主さんが毎日行っているお世話を代行者として丁寧に行ってくれます。

健康面に不安があるペットには

ペットシッターだからこそ
  • お薬を飲ませる(条件付き)
  • ペットの状態を飼い主さんに当日にメールで伝える
  • 出先の飼い主さんと連絡を取り合い対応できる
  • 泊まり込みも可能
ペットシッターの細かな対応なら安心して自宅を留守にできるのではないでしょうか。

ペットシッターの特徴

ペットの飼育健康管理に精通した
  • お世話のプロフェッショナル
であり、大切なペットを動物の専門家に委ねることができます。

契約は有料サービスですので、気兼ねなく細かな要望もお願いできるようです。

ペットシッターは高い・安い?料金相場を詳しく紹介!

ペットシッターにペットのお世話を依頼したいものの利用料金が高いのではと、少々不安になりますよね。


一般的なペットシッター業者が提示している各種サービス料金の相場についてチェックしてみましょう。


ペットシッターの料金相場

料金は業者によって異なりますので、必要なサービスの平均価格をご紹介たします。

内容価格
初期費用予約に必要な登録料や入会金(必要ない場合もあり)約3,000円
交通費担当シッターの往復交通費(総料金に含まれる場合あり)実費
小動物哺乳類・鳥類・魚類・爬虫類などのお世話 1回×1時間3,000円前後
猫・小型犬1匹1回×1時間2,500~3,000円
中・大型犬1匹1回×1時間3,500~5,000円

そのほかゴールデンウイークや年末年始などは料金が割増に、また早朝や夜間も特別料金が設定されている場合もあります。


このようにペットシッターの料金相場

  • 決して高くない

むしろ預ける場合と比較すると

  • ペットシッターのほうが安く済む

ことが多いようです。


とくに多頭飼いの場合、2匹目以降は料金が安く抑えられています。 

ペットシッターの利用方法は?予約から利用までの流れを解説!

初めてペットシッターを依頼する場合、どのような手順になるのかをご説明いたします。


①ペットシッターの予約申し込み

ペットシッターは通常、電話またはメールで依頼を受け付けています。


受付時、確認される内容とは

  • お世話する期間と1日の回数
  • ペットの種類と数
  • 申込み者の氏名・住所・連絡先

②事前の打ち合わせ

申し合わせた日時にペットシッターがご自宅に訪問し、お世話の実施内容について要望を伺い確認します。

お世話の実施内容とは
  • ご飯の種類と量
  • 与える場所
  • トイレの処理方法
  • お散歩の決め事
  • グルーミング

③ペットシッターとペットとの顔合わせ

ペットとの相性を確認したり、飼い主さんはシッターの人柄を確認できるようです。

④契約と支払い

相互に異存がなければ、書面にて契約を交わし、料金の支払いになります。

⑤ご自宅の鍵の預かり

お世話のため鍵を使ってご自宅に入る場合、事前に合い鍵を渡すことになります。

⑥お世話の実施~事後訪問

お世話終了後に作業報告書を提出、またはメールで完了報告があります。

また事後訪問で合い鍵を返却してくれます。

ペットシッターとペットホテルはどう違う?比較して詳しく解説!

ペットホテルに預けるのに比べて、ペットシッターに依頼するとどのようなメリットがあるのでしょうか?


そこでペットシッターとペットホテルのお世話の内容について比較し、違いを確認してみましょう。


ペットホテルペットシッター
環境他の動物の鳴き声や匂いがストレスになるペットが普段どおりに過ごせる
スタッフ知らない人なので警戒するかも顔合わせ済みなので大丈夫
利便性預けに・引き取りに行く必要がある出向いてくれるので手間がかからない
安心度24時間体制だが大型犬不可の場合があるうちの子だけのお世話なので安心


ペットシッターは

  • ペットが普段どおりに過ごせる

この事がペットシッターの一番のメリットであり、ペットに最も必要なことと考えます。


知らない場所に連れて行かれた犬や猫は、置き去りにされたと感じてしまいパニックに陥り、ストレスによって著しく体調を崩すことがあるようです。


ペットシッターとペットホテルにはそれぞれメリット、デメリットがありますので、飼い主さんとペットに適している方を選択するようにしましょう。

ペットシッターはどう選ぶ?上手な選び方のポイントを解説!

いざペットシッターにお世話を依頼したい場合、どこのペットシッターを選べばよいのか迷ってしまいますよね。


まずペットシッターを探さなければならないのですが、その方法は

  • インターネットで検索する
のが最も確実であり、ホームページがある専門業者ならさまざま情報が掲載されているためチェックできます。

さらに
  • 獣医師やペットショップに聞く
それぞれ交流があるペットシッターを紹介してくれるかもしれません。

このようにして、複数のペットシッター専門業者をピックアップし、その中からどこにお願いするのかがポイントです。

ここでは、ペットシッターの上手な選び方について解説していきます。

①:自宅に入れても大丈夫!アルバイトではない有資格者を選ぼう

自宅まで出向きペットのお世話をしてくれるペットシッターですが、室内で作業を行うため信頼できるシッターが望ましいです。


信頼の証として事前に確認しておきたい内容とは

  • 動物取扱業の登録がされていること
  • シッターは有資格者であること
であり、真っ先にチェックしましょう。

さらに有資格者のペットシッターとは
  • 認定に必要な資格を保有
  • 半年以上の実務経験
  • 認定されている学校の卒業
などの基準をクリアしています。

ペットシッターを依頼する際は、登録されていない業者やアルバイトシッターを避けるよう正しい選び方が必要です。

②:料金設定が明瞭なペットシッターを選ぼう

ペットシッターを選ぶ際、利用料金の設定がわかりやすい業者がおすすめです。


そこで明瞭な料金設定についてご説明いたします。


ペットシッター料金の総額

一般的に料金の総額とは

  • お世話料金+交通費(出張費)
で計算されているそうです。

お世話料金の設定

ペットにご飯を与えたり、トイレ掃除やお散歩などの契約料金であり
  • ペットの種類で設定
なお同じ種類のペットであれば2匹目以降の料金は安く設定されているようです。

わかりやすい料金設定とは

ペットシッター専門業者Aの小型犬の通常料金を参考にお伝えします。

【小型犬基本料金】

1日1回1日2回
散歩あり2,000円3,500円
追加1,000円1,500円
散歩なし1,800円3,200円
追加500円1,000円

このようにお世話の回数、同じ種類のペットの追加などが明確に設定されているペットシッターが安心ですよね。

③:ペットに関する知識が豊富で、報告が丁寧なシッターを選ぼう

ペットのお世話を依頼する際、どのようなシッターにお願いしたら良いのでしょうか?


ペットシッターの条件とは

  • 動物の専門知識と飼育経験が豊富
は当たり前ではないでしょうか。

安心できるシッターとは

飼い主さんが安心して依頼できるよう
  1. ペットを傷つけない
  2. ペットを逃がさない
  3. 自宅の鍵を失くさない
  4. 散歩中に人や動物に迷惑をかけない
この4つを確実に守ることがシッターの必要条件になります。

信頼できるシッターとは

お願いしたお世話の結果を報告書に
  • 細大漏らさず丁寧に記入
  • ペットの様子をわかりやすく記入
この2つを丁寧な言葉遣い誤字脱字のない報告書を作成、提出してくれるシッターが望ましいと考えます。

補足:ペットシッターになるには資格は必要?求人や資格を解説!

犬や猫などペットのお世話が大好きなので仕事としてペットシッターを目指したい場合、どうすればよいのかご存知ですか。


専門的な仕事なので資格が必要なのか?また就職先はどうしたらよいのか?について解説します。


ペットシッターになるには

  • 専門業者の求人に応募し就職
  • シッター派遣会社に登録する
ペットシッターの求人は、ペットブームの追い風を受け増えているそうです。

インターネットなどで求人情報を検索してみてはいかがでしょうか。

ペットシッターは資格が無くても仕事はできますが、資格がない場合は飼い主さんの信頼に応えられないでしょう。

そのためペットシッターになるには前もって資格を取得しておくことをおすすめします。

ペットシッターは公的な資格がないため、民間の認定資格になります。
  • 通信教育講座
  • 専門スクール
を活用、生活に適した方法で資格取得を目指しましょう。

ペットシッターに必要と考えられる主な資格

資格認定団体
愛玩動物飼養管理士日本愛玩動物協会
ペットシッター士日本ペットシッター協会
ドックシッター日本ペット技能検定協会
認定ペットシッターペットシッタースクール
とくに愛玩動物飼養管理士は、ペットを扱うにあたり日本で最も有名な資格のようで、多くのペットシッターが保有しています。

資格取得には、通信教育や研修などを受講、認定試験に合格しなければなりません。

ペット保険は口コミ・評判等を比較して加入するのがおすすめ!

ペットシッターを依頼するときこそ、ペット保険に加入しておくとよいでしょう。


その理由は飼い主さんが旅行や出張などで不在になるからです。


ペットシッターが飼い主さんに代わってお世話をするものの1日に1~2回、時間にすると1~2時間になります。


それ以外はペットだけでお留守番になりますので、その間に不慮の事態が起こる可能性は否定できません。


ペット保険に加入していれば、突然の事故や病気に見舞われても治療費を心配せず動物病院で必要な治療が受診できます。


ペット保険を選ぶ際は、補償内容を十分に確認するとともにウェブサイトで保険内容に対する口コミや評判などの情報も忘れずにチェックしましょう。


MOFFMEでもペット保険の一括比較サービスや口コミ・評判をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

まとめ:ペットシッターとは?上手な選び方を解説!

大切なペットのお世話をしてくれるペットシッターについて、仕事の内容から料金や選び方まで、またペットシッターになる方法もご説明しましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは

  • ペットシッターは飼い主さんの代行者
  • ペットはいつもの環境が安心できる
  • ペットシッターは動物飼育の専門家
  • 料金は良心的で複数のお世話も可能
  • ペットシッターを依頼するなら有資格者に
最後にペットシッターとは、「預けるから来てもらう」という環境の変化が少ない、ペットたちに優しい留守番サービス業ではないでしょうか。

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